白根ゆたんぽ個展 GIRLS AFTER BREEZE@LE MONDE

1年半前だったか、渋谷パルコで開催された「約100人のブックカバー展」。

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プロ・素人ごちゃまぜで、「自分が考えるブックカバー」を作り、展示するという企画だった。で、来場者は気に入ったブックカバーを1枚100円で買うことができた。

僕はそこで5枚買ったのだが、そのうちの一枚が白根ゆたんぽの作品だった。

この人は、水着姿の若い女性を描いているのだが、全員の目が点ひとつで描かれ、口は横一本の棒だけで描かれているという特徴がある。なにやらキョトンとした顔をしているため、それがほんわかした雰囲気をかもし出し、「水着姿の女性」というセクシャルなムードを中和している。

なんか、モヤモヤした独特の世界観があって僕は大変気に入った。

一時は、枕元の壁にこの「水着姿の女性の絵」ブックカバーを貼り付けていたくらいだ。 ブックカバーには作家さんの名前は記載されていないので、素人さんのものだと思っていたが、たまたま「白根ゆたんぽ個展」の情報をwebで知り、そのイラストを見て「あっ、これは僕が以前買ったブックカバーの人だ」と気がついた。

GIRLS AFTER BREEZE

もちろんぜひ見に行きたいので、神宮前のギャラリーに行ってきた。

GIRLS AFTER BREEZE

会場内に展示されていたのは、清清しいまでにすべて「水着姿(または下着姿)の女性」。中には下着を脱いでいたり、股を広げているものもあったりして、かなりセクシーではある。でもやっぱり、顔が「あれ?」というキョトン顔なので、ほとんどやらしくなくポップアートとして成立しているのが面白い。

額付きの絵は1枚27,000円。手ごろな値段なので、真剣に購入を考えてしまった。 しかし、さすがに手が出せなかった。財布事情はともかくとして、この絵を家に飾ってしまうと、さすがに家の雰囲気がそれに染まってしまうからだ。

GIRLS AFTER BREEZE

いくらヤラシくないとはいっても、女性の肢体が描かれた絵なので、インパクトはかなり強い。どこに飾ればいいのやら、というのがイメージしきれず、断念。 作家さんを応援する観点からも、買いたかったのだけど。

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