1998年02月第1週(02/01-02/07)

【02月01日(日曜日)】<97.0キロ>

昼食:玉子ラーメン、チャーシューおこわ
夕食:金目鯛の塩焼き半身、もやしと豚肉の炒め物、ご飯、おみそ汁

正直、この体重を目の当たりにした時はぞぞーっとした。感動で武者震いしたのではない。単純に恐怖でおののいてしまったのだ。一日で800グラムの減量!?そんな馬鹿な・・・。

これが何を意味するのか、といえば「絶対に明日あたりから体重の下降が停滞するか、そうでなけりゃ、リバウンドするぞ」と。痩せ続ける事に、やる気を見いだしているんだから、こうやって「一気にやせて、その後は停滞」というのはいやだなあ。

なんでも、最寄り駅の近くに「雑誌・TVにも取り上げられたうまいラーメンのお店」なるものが存在しているということなので、友達と共に食べに行った。お店は、紹介された雑誌の切り抜きとかがべたべた張ってある。よっぽどうれしかったのだろう。それにしても、自分の家の近辺が「ラーメン激戦区」だったなんて、うまれて初めて知ったぞ。

で、肝心のラーメンのお味ですが・・・あ、おいしいや。ねぎが「これでもかこれでもか」と入れてあって、それがgoodだった。私個人としては、「おいしいラーメン」に目の色を変えて行列を作るヒトってのが理解できないんだけど、おいしいものはオイシかった。でも、行列までする気はしないなあ。

私個人は、「食事=おなかいっぱいにさせるものでなければいけない」というダイヤモンド並の堅さを誇るオキテがあるので、麺類というのは敬遠しているのだ。それよか、定食を食べた方が数倍満足感がある。で、行き着く先は・・・「牛丼松屋」とかになってしまうんだな、これが。

お昼がちょっと高カロリーだったかな、と気をもんで夕食を食べに行ったんだけど、たまたまおひつのご飯が無くなっていた。「すんませーん、ご飯切れてますぅ」ってシェフに報告したら、「はいよー」とシェフ、次のおひつを準備。・・・「はい、どうぞ」と、気を利かせてくれて私のお茶碗にご飯を盛ってくれた。あっ、てんこ盛りだ!

きっと、シェフはいままで私がご飯を「えいえい」とてんこ盛りにしていたのを見ていたから、「きっと大盛りがいいに違いない」と覚えていてくれたのだろう。だけど、だけど、私個人としてはカンベンしてほしかったんだけどなあ。ハメられたっ。

さすがに朝の体重は衝撃的だったので、「この体重を維持するだけでも大変そうだぞ」と警戒。午後11時半に体重測定を敢行。98.0キロ。

うはっ、体重が1キロ増えてしまっている!さすがにこれにはめまいがした。どー考えたって、一晩寝たくらいで97キロに戻せるワケがない。さてさて、やはり一晩の夢だったのかなあ、あの体重は。まあ、あんまり期待してはいないけど、残念なのは残念。

【02月02日(月曜日)】<97.4キロ>

夕食:ビール、日本酒、ほっけ、お刺身、お茶漬け ほか
夜食:ツナサンド、ミックスサンド、低脂肪牛乳500ml

わははっ、やっぱり!リバウンドしちゃったのである。しかも、400グラムもだ。わはははっ。もう、やけくそだ。笑うしかないわなあ。昨日は大した量の食事じゃなかったのに、こんなに太るのはオカシい。でも、それを言ったら97.8キロから何のいわれもなく97.0キロに減量したという方がもっとオカシい。どっこいどっこい、という事か。

まあでも、一日200グラムずつ順調に痩せていると考えれば、97.8キロ→97.6キロ→97.4キロと順当な数値。この際、97キロジャストだったという事実は「無かったこと」にしよう。

お昼は忙しかったために、キャンセル。ぐぅ、おなかへった。

それにしても、食事が欠食だとこの日記の記事も少なくて済むので、楽だなあ。

職場の先輩が昇格したので、そのお祝い…と、急きょ宴会決定。週頭から飲むんだから、こりゃえらいこっちゃ。私のライフプラン「一週間に2度のお酒」を考えると、週頭に一回分消費するというのはちょっとプレッシャーだ。あ、そういえば今週は水曜日にもお酒を飲む計画があるんだっけ。ありゃりゃ。

脂モノ系は皆無に等しかったので、体にはやさしい内容だったかもしれない。それにしても、日本酒はいかんかったなあ。おかげで、帰りの電車、寝過ごしてしまった。最寄り駅から3駅通過時点で気づいたから、大惨事は免れたけど。

「いつもの定番」、お酒を飲んだあとの「蛇足」。毎度すいません。やってしまいました。まあ、一日を通じてろくに食事らしいものは摂っていなかったので、体をいたわったという事で勘弁してくらはい。…と自己正当化する、と。

寝る前に、酔って頭がくらくらしながらも体重計に乗ってみる。・・・すいません、酔っていたために覚えていません。というより、まともに計測していませんでした。でも、体重計の数値がえらく低かったので、「酔ってるからってバカにすんな!こんなに痩せてたら、こんなに痩せてたら…うれしいじゃないかバカヤロー」って言った記憶だけは残ってる。

【02月03日(火曜日)】<96.4キロ>

朝食:さらさらトマト350ml
昼食:ウィンナとキャベツの炒め物、サラダ、ご飯、豚汁
夕食:ぶり大根、ちんじゃおろーすー、ご飯、おみそ汁

お酒を飲んだ上に、寝る直前にサンドイッチを食べるという神をも恐れぬばちあたりな事を平然とやらかした昨晩。だから、きっと顔がむくんでいるに違いない。でも、顔がむくんでいるのかむくんでいないのか、わからなくなってしまった。ここ最近、ちょっとだけ顔の輪郭が変わったので、判断できないのだ。あはは、痩せると困るなあ・・・と、強気な発言をちょっとだけしてみたりなんかする。

さて、肝心の体重だがこれがまたオドロキ。一気に96キロ代に突入、なのだ。昨日と比べて、1キロの減量に成功なのだ。どえりゃーことだ、これは。無性にのどが渇いて、朝5時過ぎに水をがぶがぶと飲んだんだけど、それが無ければあと100グラムは低い値だったかもしれない。神をも恐れぬその大胆さが、逆に「ふはは、気に入ったぞ!」ということになったのかもしれない。うむ、神様は気まぐれだ。

こうなると、「昼食を抜いた」という事が痩せた要因か?という疑惑浮上。でも、これで味をしめてしまうと、「ならば食事しなけりゃいーじゃん」と、完全に間違ったダイエット法に走ってしまいそうで怖い。「いかんいかん、私の目標はおいしく食べつつ痩せるだぞ」、と自分自身を戒める。

朝御飯、というわけではないが、相変わらず無性にのどが渇いているので出社途中にトマトジュースを買って飲んだ。この「さらっとトマト」、お酒を飲んだ後には最適。体に栄養が染みわたるなあ、という実感があります。ただ、初めて飲んだときは「なんじゃこりゃあ!」と叫んだシロモノ。ほんらいどろどろした食感のトマトジュースが、タイトル通りさらさらしているんだから。飲んだことないひとはぜひ飲んでみよう。

メインディッシュ系のお皿は400キロカロリークラスのモノばかりで選びようがなかったため、小皿の野菜炒めを選んだ。あと、サラダ。とにかく、野菜が食べたい。

こうやって小皿を選んだときは、僕は必ず豚汁をつけて満足感のバランスをとっているんだけど、よーく考えるとこっちの方がカロリー高い、ってことは無いだろうか?低いカロリーを目指した結果、より高いカロリー摂取じゃ笑うに笑えない。ちょっと気を付けてみよう。

でもまあ、以前は小皿に手を出す、というのは屈辱というか無念というか、相当な覚悟がないとできなかった。「小皿?ふざけんじゃないよ、食事くらい楽しくさせろよ!」って大脳の前頭葉が激しく抵抗し、その抵抗の前に理性は屈服せざるを得なかったからだ。それが今では、すんなりと小皿をメインに据えても良くなった。これもちょっとした進歩だろう。他人には理解されないレベルでの。

夕食の話をしようと思ったが、「ちんじゃおろーすー」の漢字がわからん。どういう字だったっけ?最初のヒトコトが「青」だった記憶はあるんだけど・・・。で、最後の一文字が「肉」だっけ?

筆者追補。今こうやって加筆をしている1999年4月現在でも、相変わらずこの漢字を理解できていません。一年以上経っても人間ってのはちっとも進歩しないものなのですね。お父さんお母さんごめんなさい。

ご飯食べ終わった後、体重を測る。さすがに今日の体重はドキドキしちゃうようなモノだったので、「夢だったらさめませんように」というワケだ。<97.4キロ>ありゃっ!1キロも太ってる。まあ、夕食直後だし喉が無性に乾いていたので水をたくさんのんだという理由もあるんだけど、ちょっとショックだ。プチショックだ。略してプチショだ。おお、いい言葉だ。今年はこの言葉を流行らせてみませんか?>読者の方々

【02月04日(水曜日)】<96.4キロ>

昼食:ちくわの磯辺揚げ、サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:イタリア小皿料理10品、ビール、赤・白ワイン

もう、体重のことで毎朝同じようなリアクションを日記につづるのもいいかげん馬鹿馬鹿しくなってきた。何をやってんでしょうね、私って。多分、この読者の大半…というか、ほぼ全てが「へへっ、デブが微増微減で一喜一憂してやんの」なんて思っているんじゃなかろうか。いやー、まったくそのとおりでして返す言葉なんてありゃしない。日本語でも英語でもエスペラント語でも、反論の余地なしです。死亡宣告されたと一緒。でも、「日記」なんだから毎日の細かい体重変動こそが、その時の記述の全て。だからこそ、喜ぶ時は大喜びしなくちゃいけないんだろうし、悲しい時は落ち込まないといけないのだろう。

とまあ、うんちくはともかく今朝の体重はどうだったか、といえば。「うう、出直してきます…」。太ってました。まあ、昨日の体重が異常だったんだから、200グラム増だからって大騒ぎすることはないでしょう。落ち着くべきところに落ち着いた、という感じか。

昨日、電車の中で「今後の体重の動向」ということで、予想体重をメモってみた。それによると…

2/4 96.2k → 2/5 96.8k → 2/6 96.4k → 2/7 96.2k → 2/8 95.8k → 2/9 95.8k

ということで、まあ比較的「今週はゆるやかな動向ではないか」と踏んでいる。5日の体重が増えているのは、今晩ちょっと外食する予定があるから。イタリア料理だから、きっと太るに違いないというワケだ。そういや、食べ放題のみ放題だっけなあ。調子に乗って食べ過ぎないようにしないと。ちなみに、この予想、初日にしてすでに400グラムもの大誤差を発生させているというツワモノなので、どうやらまったくあてにはなりそうにない。

お昼ご飯は、例のごとく小皿だ。今晩のことを考えると、お昼でカロリーを取れない。あと、昨日苦悩した「豚汁」だが、却下となった。

しかし、意外な事に気づいた。昨日もそうだったが、今日も食事中おなかいっぱいになってしまい、普通盛りのご飯を平らげるのがちょっと苦しかったのだ。半年ほど前までは、食べおわった後別の食堂に移動して、もう一回食事を取り直したくらいの馬鹿食い野郎だったのに…胃がしぼんだ?

いろいろ過去のメニューやその時の印象を総合してみると、どうやらサラダが満腹感を与えているらしい。キャベツの千切り、これだ!こいつのおかげで、満腹になった気にさせられるんだ!

となると、ひょっとするとこれから先はサラダとご飯とみそ汁だけでオッケーとか、小皿はつけるけど、その代わりにお店のおばちゃんに「すいません、ご飯少なめにお願いします」なんて一度は言ってみたかったオーダーができるようになるということか?うふふ、こりゃいいや。楽しみになってきたぞ。

結局、どっちにせよ私は何ひとつ苦労してないんだよなあ。食事の量を減らすったって、ひもじい思いをしてまで減らしたことは一度もないし。でも、ちょっとだけ食事に気を遣うようになったら、ご覧の通りぐいぐいと体重が下がる下がる。こんな楽にやせていいのかしらん。人生チョロいもんだ。ケッ。

・・・なんて、今のうちにデカい事言っておかないと、これから先状況がシビアになってからじゃイバれない。多分、90キロをきったあたりで、運動を取り入れる等の努力しなければ痩せなくなるんじゃないかな。くわばらくわばら。

さて、懸案事項の夕食なんである。小皿料理のお店に行ったのは初めてだったんだけど、ちょっとびっくりした。一皿の量が少ない!まあ、だからこそ小皿料理なんだし、10皿もコースで出てくるんだろうけど。大皿(といっても、サイズ的には普通の皿程度)から自分の小皿に取り分けるスタイルなんだけど、うっかりしているとほかの人の分まで取ってしまいそうなくらい、量が少ない。皿を前に、「がるる」「うぉぉ」ととっくみあいの喧嘩が始まりかねないではないか、これでは。「こりゃ、大丈夫かいな…」なんて不安な気分でいたら、結局10皿が終わってみるとあら不思議、満足感は十分にありました。ワインをビール代わりに飲んでしまったので、ちょっとハイテンション。

さて、そのままご帰宅あそばしたんだけど、気になるのは体重。そんなに大食いしたイメージはないので、「げっ」という値にはなっていないと思うけど…<98.0キロ>げっ。酔って足元がふらついていたせいもあるが、そのまま腰から砕けて座り込んでしまった。なんつー体重じゃ。

時刻は午前1時前。さてさて、一晩寝て、起きたらこの体重が2キロ弱減っている…ワケないよなあ。憂うつ。

【02月05日(木曜日)】<97.8キロ>

朝食:さらさらトマト350ml
昼食:豚肉の生姜焼き、サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:さばの味噌煮、ご飯、おみそ汁

気が付いたら、電気をつけたままで寝ていた。しかも、何度も目が覚めて時計を見直すということをやってしまったため、熟睡した気がしない。二日酔いじゃないけど、いい気分じゃない夜明けだ。

もう、ベッドから起きだした段階で「あっ、太ってるナ」というのがばればれ。おなか周りが「どよーん」とよどんだイメージ。自覚症状があるくらいだから、こりゃ相当ヤバそうだ。ちょっとでも計測時に痩せなくちゃ、と朝風呂でいつもより長めのシャワー。

で、測定すると…あーあ。昨日の晩から比べてたった200グラムしか減らなかった。結果的には、1週間分の努力が無駄になってしまったというワケか。とほほ…情けない。たった一晩のささやかな食事と遊び、豪遊なんて程遠い次元での楽しみがこんな結果をもたらすんだから、現実は悲惨だ。

体重が一日の中で一番減るのが、夜寝ている間だ。一日の疲れを清算し、体の痛んだところをメンテナンスする時間だからカロリーが消費されるのだろう。だから、ぐっすりと睡眠を取れなかったら、体重もたいして減らないのかもしれない。今朝がまさしくそう。ゆーっくりとリラックスして熟睡する、これからはこういうことにも気をつけてみようと思う。まあ、いつまでもこのような体重が続くわけではあるまい。多分、翌朝にはまたすとんと体重がおちるんじゃないだろうか。

普通だったら、お酒飲んだ翌朝は喉が乾くから部屋に常駐させている烏龍茶をがぶがぶと飲むんだけど、ここ最近はそうはいかなくなってきている。朝、体重測定という重要な儀式が控えているため、余計な重量を加算させるわけにはいかないのだ。結局、「せっかくだから」と、通勤途中の「さらさらトマト」の自販機まで喉をかわかせたまま我慢。はっきりいって、マゾに等しいけどやっぱりトマトジュースを飲むと、元気が出るのは間違いない。これくらいは体をいたわってもバチはあたるまい。

豚肉の生姜焼きは予想外な発見だった。カロリー、一皿208kcal。ブラボー。で、これにサラダつければもう完璧だ。満足感高い上に、満腹感もあるという一挙両得な食事をしてさしものおかでんも大満足。でも、ふと「それでもどうもズボンがきついなあ」ということに気づき、ちょっとまたブルーに戻る。

帰宅のため乗った電車は、列車事故の影響のためとやらでえっらく家から遠い駅で「もうあきません」とリタイア。結局、歩いて帰るはめになってしまった。まあ、体重減少を祈願してここは我慢我慢。40分近い時間を要した。うみゅ、毎日この駅から歩いて帰宅すれば、ダイエットに拍車がかかるだろうになあ…なんて考えつつも、そんなことは絶対にやらないおかでんであった。

夕食の席上につくと、今晩は和食だった。さっぱりした夕食だ。今日は歩き回ったし、食事だってカロリー控えめだし、これで痩せないワケがない。きっと、今朝の体重は一過性のモノで、ぐっとまた翌日は体重が下がってちゃんちゃん、という構造に違いない。

食後、体重を測ってみると<98.0キロ>。ありゃ、ぜんぜん痩せてないじゃん。まためまいが…。結局、寝る直前に悔しいのでもう一度測ってみたら、<97.8キロ>をマーク。うーん、この程度のレベルでの争いなのか。

【02月06日(金曜日)】<97.4キロ>

昼食:鉄火丼、おみそ汁
夕食:ビール1200ml、お刺身盛り合わせ、木綿豆腐一丁、とんかつ

やはり、96キロ代一気に突入!っていうのは幻覚だったのか?痩せたいという気持ちが妄想を生んで、ありもしない体重を僕の目の前にちらつかせた、とでも?

あの体重がデフォルトで、2月5日の体重というのは「ちょっとしたイレギュラー」なのではないか、と甘すぎる考えで臨んだ体重測定だったが、この不景気なご時勢、体重についても大辛口なのであった。痩せたことは痩せたが、今週頭の96.4キロという数値とは程遠いものだった。まあ、仕方がない。あの体重は棚ボタ式で手に入れたものだからなぁ。

もう例のダイエット薬はこないのかと思っていたら、郵便受けにちゃっかり届いていた。効き目が無い上に値段が高いので、薬が到着しないことを渡りに船にもうやめちゃろうと思っていたのだが。さすがに金づるはそう簡単に逃さない、ということか。それにしても、到着予定日から2週間遅れたぁいい根性してるな。こういう商売やっている業者だ、よけい信用できん。

まあ、ダイエット薬ってのはダイエットへのモチベーションとして使われてきたわけだけど、今はそんなものがなくってもこのwebページが十分なモチベーションになる。だから、やめたほうがよいような気が今はしている。

ということで、読者の皆さん、「1週間で14キロ痩せる!」という広告を目にしても、絶対にだまされないように。まあ、私の場合は「ダイエットをやろうという気力を続けさせてくれた」という点で価値はあったけど、ただそれだけだからねえ。月1万円で、動機づけだけ…効果は皆無、なんてアホらしいじゃないですか。パブロフの犬だって、こんな効率の悪い薬じゃ動機付けされやしないや。

いい加減この体重には我慢ならないので、お昼は鉄火丼にした。けんちん汁定食のサンプルがボクに笑顔で「おいでおいで」をしていたんだけど、「ええい黙れ黙れ、まずは痩せるのが先決じゃあああ」と完全無視。過去のデータから見るとゲンのいい、鉄火丼を選択。昔だったら、痩せる・痩せないの次元以前に「これたべたいっ!」という感情が何を置いても優先していた。第9条の憲法よりも強固なオキテだったのだ。しかし今回みたいに「今日はちょっと太ってるから、駄目だな」と理性が判断したら、「あ、そうなの?残念だなあ」と感情がガマンしてくれるようになった。大した進歩だ。

これも、夜にちゃんとご飯を食べるようになったからだと思う。ちょっと前までは、夜といえばお酒を飲むのが定番だった。だから夕食=おつまみ系だった。ということでお昼は定食…白いご飯への欲求が「うおおおお」と走馬燈のごとく駆けめぐり、「ご飯大盛りでお願いします」なんて口走ってしまったりしてたんだな、きっと。

寮に戻ってみると、食堂の電気が暗い。「あれっ!?」。それ以前に、シェフがいつも使っているクルマが寮の前に止まっていない。夜逃げか?

結局、今晩は欠食日であったということが判明。し、知らなかった・・・。てっきり来週かと思っていたのに。仕方がないので、夕食を買い出しに寮の入り口からUターン。さてそうなると、やっぱりお酒になっちゃうんだな、これが。お酒そのものには今現在、「おしゃけぇぇぇっ!」という欲求は無いけど、久々に家でくつろぎながらビールをいっぱいというシチュエーションを体験してみたかった。ということで、お酒。「一週間にお酒は2回まで」というルールがあったんだけど、まあカンベンしてもらおう。

でも、さすがに2月4日の大増量事件直後ということもあり、おつまみ選びは悩む悩む。結局、狭いスーパーを何巡もして悩み抜いたあげく、おつまみを買った。「とんかつ」というイレギュラーな存在を買ってしまったのは大汚点。しまった(苦笑)。でも、ちょっとくらいはこういう「油モノ系」を入れておかないと、満足感が得られずに欲求不満に繋がる。そういう意味での必要悪な存在なのだ。とりあえず黙認。

さて家でビールを飲んでみる。全然おいしくない。あれっ。「これを飲んだら体重が」という意識ばっかり働いて、うまかろうはずがない。また、胃袋にずしりとたまるビールの重さが不愉快で、ピッチもいつもの半分くらい。

【02月07日(土曜日)】<97.2キロ>

昼食:パン3個、さらさらトマト350ml
夕食:トマトソースと鶏肉のスパゲティ、サラダ、ご飯、おみそ汁、アイスモナカ1本

体重はちょっとだけ減った。これはこれでうれしい事なんだけど、だからどうした、という気分でもある。やはり、一度歩んできた道をもう一度進むというのは、やる気という点で難ありか。「未体験ゾーンを一歩一歩進んでいるゥゥゥゥ」というぞくぞくするような実感こそが、ダイエットの楽しみなんだが。

結局、2月4日の「イタメシショック」以来、どうもペースが崩れまくっている。いかんなあ、とは思いつつも明確に「じゃあどうすんの」が見えてこないから、いかんままで終わってしまっている。ダイエットとは、地味な日々の作業。こういう点、辛い。

パンってカロリーどうだったっけ?バター使って塩使って、玉子も使ってるんだからカロリー低いわけないんだけど・・・ひょっとして、食べてはイカンものなのではないかぁ?ましてや、「ガーリックフランス」だとか、「ベーコンエピ」だとか、そういうのばっかりたべてるから・・・。食パンにするべきなのかなあ?

夕食。スパゲティのメインディッシュにご飯とおみそ汁、という構造がよーわからん。和洋折衷のネオキュイジーヌだろうか?僕は食堂のシェフの壮大な実験につきあわされているのか?でもまあ、スパゲティだけで野郎共の胃袋をマンゾクさせるのは不可能と考えた末のシェフのアイディアなのだろう。今日は土曜日だけど、昨日もうお酒飲んでしまったので、お酒は自粛。おとなしく夕食を頂く。

・・・のつもりが。

夜食:ビール1500ml、長崎ちゃんぽん、ごぼうのゴマ風味サラダ、キャベツ千切り

すんませーん。一番やっちゃいかん事をやってしまいました。「飲んではいけない日に飲む」「深夜に飲む」「夕食食べたくせに飲む」。もう、言うことナシ。最悪です。夜中、いろいろ作業をやっていたときにフト寂しくなったんですね。なんか、ココロのよりどころがほしいというか、そういう寂しさ。捨て猫の心境ですわな。なんでそーなったのかはわからんけど、寂しいんだから仕方がない。ふらふらとビールを買いにでかけてしまった次第。

しかし、コンビニでおつまみを買うときにハタと困ってしまった。「おい、何を食べればええのん?」コンビニのお総菜は全てカロリーが表示されているので、その数値が「食べない方がいいよ?」とこっちに囁きかける。結局、どれも選択できない状態。なら飲み食いするのをやめちまえばいいんだけど、いやよいやよも好きのうちとばかりにずるずると購入。あーあ。

で、2時すぎまでお酒飲んでいたんだけど、いざ飲んでみると全然おいしくないという事が判明。二日連続だ。やっぱり、お酒の持つ「太る」という要素が、「気持ちよく酔う」という要素を上回ってきたのかもしれない。そろそろ、お酒はつきあい酒程度に減らすべきなのかなあ。

(つづく)

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