1998年04月第2週(04/05-04/11)

【04月05日(日曜日)】<91.6キロ>

朝食:鮭おにぎり、菓子パン1個、毎日骨太300ml
昼食:菓子パン3個、さらさらトマト350ml
夕食:春雨の煮物、揚げ豆腐、ご飯、おみそ汁、はっさく・ネーブル3きれ

朝、目が覚めたら電気がつきっぱなしだった。いっけねえ、疲れ果ててねちゃったので、電気を消し忘れてしまったらしい。それにしても、電気を消し忘れるほど疲れていたのかねえ。ふと、先週の「遅刻事件」を思い出してしまった。起き出してメガネを探してみるが、定位置に見あたらない。おかしい、おかしいとあちこちを探してみたが、やっぱり見つからない。ひょっとして、メガネをかけたまま寝てしまった?

布団をひっぺがして、ベッドの隙間などさりげなくてイヤラシイ場所を探索してみたら、あったあった。やっぱりメガネをかけたままで眠りこけていたらしい。情けなや。ただ、同じ場所に以前から行方不明だったビデオデッキのリモコンが発見されたので、ケガの功名だった。これがなかったために、予約録画ができないという不幸な数週間を過ごしていたモンでして・・・。

体重は、微増。やはり、寝る前のお酒はまずかったか?まあ、昨日はドライブってこともあって座ってばかりだった。こんなモンでしょう、また明日以降痩せていけばいい。

いつもの朝食に、なぜか昨晩買ってあったパンを1個、追加。どうせ今日は日曜日だし、大してうろちょろする予定もないし、朝からこんなに食べていいのか・・・という不安はある。

昼食を食べながら、「やっぱりこれはマズいんじゃないのか」というキモチはより強くなる。おなかが空いているからついつい食べる、というしシチュエーションにあらず、なだけに疑念は強まるばかり。一体何をやっているのだろう。

ずっとパソコンに向かって、エクセルを使ったお仕事らしきことに時間を割く。いい天気なのに外に出られないのも不幸だ。しかも、パソコン通信やらwebのメンテナンスにも時間が割けないんだし・・・

さらに「うーん、おなかは空いていないんだけどなあ」と思いながら夕食。なんか今日はカラダの意図とは別に、食事をとっている気がする。ゼイタクといえばゼイタクなんだけど、こりゃ絶対に明日は太る。92キロオーバーになるのではないだろうか。

あー、アホくさい。つきあいでお酒飲みました、太りました。というのならともかく、自分の管轄下で、おなかが空いているわけでもなく食べて、太りましたってのはみじめだ。

【04月06日(月曜日)】<91.6キロ>

朝食:焼きたらこおにぎり、毎日きれい300ml
昼食:田舎風カレー、中華風サラダ
夕食:ビール少々、白ワインある程度、お刺身、冷や奴、ウインナーソーセージ
夜食:ご飯いっぱい

今日は仕事がてんこもりな上に、期日厳守のモノばかりなために超高速粒子タキオンなみに忙しい事が予想された。だから、小心者の僕は昨晩寝付けないやら今朝だって何度も目が覚めるやら、「もう春だから」と掛け布団を外して寝たために風邪をひいてしまうやら、いやはや大変な目にあってしまった。

体重は、これでもか、これでもかとうんうん唸りながらも現状維持の体重となっている。以前から、「煮え切らねぇ数値だ、ケッ」なんて罵倒していたから、あちらさんもムキになっているのだろう。こうなったら、持久力勝負だ。こっちだって、負けてはいられない。「ざまーみろ」って笑い飛ばすくらいに瘠せてやらんと。それにしても、昨日はちょっと運動量と食事量の収支バランスが取れてないナー、と不安だったにもかかわらず今朝は現状維持できたんだから、良しとせにゃならんのかもしれない。

昨晩、「いつものコンビニだとおにぎりは大体制圧した、では別のコンビニにするべぇ」とお店を変えてみたんだけど、その代償っつーかなんつーか、毎日骨太が置かれていなかった。アナタの事だ、am/pm!「奇麗」になるのは大いに結構なんだけど、わたしゃカルシウムが欲しいだけなんですけどねえ。

いつも通勤に利用している電車、これがまたクセモノで、一週間に一度くらいは車輌事故だのなんだので定時から相当遅れてやってくる。今日は20分遅延。おかげで、電車が混んで混んで、結局3本電車に乗り損ねるはめになってしまった。なにせ、人間が載れる余地が少しもないんだからどうしようもない。で、乗れたならそれはそれで地獄の始まりってやつで、どう考えてもニュートンがひらめいた万有引力の法則に反するような体の傾き状態で一生懸命耐えないといけない状態。原田や船木がジャンプしている時の体の傾けた角度と同じくらいで我慢しながら、電車は進むよどこまでも。これで瘠せれば許してあげるんだけど、これしきの事で体重が減ることはありえない、ってことは僕が一番よくしっているもので・・・。

カレーのカロリー、650kcal。うーん、これにサラダをつければ800kcalってところか。まずいなあと思いつつ、選択。何しろ、エスケープルートがほかにほとんど存在していない。

それにしても、何がどう「田舎風」なのかさっぱりわからない。どうやら、ジャガイモやらにんじんがごろごろしている、一般家庭でおなじみのカレー、という代物を「田舎風」と称しているらしい。しかし、その原理がまかりとおるなら、シチューだって「田舎風シチュー」と言うのだろうか?謎だ。しかも、あいも変わらず「風」という言葉と使いこなして、ものすごくあいまいな表現にとどめているのだからたちが悪い。そういえば、サラダの方も「中華風」だったっけ。

ほかのメニューに、「ハヤシライス」があった。どこをどう見ても、先日の「びぃふすとろがのふ」と一緒だ。メニュー名称が違っているということは、当然中身も違うんだろうけど・・・ひょっとすると、その日の気分によって洋風なネーミングにしてみたり和風なネーミングにしてみたり、と使い分けているだけだったりして。

うーむ、風邪引いているから早く帰ろうと思っていたのに、気が付いたら酒宴の真っ只中。どうしてこうなっちゃうのだろう。それにしても、ここ最近飲んでばっかりだなあ。「一週間に二日、お酒解禁日」なんてルールが過去の遺物としてスミソニアン博物館に展示されそうな気配すら漂っている。なにしろ、自分の意志うんぬんで「飲む・飲まない」が決められない次元で話が勝手に進行しているから・・・

なんて言っているうちに、この日記を書いているそばから来週の飲み会スケジュールが入ってしまった。いやぁ、すごいわぁ。すでに来週は2件、予約済みだけで入ってしまった。これじゃ、瘠せるものもやせられんわなあ。

冷やっこを食べたが、いつぞやのセブンイレブンの豆腐と違い水っぽかった。セブンイレブンのお豆腐を食べたときは、「うわっ、豆の濃厚な香りがする!」と感動したんだけど、「いやまてよ、今まで全く意識していなかっただけで、実はどのお豆腐でも豆の香りくらいはするんじゃないか」って不安だったのである。で、実際に今日食べてみると・・・うん、豆の味がしないや。たかがコンビニ、なんて馬鹿にしちゃいけないな、とあらためて認識させられた。やるじゃん!

とまあ、帰宅したら、ちょっとワインでいい気分だったせいもあるのか、妙におなかが空いてしまった。いい気分ゆえに理性もちょっといい気分だ。「よし、ならば夜食だ」と、お皿とスプーンを持って店じまいされている一階の食堂へ直行。

何をするのかって?米どろぼうです、実は。食堂のジャーには、明日の朝用にご飯が残ったままにされているんですな、これが。で、このご飯をちょろまかすというワケ。まるではだしのゲンだ。犯罪者?失礼な事をいわんでください、本来僕はこの日の夕食は「食べる」という事で申請してあったんです、で、宴席に招かれたために食べ損ねた、と。だから、残っているご飯を食べる権利はあるに違いない、というわけです。シェフにはもちろん内緒。暗闇の中でごそごそとおひつをあさっている姿は無気味そのものかもしれないが・・・。

おかずがないので、レモンノンオイルドレッシングをかけて食べた。これが相当おいしく、なかなか満足度数の高い食事となった。しかーし、体重に関してはどう考えても満足度数が低いに違いない状況なので、さすがに酔った大脳であっても、「大丈夫か?おい」と僕に警告を発してやまない。ならば、と体重計に乗ってみると・・・おお、92.4キロ。これだったら、明日の朝には現状維持程度の体重で収まっているだろう。よかったよかった。大勝利だ!お酒飲んで、夜食食べてなおかつ現状維持!嗚呼なんてすばらしいんだ。・・・って、この日記ってダイエット日記じゃなかったっけ。現状維持で喜んでいるんだから我ながら不思議だ。

【04月07日(火曜日)】<92.0キロ>

朝食:ツナおにぎり、毎日骨太300ml
昼食:カレー風肉じゃが(小皿)、パンプキンサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール500ml、赤ワイン1本、絹ごし豆腐、油揚げ2枚、菓子パン2個

朝起きると、さすがに喉が渇いていた。お酒飲んだ翌日朝にありがちな脱水症状が起きているのかもしれない。「・・・ということは、今朝の体重はぐっと落ちているのかな」と、いつぞやの「一晩で2キロ減」の時を思い出しながら体重計に乗ってみた。

時がとまった。そう思ったね、僕は。なんでぇ、太ってるじゃないですか。出勤まで時間がないっつーのに、しつこく再測定、再測定を繰り返してみるが、どうもこの数値であっているようだ。やられたっ。昨晩からほとんど瘠せてくれなかったようだ。体重の大逆襲。昨日の日記で、あれだけ「大勝利だ!」なんてフいていたのが情けないやら恥ずかしいやら。

まーたもや通勤電車、大遅刻をぶちかましてくれた。二日連続で、中国雑技団入団テスト状態を体験する羽目になってしまった。朝から体力だけは使わせるわい。体力とカロリー消費がイコール関係じゃないことをいいことに・・・。ちぇっ。

この「ダイエット!?日記」がinfoseekに自動登録されていることをたまたま発見した。サーチエンジンにひっかかるとは、思わなかった。それにしても、よそ様も「ダイエット日記」と称したページをあちこちで開いてますわなあ。ちらっとのぞいてみると、もうデブどものみっともない苦悩と誘惑の日々が、だらだらと書かれてた。やはりデブはデブなりに、うっとおしいもんだ。もちろんこのおかでんも含めて、だけど。

それにしても他人様のダイエット日記を読んでいると、あまりにもワタクシ的っつーか、エンターテイメント性に欠けるっつーか。自分自身も、以前この日記で「体重が200グラム増えた減ったで一喜一憂している様を他人がみると、相当みっともないだろうな」と記述してたけど、まさしくそのとおりどんぴしゃ。かっこわりーことこの上なかった。いや、喜んだり悲しんだりするのは大いに結構なんだけど、著者本人の喜怒哀楽っつーのが文章構成力の無さからか、ぜんぜん伝わって来ないワケね。で、結局デブがあっちの世界でわーわーなんかわめいてら、っていう感じに見えちゃう。

ということは、このおかでん様がやっている「ダイエット!?日記」も他の人から見ればそう解釈される、っていう事に他ならないワケで。。。ぞーっとする。なにしろ、ざっと他のダイエット日記を見ても、これだけ毎日長文を書き倒しているのはなかなか無いから、余計タチが悪かったりして。

今日は太った、ということで自分自身に折檻の意味を込めてご飯+豚汁オンリーにしておこうと思っていたのだけど、悲しいことに豚汁はすでに品切れだった。ということで、ごく普通の食事となった。

豚汁、と書いて何と読むかは地方によって違う、ということを最近になって知った。広島出身の僕とすりゃ、「とんじる」という表現しか考えられなかったんだけど、「ぶたじる」という言い方をする輩がいる、ということを知り仰天してしまった。なんか、「ぶたじる」ってこきたないイメージがしません?濁音が多いからだろうか。なんか、鼻水的なムードがする。気のせいだろうか。

じゃあ、「豚汁」のことを「ぶたじる」と呼ぶ人たちは、「豚足」のことを「とんそく」と呼ばずに「ぶたあし」と呼ぶのだろうか。「豚カツ」のことを、「とんかつ」と呼ばずに「ぶたかつ」と呼ぶのだろうか。さらにさらに、「牛乳」のことを「うしちち」とよぶのだろうか。謎だ。謎だ。大いに謎だ!これはぜひ情報が欲しい。もし、「それは違うよおかでん君」と仰しゃる方がいらっしゃいましたら、メールください。情報は随時この日記上でも取り上げていきます。

なんか、ここ最近の夕食生活をみていると恐ろしくなってくる。栄養失調になるんじゃなかろうか?お酒ばっかり飲んでいる上に、そのお酒分のカロリーを帳消しにするための簡素なおつまみ。これじゃ、痩せるかもしれないけど肝臓や腎臓をダメにしてしまうかもしれない。気をつけなければ。

どーせ栄養失調になるんだったら、がりがりに痩せて「ここ一週間まともにモノを食べていません」なんて弱々しく激白する、ってシチュエーションが良い。太っている上にさんざんいろいろなモノを食べているクセに、「なんか最近味覚がおかしいと思ったら亜鉛摂取量が足りなくて味蕾がおかしくなったかららしい」と地味な事言うようでは、しめしがつかない。やはり、シチュエーションってのは重要だと思う。

ほら、銀行強盗や人殺しをやる人だってホントは「資格」とか「シチュエーション」っていると思うんですよ。「ここで銀行強盗をしないと、飢えて苦しんでいる娘達を助けられない・・・」とか、「こいつを殺らないと、今まで僕が築き上げてきた名声が一夜にして台無しだ」とか。そういう苦悩する人のみの特権が犯罪だ。ある意味、人生の「不幸のエリート」でありかつ「数奇な運命」を歩んで来た人でないと、犯罪ってしちゃいけない、いや、できないものなのである。

・・・と思っていたのに、ここ最近は「口論になってかっとなってナイフで刺し殺した」だとぉ?なめんな、こらァ!ンな思いつきで人を殺せるほど、人殺しってのは気軽なもんなのか?犯罪行為という特権が与えられて良いのか?こういう奴は、少年法も罪の重さも関係ない、即刻死刑にすべきだ。町内引き回しで死刑だ。犯罪という行為自体が許されざる事だというのに、その犯罪をさえナメきったその態度!これが人間として許される事だろうか。いや、許されない。だから、末代まで笑いモノにするくらいの罰を与えないとダメだと思う。それで、ようやく「犯罪を犯す」というシチュエーションと資格が与えられたことになるだろう、事後になってしまうけど。

【04月08日(水曜日)】<91.4キロ>

朝食:菓子パン1個、毎日骨太300ml
昼食:豚肉の生姜焼き、サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール少々、やきそば、サラダ大量、その他おつまみごく少量

昨日の日記はちょっと書きすぎた。あんなに書いちゃったら、今日以降の書くことがなくなっちまうじゃないか・・・なんて後悔してもアフターフェスティバルなのである。ここ最近,他人様のぜーんぜん面白くないダイエット日記をつらつらと眺めているウチに「ウチのダイエット日記もこれじゃいかん、体重で一喜一憂してちゃ,駄目だ」なんて妙に正義感というか革新的な気分になってしまった。で、「体重の話よりも『この料理は・・・』とウンチクを語るような日記にせにゃならんのではないか」と意識改革があったわけ。

しかし、よく考えてみりゃ意識改革してみたもののウンチクを語れるほどの知識を持っているわけでも無し。で、気がついたら「犯罪するには資格がいる」なんて延々と語っているんだから、始末に終えない。ちょっとお酒が入っていた時に書いた物だからかもしれない。

朝食に食べた菓子パンは、蒸しパンみたいな形をした、オニオンブレッドなんだけどこれがデカイ。自分のこぶしの1.5倍近くあった。おかげで、300mlの水分であっぷあっぷ状態だったし、おなかもふくれてしまった。朝から疲れる。やっぱ、朝はおにぎり一発どかんとかますに限る。

知人の知人の女の子は,「朝はいっぱい食べて、昼は少な目、夜はヨーグルト程度」っていう食生活を送っているらしい。ヨーグルトで夜が済んでしまうっていうのは,ある意味素晴らしいけどある意味寂しい人生だな、って思ってしまう。だって、いくら「朝いっぱい食べる」たって、朝からステーキ食べてみたりスパゲティ食べてみたり、なんてしないでしょ?やっぱ、夜には夜の食事っていうものが存在している。それを全否定しちゃうというワケで・・・僕なら耐えられない。

サラダバーがある社員食堂に珍しく足を運んだ。ここに来るのは何カ月ぶりだろう。ここの豚肉のしょうが焼きは、カロリーが222kcalと非常に低い。で、食べた気分を満喫させてくれるのだからお得としか言いようがない。豚肉=あぶらっぽい=カロリー高い、ってのは必ずしもあてはまらないのだよ、ワトソン君。

サラダバーがある、といってもおかわり自由というわけではない。好きな物をトッピングしてくださいということにすぎないわけだ。ってな事いわれたって、手のひらサイズの器に野菜がどれだけ入るっていうんだろう?僕みたいにキャベツの千切りが大好きな人なんてのはこういう時不幸で、体積ばかり大きいくせに量的にはすっからかんというカナシいサラダを食べるハメになる。ここはおとなしく割り切って、重量感のある物を詰め込んだ方が得策なのだろう。

しかし、大人げないことに「えいえい」と力をこめて器に野菜を押し込んでしまいました。すんません、お父さんお母さん。スマートじゃなかったですね。でも、一つ勉強になりました。千切りのような生野菜を器にてんこ盛りにした後に、ポテトサラダのような重いものを「おもし」としてぽとんと乗せると、ちょうどいい感じに収まるということを。ナニゴトも経験ですね。

宴会街道は今日もつづくよどこまでも。今日もやっぱり宴会なのである。今日は「営業部」のキックオフ。先週が「事業本部」だったから、ここまでブレイクダウンされたわけだ。ひょっとすると担当のキックオフ、なんて事が今後あるかもしれないので、まだ宴会街道は終わる気配はさらさらなさそうだ。

ということで、立食パーティー形式になると僕お得意の「サラダ皿を抱きかかえて放さなくなる」を実施。誘惑があちこちにあるので、サラダいっぱい食べて誤魔化せ、ごまかせ。

帰宅の途上、「なんか体がなまってるな」と痛感したので,池袋で乗り換えのところをわざと通過し、自宅から30分の地点で降り立った。・・・しまった、今日は雨だっけ。こりゃホントに折檻だ。雨の日にてくてくと長距離を歩くほどむなしいものはなし。

【04月09日(木曜日)】<91.8キロ>

朝食:日高こんぶおにぎり、毎日骨太300ml
昼食:バターコーンラーメン、シュリンプサラダ
夕食:モスバーガーいくつか、ビール少々、赤ワイン少々

ううっ。「日記の更新が遅いな、またパソコンクラッシュかぁ?」なんて心配して下さった方、申し訳ないです。ぶっちゃけた話しますと、この日の日記が消滅してしまったのです。フロッピーに日記を格納していたんですが、このフロッピーが「フォーマットされちょらんぞな、もし」などと血圧を20ほどあげてしまうような事をしれっと言い出したモンでして・・・。で、データがおじゃん。苦心して書き上げた日記が消滅してしまいました。とほほ・・・。今から書き直せ、っていってもテンションがそこまであがらないので、短縮バージョンでお届けします。

昨日の夜はサラダ皿を抱え込んでそればっかり食べていたから、痩せているかな・・・なんて期待はしていたんだけど、痩せてなかった。まあ、人生こんなもんだ。でも200グラム増量程度だから、許容範囲でしょう・・・なんて一人納得しながら「体重折れ線グラフ」に記録をつけようとして、愕然。そういえば、昨日は91.4キロだったのだ。つーことは、400グラム増量!アメリカンコミックみたいに目の玉が飛び出てしまった。

400グラム増量!なんて言葉でヨロコンじゃうのはスーパーの精肉売り場だけで結構。体重がこんなに太るんなんて不幸以外の何者でもない。朝からちょっぴりブルー。「ああ、お酒とは切っても切り離せないこの人生がにくい」なんて。

骨太になる、ってことは少々体重があっても「がっちりした体格」という一言で片づけてもらえそうな気がする。そもそも僕は骨太な体格なため、100キロ以上の体重があった時でも「露骨にデブ」な扱いを受けずに済んだ、という経緯がある。やはり骨は大事にしなくちゃ。さらに骨太になって、来るべき「わああ、もう痩せられませんっ!」という日に備えなくては。えっ、何を備えるって?「ほら、体格的にはそんなに太って見えないでしょ、だから、もう痩せる必要はないんだ」といういいわけですってば。わははは。

ラーメンを食す、というのは基本的にも応用的にも僕のレシピ辞書には存在していないんだけど、カレー食べたりするよりはるかにカロリーが低めだったので、今朝の「400グラム増量」事件の反省も込めて昼食はラーメンにすることにした。カロリーにして、560kcal。カレーが700kcal程度だから、遥かにこちらの方がカロリー低い。

それにしても、ラーメンのカロリーって一体何を指しているのだろう?汁を全部飲んだ時のカロリーを指しているのだろうか、それとも麺と具の事を指しているのだろうか。まあ、常識的に考えれば、汁全部含めてのカロリーなんだとは思うが、普通汁を全部飲む事なんてないから、実質は2割から3割程度摂取カロリーを低く見積もって良いものなんだろうか。そうだとすると、結構低カロリー・・・なのかな?

コドモの頃は、親が留守の時「カップラーメンを食べなさい」という指示があったときすごくうれしかったものだ。いや、お袋さんの料理がまずい、っていうんじゃなくて、手料理以外の人工的な料理に対する憧憬みたいなものがあったんですな。僕のお袋さんはしっかりしていて、できるだけ手作りのものを食べさせようとしていただけに、ごくたまにカップラーメン食べる機会があるとうれしくってうれしくって、汁を十分に残しておいてその残り汁でおじやを作ったりした。つまり、アマさずカップラーメンを食べるという、アフリカの難民達も文句のつけようのない状態。

えっと、何の話してたんだっけ。ついつい遠い目をして過去を語ってしまったために、すっかり何を書いているんだか忘れてしまった。そうそう、ラーメンを全部食べるか食べないか、って事だっけ。ちなみに、この日食べたラーメンの塩分は「7.7グラム」だそうで、汁まで全部飲んでしまったら、一気にこれだけの塩が体内に入ってしまうわけだ。塩漬けサーモンだ、これじゃ。一日10グラムまで、というのが健康を維持する秘訣だっていうけど、一食で7.7グラムだったらもうそれだけでゲームオーバー寸前。危ないところだ。昔みたいに、スープまで全部飲み干すということは絶対に避けないといけない。

世の中にはモスバーガーでお酒を飲む人がいるもんだな、と感心。確かに僕も昔は何度かやってみたことがある。しかし、今はやっていない。なぜか。パン食べてビール飲んでしまうと、ごく少量で胃袋が膨れてしまうんですな。ほら、ご飯とビールとが相性悪いみたいに。で、「さあこれから飲むぞ!」ってエンジンがかかってくる頃には「うう、胃袋いっぱいでやんす」という事態。あれれ・・・

とまあ、普段はやらないこの組み合わせなんだけど、一緒にいた人が「今日はモスを夕食がわり、おつまみがわりにして飲もう」っていうもんだから従ったにすぎない。それにしても、モスのフライドポテトはいまいちだなあ。他のメニューがおいしいだけに、このフライドポテトのいまいちさは際だって感じる。ポテトに関しては、マクドナルドが一番だ。

【04月10日(金曜日)】<91.2キロ>

朝食:鮭おにぎり、毎日骨太300ml
昼食:キムチラーメン、スパゲティサラダ
水分補給:キリン・サプリ500ml
夕食:ビール350ml、日本酒4合、鯛切り身2さく、油揚げ2枚、ゆばさし1パック

木曜日の日記を書いていない事も併せて、いま一気に木曜-日曜の日記を書いている。だから、ずいぶんと記憶が混在してしまっているのが現実。体重だけは正確なので、「えっと、この体重の時は何を食べたんだっけ?」と逆算しながら書きつづっている次第。だから、「このとき僕はこう思った」的な記述は、ずいぶんと脚色が加わっている可能性があるので、話半分で読んでください。・・・って、そんなことをあらかじめいう必要なんてなかったかな。

モスバーガーというカロリー馬鹿高な料理とお酒、なんてダイエットという世界ではありえない組み合わせをやらかしてしまったにもかかわらず、結構急激な痩せ方をしてくれた。まあ、異常といえば異常なんだけど、過去の例から考えて、91キロ台の横這いが長くなってきていることから「そろそろストンと体重が落ちるはずだ」という予感めいたものはあった。でも、それが今日のこの91.2キロを指しているのかどうかはわからない。どっちにせよ、91キロ前半ということは気分がいい。なにしろ、「もうちょっと頑張れば90キロ台に突入→ということは、夢の89キロだって視界に入ってくる」ということで、ガンバレガンバレムードが濃厚になってくるからだ。

最近、「家庭医学大事典・マイドクター」という広辞苑なみのデカさを誇る医学事典を読んでいる。クリスマスパーティーのチャリティーオークションで、お目当てのウィスキーとセットでくっついてきた「おまけ」である。おまけといっても、定価6000円だし重さだって2キロ以上もあるので、相当な存在感を誇っている。

で、このマイドクターだけど、非常に面白い。ヒマがあったらつらつらと読んでいるんだけど、「ああそうなのか」と感心することしきり。「糖尿病・肥満症の人のための一日1600kcal献立」とか、カラー写真つきのレシピ集とか、「肥満症の人の食事ポイント」とか、非常に詳しく書いてあってしかもわかりやすい。

せっかくだから、今の自分と比較してみよう。どれだけ「食事ポイント」と合致してるかな?

1.摂取エネルギーを減らす(男性は一日あたり1000-1800kcal)

げっ。僕って、2000kcal近く摂取しているような気がするんだけど・・・。朝300kcal、昼800kcal、夜1000kcal。根本的なところから間違ってるのか?僕ってば。しっかし、1000kcalってどうやればここまで減らす事ができるんだぁ?

2.各栄要素をバランスよく、不足なくとる(糖質、脂質、蛋白質、ビタミン、ミネラル)

ビタミンCとEとカルシウムは確実に摂取してると思うけど・・・、あ、あとアルコールも(苦笑)。

3.油のとりすぎに注意(油は一日に大さじ1-2杯まで)

ええーっ、大さじ1or2、だって?これだったら、コロッケとかの揚げ物ってまったく食べられない、って事だよねえ?へええーっ、ダイエットするんだったらやっぱり油もの食べちゃダメなんだ。全く認識してなかったぁ。

4.菓子やアルコールは極力控える

うん、お菓子はほとんど食べないんだけど・・・アルコールが・・・

5.野菜、海草、きのこなどをじょうずに利用

じょうずかどうかはしらないけど、野菜は毎日必ず食べるようにはしてる。でも、生野菜だからどれだけ食べられたかは不明だけど。

6.外食は内容で選ぶ(油の使用量が比較的少ない定食形式を選ぶ)

うん、これだけは胸を張って「やってるよ!」って言えるな。

なんだ、ボロボロじゃないか。ってぇことは、今までやってきたダイエットは大間違いだった、って事なんだろうか。結構ショックだなあ。でも、痩せているって事は?ひょっとして、体にダメージを与えつつ痩せているだけなんだろうか。いや、「痩せている」んじゃなくて「やつれている」だったりして。

お昼。二日連続でラーメン系統なのだ。軽食系の食堂に行った関係で、これを選ばざるを得なかったという。まあ、おいしかったからいいけど。

で、「マイドクター」の話の続き。なんでこの日のでき事を記載しないか、って言うと、これを書いているのが日曜日の夜中。だから、随分忘れちゃったんですな、正直言って。だから、場つなぎ・・・ってこと。

「肥満度別減量プラン」ってのがあった。軽度肥満から高度肥満まで、分類分けされてダイエット方法がかかれている。よし、早速自分の肥満度を調べてみよう。

肥満度=(現在の体重ー標準体重)/標準体重×100

標準体重=(身長m)2×22

えっと・・・僕の標準体重が69.7キロだから・・・ええっ!肥満度30.5、要するに「高度肥満」の部類に入っているではないか!がらがらがら。千尋の谷に突き落とされたライオンの心境。な、なんなんだこれぇっ!

ちなみに、軽度肥満=肥満度10-20、中度肥満=肥満度20-30、高度肥満=30以上ってことらしい。そうかぁ、僕は一般的には「相当なデブ」なのか。14キロ近く痩せても、まだ「デブ野郎」だったとは・・・いままでの認識の甘さを今頃になって思い知らされた。ぶっちゃけた話、この「肥満度」調べたのは、「もういい加減ダイエットも順調だし中度肥満あたりに収まっているんじゃないか」なんて期待していたから、なんだけどねえ・・・。大ハズレ。

となると、「中度肥満」に収まるためには、体重が何キロにならないといけないんだろう?・・・あれ、90.6キロだって。ん?ということは、もうちょっとで「中度肥満」になれるのか。ガンバレ、ガンバレ!

ちなみに、軽度肥満になるためには・・・83.6キロ。おいおい、何カ月先の話だよ、それっ!?ムチャいっちゃいけねえや。まだまだ当分先。

ということで、これから来るべき「中度肥満」の人のためのダイエット方法を調査してみた。

1.一日に男性は1600kcalでスタート。これを一週間続ける。

あはは、1600kcalだって。笑っちゃうね、無理にきまってるじゃないですか。夕食を抜け、ってか。

2.減量しなくなったら運動を。軽度肥満と同様に運動で消費カロリーを増やします。

うんうん、これから先は山が楽しい季節なんで、ここらへんは大丈夫でしょう。

3.さらに減量ペースが落ちたら、一日200kcalダウンを。男性で一日1400kcal。

1600kcalでも「冗談じゃない」って笑ってスマせいているのに、1400kcalなんてどうすりゃガマンできるんだろう。こんにゃく食べて生きろってか?

・・・と思ったら、さすがこの「マイドクター」はきっちりとレシピもついていた。「糖尿病・肥満症の人のための一日1400kcal献立」だって。なになに?「一日の摂取エネルギー1400kcal、蛋白質70グラムと、やや制限の甘い食事です」だって。なんと、「制限が甘い」らしい。これくらいでわーわー言うな、ということなんだろう。おそろしや・・・

で、肝心の献立は「鶏肉の三味焼き」「蒸し魚の芥子味噌かけ」など見た目は結構豪華。でも、よくよく見てみるとどれも油を使っていないものばかり。ああ、やっぱり相当「ガマンしてまっせぇ」というムードが伝わってくるなあ。ホントにこんな努力しないと、夢の80キロ台、70キロ台には到達できないのだろうか?

職場の引っ越し作業があったので、荷物をあげたりおろしたりを午後いっぱいかけて実施した。「若い」「体がでかい」「力持ちである」など様々な美辞麗句をかけられて、あちこちの机移動やロッカー移動にかり出されてしまう僕。頭脳労働よりも、肉体労働の方が会社のお役に立っているんじゃ無かろうか。

おかげで、「うう、もうダメ、動けない」ってくらいにへとへとになってしまった。ぐったりしてしまい仕事にならないので、19時半には会社を退出。最近にしては珍しく早い時間に退社した。

で、そのままおとなしく帰宅すればよかったんだけど、「なんか一週間お疲れさま、って宴会myselfをやりたいよね」って気分になってしまい、そのままデパートのお酒売り場へ・・・。いや、お酒売り場のそばのエスカレーターに乗って、さらに下のフロアへ移動。お総菜やらなんやらいっぱい売られているフロアだ。

とりあえず食材を物色していたんだけど、「手作り豆腐のお店」ってのがやけに気になったので、豆腐一丁と油揚げ2枚、ゆばさし1パックを購入した。セブンイレブンの豆腐に感化されてからというもの、どうも豆腐に熱い視線を送ってしまうのだ。ついでに、魚屋で鯛の切り身を2さく、買った。今晩はやけにゼイタクな宴会になてしまいそうだ。

結論から先に言わせてもらうと、鯛の切り身をそのままかぶりついてもおいしくもなんともなかった。やっぱり、刺身状態になっていることによって、その歯ごたえを楽しむ事ができるわけで・・・「食いちぎる」という動作は、味をわからなくさせてしまったのだ。ちょっと残念。でも、勉強にはなった。

ゆばさし、ってのも楽しみにしていたおつまみの一つであった。以前愛読していた椎名誠のエッセイには、よくゆばの刺身のことを絶賛していたし、今日だって、ちょっとしたパックの分際で500円という高値。これはおいしいに違いない。で、どうだったか?あまりに期待が大きすぎた分、その期待に押しつぶされてしまったというところか。なんか、普通の豆腐がちょっと濃厚な味わいになっただけ、というイメージ。これで500円払うくらいだったら、いい豆腐を買ったほうがましだ。

油揚げは非常においしく頂いた。これが唯一の救い、ってところか。併せて買った豆腐は、なんと430グラムもある巨漢だったので、今晩は食べるのをあきらめて翌朝に持ち越し。朝御飯がいつものおにぎりから豆腐へと化けることが確定した。

寝る前に体重測定。91キロジャストだった。お引っ越しの肉体労働の成果だろう。しめしめ、この段階で90キロ台突入は確定したわけだ。明日が楽しみだ。

【04月11日(土曜日)】<90.8キロ>

朝食:とうふ430グラム
水分補給:アクエリアス350ml
水分補給:ダイドーオレンジジュース500ml
昼食:ミックスサンド
夕食:豚焼き肉、竹の子と若芽の煮物、わらびの煮物、ご飯、おみそ汁
夜食:ビール200ml程度

いきなりだけど、今日はハイキングなのである。山登りなのである。なぜって言われても・・・本来は、例の「消えた木曜日の日記」に細かいいきさつを書いていたんだけど、消えちゃったものは仕方がない。面倒なので再度説明はしないけど、一つ言っておきたいのは「ダイエットのために山登りするのではない」ということ。ここ、勘違いしないように。試験に出るから、各自ちゃんとアンダーラインをいれておきなさい。僕は以前から山登りは好きでしたよ、ってことは声を大にしておこう。「痩せるために山のぼりだ、ふうふう」ってデブが汗かいて好きでもない山を一生懸命登っているの図、なんてかっこわるいことこの上ないではないか。

ということで、平日よりも早起きして出発だ。

最寄りの駅について、「さて登るぞ」って段になったところで友達からPHSにデンワが入った。駅前を歩きながら「ああ、どうもどうも」なんておしゃべりしていたら、見事にルートからはずれた道を歩いてしまった。気がついたのは歩き始めてから20分経過。「ええいなんとか復旧をかけねば」と裏道に入り込んだため、復旧するまで1時間かかってしまった。

今回はせいぜい標高350m程度の低山なため、昼食は用意していないやら、飲み物だって飲みかけで部屋に転がっていた烏竜茶のペットボトル(500mlほど残)だけ持参やら、となめきった装備。登山靴だって引っぱり出すのが面倒なため、普通のジョギングシューズのありさま。

で、実際山はどうだったか?今回は二つの山を攻めたんだけど、山そのものは当然楽勝。なーに、富士山だって登ったことがあるんだから、これしきの山では大したことはない。しかし、以前だと「10分歩いて、3分休んで」くらいのペースしか保てなかったのに、今回はうれしくなってしまうくらいすいすいと登れてしまうのだ。それほど体を休める必要がないのだ。これはどうしたことか。体が軽い、ということは以前からうっすらと自覚してはいたけど、これほど痛感したのは初めて。また、最近お昼休みに階段を全力疾走でかけのぼる、という心肺機能向上作戦(?)も毎日やっているから、それで鍛えられたのかもしれない。とにかく、痛快。時々立ち止まって休むと、体全身がどっくんどっくん脈打ってるのがわかる。それがなんか「みんなみんな生きているんだ友達なんだ」って感じで、すごくうれしい。「ああ、体からアルコールが抜けて浄化されてゆくぅぅぅ」と全身で感動してしまった。

途中、あきらかに体が重くなった。足が疲れたから、というよりもガソリン切れな感じだ。しまった、俗に言う「シャリばて」だ。さすがに朝豆腐一丁だけ食べての突撃だと、栄養不足になってしまったようだ。今回は二つの山を攻めたため、途中ずーっと街道筋を歩いた。だから、コンビニに立ち寄る事は可能だったんだけど、それはしなかった。ゴール地点近くに、名物の食堂があってそこの料理がうまい、っていうんでぜひそいつをチャレンジしたかったからだ。そのためにもガマンガマン。でも、体が重い・・・。

今回は外秩父の山に登ったのだが、登っている人たちでカップル連れが多かったので、非常に微笑ましかった。今まで僕が活動の主体にしていた奥武蔵・秩父あたりは、じじばばばっかり!もう、うんざりしてしまった。「ここは乳母捨て山かあ?」って。「○○市歩こう会」とかそんなグループでの登山が多く、ワカモノが皆無に等しかったのだ。それが、今回外秩父に行ってみるとワカモノ、しかもカップルってのがいるんだから、うれしいじゃありませんか。「そうかぁ、デートかねて山登りか、ガンバレよっ!」って応援してしまわずにはいられない。しかし、最初のうちはにこにこして「こんにちはぁ」なんてあいさつしてたんだけど、数組もカップルを目撃すると、「ちぇっ、うらやましいったらうらやましいな」と,自分が一人で山歩きしていることが悔しくなってしまった。

下山。おなかもすいたことだし、例の食堂に繰り出してみた。食堂の前には、お品書きらしきものが飾られてあったが、そこに数名のハイカーが途方に暮れた顔をして立ちすくんでいる。一体何だろう。押し分けるような形でお品書きを伺ってみて、なるほど合点がいった。お値段、2500円也。わははっ、高いぞっ、高すぎるぞっ!先週,2100円で昼食,という失態を犬吠崎でやらかしたばかりなので、高い値段のお昼ご飯には免疫ができた。しかし、なんか2500円・・・ねえ。何人かと一緒に「まあナニゴトも勉強だしさ」なんて言いながら食べるんならいいけど、一人でのこのこやってきて2500円の食事はありえないわなあ。結局、すごすごと帰宅することにした。

帰宅途中、駅前の食堂で遅い昼食でも食べようかと思ったけど、「いや、いったん帰宅して体重を量ってみたい」という欲求から、コンビニでパンを買って帰るにとどめた。で、体重測定してみたら・・・わっ。89.6キロ!瞬間最大風速ながらも、ついに夢の80キロ台に突入したのである。おめでたい。いやあめでたい。よかったよかった・・・。

いやあ、こういう体重になってくると激しいプレッシャーに悩まなくてはならなくなる。「夢を夢で終わらせてはいかん!」というプレッシャー。やはり、80キロ台と90キロ台の境目というのはものすごく重い。重すぎる。もう、国境警備隊の小競り合いなのである。当然、夕食のご飯の盛り方だって、細心の注意を払った。食後には、そそくさと体重計に乗ってみて、「大丈夫かな?大丈夫かな?」って不安がってみたり。

部屋に友達がビールを抱えて遊びに来た。僕は食後でおなかがいっぱいだと、全然ビールが胃袋に入らない人種な為、ほとんどビールには手が着けられなかった。まあ、それに加えて「今体重が一番重要な時期で・・・」ってことで、ビールを飲めるような精神状態ではなかったということもある。

あまりに疲れきってしまい、寝ようとしても寝れなかったという状況だったんだけどこの少量のビールのおかげでようやく寝ることができるようになった。明日の体重は吉とでるか?凶と出るか?

(つづく)

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