息子が初めての広島風お好み焼きに挑戦!好き嫌い克服の秘訣とは?

僕が弊息子タケを初めて連れて行った広島風お好み焼きのお店について書く。

まず、お好み焼き屋は小さな子連れの家庭にとっては危険な存在だ。子どもがうっかり目の前の鉄板に手をついたりすると大変なことになる。そのため、「自分の席で、自分で焼いて下さい」というスタイルのお好み焼き店に連れていくのはまだ早いと思っている。

しかし、広島風のお好み焼きは、客が焼くのではなく店員さんが焼くスタイルだ。僕らが意図的に店員さんが焼く鉄板周辺のカウンター席ではなく、テーブル席やお座敷に座った場合、子どもの安全はある程度確保できる。1歳児でも、危険は少なそうだ。

1年前、息子が離乳食を開始した当初、何でも好き嫌いなく食べてくれたので、親として大変感動したものだ。「良かった、これは食事で親が困ることはなさそうだ」と思っていた。

しかし、子育てというのはそう甘いものではなく、彼に理解力が生まれてくると、だんだんと食べ物の好き嫌いが出てくるようになった。たとえばピーマンは天敵のように嫌がるし、咀嚼するのに手間がかかる、繊維質が多い野菜も面倒で好まない。

広島のお好み焼きは、キャベツともやしをたっぷり使った食べ物だ。果たして息子はこのキャベツを食べてくれるのだろうか?僕らは固唾を呑んで見守った。なぜなら、キャベツは彼にとってOKとNGのギリギリのラインの食材だからだ。

たとえば、ポトフでクタクタにキャベツが煮込まれていたら、彼は食べる。一方、野菜炒めのキャベツはしゃきっとした食感があるので、食べようとしない。

さて、広島風お好み焼きはどうだったかというと、息子は好んで食べてくれた。たぶん、オタフクソースの味が気に入ったからだろう。

彼の食べ物の好き嫌いが多様になってきた中で、広島風のお好み焼きを好んで食べたことは、とても嬉しい光景だった。

僕自身も、子育てを通して子どもが好き嫌いを持つことや、それに対する親の心情を痛感しているところだ。しかし、その中でも楽しい食卓を作るために、親子で一緒に新しい食材や料理に挑戦することが大切だと思っている。

今後も弊息子タケと一緒に、いろいろな食材や料理に触れていく中で、好き嫌いを超えて幅広い食の世界を楽しんでほしいと願っている。

(2023.02.06)

コメント

コメント一覧 (7件)

  • 食感や味ではなく面倒くさくて嫌いになる、といえば
    私の場合は魚でしたね。赤魚とか鯵とか鯖とか骨が多かったり太かったり硬いやつは尚更。
    どんな魚でも箸で綺麗に平らげる弟と事あるごとに比較され、それで嫌になりました。

    しかし母の食育は『残したら食べきるまで出す』という過激なもので
    私も逃げてばかりというわけにもいかず
    その末に編み出したのが『骨まで食える魚は骨ごと食う(比較対象を消す)』でした。
    骨まで食えないヤツは翌々日の朝、パンの横に並ぶのが嫌なので気合いで克服しました。

    今でもサンマは捌かず頭つかんで尻尾から丸呑みするように食べます(笑

    母の食育、現在の視点で見るととんでもなく見えますが
    私は現在好き嫌いは殆どないので、間違ってなかったのかなぁ…などと(^^;

  • ティータさん>
    面白い話を聞かせていただき、ありがとうございます。迫力ある食育ですね。その結果サンマをまるでシシャモのようにまるごと食べるようになるとは、英才教育とも言えます。サンマの骨は比較的ヤワとはいえ、あれを丸かじりするとはびっくりです。

    「今後は、骨なしのお頭つきの魚が流通するんだ。それで魚の食わず嫌いが減るんだ」
    というニュースを10年前だか20年前だかに聞いた記憶があるんですが、未だに一般化していないですね。やっぱりコストがかかりすぎるんですかねぇ。

  • 老人施設では、姿食(僕らが食べる形)とミキサー食(魚の身をすり潰したものを改めて固めてある)とは別に、魚の身はそのままで、骨類がいっさい無いものが出ることがあります。あれ一体なんなんだろう?
    実は自分も魚を食べるのが苦手で…しかも恥ずかしながらティータさんとは違って40を過ぎた今でも全く克服できてないので、検食でアレを食べた時は「これは神の食物か…!!」と感動したものです。世の中の魚料理みんなこれになれと思ったくらい。
    ハタハタとかノドグロとか、身離れのいい魚なら別になんということもないですし食べるの自体は嫌いじゃないんですが、それ以外のごく一般的な魚を綺麗に食べようと思うと一気にハードル上がるんですよね…

  • 一平ちゃん>
    確か遺伝子操作で、マジで骨がない魚を作ることも出来たはず。でも、施設でそういうのが出るとは思えないので、おそらく骨を人力で抜いたものなんでしょうね。
    骨がするっと外せる魚として優秀なのは、なんといってもホッケだと思う。でも、ホッケは単に水っぽいだけのやつもあるので、当たり外れが・・・。

  • >一平さん
    労災による脊髄損傷で入院したての頃、その手の介護食は一通り履修しました。
    ド近眼で眼鏡が無いと何もできない状態だったのですが、色や味、形がかなり頑張って再現されてて美味しかった覚えがあります。逆に通常の病院食(糖尿用の制限食)の方が美味しくなかった(笑

    ストマ手術前の低残渣食も面白かったです。最初割り当てられた味付パウダーに食事向けの物がなく
    オブラート10000枚に包んだクレームを常時発信し続けた結果
    別の低残渣食用のパウダーを流用させることに成功、なかなか楽しい食事時間を過ごさせてもらいました。
    コンソメ味とトマト味がいい感じでした。

  • ティータさん>
    脊髄損傷、ストマとはかなり大変でしたね。
    低残渣食という概念、初めて知りました。どんな人工的な食べ物なのだろう?宇宙食みたいなものか?と思って画像検索してみたら、見た目は普通の食事なので「あれっ?」と思いました。
    味も普通そうなんですが、コンソメ味やトマト味のパウダーをかけないと味がついていない食べ物なんですか。
    初歩的な質問で恐縮ですが、低残渣食って醤油や味噌は使えないんですか?

  • >おかでんさん

    低残渣食にもいろいろ有るんですかね?私が食べてたのは透明に近い色のゆるめのゼリーみたいなベースに
    前述した味付パウダーを混ぜるタイプでした。色はパウダーの味にちなんだものになります
    (コンソメは茶色、グレープフルーツは黄色、フルーツトマトは赤、ってな感じです。)

    醤油や味噌は使えないのか?はちょっと分かりません(^^;

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