弊息子の食物アレルギーがもたらす旅行の制約

弊息子タケには食物アレルギーがあり、そのうちの一つに魚介類がある。

すべての魚がダメなわけではないのだが、「これまで食べても平気だったものがダメになった」という事例が2回あったため、基本的に彼の食事に魚は出てこない。せいぜい、かつおだしのお味噌汁が出てくるくらいだ。

そうなると、海沿いの海産物が名物の旅館に泊まったとき、彼はほんとうに食べるものがない。出てくるもの出てくるもの、その大半が魚介類だからだ。

たとえば目の前に、大椀に盛られたイカの刺身がある。彼はまだ人生でイカを食べたことがないので、この食材でアレルギーが出るかどうかはわからない。わからないなら、食べさせるわけにはいかない。

なにせここは旅行先だ。救急病院が近くにあるわけではないので、アナフィラキシー症状が出たときに迅速な対応ができない。こういうところで人生初の食材に挑戦するのは、単なるギャンブルだ。

そういうことでテーブルを見渡すと、彼が食べられるのは茶碗蒸し、なますしかなかった。大根と人参のなますを1歳児が好んで食べるとは思えないので、茶碗蒸しをご飯にかけて「茶碗蒸し丼」にして食べるのがやっとだった。

こういうことができるのは、彼がまだ1歳だからだ。あと1年後、同じことをやろうとすると、きっと彼は不満に思うだろう。なんで自分だけ食べる料理が貧弱なんだ?と気づくだろう。

だから、これから先は海沿いの旅館で食事付きのプランを使った宿泊は難しくなってくるのだろう。僕らは山を目指していくしかない。いやでも待てよ、長野県に行って、食事に鯉が出てきたら、その場合彼はやっぱり食べないほうが良さそうだ。鮎やイワナが出てきても、同じく食べないほうがいい。困った。

(2023.02.13)

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは
    アレルギーがあるとなかなか泊まり旅行も大変ですよね
    子ども用の料理を頼むほどでない小さなうちは親の料理を分けてあげるしかなく、特にそうですね

    私も子連れで海沿いの宿に泊まりに行くことがよくありますが
    私の経験では意外と子ども(一般的には小学6年まで)用の料理はハンバーグだったり唐揚げだったり
    魚以外のものがメインで出てきたりすることが多かったです。
    特に子ども用であれば結構融通を利かせてくれるイメージがあるので
    事前にどんな料理が出てくるのか問い合わせしてみてもよいかと思います。

  • GUYさん>
    ああなるほど、むしろ子ども用の食事の注文が宿泊時に必須な年になると、宿に「アレルギー(または好き嫌い)があるので」と事前に伝えることができますね。
    3歳未満だと食事は親のご相伴なので、その結果食べる選択肢が減ってしまう。
    ハンバーグや唐揚げだったら子どもは喜んで食べるので、今後海沿いの宿に泊まる機会があったら事前に相談してみます!

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