あっそうか、立ち食いうどんなら弊息子でも食べられるのか。

岡山駅新幹線ホーム。

倉敷に本店がある、「ぶっかけうどん ふるいち」が立ち食いうどんのお店として存在している。

「うどん日本一決定戦」で日本一に選ばれたことがあるお店なので、倉敷のお店は行列ができることが多い。商売っ気があまりないのか、客席がごく小さいからでもある。

「日本一」の称号を持つお店が新幹線ホームにあり、すっと食べられるというのはありがたいことだ。これだったら、倉敷駅前の本店で行列を作らなくてもいい。

きざみぶっかけ。冷たいやつ。

しいたけを煮て刻んだものや、かまぼこなどが入っているのであれこれ楽しい。

このとき、夫婦ふたりでそれぞれうどんを食べ、弊息子タケの食事は新幹線の車内で別途ベビーフードを与えるつもりだった。

しかし、お店の人が気を利かせて子ども用の取皿を出してくれた。そこで「あっ、そうかぁ、子どもでもうどんを食べることはできるんだ」と初めて気がついた。

立ち食いのお店イコール大人のお店、という先入観があったけど、よく考えてみると子どもだってうどんは食べられる。

むしろ、この「ふるいち」は子どもにとって好都合だった。というのも、うどん専業のお店なので、茹で釜で蕎麦を茹でていないからだ。まだ子どもには蕎麦を与えたことがないので、アレルギーを警戒しなくちゃいけない状態だけどこのお店なら大丈夫。

でも、タケは果たしてうどんを食べるだろうか?家では長いうどんを与えたことがない。

うどんを1本与えてみたら、親が食べているのを見ていたせいか、すんなりと受け入れて口にくわえて食べ始めた。あ、本当に食べた。へえ。

スーパーで売られているチルドの安いうどんと違って、このうどんはびよんびよんした弾力がある。なので、子どもには食べづらいんじゃないか?と心配だったがむしろ逆。びよんびよんの方が、ボロボロになった挙げ句におもちゃにされて床に落とされることがなく、最後まできれいに食べてもらえた。

しかも、1本食べきるまでにそれなりの時間がかかった。その間に親はそそくさと自分のうどんを食べることができ、子どもが退屈してぐずることなく食事を終えることができた。これは良い展開。

親も満足、子も満足。とても良いお昼ごはんとなった。

(2022.04.30)

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