千葉県鋸南町の保田漁港にある食堂「ばんや」に行ってきた。
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毎回、めいっぱい料理を頼んで、まさに「鼓腹撃壌」と呼べるほどにお腹いっぱいになっている。
いつもの自宅での食事では、すぐに欲しがって手を伸ばしてくる弊息子。食べたいし、食べられないとしても手に持ちたい。そんな気持ちがいっぱいだ。
手を伸ばすだけじゃ届かない、とわかると、椅子から背伸びをする。尻を浮かせる。そうすると、大人が想定しているよりも遠くまで手が届いてしまうので、大人たちは慌てて料理皿や調味料をテーブルから動かすことになる。そんな日々を過ごしている。
しかしこの日、タケは巨大な皿に盛られたマグロのカマを煮付けたものを前に思案顔。彼独特の癖である、左眉だけを潜め、この見たことがない物体を遠巻きに観察していた。
いつもならぐいっと手を伸ばしてくるはずなのに、このときばかりは手が出ない。いや、写真のように手は出ているのだけれど、力が籠もっていない。魚の王者たるマグロの迫力に、0歳児ながら圧倒されてしまったらしい。
(2022.01.22)
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