冷やしとろろそば

2012年06月02日
【店舗数:—】【そば食:737】
東京都内某所

冷しとろろそば

テレワークの合間を縫って、近所のローソンストア100に行ってみた。お昼ごはんについて、あまりにノーアイディアだったからだ。

コロナで緊急事態宣言が出ている中、「テイクアウトできます」と標榜する飲食店は増えた。しかし、自転車でシャーっと通りすがりに、「あっ、ここいいじゃん!買ってこ!」と思いつきでテイクアウト品を買えるお店というのは少数だ。大抵が「注文してから、作り始める」タイプのお店で、5分10分待つことになる。

お店の事情を考えたら仕方がないのだけれど、できることなら「店の前に弁当が積んであって、通りすがりでもどういうお弁当が売られているのかがわかって、すぐにお財布を出して買える」お店が嬉しい。むちゃくちゃ言ってるのは自分でも承知の上で、だけれど。

この日も、お昼どきになって慌てて家を飛び出したはいいが、何も策がなかった。スーパーのお惣菜コーナーで弁当を買う、というのはなんだか気分が盛り上がらない。そして、キッチンオリジンやほっともっとで買う、というのもいまいち気分が乗らない。コンビニのお弁当?いや、それだったら自炊でもする。

そうやって悩んでいる時間の余裕もないので、入ったのが「ローソンストア100」だった。昔、酒を飲んでいたころはこのお店をよく使っていたものだ。酒とつまみを調達する、重要な補給地点だった。しかし今は全く使っていない。

久々にお店の中に入ってみると、「うううん」と唸ってしまった。

「ドン・キホーテ」が、「お値段が安そうに見えるけれど案外安くない展示のプロ」と形容されるのに対して、この「ローソンストア100」は「お値段が安いお店だと思いきや、ぜんぜん安くないお店のプロ」だと思った。表現が似ているけど、より「お得感を感じない程度」はローソンストア100のほうが上だ。

というのも、このお店はもともと生鮮食料品やお惣菜も扱う100円ショップという位置づけだったはずなのに、いつしか100円ショップの範疇を大幅に越え、100円ではないものを多数取り扱うようになっていたからだ。

ざっとお店を見渡してみたけれど、100円ではないものがなんと多いことか。だったら「100」という店名は改めればいいのに。100円ではないという時点で、「高い!」と思えてしまうのはお店にとって損な話だ。

高い!と思ったのは、「冷しとろろそば」だ。これは9年前にも食べたことがある。その当時でも210円だったわけだけど、今や298円に値上がりしていた。税別価格なので、実際はもっと金額差がある。

いや、不当に安く作ってくれると嬉しいわけじゃないんだ。ちゃんと作ったものにはちゃんと値段がついてほしい。変なデフレマインドで安くしてほしいわけじゃない。

でも、そもそも僕も認識のスタート地点が「ローソンストア100って、100円ショップだったっけ」というところなので、298円プラス消費税、と言われると「えっ?まじで?」と思ってしまうのだった。

皮肉なもので、2012年に食べたときは210円で「それにしても安いな。」という感想を抱いている。それが2021年の今年は298円で「高い」という印象になてしまっている。僕自身がデフレマインドに侵されているのかもしれない。

じゃあ逆にこの蕎麦が一体いくらだったら納得するんだ?と聞かれたら、いやまあ・・・298円っすかねぇ、と答えるだろう。つまり、値付けとして妥当だということだ。

それもこれも、「ローソンストア100は100円のお店」という先入観があるからだ。もったいないと思う。

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