1998年05月第2週(05/10-05/16)

【05月10日(日曜日)】<87.4キロ>

昼食:味噌一「火吹き」コーンラーメン
夕食:白身魚の焼き物切り身,ジャガイモと牛肉の煮物、ご飯、カニみそ汁

精神が不安定になって、相当グチっぽいことを書いてしまったが、一番の特効薬は痩せることだ。結果を出すことだ。だから、今日の体重を一目見るなり、昨日までの憂鬱はどこへやらにこにこ顔になってしまった。

ただ、逆に言えば常に痩せ続けないと落ち着かないというわけで、これはこれでちょっと神経質なのかなあ、なんて気はする。「気はする」っていう表現から見ても分かるとおり、あんまり真剣にこのことについては考える気がないんだけど。

ここ最近おなじみの「味噌一」であるが、今日もお昼はここだった。味噌ラーメンということで、具が多いしおいしいし,食べる動機づけとしては十分すぎるほどの魅力を放っている。その点、関東の人たちはなんでああも醤油ラーメンにこだわるのか、疑問でしょうがない。醤油ラーメンの具のなんと貧相なことよ。いや、貧相って言ったら「チャーシューなんて時間かけてじっくり作ったんだ」とかいろいろ怒られそうだけど、「ぐぐう、食べたいっ!」と食べることによってシアワセな気分にさせてくれる要素が少ないような気がする。でもまあ、あれだけ行列ができたりするんだから、きっと俺と関東人との価値観が違うのだろう。関東人は関東人なりに「醤油ラーメンっ!」というよろこびがあるんだろう。

さて、くだんの味噌一だけど、辛さが4段階ある。いわく、「ノーマル」,「ピリ辛」,「火吹き」,「爆発」。俺にとってピリ辛はちょうどよい辛さだったので、今日は一段階上の「火吹き」にチャレンジというわけである。ナニゴトもチャレンジ精神を失ってはいかん。まあ、「辛いものを食べれば新陳代謝が高まって、ひょっとして痩せやすくなるかもしれん」というアホなひらめきがあったというのも否定はしないけど。

で、「火吹き」はどうだったか。うん、辛かった。でも、ガマンできない辛さじゃなかった。これよりさらに一段階上の「爆発」は、「食べれるものなら食べて見ろ!」と提供する側のお店がお客様を挑発するというワケのわからないラーメン。次回はこの「ボスキャラ」攻略ということになるのだろう。

「なんでぇ、ちょろいじゃん」とは思ったが、「ひょっとして味覚が馬鹿になったのかもしれない、大丈夫かなあ」なんて不安にもなる。辛さに敏感=味覚が鋭いというイコール関係は必ずしも正しくはないはずなんだけど、やっぱり辛さに強いってのはあんまり自慢になるもんでもないかな、なんて思う。

一時激辛ブームってのがあったけどあれって「その場のノリ」的なお遊び要素が強かった。「辛いものを無理矢理食べさせるバツゲーム」であるとか、「これだけ辛いモノ食べることができるんだぜぇ、俺って」みたいな自慢の対象であったり。なんのために辛いのか、これじゃさっぱりわからなかった。ひょっとすると、そのブームの時と同じ事を俺はやってるのかもしれない。

食後,しばらく胃袋がぽかぽかと暖かかった。胃袋の輪郭を実感できる、数少ない経験だった。歩くと、胃袋の中でピリ辛のラーメン汁がたぽたぽとゆれる。それにあわせて、胃袋の暖かい部分が動く。「おお、これが生きるってことなんだなあ」なんてちょっと感動。

結局この日は一日机に向かいっぱなしで作業しっぱなし。たまの休日なんだからパソコンは見たくないんだけど、そうせざるを得ない状況・・・。ああ、いい天気なのに。

シェフの辞書に「コスト」というコトバがふっとんでしまったのか、それとも何かの気まぐれか、おみそ汁の中にカニが入っていた。これにはキモを冷やしてしまった。た、タラバちゃん!また,こういう時に限って早い時間に食堂に赴いていたもんだから、カニをすくい放題。いつものように食堂閉店間際にのこのこと出頭していたら、きっと今晩がカニのみそ汁だという事にはきづかなっただろう。具には限りがあるからだ。

とまあ、カニが好物でもなんでもない俺でさえ、にこにこ顔でカニをせしめるんだから、カニってのはいかに日本人に愛されているかわかろうもんだ。きっと、法律で「人間は異性以外にもカニと結婚することを認める」というのが成立すると、カニと結婚する輩が続出するのだろう。あと、「エビとは結婚できんのか、差別だ」とか、「松茸は対象外なのか?」という抗議や問い合わせも殺到することだろう。ああ、恐ろしい時代だ。

で、カニだけど、主にダシ取り用途だったために味はすかすか、ぶつ切りになっているおかげで食べにくい上に具がほとんどない状態だった。ううむ、やはり一筋縄ではいかぬ。

【05月11日(月曜日)】<87.8キロ>

朝食:めんたいこおにぎり、毎日骨太300ml
昼食:ちくわの磯部揚げ(小皿),サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:割子そば、絹豆腐1丁、揚げシューマイ小4個、にぎり寿司3カン

うーむ、太った。なんで太ったのかはまったく理解しがたいが、やはりカニを粗末に扱ったバチなんだろう。そうとでも解釈しておいたほうが、精神衛生上非常にヨロシイ。あんまり「あれが太った原因か?」なんて身の回りをほじくり倒していると、まいってしまいそうだ。

と、ダイエット日記という自省するチャンスを持ちながら太っても全く反省する気がない俺。反省したからやせりゃ、それはおめでとうだけどそうは一筋縄に行かないってのが今までからの経験則でして。

それにしてもまたもや綱渡りの始まりを予感させる体重だ。つい数日前には88.8キロで「いつ89キロ台に転落することやら」と精神をすり減らしていたが、それがずるっと1キロ分シフトして、87.8キロでの綱渡りが開始されそうな・・・やはり、体重はコンマ4キロあたりがちょうど気分的に良い。「もうちょっとガンバれば」という気持ちにさせられるからだ。やっぱりスケベエ根性ってのはこういうところでも発揮され、「あともうちょいっ!」というチラリズムが活力を産むのだなと一人感心。

太ったという事で、ちょっとお昼ご飯には気を使ったつもり。とっとっと、そういえばここ最近「太った自分に折檻だ」とか称して、お昼ご飯はいつもロクなモノを食べていないような。でもまあ、ちゃんと満腹になっていて満足はしているんだから、不思議。要するに、食前の「食べるぞぉ!」という意気込みと、実際の胃袋の大きさとが整合とれてないってことなんだろう。食べる意気込みだけはまだまだくそデブ時代の名残があるようだ。

ちょっと帰宅が遅くなってしまい、寮の食事を食べ損なってしまった。だから、コンビニで買い出し。かといって、豪快に「○○カツ弁当」だとか「特盛○○」なんてのを買うわけにもいかず、コンビニで立ちつくしてしまった。あまりにもうろうろしているので、店員に不審な目でマークされる始末。みっともないったらありゃしない。結局、なんだか和風チックなモノを買ってきて食べましたとさ。

【05月12日(火曜日)】<87.8キロ>

朝食:にぎりずし9カン,毎日骨太300ml
昼食:関東炊き,ツナサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール666ml、グルメビーフバーガー、チキンタツタ、ポテトMサイズ、ナゲット5個

俺のことをノストラダムスと呼べ。案の定、昨日と同じ体重での綱渡りゲームがスタートしてしまったのだ。しかも、今日は88.0の値をちらちらと見せるありさま。もう、ホント首の皮一枚で「87.8キロ」という正式体重をマークしたわけだ。

昨日寝る前の測定が88.0キロだったので、「こりゃ確実に87.8キロ維持は可能だな」と余裕をかましていたのだが、危なかった。というより、88.0キロに限りなく近い87.8キロなんだから、事実上の敗北である。

ダイエット!?日記スタート当初は、寝ている間に600グラム程度減るというのが相場だった。なんでこんなに体重が減るのか疑問だったのだけど、痩せるモノはしゃーないやんと深く追求はしてこなかった。しかし、ここ最近は寝ている間全然体重が落ちなくなってきたのだ。今朝の数値のとおり、200グラム痩せるのが普通。400グラムやせりゃ、街を挙げてのお祭りに発展しそうな勢いだ。200グラムの減量ってことは、要するに朝起きてお手洗いに行って排出した分オンリーってことだ。あれ、じゃあ痩せちゃいないってことじゃないか。うーん?

厳冬の頃は、暖かい季節を夢見て「夏になれば新陳代謝も高まる、痩せやすい環境になるんだ」なんて口走っていたが、どうもイカンようだ。まあ、ダイエットも進行して痩せにくくなってきているのはわかるんだけど。

昨晩買ってきたにぎり寿司は何を勘違いしたか12カンもある「1.5人前」。おかげで、昨晩はその3/4をも残してリタイアしてしまった。当然、そのツケは今朝に回ってくるわけだ。さあ大変、朝からにぎり寿司を9カンも食べるハメになるとは。結局、食べ物を粗末にでけん性格なので、余さず食べた。朝からおなかがいっぱいになってしまった。膨れたおなかをさすりながら、カロリー計算をして「うみゅ、朝から豪快だわい」と苦笑い。

窓を開け放しにして寝ていたので、ちょっと鼻風邪をひいてしまった。ひどくなりそうだったので、久しぶりに鼻炎のクスリを飲んだ。しかし、これが効き目の強いこと強いこと。昼下がりまで足元がふらつきそうになるくらいぼーっとしてしまった。今までも同じクスリを飲んでいたが、こんなに効いた・・・というより副作用を感じたことはなかった。

痩せたからクスリの効果が強く感じられた?肝臓の調子が良くなってきたので、クスリの成分が吸収されやすくなった?とまあ,自分にとって都合の良い妄想をあれこれと並べてみた。うん、なかなかいい気分だ。真実はもっと別のところにありそうな気がするけど、ウソを承知でいい気分のままでいよう。深い詮索はがっかりさせるだけだし。

お昼。おでんのことを「関東炊き」という表現をするのって、関西の人たちじゃなかったっけ?なんでわざわざこういうマイナーな表現を使うのか、謎だ。

いや、最初「これはおでん以外の新手の料理なのかもしれない」と一口一口、まるで料理の鉄人に出てくる審査員みたいに慎重に味わってみたんだけど・・・単なるおでんじゃないか、これっ!しかも、味のしみこみがちと甘いときたもんだから悲しい。

帰宅が遅くなったのとなにやら油分が無性に食べたくなったこともあり、マクドナルドに寄ってしまった。ついでにビールも買った。ホントはこの夕食の記録、適当にウソついて誤魔化してしまおうかとおもったんだけど・・・それくらい、ハズカシい食事内容。ひひーん、ごめんなさぁい。ホントにウソついたろうと思い、最初は「ビール」の記述ははずしていたんだけど、そうなるとなんか妙に食事の量が多すぎる。これはこれで異常だった。ということで「ああウソはつけんもんだなあ」とあきらめて、投降したのであった。

【05月13日(水曜日)】<87.8キロ>

朝食:シーチキンおにぎり
昼食:かき揚げ1枚、コーンサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ワイン1本、油揚げ2枚、お刺身3種類ちょっとずつ

うむ、横ばいなのである。毎晩、「こりゃ翌朝は太るぞ、88キロ台に逆戻りだぞ」とひやひやしているので、たとえ横ばいという結果であっても「ふう助かった」という気持ちの方が強い。やましい事ばっかりやらかしているので、現状維持でも大モウケ。以前みたいに、「努力しているのに痩せない!どういうことだ!」という絶望感に満ちあふれた状態ではないので、ゆとりがあるわけだな。

本来昨日の朝に食べるべきおにぎりを翌朝に持ち越し。冬ならこういう事やってもユルされるかもしれないけど、そろそろ気候も温暖化してきたのでむちゃしないようにしないと。「痩せました!・・・でも、おなかこわしたからなんですけど、ね」なんていう事態はみっともないったらありゃしないんで。

俺は、シーチキンとツナとは同一のモノだとばかり思っていたのだが、どうやら違うようだ。コンビニで、「ツナおにぎり」と「シーチキンおにぎり」が並んで置いてあるのを発見したからだ。どう違うんだろう。マヨネーズであえてあったらツナになる、とか・・・どきどき。情報求む。

最近、食堂の前でメニューを見て「うわ、これカロリーさえ問題なければ食べたいっ!」とくらくらしてしまう事がよくあったが、ここ最近は禁欲?生活にも慣れ、サトリの境地なのである。少々の事では動揺しないし、少々のメニューでは食指が動かない。しかし、今日のメニューで鶏肉の唐揚げがあったのを発見して、長年の蓄積であるサトリはもろくも崩れてしまった。ただ、一度サトリを開いた人間は底力があるのか、かろうじて「かきあげ」小皿ゲットでクリア。危ないところだった。ちなみにこの鶏肉の唐揚げ、400kcalちょっと。決して高カロリーではないんだけどねえ・・・。

ワインを買った。いつもだとワインを買うときってのは「酔ったるぞ、こら」という時。だから、安くても良い。というより、1年ちょっと前に「安酒紀行」という連載をパソコン通信でやっていて、一本298円だとか350円だとかの胡散臭いワインばかり飲み倒し、そのまずさを克明に記録するといういかにもゲス事をやっていた。この時に「まずいワイン」っつーのをさんざん思い知ったので、少々まずくてもとりあえず平気になってしまった。まあ、まずいといっても腐っても果実酒。安日本酒のまずさとくらべればまだマシってヤツだ。

で、今日に限っては「ちょっとだけましなワインを買ってみようか」と、700円ちょっとのサントリーレゼルブを買ってみる。この「ちょっとだけまし」というのは,限りなくゼロにちかい「ちょっと」なんだけど・・・。

さっそく飲んでみたが、いつも買っている400円ちょっとのワインのわざとらしい甘ったるさとは違い「ああそうそう、ワインってこういう味に近かったっけ」って初歩的な感心をしてしまった。「近かった」という記述から見て分かるとおり、やっぱりなんか本来の味とは違う気がするけど。

ふと飲んでいる最中にPHSに目がいくと、いつの間にか留守電がはいっていた。大学のゼミの後輩からだった。就職活動で俺が勤務している会社を志望しているんだとか。「ならば!」と酔った勢いでそいつの家に電話をかけ、40分近く「ウチの会社ってのはね」なんてろれつのまわらない口でエラそうなご託をならべたててやった。きっと、その後輩は「ウチの会社=酔っぱらいの会社」というイコール関係を頭の中で構築してしまったに違いない。こんなセンパイを持ったというのも不運なこっちゃ。

【05月14日(木曜日)】<87.0キロ>

朝食:きのこスパゲティ
昼食:かぼちゃの天ぷら(小皿)、オニオンサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:味噌一火吹きコーンラーメン

ホントかあ?いくらなんでもこれは疑わしい。ワインのおかげでトイレに行きたくなり、起床時間の2時間前に一度起きたのだが、その時の値がこの87キロジャストだった。そりゃまあ、確かに昨日寝る前に測定したら87.6キロだったんでこうなってもおかしくはない。でも、こんなうれしい誤算ってあってもいいのかしらん。

「いいや、ウソにきまってる。ダマされるもんか。ワイン飲んだから体が脱水症状なんだ」と自分の体重を全否定し、「どうだぁ」と絶叫しながらウーロン茶を体が欲しいだけ飲んでやった。「どうだ、まいったか」何がどうまいってんだか?

さて、ホントの起床時間になって、再度測定を行ってみた。すると・・・あれれっ、ホントに87キロのままだった。さっきウーロン茶で体重が増えた分は、起床した後のお手洗いで排出してしまったらしい。うれしいなあ、うれしいけどなんか怖いなあ。

今後の体重予測としては、明日あたりは87.4キロに一度逆戻りするだろう。そして、2日ほど横ばいになって、87.2、86.8・・・となって、また停滞かな?一週間後の21日の体重予測は、86.8キロってところか。

まあ、5月1日の体重が89.2キロだったわけだから、もう今月に入って2キロ痩せるというノルマは達成してしまったわけだ。月半ばにして達成なんだから、あと半月はきらーくに痩せていけばいいかなと。神経質にならないように、がこれからのテーマだろう。なんてえらく物わかりの良いことを言ってるけど、実際痩せなきゃどんなに「ノルマは達成済みだってば」とたしなめても神経質になっちまうんだろうけど。

何がかなしゅうて朝からスパゲティを食べるんだろう。本場イタリア人だってそげな事はやらないのと違うか?でもまあ、仕方がない。昨晩のおつまみ用として用意していたモノが余ってしまったから、翌朝持ち越しなのである。まあいつものパターンですな。結局、今日もスタンバイ済みだったおにぎりは翌日持ち越しが決定。できるだけ室温が低いであろう場所にこっそりとおにぎりを保管して、出社。

お昼ご飯、昨日かきあげ今日天ぷら。なんでぇ似た様なモンばっかり食べてるじゃないか。やっぱり、体が油を恋しがっているのか。「油分は一日大さじ2杯まで」なんて医学事典「マイドクター」は警告してるけど、そんなの一切おかまいなしな状態。やっぱり、食後の満足感を考えると油分が適度にないと辛い。そこらへんのぜいたくはまだやめられませんなあ。

仕事をがたがたやっているうちに、会社を出たのが10時近くだった。寮の食堂が閉まっているのは当然にしろ、どこかで食事をするといってもなかなか難しい時間帯だ。いや、お店がないわけじゃない。寝床につく時間が迫っているだけに、何を食べればよくて何を食べてはいけないのか、というわけ。

最初は「まあカップラーメン1個400kcal也を食べておけばちょうどいいんじゃないか、満腹感もあるし」なんて考えていたが、「味噌一のラーメン・・・っていう手もあるよね・・・」と考えたとたん、急に空腹感が襲ってきた。

味噌一ラーメンがいかにおいしいかはここ最近頻繁に取り上げている通りだ。「ラーメンなんて食事にするのはもったいない、男なら黙って定食を食べるべし」的な考え方な上に、「ラーメン屋に行列作ってるやつら、そんな暇あったら日本の景気回復のために働け!」なんて考えていた俺。その俺を見事にラーメンに傾かせてしまったんだから、偉大だ。そのラーメンを想像しただけで、「うーむ、今日はやっぱり味噌一だなあ」というムードにいっきに流れてしまった。特に、前回食べた「火吹きラーメン」のあの絶妙な辛さを想像すると、口の中につばがたまるという「はらぺこ少年」状態にまでなってしまった。

お店に到着するまで、「1.5人前にするか、1人前で我慢するか、半ライスをつけるかつけないか」で苦悩しっぱなし。おかげでまともに前すら見ないで歩いている始末。ここ最近、食べ物に関して苦悩することが非常に増えた。以前だったら「えーい欲しいだけ食べちゃえばいーじゃん」と、思い付くまま欲求の赴くままに食べていたんだけど、ここ最近は「胃袋」と「理性」が拮抗してきたのだ。だから、胃袋の要求と理性とが頭の中で激しくバトルを繰り広げる事になる。おかげで、えっらく優柔不断になってしまった。コンビニじゃ、あまりに決めかねてウロウロしているもんだから店員にマークされる始末。これがあともう少ししたら、「理性」が完全勝利の凱歌をあげるのだろう。そうすれば優柔不断から脱却できるはずなんだが。

結局、「火吹き」の1人前というオーソドックスなものを注文。そう、理性が買ったのだ。この結論が出るまで、所用時間15分。地獄のような格闘だった。

ラーメンの具を食べおわり、スープだけが残った時、あなたはどうする?ご飯をかけて、猫まんまにして食べるか、それとも「塩分とりすぎにチュウイ」とスープを残すか、それとも最初っから「スープはあんまり飲まない主義」か。俺もやっぱり塩分は気にするタイプ・・・というより、カロリーも気になるので基本的にも応用的にもラーメンのスープは見捨てる事にしている。だけど、味噌一のラーメンの場合そうはいかないのだ。

「よし、食べおわった・・・帰ろうかな。最後のひとすすり、スープを飲んでおしまいだな・・・ずずずっ。ああ、おいしい。あ、もう一口だけ・・・」とまあ、こういう事が際限なく繰り返される始末。お酒が入っていたりして理性が弱まっていたら、確実に空っぽになるまでスープを飲んでいただろう。かろうじて「待て待て!」という警報が発せられ、飲み干すのは我慢した。それくらい、スープがおいしい。

さすがに火吹きラーメンだけあって辛いので、水を2杯飲んだ。食べおわったのが午後10時半、ああこれじゃきっと翌朝の体重は太ってるぞ・・・と、体をほてらせながら帰宅した。

【05月15日(金曜日)】<87.6キロ>

朝食:のり昆布おにぎり
昼食:揚げ焼売3個、サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ワイン・スパークリングワイン各種、スペイン料理各種

昨晩水を飲むやらラーメンのスープを飲むやら、水分をいつもより大目に摂取してしまったから、体重が増えるのは当然なのである。だからこそ、朝一番のトイレでたくさんのおしっこが出るはずだし、それで体重も200グラムほど減るはず・・・だった。そう、「過去形」で表現したとおり、それはただの期待に終わってしまった。おしっこの量は平均以下程度。ううむ、昨晩の水分はブラックホール・イン・おかでんに吸収されてしまったらしい。こうなっちゃうと、体重だってもう期待なんてできっこない。

しっかし、この体重を見た瞬間体から脱力したね。しゃがみこんでしまった。「やっぱなあ・・・」と薄ら笑いを浮かべながら。そりゃそうだ、昨日が87キロジャスト、「それ86キロへの進軍ラッパを鳴らせ!」っていう状態から一転、「今までどおり87キロ台でガンバってくれたまえ」って言われてるんだから。しかも、昨日の予測「やっぱり明日は太って87.4キロだろう」よりも太ってしまってやんの。お酒飲んだり暴食したってんならともかく、ラーメン食べただけでこれだもん、脱力しちゃうわなあ。

ちなみに昨晩寝る前は88.0キロ。寝ている間に400グラム減らした事になるんだけど、こころのどこかでは「いや、奇跡で一気に800グラムくらいいかんかなあ」なんて甘っちょろい事を考えていたってのも事実。勝手に期待して、勝手にがっかりするはめになってしまった。

昨日はラーメンに気を取られてしまい、「毎日骨太」を買うのを忘れていた。栄養不足が叫ばれる昨今、やっぱり毎日骨太っていう名前の通り毎日飲まないといけないなあ。

外出先の神屋町から桜田門まで、電車代を浮かせようということで歩いてみたが、エラい目にあってしまった。と、とおい!お昼休み時間だったからいいけど、これが普通の勤務時間中のタイミングだったら、「給料泥棒!」なんてののしられそうだ。この段階ですでに今日は8000歩突破。うん、健康的だ。

メールで「この週末はインラインスケートをやろう」というお誘いがかかっている。本当は山が俺を呼んでいたんだけど、今週末は雨が降るということで断念。インラインスケートはやったことないけど、カロリー消費はどうなんだろう・・・なんて、スポーツそのものよりもカロリーの方が気になってしまう。やっぱ精神的にまいってるのかなあ・・・。

体重減った功罪、ってのはいままでいろいろな事を書いてきたが、「週末の動きが激しくなった」というのも一つのメリットとしてあげられる。今まで太っていた時というのは、土・日両方家でごろごろしている事が多かった。学生気分が抜けきっていなかったというのもあるんだろうけど、外にでるとテキメンに疲れるからだ。しかし、ここ最近体が軽くなったからかどうかはわからないが、とにかく何かやらにゃならんなあ、となって必ずどこかに出かけてしまっている。「活動に積極性が出てきた」というわけだ。

おかげで、やらなきゃならない作業をほっぽりだして・・・なんて事が多々あるようになってしまったんだけど。ああ、「オンラインお笑い研究所」どうしようかなあ。

とある飲み会があり、スペイン料理のお店に行った。非常に感じがよくすばらしかったんだけど、あまりにすばらしいんでこのお店についてはあえて細かく説明しないでおこう。

居酒屋のコース料理みたいに机狭しと料理が並ぶわけでもないため、ぽつりぽつりと注文し、ぽつりぽつりとオーダーがやってくる。ウサギ肉のなんちゃらだとか、鯛の岩塩蒸しだとか、いろいろ美味が出て来るんだけど一品一品の量が少ないため、どうしても「どういうタイミングで料理をgetして食べればいいのか」という駆け引きの要素が強くなってしまい、小心者の俺にとっては結構つらいものがある。こういうとき感心させられるのが女の子。「レディーファーストだ」と自分で宣言し、料理を適当量さっととってしまう。さらに、「ダレが残ったこの料理食べるんだよ」という精神戦に突入している料理を、平気なカオして強奪していく。うーん、強い!これくらいさらりとやられると、文句なしです、はあ。

結局、食べたような食べなかったような、飲んだような飲まなかったようなというものすごく宙ぶらりんな状態でご帰宅。体重計に乗ってみると・・・<87.6キロ>。うんうん、お酒飲んだ後なのに朝の体重と一緒。これは確実に痩せるハズだ。急にご機嫌になり、喉が渇いたので水分補給。ごきゅ、ごきゅ・・・あれ、そういえば体重はどうなった?水分補給をしたあとにあわてて体重計に乗ってみると・・・<88.6キロ>げげっ、1キロも水分を補給してしまったのか。

いくらノンカロリーの烏竜茶とかを飲んだとはいえ、一晩で1キロも水分を体から絞り出すことは不可能。や、やばい。明日は恐怖の88キロ台に逆戻りしてしまうのだろうか!?

【05月16日(土曜日)】<88.0キロ>

朝食:のりこんぶおにぎり、緑のからだ想い250ml
昼食:中華バイキング(食べ放題)
夕食:ウィスキー少々、ほたてっぷり1/5袋

どしぇーっ。ヤラレてしまった。88.0キロ!嗚呼さらば87キロ台、お帰りなさい88キロ台なのである。90キロを切ってからというもの、一度たりとも「○キロ台」という枠組みに置いては逆行したことなかったのに、ついに禁断の果実をかじってしまったというわけだ。

何度乗り直してみても、88.0キロ。体を前傾姿勢にしてみたり片足立ちになってみたりしたが、やはり体重計はクビをタテにはふってくれなかった。「地球の重力が今日だけは強くなっているんじゃないのか」と地球そのものまで疑惑の目を向けてみたが、やっぱり昨日の夜が夜だけに状況証拠はそろいまくっている。反論の余地無し、ということだろう。

この体重をどうとらえるか、というのはいろいろある。昨晩水分を採っていなければ、今朝は87.4キロもしくは87.2キロになっていただろう。「水増し」というのはまさしくこのこと。ただ、この水増しのニュアンスがどうか、というワケである。要するに、「体に必要な水分を補給したに過ぎないわけで、この体重が正しい」とみるべきか、「昨日飲み過ぎた水分が体に残っているのでこの体重になった、時間と共に汗かいたり小便として排出されるので、気にする必要はない」とみるべきか、ということだ。

とりあえず、今日は朝からインラインスケートを楽しむ予定なので、汗は十分にかくはず。リンクをぐるぐると回っていれば、脱水機みたいに体の水分を排出してくれるに違いない。遠心分離器っちゅーわけだな。

「毎日骨太」が相変わらずの人気で売り切れだったので、健康によさそうな飲み物を飲んだ。それにしても、体に良い体に良いっていうドリンクはゴマンとあるが、そのほとんどがビタミンCがいっぱい入っているモノだ。あのー、ビタミンCってのは通常の人だと不足するってことはないはずなんですけどねえ・・・だって、一日の必要摂取量って50mgですぜ、ダンナ。C-1000タケダなんて飲むと、必要量の20倍のビタミンCが摂取されるわけだ。そんなに採ってどーすんだろうね、現代人って。

結局、健康飲料とか飲みまくっていても摂取しているのは不必要なビタミンCばっかだったりするわけで、はてこれで本当に健康になれるのかしらん、という点では非常に疑問。やっぱ、健康気にするなら肝油ドロップでビタミンAを摂取するくらいしなくちゃ・・・。

インラインスケート初挑戦。まず立つ事から覚えなくちゃいけないだろうということで、相当覚悟はしていたんだけどいきなり何もつかまずに立つことができてしまい、拍子抜け。「まあ、立つのと滑るのは大違いだろう」とすべってみたら・・・あれれ、滑れる。当然ぎこちないけど、何かに掴まってなくても滑れる。予想外!

ここで、本来の俺だったら「なんて俺はすごいんだ!天才!ビバ!」と自画自賛の文章を十数行にまたがって延々と書きつづるんだけど、今回インラインスケートに一緒に行った人がこの日記を必ずチェックしているので、あんまりエラそうな事書くのはやめておこう。「調子に乗るな」ってツッコまれそうだから。

ただまあ、自分でも感心するほどスムーズな出だしだったんで、嬉々として滑った。滑るったって、スケートリンクみたいな狭いトコロを延々とぐるぐる回るだけなんで、ホント遠心分離器にかけられている心境。自分のテクニックにどういう問題点があるのか、という問題意識をもってフォーム改造に取り組む姿勢を見せないと、ちびくろサンボみたいにバターになってしまうに違いない。

インラインスケート満喫後、ランチバイキング980円で食べ放題というお店のお世話になった。そういえば、この「ダイエット!?日記」はじまってからこの手の「食べ放題」にはいるのは初めてである。だから、どういう食べ方をすればいいのかさっぱりわからない。

「食べ放題」の席上で、「いやあ俺今ダイエット中でね」とちょびっとだけ料理を食べる、これって反則である。「食べ放題」のお店に入った段階で、そのメンツは「よーし、ぱーっと食べるぞぉ」というムードにデキあがっているわけだ。その幸せなムードを壊すことになりかねない。いくらダイエット中だからといえ、ガマンするのは相手に失礼。「よっしゃ、今日は無礼講だ。どんどん食べよう」というのがジェントルマンだと俺は思う。もちろん、本気になって食べまくる必要は全くない。セーブしつつかつ豪快に、というのが一番だ。

で、俺はどうだったか。チャーハンがおいしかったので、ついつい2回おかわりをしてしまった。一回あたりの盛り方は遠慮していたので、「3回」といっても卒倒するような量ではない。ただ、それ故に自分がどれだけ食べたのかというのがさっぱりわからなくなってしまい、もう制御できない状態になってしまった。

ただ、「食べ放題」メニューの中でわれわれが一番好んだメニュー・・・それは、「お冷や」だった。さんざん汗かいた後だったので、喉が渇いて仕方がなかったのだ。俺なんか、グラス10杯は最低おかわりした。ついさっき烏竜茶を350ml飲んだばかりだというのに・・・。

最後、杏仁豆腐を食べ終わって一息ついた頃になって、ようやく「あ、食べ過ぎだぞこれは」という事に気づいた。胃袋のサイズが明らかに違うのだ。ただこれが食べ過ぎによるものなのか、飲み過ぎによるものなのかはさっぱりわからず。奇妙な状態だ。こりゃ太ったな・・・。ここ数日、「水分補給」というキーワードでやたらとエラい目にあっている気がする。

滑った、食べた、飲んだでもうぐったり。さっさと家に帰ってお昼寝する事にした。立っているのだけでもつらい。帰宅直後、「さあお昼の総決算だ」と独り言をいいながら、体重計にまたがってみた。<88.2キロ>。うみゅ?朝と比べて200グラム増加、か。太ったという事実はいただけないにしても、トータルで1.5リットル近く水分補給をした上にバイキングを食べた後の体重としてはナカナカな値である。やはり、よっぽど体から水分が抜けていたんだろうか。ちょっと安心して、また水分補給をしてヒルネした。

夕食食べるわけにはいかなかったので、「じゃあ簡単なおつまみでお酒飲もうかね」なんて不届きな事をつらつらと考え出す始末。これはこれで非常に危険分子的な発想なので「ちぇすとぉー」と自分の発想を否定しつつ、時間を過ごす。お昼をさんざん食べ倒したので・・・といっても、「食べ放題」という割には食べていないのだが・・・夕食はガマンしなければ男が廃る。

と、普段は考えたことさえない「男」という概念を持ち出して、夕食との格闘を続けた。しっかし、それにしてもお尻が痛い、太股の付け根の筋が痛い、肘が痛い・・・インラインスケートで作った打撲が痛む。「うみゅ、この痛みで寝るのは辛いかもしれない。やっぱお酒だな」と、急に「自分に都合の良い言い訳」を考えつき、急きょ酒盛りが決定。いままでの欲望との格闘は一体何だったんだ。

ただ、そうはいってもビール飲んで,おつまみをばりばり食べてというワケにはいかない。ずーっと転がったままになっていたウィスキーの瓶を引っぱり出しホコリをはらい、同じく手つかずで2カ月近く転がっていた「ほたてっぷり」というスナックを取り出して酒盛り開始。

いままでの俺の日記を読めば分かるとおもうけど、ウィスキーなんてほとんど飲まないのである。「ウィスキー?なんか木の臭いっぽくて,カブトムシになったみてぇ」とか言ってあんまり飲みたがらなかったからだ。というより、お酒をがぶ飲みする習性を本能として修得している俺の場合、ウィスキーのような度の強いお酒は身を滅ぼすだけなんだな、だから、ビールとかせいぜいワイン・清酒程度の度数の低いお酒ばかり飲んでいる。

で、今日はもんのすごく久しぶりにウィスキーをロックで飲んでみたのだが・・・あれ、案外いけるじゃん。何よりも感心なのが、あまりおつまみを消費しないで飲めるということ。ちょっとしたおつまみで十分にイケる。これは体重が気になる少年少女にもお薦めだな。さらに、ビールみたいに一度に1リットル=1キロ以上摂取することは無く、数十CCでほろ酔い気分になれるんだからさらに良い。

ちなみに、今回おつまみにした「ほたてっぷり」は、スナック菓子なんだけど一袋55グラムでたったの280kcal程度。非常に低カロリーなのである。うん、こういうお酒とのつきあい方ってのもあるんだなあ・・・とほろ酔い状態で感心してしまった。さて、明日の体重はどうなるのかな。

(つづく)




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