石臼挽き蕎麦粉のざる蕎麦

2011年09月01日
【店舗数:—】【そば食:494】
埼玉県内某所

石臼挽き蕎麦粉のざる蕎麦

石臼挽き蕎麦粉のざる蕎麦

コンビニではひっきりなしに蕎麦の新商品が出ている。

定番商品が生まれず苦悩しているのか、それとも蕎麦っていうジャンルは頻繁に新商品を投入するのが一番塩梅よいのか、どっちかは不明。でも、後者とはなかなか考えにくいので、前者・・・つまり、「これ売っときゃ間違いない!」という商品が生まれない、というのが現実なんだろう。とはいえ、常に商品が供給されているということは、それなりに「売れる」商品であることは間違いない。

蕎麦なんてシンプルな食い物さ。ざるそばなんてシンプルそのものじゃないか、と思うが、そのざるそばでさえ新商品が次々出てくるから不思議だ。それだけ品種改良が進んでいる証拠だと捉えたい。

そんな中、セブンイレブンで見慣れないざるそばを発見。シンプルなパッケージには「石臼挽き蕎麦粉のざる蕎麦」と書かれていた。お値段305円。これにはおかでん、放置プレイしておくわけにはいかなかった。手にしていた「醤(ジャン)が決め手!麻婆豆腐」を棚に戻し、このざる蕎麦を購入。

手間がかかる石臼挽きをわざわざやっている蕎麦を売りにしているとは面白い。もともとコンビニ蕎麦の味なんて期待しちゃいないし、ぶっかけ蕎麦くらいがお似合いだと思っていた。しかし、石臼挽きとは。いや、それで味が格段に上がるとは限らないけど、コンビニ蕎麦でもそういう視点からPRをしてくるようになったと思うと驚きだ。まるで本物の蕎麦屋みたいじゃないか。

蕎麦アップ

さっそく試してみる。

この手の蕎麦の場合、「ほぐし水」がついているのが特徴。昔は固まってダンゴになった蕎麦をそのまま食え、というのが主流だったが、今ではご丁寧にダンゴ蕎麦をほぐす水がついている。しかし、この「ほぐし水」が全てを解きほぐしてくれるわけではなく、中途半端にほぐれるのだった。この段階で蕎麦としての味が中途半端になる。こればっかりはどうにもならない。

あと、蕎麦だが、旨い蕎麦の条件として言われる「3タテ(打ち立て、切り立て、ゆでたて)」のすべてを無視した商品であるがゆえに、お世辞にも旨いねえとは言えないのだった。微妙。これだったら、流水麺の方が旨いかもしれん、と思ったが、それは言い過ぎか?

コンビニ蕎麦という制約のなかでよくやっているとは思うが、やはり「ざる蕎麦」という形態は限界があると思う。ぶっかけ蕎麦か暖かい蕎麦の方がまだおいしいと思う。

さあ、コンビニよ、これからも「お店の蕎麦に近いコンビニざる蕎麦」を開発し続けるか、今のままで諦めるか。注目してみたい。

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