そば三昧 中島屋

2015年01月28日
【店舗数:382】【そば食:637】
群馬県吾妻郡中之条町

山味きのこ天ぷら盛り合わせ、セイロ二段並盛

中島屋外観

前日、「小松屋」で蕎麦を食べたので、今日はそのお隣にある「中島屋」で蕎麦を食べないとなんだか不公平な気がする。いや、限られた時間と胃袋、どっちか一つを選ぶってのは何らおかしくないんだけど、でもやっぱりもう片方のお店も気になるじゃないか。

というわけで、本日は「中島屋」。石臼挽そば、と染め抜かれたのぼりがはためいている。

高野長英そばとはなんぞや

とはいっても、実はこのお店を訪れる前、別の場所で食事を済ませていた。正直、もう食べなくていいかなあ・・・と思ってはいた。しかし、店頭に「高野長英そば」という謎のポスターを見て、「えっ?」と歩を止めたのだった。なんだそれ。

高野長英といえば、日本史の授業でも習ったぞ。江戸時代の蘭学者だ。で、この人は一時中之条界隈に住んでいたことがあるんだそうだ。で、この高野長英が飢饉対策として推奨していた「蕎麦」と「馬鈴薯」を一緒にしてみました、というのが「高野長英そば」らしい。どう「一緒にしてみた」のかがよくわからない。気になる。

あと、「きのこ天ぷら盛り合わせ」も気になるじゃねえかこの野郎。

お品書き

で、実際お店に入って注文したのだが、店内のメニューには高野長英そばが見つからなかった。そんなわけで、すっかりその存在を忘れてしまい、「セイロ二段」と「きのこ天ぷら盛り合わせ」を頼んでしまった。まあ、これはこれでいいんだけど。

セイロ二段ときのこ天ぷら

温泉街の蕎麦屋、ということで、夜は居酒屋としても機能するようだ。店内には酒瓶が並べられている。そして、客がすぱすぱタバコを吸っている。ざっくばらんなお店。

きのこ天ぷら、いいよな。きのこって、どうしてもご近所のスーパーでは「しいたけ」「えのき」「しめじ」「エリンギ」「まいたけ」くらいしか手に入らない。こういう山あいの蕎麦屋なんかに行くと、食べ慣れないきのこが出てくるから素敵。・・・とはいっても、真冬の今、このきのこが天然になっているはずがない。養殖か、保存されたものか。東京でももっといろんなキノコが簡単に手に入ればいいのに、と思う。

蕎麦もいいけど、蕎麦屋って「手軽に、揚げたて天ぷらをバリバリと食べられる」点がいい。今回、まさにそれを満喫することができて満足。

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