荒川区でベンガル料理を食べる

東京23区、といってもメジャーな地名とマイナーな地名がある。東京に住んでいても、「えーと、どこだろう?」と思ってしまう場所がある。荒川区、墨田区あたりは僕にとっては特にイメージしづらい場所だった。

そんな荒川区の中心ともいえる町屋に、ベンガル料理のお店がある。「プージャー」という名前だ。

ベンガル料理!それは珍しい。ベンガル地方といえば、バングラデシュやインドの東側のエリアを指す。人口は多いはずなんだけど、日本には「ベンガル料理店」を標榜するお店、そういえば記憶にない。

最近やたらとインド料理店が都内にあるけれど、「インド・ネパール料理」を標榜しているお店が結構ある。ネパール料理とインド料理は国こそ違えど親和性が高いのかもしれない。

ただでさえインドはデカい。インド亜大陸、と呼ばれるくらいにデカい土地だし、人口だって10億人オーバーだ。北インド料理と南インド料理が異なるというのはなんとなく知ってはいるけれど、じゃあ東と西とじゃどう違うの?というのは全然知らない。当然、あれだけデカい土地なんだから、食べるものは違ってくるだろう。仮にみんなカレーを食べている人たちだったとしても、カレーの味付けや食材は違うだろうし。

店頭に「ナンは置いていない」という注意書きが掲示されてあった。日本人向けにナンをご用意しました!ということはしないらしい。こういう注意書きを出さないといけないくらい、日本人はやたらとナンが好きだ。実際僕も大好きだ。

でも、ベンガル料理ではナンは食べないらしい。インドでもナンは殆ど食べられない、という噂なので、じゃあどこの国のどんなやつがナンを食べてるんだ?と不思議だ。実は日本人が世界でもっともナンを食べているんじゃなかろうな?

写真は、注文したスズキのカレーのセット。海の魚であるスズキがカレーになっているのはたしかにめずらしい。

豆カレー、野菜料理、サラダ、バシュモティライス付き。確か1,200円。

大衆的なインド料理店の相場感からすると高い。だけど、珍しい料理だし手間がかかっていそうだし、なによりも美味しいのでたまの贅沢にはいい。

こっちはえびのカレーをセットにした料理。

食べてみて、何がどうなればベンガル料理と言えるのか、正直よくわからなかった。よく見かけるインド料理店のカレーよりはあっさりしていて、さらっとした食感だけどそれ以外は語彙力不足で表現ができない。

でも、うまかった。いやー語彙力ないなー。

東インドの食べ物はわかった。じゃあ次は西インド方面・・・?と思ったけど、そういえばパキスタン料理というのは「カラチの空」で食べたことがあったな。カレーもいいけど、ビリヤニを改めて食べてみたくなった。

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(2022.02.27)

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