1998年04月第4週(04/19-04/25)

【04月19日(日曜日)】<90.4キロ>

朝食:割子そば
昼食:カップヌードルホットカレー,夜店の一平ちゃん
夕食:豆腐一丁、肉じゃが、照り焼きチキン,ビール500ml

おらっ!どうだ、この体重!恐れ入ったか!わはは、これが「ウラのウラをかく」ということなのだよ、明智くん。そう簡単にこっちだってうまく事が運べるたぁおもっちゃいねーや。だから、一時撤退で再度攻め直し、っつーわけよ。文句あるかコノヤロー。

と、ちょっと自暴自棄になりつつ今日の体重を真摯に受け止めます。ぐぅ。やっぱり、モスバーガーと武道館のビールが余計だったなぁ。400グラム増量。イガイとこのダウンは痛いかもしれない。

朝から割子そばとはこれ如何に。結論は簡単で、昨晩お酒飲んでの帰宅途中、コンビニで買い込んでしまった代物なのである。お酒が入ると、時々わけのわからんお買い物をするから、気をつけなければならん。こっちの胃袋の都合を全く無視した散財なんだから・・・。

お酒ちょっと飲み過ぎたナ、というときはどうも胃袋がおちつかないものである。だからこそ、「何か重石をしなくちゃ」と食べ物を買っちゃうんだけど、胃袋はすでにお家の一大事と大騒ぎしている。「食べ物?受け付ける余裕なんてあるもんか」と無視されてしまうのがオチってヤツだ。で、翌朝にまわるわけだ。

それにしても、アホな買い物をしていたものだ。なんでこんなにカップメンを買っているのかな。仕方がないというか、渡りに船というか、ついつい食べてしまった。しかも、二つも!トータルでのカロリーは1200kcal。ちーん、恐れ入りました。ここ最近じゃ、一食でここまで高カロリーな食事をしたのは珍しい。まあ、今朝の体重がちとがっかりさせられる結果だけに、「えいもうやけくそだぁ」という気持ちがあったのかもしれん。そうだ!それでこそ、「ダイエット!?」日記だ。90キロを目前に、一気にリバウンドして100キロまで戻っちゃいましたぁ、なんていうのも結構痛快だ。

さすがにそれを実践する勇気はないが・・・。

お昼に高カロリーな食事をしてしまったため、夕食は意図的に欠食にした。これでさらに寮の食堂で食事しちゃうと、確実に太る。ということで、食堂は敬して遠ざけ,コンビニでさくっと食材を買ってこよう、ということになった。(ここらへんの発想がイカレてるといえばイカレているのだが・・・。)

カップラーメン1個でも食べれば、そこそこおなかはふくれるし500kcal以下で収まる。でも、お昼食べてしまったからさらにもう一個、じゃ胸焼けがしそうだ。ということで、お総菜を買うことに・・・ということで、自然とビールも・・・おーいっ。こらこらこらっ。

ビール飲んでしまった、という事はとりあえずおいといて、今日の収穫はお豆腐であることよ。セブンイレブンの豆腐というのは、たびたび僕はこの日記で絶賛してきたのだが、ローソンの豆腐も相当おいしいという事が判明したのである。ぶらぼぉ。セブンイレブンよりは若干味が落ちる気がしたけど、それでも十分平均点以上。いやあ、めっけもんでしたわぁ。

【04月20日(月曜日)】<90.6キロ>

昼食:コロッケ1個、スパゲティサラダ、ご飯、みそ汁
夕食:ビール、サワー相当量、おつまみ各種

順調に太り続けている。愉快だ。「そうそうだ、じわじわと太るのだ。わはっはあ」と,体重計を前に投げやりな笑いを見せる僕。痛快だなあ。最近、痩せる事のダンディズムよりも太っても動じないずぶとい神経のダンディズムの方がカッコエエのではないか、というトンマな事を真剣に考えるようになってしまった。だから、体重が増えてもニヤリと笑ってそれまでよと。

もちろん、ニヤリと笑ってそれで終わっちゃ、話にならない。表面的には動じなくても、ココロの中では「なにくそ、次こそは」という気になっている。この二律背反っつーのかね、そういう心境がまた男心をくすぐるっつーかなんつーか。

ってな事を朝からぼんやり考えていたら、出勤時間になってしまった。泡食って出勤。ゆえに、朝食食べ損ねてしまった。

朝食無しってのが体に与える影響ってのはどれくらいあるのだろう。ここ最近律儀に朝御飯を食べているので、朝食抜きってのはもの凄く久しぶりなのである。だから、だからこそ、朝食を抜いた今日は「うわあ、やっぱり朝御飯抜きだと辛いわぁ」って体調でなくては困るのだ。今までやってきたことが正解であって欲しいからだ。

・・・いくら時間が経っても、体調が悪いとか頭がぼーっとする、という事はなかった。朝食抜きの効果、皆無!がっかり。

せめてお昼頃には「おなかすいたぁ」ってなって、ドカ食いしちゃうくらいの愛嬌はあったっていい。しかし、朝食抜いたにもかかわらずいつも通り・・・いや、ひょっとするといつも以下・・・の食生活になってしまった。なんなんだ、これは。さらにがっかり。ひょっとして、僕の体って鈍いのか?

一つ考えられるのは、出勤の時に走ったから血圧もあがり、新陳代謝が活発になって朝食食べたと同じ効果があった・・・と。うそ臭いけど。

新人が今日職場配属になったので、歓迎会と相成った。席がはじっこだったので、「こりゃいいや、おつまみが取りにくいポジションだから太る心配がない」とタカをくくっていたがそれが大間違い。各種注文の品が自分の目の前にどかどかと並べられるポジションに位置していたため、結果的にお酒類を結構な量摂取するハメに・・・。

終電近く、帰路に就いた。ちと足元がおぼつかないが、このまま帰ってどかーと寝てしまうのはものすごく不毛という気がしたので、30分歩いて帰った。しかし、よけい酔いが回ってしまったのは大いに誤算。

帰り際、落ち着かない胃袋を黙らせるために生野菜セットをコンビニで購入した。さて、これを食べておけば胃袋すっきり、快食快眠だ・・・と思っていたのだが、実際のトコロ全然胃袋が受け付けようとせず、保留扱いとなってしまった。今朝のおにぎりに続き、今日二度目の保留あつかい。おいおい、腐らないのかぁ?

【04月22日(火曜日)】<89.8キロ>

朝食:日高こんぶおにぎり,毎日骨太300ml
昼食:かぼちゃコロッケ、パンプキンサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール668ml、マクドナルド・ベーコンレタスバーガー、ポテトM、ナゲット5個

にゃはは、ダンディズムとはかくあるべきなのだよ、世の男子諸君。見たか!この体重を。昨日の段階では、「太ったなあ」といいながらニヤリと笑っていたこの僕が、今日は一転して初の89キロ台突入なのである。どうだ!俺の事を神と呼べ、崇め奉れ、年に2度お祭りを開け、えーとえーと、とにかくよかったよかったというワケなのである。

まあ、この数値は限りなくインチキ臭いものではある。例のごとく、お酒飲んだ翌日特有の脱水症状。「ああ、喉がカワイたぁ」という状態での体重測定だから、この値が出たものと思われる。だから、体に本来詰まっているべき水分を補給しちゃうと、きっとまた90キロ台に逆戻り・・・ってことになるのだろう。まあ、ここらへんは明日の体重に乞うご期待、ってところだ。

でも、どっちにせよ正式記録として89キロ台をマークしたのは初めてなワケで、これはこれで素直にヨロコンでいいのではなかろうか。そうじゃなきゃ、いつ喜ぶ事があるっての?

ただ、一般人から見ると「なーんでぇ、たった90キロ割れ程度で何を喜んでるんだよ、このくそデブ」ってところなんだろう。そこらへんの意識のズレってのを念頭におかなくては、この「庶民派」を目指すダイエット日記、賛同を得られない。ということで、今日はちょっと控えめに喜んでいるところではあります。へえ。

おっと、もう僕の事をくそデブと呼ぶのはやめてもらおうか。何せ、「高度肥満」から「中度肥満」に切り替わったわけだし。「くそ」ははずして、「デブ」と呼ばれる境遇なんだから!

90キロなんて,ただの通過点にすぎないわけである。104キロからのダイエットだから、「14キロ減量」という中途半端な位置づけにしか過ぎないからだ。これが、キリのいい「20キロ減量達成!」だったら、高野ゆりビューティークリニックもびっくりな成果ではあるのだが。えーと、20キロ減量地点って・・・げ、84キロか。そりゃまだまだ先の話だわなあ・・・。予定では、7月末ってところか。

昨日食べ損ねたおにぎりを、今日食べた。腐ってはいないようだが、こればっかりは半日くらいたたないとわからない。まあ、コンビニのお弁当だから防腐剤はてんこもりだろうし、大丈夫だとは思うんだけど・・・。

ちなみに、昨晩買った生野菜セットはまだ転がったまま。さて,いつこれを食べようか?

お昼ご飯。食べてみて気づいたけど、かぼちゃが二品にも絡んでいた。かぼちゃをペースト状にしたものを生野菜の上にのっけたものがパンプキンサラダなら、そのペーストに衣をつけて揚げたものがコロッケだった。かぼちゃ三昧。まるで料理の鉄人の試食みたいだ。これでおみそ汁の中にかぼちゃが具として入っていれば言うこと無しだが、まあそこまで徹底はされとらんなと。

予想外の残業となったので、寮の食事を食べ損ねる事が確定してしまった。だから、「こりゃ今晩は適当にお弁当でも買って帰るかなあ」なんてぼんやりと考えながら電車を降りた。駅前にはマクドナルドの赤い店先。「ん・・・マクドナルド?そりゃ、現実的にありえねーよなあ。だってカロリー高いだけじゃない。」鼻でせせら笑う僕。「でも・・・そうなると、食べる機会って全然ないんだよな。お昼にマクドナルド、ってのもアレだし・・・」と、ココロがぐらつく。そうこうしているうちにどんどんマクドナルドが迫ってきた。「あ、ベーコンレタスバーガーが半額?145円?ああ、あれっておいしかったっけ・・・あれ、あれれれっ。」「いらっしゃいませー」

こうなっちゃうと、ビールも、なんて話に尾鰭がついてしまい、なにやら不穏な空気に。せっかくお酒飲まない日になるはずだったのにぃ・・・。

さて、帰宅して体重計に乗ってみた。「ま、どーせ体重なんてまた90キロ台に逆戻りしてらぁ」って馬鹿にしつつ、だ。ここら辺もダンディズムを意識してのことなんだけど、体重計が89.0キロを示したとたん、「えええっ」と我を忘れて叫んでしまった。ああ、にわか仕込みのダンディズムはかくももろきものなり。

今朝よりも800グラムも痩せてしまっているのだ。こりゃ見事としか言いようがない。それにしても・・・89キロって、なぜか新鮮さが無い。体重計が教えてくれるうれしい数値なのに、なぜかうれしくない。あっ、わかった。数値が98キロに酷似しているから、「いつもの風景」に見えてしまうからだろう。道理でうれしくないわけだ。

しかし、一瞬88.8キロを体重計が示したとたん、「おおおおーっ」と意味もなく感動してしまった。これだよ、これっ!新鮮ってのはこういうのを言うんだよっ!

さて、こういう体重を見てしまうと、急にうらめしくなってくるのが今日の夕食。「よりにもよってなんでこんなモノ買って帰っちゃうかな?」と苦笑いしてしまった。なーんか、いつだってそうだ。「今日はちょっとカロリー高いモノ買って帰っちゃったな」と良心をチクチクといたぶっている時に限って、体重計は「おめでとうございまーす」と脳天気に減量を告げるのだ。で、翌朝一気にリバウンドすると。とほほ。

で、体重計の結果をふまえて、食べるのをやめたか?いえいえ、そういうワケにはいきませんのできっちりと食べました。ええ。そのかわり、2個も買い込んであったベーコンレタスバーガーの1個は、翌朝持ち越しという事になった。なんか、「翌朝持ち越し」が最近増えているなあ・・・。

【04月23日(水曜日)】<89.4キロ>

朝食:ベーコンレタスバーガー
昼食:魚、スパゲティサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:マカロニグラタン、アスパラの肉巻、ご飯、おみそ汁、コーヒーゼリー

痩せた。あれれーっ、とひとしきり驚くに相当する事実だ。「どーせうたかたの夢だろう、すぐに90キロに戻るにきまってら」という認識で、昨日の日記ではヨロコビをバクハツさせずに抑えておいたというのに、メチャ損をした気分だ。これだったら、もっと大暴れしておけば良かった。クールなダンディを極めようとしたがために、判断を誤ってしまった。ちぇっ。

ただ、まだ全くもって予断を許さない体重ではある。いくらなんでも、この二日間の体重急降下ぶりは胡散臭すぎる。バキュームカー10台並みに臭いではないか。これは、明らかに「いつでもリバウンドしたるで」という宣戦布告に他ならないわけで、気を抜くわけにはいかない。ああ、いつの間にかダイエット初期の頃のように無邪気に「痩せたぁ!」って喜ぶ事を忘れてしまった僕。時間は、人をひねくれさせる。ココロの老化?

昨日の残り物である、ベーコンレタスバーガーが朝御飯に化けた。おかげで、昨晩買っておいたおにぎりが翌日持ち越し扱い。もうこうなったら、腐ったモノにでっくわすまでこの妙なローテーションが続くことになるのかもしれない。ちなみに、一昨日購入の生野菜セットは、袋がパンパンに腫れ上がっていたので「やばいか?」と思ったらどんびしゃ。袋を軽く握ったとたんに「ぱん」と破裂してしまい、中からくっさい野菜がどばどばと・・・あちゃーっ。朝からトンデモないことになってしまった。

お昼。確か魚系の食べ物を食べたような気がするんだけど、ハテ何を食べたっけ。この日は、午後1時からの打ち合わせに備えて食事時間が10分しかなかった。おかげで、時計の秒針ばかり気になってしまい、何を食べたか忘れてしまったのだ。ここ最近、お昼休みがゆっくりとしていない。その為、日記を書く時間がないのは当然としてもパソコン通信にも時間が割けないし、なにやら忙しくてしょうがない。これぞ多忙のジャパニーズサラリーマン!と叫びたいところだが、どーも僕の仕事の効率が悪いだけな気配も・・・あまりこの事については触れないでおこう。

結局、この日は打ち合わせ、打ち合わせ・・・でほとんど落ち着いて机に向かっている暇なし。まあ、これだけ動き回っていれば体重も痩せることだろう。腰に取り付けた万歩計も、1万2千歩をマークした。さあ、これで体重は減っているはず・・・と、家に変えるなり、体重計にダッシュ。<89.0キロ>。

意外とオモシロ味のない体重だったので、拍子抜けしてしまった。いやー、人間の欲望っつーのはとどまるところを知らないモンで、89キロでさえ「つまらん体重だ」と言ってのけるんだからタマランものがある。でも、実際帰宅直後に89キロってのは面白味のない数字ではある。これで夕食食べて,1.2キロ太って、寝て起きて800グラムほどリカバリー。ほら、体重は現状維持程度しかできていないってことになる。

と、ここで「今晩の夕食」なのだ。結構どころか相当久しぶりに寮で食事をすることとなった。会社からの帰り道中、ずっと「寮の食事ねえ・・・太るなあ・・・」と、いやーな気分で帰っていた。太るかどうかはともかくとして、もの凄く寮の食事を食べるのがだるいというかなんというか。よっぽど、駅前の牛丼屋にでも駆け込んでしまおうかと思ったくらいだ。

料理がトレイに出そろうまでの間、ご飯を盛っていたのだがやはりついつい盛りすぎてしまう癖は抜けきっていない。どうしても「ちょいちょい」と多めに盛ってしまうのだ。まあ、以前のように「これでもか、これでもか」と仏様に差し上げるようなてんこ盛りなご飯にはしなくなったものの、ちょっとだけ量が多い。お昼の小食ぶりと比べると、この違いは我ながら大いに謎だ。

で、ご飯を盛り終わって振り向いてみると・・・トレイには料理が用意されていた。げっ、やっぱ量が多い!僕の本音から言えば、グラタン一品でいいもののあともう一品こんばんはをしているし、ゼリーまでついている。うーむ。思わず、ちょっと多めのご飯をしげしげと眺めてしまい、「まずったなあ」と後悔したが、今更炊飯器に戻すわけにもいくまい、そのまま食べることにした。

さらに、喉が無性に乾いていたのでがぶがぶと水分を補填した。これで、食後には一気に90.8キロまで太ってしまった。あーあ、明日の朝は絶対に太ってるぞぉ。

【04月23日(木曜日)】<89.6キロ>

朝食:こんぶおにぎり
昼食:サンマ塩焼き、ごぼうサラダ,ご飯、おみそ汁
夕食:ビール少々、おつまみ少々

昨晩、あれだけ水を飲んだのにおしっこの量が少ないぞ、こりゃやばいぞという危機意識を盛っていたのだが、その直感はあながち間違ってはいなかった。太ってしまったのだ。まあ、90キロ台におっこちなかった分良しとしなければならないのだろうが、少なからずがっかりしてしまった。

とここまで書いて、はたと気づいた。今日の日記の冒頭の体重を、98.6キロと記入して、「90キロ台におっこちなかった分・・・」という記述を「100キロ台におっこちなかった分・・・」と書いている事を。あわてて訂正した。やはり、まだ80キロ台という事実になじみが薄いため、ついついなじみ深い90キロ台を念頭に文書を書いてしまう癖がついてしまっているらしい。

そりゃそうだ、90キロ以下になるのって・・・4年ぶりくらいか?ちなみに、高校3年生の時が最高84キロだったので、あともう一踏ん張りで「高校時代のスタイルに戻れる」のかもしれない。ガンバらなくちゃ。(といっても、体はもう老いているのでたるんでしまっているとは思うが・・)

ちなみに、高校3年で84キロあったものの、大学入学時は78キロまで落ちていた。ナゼか。たった一カ月間、春休みに深夜のアイスクリーム工場でバイトをしたからだ。いま考えてもすごい勢いでやせたもんだ。ちなみに、仕事は立ちっぱなしで10時間。ベルトコンベアでアイスクリームがひっきりなしに流れてくるので、よそ見はできない、雑念すら抱けないスパルタな世界だった。これで痩せてしまったのかもしれないが、決定打だったのがバイト初日、夜更けの工場へ出勤していたら慣れない土地故に2メーター以上の深さを誇るどぶに転落してしまい、前歯をへし折ってしまったからだろう。おかげでバイト初日は血みどろになって仕事をしていたわけだ。それからしばらくは、まともにモノが食べられなくて難儀をしたモンだ。(結局、この時の差し歯代金で7万円。何の為にバイトしてんだか。まあ、親が支払ってくれたからよかったけど。)

さて、今朝の朝食だが、ここ最近のトレンドというかなんというか、昨日の残り物である。一昼夜ゆうに時を越え、食卓にあがったためにおむすびのぶんざいにしては水分が少ない。ノリがぱりぱりしているのかと思ったらご飯までちょっとぱりぱりしていた。新型のクリスピータイプだろうか。さすがにちょっと水分がなければ食べにくかった。なんちゅーおにぎりだ。

今日もお昼はほとんど時間なし。とりあえず食堂に残り物同然で転がっていたサンマの塩焼きをゲットして食べた。カロリーなんて気にしている暇なんてありゃしない。

職場で、スーツの上着を脱いでシャツ姿でうろついていると「ああ、ホントに痩せたねえ」といろいろな人からありがたいお言葉を頂戴する事が増えた。やはり、上着を脱がないと痩せたという事を理解してもらいづらいらしい。よし、こうなったらワイシャツも脱いでパンツ一丁で職場を闊歩してみなくてはなるまい、と一人企画書をパワーポイントで作ろうと思ったが、あまりに市場ニーズがない企画だという事に遅蒔きながら気づき、やめにした。

やせ始めのことは、「痩せたね」と言われることが無性にうれしかったのだが、そろそろなじんで来た。むしろ、「まだまだダイエットは中間地点、嗚呼まだ先はながい」という気分になって、思わず遠い目をしてしまう。「痩せる」という事はあくまでも現在進行形のでき事に過ぎないわけで、それそのものが最終地点ではないのだ。「痩せ終わった」っていう日本語が存在するかどうかは知らないけど、そういう境地に到達してこそ、「さあみんな僕をうらやましがれ、誉めろ」とデカい顔して街を練り歩く事ができるのかな,なんて考えてる。さて、そんな日が果たしてくるんだろうか?今のところ、大きなスランプはなく順調に痩せてはいるんだけど・・・ひょっとしたら、このまま痩せ続けてしまいには体重が30キロとか20キロになっちゃうんじゃなかろうかしらん。

某社と打ち合わせが終わった後、その質疑応答もかねて会社の食堂で軽くいっぱい飲んだ。今度こそ一番すみっこだったので、大しておつまみを食べることもなく、そしてビールを飲むこともなく終了。で、ビールのおかげでおなかは結構膨れている・・・気がしている・・・。やはり、ビールは飲むというより食べるものなのか?麦から作っているんだから、「液体パン」とでも思っておけば、「今日はメシ食べてない!」と不満がる事もなかろう。

【04月24日(金曜日)】<89.6キロ>

朝食:こんぶおにぎり、さらさらトマト350ml
昼食:白身魚、海草サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール、サワー、おつまみ各種

横這いというのを単純によろこぶべきか、「変化がない」と悲しがるべきかは賛否両論分かれるところだ。しかし、昨晩の食事の量・・・というよりお酒の量・・・を考えると、太る事はちょっと考えられなかっただけに、痩せなかったという事実は僕を大いに不愉快にさせた。

それにしても、プレッシャーが大きい。いつ90キロ台に逆戻りするのか、ということでひやひやしっぱなしなのである。早いところ88キロ台に突入してくれりゃ、「まあ少々太ってもええわなあ」という気にもなるんだけど、綱渡り状態の89キロ台だと、おちおち太れやしない。・・・あれ、ダイエットなんだから太る必要はないんだっけ。すっかり忘れていた。

昨晩コンビニで食材調達を行った際、毎日骨太が売り切れだった。だから、さらさらトマトと相成ったわけだが・・・売れてるねえ、毎日骨太。最寄りのコンビニでは、ご丁寧に5列も毎日骨太の領域を確保しているにも関わらず、売り切れてしまっているんだから!やはり、容器に「一本で一日分のカルシウム」なんて書いてあるのが現代人には激しいインパクトを与えているのだろう。テレビをつけりゃ、「骨粗鬆症に注意!」なんて警告しているし。

昨今の「栄養をとろう」キャンペーンで真っ先に登場したのが、ビタミンCだと思う。いろんな商品にビタミンCが取り入れられて売られているけど、モノの本によると、ビタミンCはほっといてもちゃんと摂取できているらしい。なんせ、一日50mgで十分だからだ。おいおい、C-1000タケダなんて、一日の摂取量の20倍もビタミンCが入っているじゃないか。なんなんだろう、これって。

最近はサケの白子からとったデオキシリボ核酸なんかがヒソカにブームらしい。DNAの元になるものを補充することで、老化防止になるんだと。実際、一カ月毎日飲んでいるとテキメンな効果がでるらしいけど・・・一度やってみようかしらん。カルシウムに気を使うよりもはるかに効果ありそうだし。あれ?白子ってことは、精子ってことだよな、だったら自分のを飲めば一番てっとり早いんじゃ…おいおいおいおいっ。

最近のお昼はがぜんお魚が多くなってきた。カロリーを考えると、魚を選択する行為が一番安心だからだ。3カ月前までは、「お昼ごはんにお魚?ンなことやってられっか」と一瞥する程度の存在だったにもかかわらず、よくもまあここまで変わったモノだ。実際、「肉?ちょっと油っぽいなあ」と、カロリーの要素以外の理由で敬遠するようにもなってきたし。

ただ、お酒を飲んでいるときは好んで油モノを食べたがるのはなぜだろう。お酒に関しては相変わらずの食生活。いや、さらにひどくなってきているかもしれない。注意!

仕事の関係で飲み会がセッティングされた。「さあこれから頑張りましょう会」だったわけだけど、気がついたら結構ビールを飲んでしまった。立食パーティーの時は、「かろりぃかろりぃ」と呪文をとなえて、ビールには極力手を出さないようにしている。しかし、席に座って飲むとなるとどうもペースが乱れてしまうようで、ついつい飲んでしまっている。

結局、この日は飲み会→飲み会→カラオケ、と3次会まで実施。その都度飲んでいたんだから、体重に与える影響は日本沈没に匹敵するほどのモノがあるに違いない。とほほ・・・。家に帰り着いたら、そのままメガネかけたまま寝込んでしまった。ホント、いつかメガネが壊れるに違いない。最近こんなのばっかだ。

【04月25日(土曜日)】<89.2キロ>

朝食:天むす
昼食:菓子パン2個、さらさらトマト350ml
夕食:ビール、ピザ数切れそのほかおつまみ夜食:味噌ラーメン

今日も明日も明後日もぉぉぉ。なーんか最近、お酒ばっかりだ。自らお酒を招き寄せているという事情もあるんだけど、それをさっぴいてもお酒ばっかり!テレビや健康雑誌なんかじゃ、「一週間のうち二日間は休肝日を設けましょう」なんて言ってるけど、つくづく実感。学生の頃、この話を聞くと「一週間のうちに2日、飲まない日を作る?えええっ、逆じゃないの?飲む日が2日、ならわかるんだけど・・・」なんて考えていたモンだ。それが今では「ひぃぃ、お酒から逃げられないよぉ」という事態なんだから。

でも、お酒飲む席がセッティングされても飲まなきゃいいだけのはなし。それをついつい飲んでしまうところに罪深さがあるっつーか、哀しみに満ちあふれているっつーか。

天むすなんてコンビニで売っているとは知らなかったので、食べてみた。うみゅ、どこがどう「天」なんだかさっぱりわからんかった。天らしきものが中に入っているのは、そりゃ分かる。僕だって味オンチじゃないから。でも、時間がたっちゃうとここらへんの境界線がふやけてワケがわからなくなってしまい、ハテ「天ぷら」にした意味ってどれほどあったのかしらん、とクビをひねらずにはいられない。ただ単にエビを加熱調理するだけのための手法としての天ぷら、だろうかしらん。

家でごそごそ作業をやっているので、大しておなかが空くワケじゃないんだけどお昼になったからお昼ご飯、と相成った。「食事時になれば腹が空く」とよく言うが、僕の場合は「食事時になれば食事をする」なのである。そこに「腹がすく」という要素が入っているか・いないかってのは大した問題じゃない。

ダイエットやっててつくづく思ったのが、「おなかすいたぁ」って感じるようじゃ、駄目だなということ。空腹だってことは血糖値が低いワケで、そんな時に食事しちゃうと栄養を吸収しすぎてしまう。だからこそ、常に空腹にならない程度、かつ腹いっぱいにならない程度の食事をとっていなくちゃいかんというわけだ。スポーツ選手が一日5回とか食事をとっているが、なるほど理解できる。

寮の「新人歓迎会」ということで、食堂を使って飲み会が開催された。せっかくの土曜日でも、飲みが続くんだから感心するしかない。それにしても、社会人…っていうか、学生以上ってのはちょっと集まるとお酒飲むねえ。そろそろお酒好きな僕でも食傷気味。

お酒飲んでもいいんだけど、やっぱりシチュエーションっつーのがいる。僕なんて、旅行に出かけたり友達とどこか外出して食事、なんてことになるとほぼ必ずビールを飲む。これは、「シチュエーション」ができあがっているから。だから、「のまにゃならんでしょー」ってイイながらついつい飲んでしまう。でも、これはご愛敬ということで別にいいとおもう。問題は、シチュエーションが自分の中で構築されないままに酒席がセッティングされるということ。仕事上での宴席なんてのがまさしくそれなんだけど、もうちょっと頻度が少なく、その飲み会に向かってのうわーっっていう気分の盛り上がり、なんてのがあればいいんですけどねえ…。

昔だと、「お酒久しぶり!」とか「ただでお酒が飲める!」ってはしゃいでいられたんだけど、今じゃ「お酒のんでばっかり…」「お金なんてそこそこ持っているし…」と、気がつけばネガティブになってしまいそうな気配。おっとっと、これじゃいかんいかん。

新人歓迎会が終わったあと、しばらく僕の部屋が「居酒屋おかでん」となり、気のあった仲間とおしゃべり。そのうちに、「ラーメン食べにいこう!」なんて話になり、深夜だというのにのこのことお出かけする事になった。目指すは「味噌一」というラーメン屋で、ここ最近人気急上昇の東京唯一の味噌ラーメン専門店なのである。以前1回、酔った状態で食べた事があるのだが、酔ったいきおいでぐるぐると「卓上ごますり器『すりっきー』」をブン回してしまい、スープの味が「ざらざらしてるナ」程度の認識しか無かった記憶がある。さすがに食後、「こりゃ正確な判断できてないなあ」と思ったので、今日こうしてリバイバルというわけである。

で、味噌一。いやあー、おいしかったあ。スープが名残りおしくっておしくって、もうごちそうさまして口だってナプキンでぬぐったあとだというのに「あともういっぱい」とすすってしまう、そんなおいしさ。見ると、隣りに座っていた友達はほとんど全部スープを飲んでいた。いつも「痩せなきゃ痩せなきゃ」と言っている(でも、すでに相当痩せているのだが…)ヤツだというのに。

そんな大満足状態で帰宅。もう、深夜の夜食で太ってしまったぁ、なんて事は気にしない。だって、これだけ満足したんだから。結局、太ってるのはどーでもいいんです。満足しつつ、太るんだったら文句無し。ええ。イカンのは、満足してもいないのに太ってしまうというパターン。それはつまり何かといえば、カウチポテト状態で夜中スナックを食べるとか、そういう事。大した満足感もないのに惰性でばりばり食べて、結果として太る。これじゃ、救われない。おいしいモノを適量食べて、「あー、おいしかったぁ」とにこにこ顔で太るなり痩せるなり、していかなくちゃ。

(つづく)

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