2012年12月01日
【店舗数:---】【そば食:542】
埼玉県内某所
鶏南ばんそば
セブンイレブンをそれとなくうろついていたら、カップラーメンのコーナーで新商品を発見した。
「鶏南ばんそば」。
まあ、よくあることだ。栄枯盛衰のカップ麺業界、いちいち新商品に敏感に反応していたらきりがない。華麗にスルーしよう。と、思ったら、その商品に気になる事が書いてあるのに気がついた。
「創業明治17年 神田まつや監修」
あれーっ、神田まつや、こんなところでコンニチハするとは思わなかった。どうもご無沙汰してます。ちーっす。
最近、「コラボ麺」というのは非常に多い。一風堂だの蒙古タンメン中本だのすみれだのなんつッ亭だの。挙げたらきりがない。でも、そういうのはラーメンの世界であって、蕎麦とは無縁だとばかり思っていた。そしたらどうだい、大御所神田まつやが引っ張り出されてきたとは。製造元の日清、やるな。
これは看過できん、と買ってみることにした。お値段は忘れたが、198円とかそんなもんじゃなかったかな?
熱湯で3分、でき上がり。
付随しているゆず七味をかけていただくところがちょっと面白い。
具は、小さな鶏肉ブロックが2個だか3個だか、それに葱といったシンプルな構成。
食べてみる。
どん兵衛の蕎麦と何が違うのか、よく分からなかったがとりあえず美味い。小麦粉の方が多い麺とはいえ、これはこれで「蕎麦」だよな、と思う。お店でこういう麺が出されたら「うーん」と唸ったと思うが、発泡スチロールのカップに入って出されたら納得するんだから、人間って不思議だ。
鴨南ばんにするのはさすがにコスト面から無理だったのかなー、なんて思いながらずるずるすする。鶏南ばん、といっても鶏肉が非常に小さく、探すのが大変。カップ側面の成分表を見てみたら、豚肉とかサバも調味料として含まれているようだ。なかなか旨味を出すのに苦労をしているようだ。おかげで、十分にこの鶏南ばんを楽しませてもらってますよ。ありがとう開発者の方。
おっと、忘れていた。「神田まつや」が監修したというの、どうなんだろう。
さっぱりわからん!ゆず七味が入っている事がまつや風?
よく考えたら、神田まつやで鶏南ばんって食べたことが無いのだった。いや、食べた事があったとしても、比較するのはそもそもお門違いだ。「監修」ってのは、もともとのメニューそっくりにコピーすることではなく、うまいカップ蕎麦に仕上げるためのアドバイスをしたということなんだろう。
神田まつやの存在はともかくとして、それなりにおいしいカップ蕎麦が食べられたので大満足だ。機会があったら次も購入したい。
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