麺棒一番かけそば

2011年05月01日
【店舗数:—】【そば食:471】
東京都某所

麺棒一番かけそば

テーブルマークの冷凍蕎麦

スーパーの冷凍食品売り場で、時々「表示価格の半額でご提供セール」ってのをやってる。賞味期限切れじゃあるまいし、半額で売って商売になるのか不思議でならない。


実際のところは、お店がメーカーに対して「半額セールやるから、ウチが損した分はおたくらからの販促費で補います。というわけで販促費もっとください」ということを言っている訳であり、酷な業界じゃのう、とつくづく思う。

そんなセールのおかげで、通常価格で冷凍食品を買うのがてんでばかばかしくなってしまった。セールの時だけ、冷凍食品売り場に寄りつく状態に。おい、本当にこのビジネスモデル続けていていいのか?

そんな中、見つけたのがこれ。「麺棒一番かけそば」という冷凍蕎麦。本当は冷凍うどんを買おうと思っていたのだが、その隣にちょこんと置いてあったのを発見し、気になって手に取ってみた次第。

メーカーはテーブルマーク(加ト吉ブランド)。加ト吉といえば冷凍さぬきうどんで一世を風靡したブランド。今は旧JTフーズと合併して「テーブルマーク」という名前になっているが、ブランドだけは健在だ。菊の御紋みたいなもので、加ト吉という名前が袋に書いてあるかどうかで冷凍うどんの売上は1割2割違ってくると思う。

そんな加ト吉の冷凍蕎麦。うまいんだろうか。うどんがうまいから蕎麦もうまい、とは限らない。そもそも冷凍蕎麦ってのをあまり食べた事がない。高速道路のSAのスナックコーナーであるとか、駅の立ち食い蕎麦は大抵が冷凍蕎麦を使っているが、自宅で冷凍蕎麦ってのは少なくともおかでんにとっては未知数。

とりあえず買ってみた。いろいろ具をトッピングせよ、なんて調理例のところに書かれていたらうっとおしかったが、「かけそば」として売られていたのが、ハードルを低くしてくれた。

確か一袋105円だったと思う。せっかくなので大盛り食おうぜ、ということで2袋購入。

内袋

袋の中に入っていた麺。立ち食いでよく見かけるタイプとは随分様相が違う気がする。立ち食いのは、太麺で角張っていて、食べるとぼそぼそしている。でもそのぼそぼそ感がわざとらしい蕎麦感を醸し出していて、あれはあれで良いものだ。一方、この麺はそんな野蛮さがないおとなしい雰囲気。
この商品、「かけそば」と銘打っているだけあって、つゆも付いてきているのが特徴。「冷凍さぬきうどん」を買ってもつゆはついてこないので、その点が異なる。

ねぎをたっぷり入れる

白っぽい麺

2袋分ゆでてみる。かけそばとして食べるのはちょっと胃袋の収まりが心配だったので、薬味としてネギを大量に刻んでおいた。どさっとかける。へっへっへ、こういう事ができるのは家麺ならでは、だ。

食べてみる。やはり、最初のファーストインプレッション同様、野蛮さのない穏やかな麺。ちゅるんと頂く感じ。これは病み上がりの時に食べると丁度良いかもしれない。

とはいえ、さすが加ト吉だけあって、麺の腰はしっかりある。柔らかい食感なのに、プチプチちぎれることがない。しっかりと麺は保持されており、歯でかみ切る時のぱつん、という感じが安っぽい麺とは異なる。いや、この麺も十分安いんですけどね。

つゆは「香るかつおだし」と銘打たれているのだが、あんまり印象がない。薄味、という印象。とはいえ、これはつゆを作る際にお湯をやや多めに入れてしまったためであり、なんとも言えない。あと、どうしてもおかでんの頭の中では「(東京界隈の)立ち食い蕎麦屋の、あの店頭に漂う濃くてくどい香り」を想像してしまうので、それと比べるとあっさりに感じるのだろう。

天かすを入れてたぬきそば

たぬきそばにしてみよう、と天かすも入れてみた。オタフクソースが発売している「天華」という商品。これ、単なる天かすではなく、イカ天(スナックの方)入りというのが特徴で、お好み焼きに入れても、焼きそばに入れても、もちろん蕎麦に入れてもいい味を出してくれる優れもの。お勧め。

しかし、ただでさえお湯の分量を間違えて(?)薄い味になっているつゆに、この天華はインパクトが強すぎた。訳がわからない味になってしまった。ただでさえ、どっさり薬味の青葱を入れて、その独特の苦味がつゆに広がっているというのに、なんてことをしてくれるんだ。

でも、これはこれでおいしいもんですよ。ちゃんとしたお店に行ったら、こんなお下品な事、しないじゃないですか。家だからこそできる、オレ的B級グルメ蕎麦。最初「つるつる」という食感だったのが、後半は若干「ガリガリ」という音が混じりながら、時折ネギの「しゃきしゃく」というのも入り、なんとも五感に訴えかける蕎麦となったのだった。

多分お湯加減を間違えなかったとしてもあっさりとした味になっていたと思う。何ならつゆだけ自分流に作り替えても良いかもしれない。




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