1998年08月第2週(08/09-08/15)

【08月09日(日曜日)】<83.0キロ>

朝食:たらこ、さつま揚げ、サラダ、ご飯、おみそ汁
昼食:パン数個、低脂肪牛乳、野菜ジュース
水分補給:ポカリスエット、エネルゲン各340g
夕食:ファミリーサラダ、ほうれんそうピザ、ジュース各種

夜中、のどが乾いて水分補充。ますますこれで朝の体重が憂うつになってしまった。案の定、夜が明けてから体重測定を行ってみれば83キロジャストだった。うみゅ、また83キロ台に逆戻りかぁ・・・。

親に、「自業自得だ」とにやにやしながら馬鹿にされてしまった。ああ親というのは常に子供を千尋の谷に突き落とすのだな、と体重折れ線グラフをぼんやりと眺めながら痛感。

大学生の時代は、まかり間違っても朝食なんて食べなかった。そんなことやったら、胃袋がびっくりして「わしに時間外勤務させるんかい」と憤慨していたものだ。で、年に2回から3回、胃袋がびっくりしつづける時期が帰省中、というわけだ。そりゃそうだ、きっちり一日3回食事をするわけだし、慣れない早起きを強制されるわけだし。しかし、悲しいかな食事の量を減らすという発想が根本的に欠けていた学生時代のこと、どんなに慣れない食事時間であったとしても、どんなに胃袋がびっくりしていたとしても、果敢にも大盛りでご飯を食べてしまっていた。だから太ったのだな、と今ごろになって気づいた。

さて、そんな話も今は昔、ダイエットをはじめて以来きっちりと・・・とはいいがたいにしても、朝ご飯は食べるようになった。だから、帰省しても特に胃袋がびっくりすることもなく、ニコヤカに朝食を楽しめた。

実家での昼食。いつも食べている昼食より、よっぽどローカロリーであるのだな。考えてみれば、外食をしない日はほとんどない日常生活を送っているので、カロリーが高いのは当たり前となってしまっているのだな。だから、ダイエットがいよいよ進展しなくなったら、会社の食堂でお昼ご飯食べるのはやめて、家でお弁当作って持っていく・・・そんなスタイルに切り替えると良いかもしれない。

と、口からでまかせで適当なこと言ってるけど、実現するわけがないんだけどね。

さて、今日は高校時代の旧友たちで集まって、フットサルをやることになっている。「フットサルって何?」といいながら集まってきた面々は、実に見事なまでにフットサルのルールを把握していなかった。把握していたのは幹事だけだったんじゃないか、という状態。ルールが書かれたパンフレットを読んで、ようやく「ああミニサッカーみたいなもんなんだな」と納得する始末だ。「サッカーらしきもの」であることさえ、知らない連中だからたちが悪い。自分含めて。

そんな連中がフットサルをはじめるとどうなるか。社会人になってから体を動かしていない面子ばっかりなので、いくら24歳でまだまだ若いとはいえ、阿鼻叫喚が渦巻くえらいことになってしまった。3分ハーフ、5分休憩という奇妙な時間配分からしても体力の無さが伺えるけど、試合が終了するとその場にへたりこむ人間、意識が遠くなりかかる人間、這ってジュースの自動販売機に向かう人間ともう一様にばてばてな状態となっていた。

かく言う僕は、体重が20キロも減ってしまったということで体が軽い軽い。「こんなに動けたんだ!」と相当うれしくなってしまい、走り回ってしまった。しまいには、「3分ハーフじゃ試合にならん、10分ハーフでやれ!」なんて言い出して、あっけなく却下されてしまった。ただ、そうは言っても走り回っているうちに頭がぼーっとしてしまい、飛んできたボールを手でナイスキャッチしてしまったりした。相当頭がヤラレていたようだ。

あまりに汗をかきすぎたので、みんなで銭湯に行くことになった。銭湯って存在は、貧乏人根性が出るとついつい「お金払っているんだから」と、のぼせるまで長湯してしまうものである。んなわけで、ただでさえつかれきっている体をさらにいたぶるように、長湯。体力をなぜここまで消耗しないといけないのか、自分でもさっぱりわからないけど汗を流してすっきりしたのは事実。

気がつくと、いろいろジュースを飲んでいるなあ・・・。それぞれ、カロリーが相当量含まれている飲み物だけに、のどの渇きがストップしたころになってようやく「ありゃ、しまった」と気がついた。それまでは「とにかく水・・・」だったわけで、もう何も考えるゆとりなんかなかったのだな。

ファミリーレストランで食事をしてから解散、ということになったのだけど、時刻はすでに10時前。さすがにこの時間に豪華絢爛な食事をするのはまずかろう、ということで選択したのは・・・比較的小さなサイズのピザを1枚と、2,3人で食べる用のサラダを独り占めするというものだった。サラダを腹いっぱい食べるというのは結構至福の瞬間であることに、全世界の人々はどれだけ気づいているだろうか?こうして僕は、一人で大皿いっぱいのサラダをばりばり食べ、至福のひとときをすごした。

まあそれはそれで良いのだけど、問題は「ドリンクバー」の存在であった。スポーツ帰り風呂上り、ということで問答無用でドリンクバー330円也を選択したのだけど、いかんせん何種類も並んでいるドリンクの種類を眺めていると、ノンカロリーのお茶だけ飲むってのは非常にもったいない気がしてくるのだな。あ、ここにも貧乏人根性が・・・。ということで、ファンタレモン飲んでみたり、オレンジジュース飲んでみたり、果てには砂糖とミルクの入ったコーヒーなんて飲み出す始末。自分自身一体何事か、と思ってしまうようなのみっぷりをしてしまった。

結局、運動で消費したカロリーを、ジュースですべて補充してしまったという感じか。みんなと別れて一人帰路についたとき、「あー、せっかくの痩せるチャンスが台無しになってしまったなあ」とちょっとだけ反省。

ということで、帰宅してすぐに体重をはかってみたら・・・あれっ、82.8キロだ。食事を済ませてからまだ30分ちょっとだということを考えれば、この体重と言うのは意外や意外、なのだ。十分イケる数値。よしっ!さっきまでの反省はどこへやら、急に元気が出てきた。まあ、カロリー高い水分補給をさんざんやらかしたので、寝ている間に体重激減は無いとしても82.4キロくらいは確実に狙えるに違いない。しめしめ、やっぱり運動はするもんだ。

【08月10日(月曜日)】<81.8キロ>

朝食:さつま揚げ、豆の煮物、ご飯、おみそ汁
昼食:お好み焼き
夕食:カレーライス、サラダ
夜食:ビール700ml、ワイン・日本酒少々、枝豆

朝起きて、早速体重計に乗ってみたらうれしい知らせ。過去最高記録達成、ついに81キロ台の扉をノックしてしまったのである。帰省中は2キロの体重増までは覚悟せねば、なんてつい数日前の日記に書いたばっかりなんだけど、まさかまさかさらに痩せてくれるとは思ってもみなかった。いやー、ありがとう俺の人生。あまりにうれしかったので、おなかをぽこぽこ叩いて近くを歩いていた母親にアピール。

実家に帰省している=お昼ご飯における外食の機会が減る、ということで結構気楽な気分で朝ご飯だって食べることができる。「わははっ、朝だ朝だ!」なんていたって余裕だ。

広島に帰省したからには、お好み焼きを食べなくては収まりがつくまい、ということでお昼はお好み焼きを食べに出かけた。広島以外のヒトは「えー」と驚くのだけど、広島には東京で言うところのラーメン屋・寿司屋感覚で街角にお好み焼き屋が存在する。で、値段も500円ちょっと、と非常にリーズナブルなので重宝するメニューなのである。どうだ、驚いたか。

といっても、日本国民1億2千万人いるうち、果たして「広島風」と対外的には称されるお好み焼きの味を知っているヒトがどれだけいるだろう。多分、1000万人もいないんじゃなかろうかしらん。僕が東京に移住して、真っ先に何に驚いたかというと、インチキなお好み焼きが蔓延していたということ。いや、別に大阪風のお好み焼きをインチキ扱いしているんじゃなくって・・・「広島風」とわざわざ称していながら、なんだか焼きそばに毛が生えた程度のモノを堂々と提供している、ということがインチキなのだよ、ワトソン君。どこでこんな料理を覚えてきたのだろう?ひょっとして、北海道の「広島」で覚えてきたんじゃなかろうか?それくらい、似て非なる食べ物だった。チーズが入っていてピザみたいなものが出てきた時にはさすがに血圧が10ほどあがってしまった。そう、それだけ東京における「広島風」は誤解されているのだ。だからこそ、こうして僕が「愛の伝道師」として広島風お好み焼きの伝道をせにゃならんとおもっとるわけ。

まあ、興味があるヒトはサーチエンジンで「広島」「お好み焼き」のキーワードで検索かけてみてくらはい。きっと、満足行くだけの情報が得られることでせう。

今日は、高校時代に所属していた「宗教研究会」のOB会に出席。なに、別にいにしえぃしょんだとかあなたの健康を祈らせろだとか、そういうやつじゃあない。通っていた学校がカソリック系だったので、こういうサークルがあっただけのこと。で、何をやっていたかと言うと最初のうちは神父の先生を中心に聖書読んだりしていた。で、最後のほうになると単なる議論の場と化し、「高齢化社会をどうするのか」「慰安婦問題にどう対処するのか」みたいなことを、よーわかりもしない学生の分際で議論し合う場とだったわけで。

そんな面子が久々に集まって、一泊しながら議論をしよう、というのが今回の趣旨。なんと恐れ多くも校長先生にご出席願って、校長先生を交えて「学校の教育はどうあるべきか」なんて議論を延々と繰り広げた。

結局、朝5時まで議論を重ね、みんな疲れ果てて寝てしまった。最後の方は、なぜか「かわいい、と一般的に言われている女性は、たんぱく質合成酵素をたくさん持っている」「自慰行為の頻度は3日に2回が一番よい」とか、わけのわからない・・・ような話題で盛り上がっていた。医学部の人間と医科学専攻のそれぞれマスターな人間と心理学出身のヒトがいたからなんだけど、一体真夜中に何をやっとるのじゃ。

【08月11日(火曜日)】<測定結果なし>

朝食:食パン2枚、サラダ、スクランブルエッグ
昼食:パスタ、ピザ
夕食:ビール、日本酒、水割り、松茸ご飯、冷しゃぶサラダ、冷やっこ、もずく酢

朝起きたら、昨夜宿舎に戻っていた校長先生がすでに宿泊施設にいらっしゃってて、昨晩の鍋や瓶の片付けをしていた。いかん、朝食予定時刻を大幅オーバーしていたのだ。恐れ多いことなんで、あわてて雑魚寝で魚河岸マグロになっている連中に「おきろぉぉぉ」と大声を張り上げる。・・・その前に、デジカメで寝ている間抜け面を激写することは忘れなかったけど。

余っちゃいけんけぇ、普通の朝食とくらべてばち多い量の食事をしてもーた。いかんのぉ、思いながらも食べてしまうこの性分がばちはがえぇ。

東京に住んで半年も経つと、広島弁しゃべろぉ思ぉてもしゃべれんようなってもーた。なんでじゃろうのぉ、おかしいのぉ思ぉとったら、何の事は無いしゃべる相手がおらんかったゆぅことなんよ。じゃけえ、今回みたいに気心しれた旧友としゃべれるゆーんは、忘れかかっとった広島弁を思い出させてくれる「リハビリ」みたいなもんなんよ。

ということで、広島弁で文章を書いてみたが、いやー疲れるわ、これ。やっぱ、しゃべってナンボだな、広島弁って。文章にすることの難しいことといったら。

いきつけのお店に大挙しておしかけてやれ、と腹をすかせて突撃したが、あららお盆休み。結局、イタメシ屋でパスタとピザを食べた。とってもおいしゅうございましたが、ちと食べ過ぎ。あー、ハイカロリーなものをたくさん食べるなんて。 夜。母親の挑発についつい乗ってしまい、気がついたら、ビール、日本酒、ウィスキーというお酒御三家をグランドクロスしてしまっていた。おやじさんが水割りを飲む様子だったので、ご相伴にあずかろうとしたんだけど・・・よく見ると、おやじさんは冷えたほうじ茶をグラスで飲んでいただけだった。うみゅっ。

【08月12日(水曜日)】<82.4キロ>

朝食:ビールグラス小1杯、松茸ごはん、みそ汁、??
昼食:冷やしうどん、食パン1枚
夕食:ビール、ウィスキーロック、茄子とひき肉の炒め物、白身魚の照り焼き、枝豆、冷やっこ、ご飯

昨日が、朝食・昼食・夕食ともに「ヤバい」食べ方をしたので、今日はどれだけ太ってしまったかと戦々恐々だった。しかし、82.4キロということで一安心。なんだ、十分オッケーな体重じゃないか。

と安心しくさっていたのだが、よく考えると前回測定時の体重が81.8キロだったっけ。なんだ、600グラム太ってしまったことになるんじゃないか。とほほ・・・。
ちなみに、実家に配備されている体重計は、タニタ製の体脂肪計付きのやつだ。体重計の王様なのだ。いつも使っているミッキーマウスの体重計なんかとは比べ物にならない。で、体脂肪率はどうだったか?21%くらいだった。正月に測定した時がだいたい32%強だったことを考えると、まあ進歩したといってよいだろう。

いやね、ほんとはもっともっと体脂肪が減っているものだとばかり思っていたのだよ。だってそうじゃない、20キロ痩せたんだから。この世のものとは思えないほど体脂肪率だって減ってるものだと信じて疑わなかったのに、この結果だもんねえ・・・。20%を超えている、ということは結局まだまだ太っている、ということなのだなと再認識。

最近、「これ以上痩せることはないんじゃないの?」なんて周囲から言われるようになってきた。「ふふん、まだまだこれからじゃあああ」なんて求道者然として悦に入っていたモンだ。実際、外見見る限り「デブ」の領域は明らかに脱出している。こうなると、ちょっとうぬぼれてしまうのだな。「ダイエットに成功したナイスガイ」みたいに。そんな時、体脂肪計は残酷にも「何言ってるの、ぜんぜん痩せてないくせに、このでぶ」と僕のうぬぼれをカンプなきまで打ちのめしてくれた、というわけ。やはり、標準体重から12キロオーバー、というのは太っているのに他ならないのだな。

結論としていえるのは、まだまだ僕は道路の真ん中を堂々と歩ける立場にないってことだ。日陰者として、こそこそ生きていかなくちゃいかんらしい。「いつの日か、道路の真ん中を堂々と歩いてやる」とこころに秘めながら。

いーらーん、と言ってるのに「まあまあせっかくだから」とあいも変わらずビールが出てきた。だから何がどう「せっかく」なんだかさっぱりわからないってば。おかげで、何を食べたのだかさっぱりわけがわからなくなってしまった。

さて、昨晩・今朝の食卓に登場した松茸ご飯だけど、この松茸が大いなるくせもので思わず「うーむ」と唸ってしまった。この季節に出回っている松茸なだけに、当然の事ながら韓国産のもの。で、実際スーパーのパッケージにもそう記されているんだけど・・・ラベルには、「かん国産松茸」となっていたのだ。ひょいっ、とのぞき込むとまるで「国産松茸」かのように見せる、チープなテクニック。まさか国産と勘違いして買うようなおっちょこちょいはいないとは思うが、まつたけ業者もスーパーも必死なんやね、となんだかうれしくなってしまった。その必死さの方向性が右斜め45度程度ずれている、センスに乾杯。

東京の食事情で何がいかんって、うどんのまずさだ。いや、あれはあれでもうそっとしておいてあげたほうがいいのかもしれない。多分、本当のうどんのおいしさを知らない人たちが作り上げた「うどんに似た食べ物」なのだろうから。それくらい、はっきりいって味が悪い。

いやね、素人が雑誌でちょろっと読んだ知識をもとにグルメぶっているわけじゃないんです。僕のような素人でもわかるくらい、東京のうどんは味がちょっとイマイチですぞ、という事を言いたいだけ。疑うなら、ためしに金毘羅さんお参りのついでにでも高松や坂出の方に行ってみればいい。どんなに裏道にあるこ汚いうどん屋でも、東京のどのうどん屋よりもおいしいうどんを出すから。

とまあ、讃岐うどん讃歌をここで披露してもきりがないのでここらでやめておくが、とにかく久しぶりにお昼ご飯に「本場の味に近い」うどんが食べられたのは幸せだった。「はあ、生き返った」という感じか。

帰省してから、一日たりともお酒のない晩御飯はない。おやじさんの趣味といえば趣味なんだろうけど、僕のお酒スタイルである「飲むときはがばーっと大量に、飲まないときは全く飲まない」というのと一致しないためにちょっと疲れる。おやじさんのスタイル・・・というか、世間一般的なスタイルってのは「夕ご飯食べる前にちょっとビールをいっぱい、嗚呼おいしい」とにっこり、というパターンだ。このパターンを僕がまねしようとすると、「ビールをいっぱい・・・うん、で、次のビールは?えっ、もうないの?なんで?これからじゃないの」って事になる。

そういや、最近ビールごきゅーっと飲んで「うめーっ」と叫んだ記憶、ないなあ。僕の場合、喉が渇いたらビールよりも烏龍茶の方がうれしいからなんだけど、じゃあなんでビール飲むのって聞かれると実は返す言葉がなかったりする。自他ともに認めるビール好きの僕が、だよ?自分自身不思議ったらありゃしない。ひょっとすると、アルコール分が適度に入っていればなんだっていいのかもしれない。もしそうだとすると、アルコールを摂取するために飲む=アル中への現在進行形、って事になって決してヨロシイ事ではないんだけど。

【08月13日(木曜日)】<83.0キロ>

朝食:目玉焼き、??、ご飯、おみそ汁
昼食:讃岐うどん、食パン1.5枚、牛乳、フルーツジュース250ml
間食:ぶっかけうどん
夕食:鮭のフライ、冷やっこ、枝豆、?????、ご飯、ビール500ml程度

昨日からおやじさんの実家に居を移した関係上、また体重計が変わった。体重計なんて実に怪しいモノで、常に同じ体重計で自分の体重をウォッチしていなければ全く意味を成さない。今回みたいに、ころころ体重計の機種を変更していてはどれが本当の体重なのだかさっぱりわからない。だから、「今日は太っているけどそれはこの体重計が悪いんだ」みたいに体重計に責任をなすりつけてみたりなんかする。

ということで、今回の体重計は500g刻みのデジタル体重計。今までが200g刻みだっただけに、非常にあいまいな数値しかはじき出してくれないのは大いに不満だが、四捨五入というその体重計のシステムがうまいぐらいにいってくれれば、「夢の81.5キロ」とかそういうのも不可能な話じゃあない。81.74キロだったら、表記上は81.5キロとして認定されるんだから。

とあほな期待を抱きつつ体重計に乗ってみたら、83キロの数値をたたき出してくださった。ありがたくて涙が出そうだ。まあ、こんなものかな・・・。しかし、大いに不満なのは83キロは83キロでも、時々ちらっ、ちらっと83.5キロという値が表示される状態での83キロだった、ということ。要するに、四捨五入でぎりぎり83キロだったけど、実際は83.2キロとかそれくらいはあるでぇ、という事なんだろう。危ない危ない・・・。

朝ご飯は何を食べたか、覚えていない。以前、「寮の食事は朝から品数があるのでぼーっとした頭ではとても覚えきれない」という事を日記で書いたと思うけど、それに輪をかけて品数が多いのが家庭の食事ってもんでして。朝から家の掃除をやったりしていたので頭はさえていたんだけど、それでも覚えきれなかった。

品数だけじゃない、一つのお皿に「付け合わせ」と称して各種料理がてんこ盛りになっているんだから・・・これじゃ、料理名を決める方としてはたまったものではない。いっそのこと、「皿鉢料理」とでもしてしまおうかとも思ったけど、そんなことをやり出すと帰省中はずっとメインディッシュが「皿鉢料理」になってしまいかねないので、やめた。

昨日同様、お昼は讃岐うどん。ああ、こんなにおいしいうどんだったら毎日食べても飽きないなあ、なんて恍惚の表情を浮かべながら食べた。その後に食パンを食べた、というのがカロリー計算上大いなる蛇足なんだけど、まあうどんに免じて許してあげちゃおう、この際。

ちなみにうどんはだいたい1グラムで1kcal強のカロリーがある。だから、「低カロリー食」と信じ込んでもりもり食べていると思わぬ逆襲を食らうことがあるので、チュウイが必要だ。といいつつ、食パンをついつい食べてしまう。普段はお昼にうどん・そばの類を食べることは絶対にないから、「食事のペース配分」がわからないのだな。

以前、fj.rec.foodで「岡山人はところてんを食べない」「いや、岡山じゃそばを食べない」などといった議論が盛り上がっていた。で、その中で「倉敷駅前の『ふるいち』のぶっかけうどんはうまい」という発言があったので、さっそくためしてみることにした。なんのことはない、そのお店まで徒歩5分だからだ。「あのお店が旨いって・・・?そんなの、初めて聞いたぞ!ぜひ試さねば!」というワケだ。

この日記でも、前日に「いかに本場讃岐のうどんはおいしいか」という事を熱弁ふるったけど、岡山は本場にそう遠くないだけに、そこそこおいしいうどんを食べることができる。それだけに、期待は膨らむ一方。

で、食べました、ぶっかけうどんを。味ですか?いやー、大したことなかったなあ。そりゃ、全国偏差値でいきゃ、確実に50は越えている味。だけど、だけど、特筆するほどおいしいかというと「うにゃ、そんなにおいしくもないぞよ」というレベルだったのだ。きっと、fj.rec.foodにくだんの記事を投稿したヒトは本当においしいうどんを知らない・もしくはほとんど知らないのだろう。で、たまたま倉敷で立ち寄ったうどん屋で食べた「ごく普通の」うどんにエラく感動してしまった、ということなのだな、きっと。

カロリーが気になるお年頃だっちゅーのに(パイレーツ風)、間食としてこんなものを食べている自分自身がなんだか空しい。けど、それはそれでまあ勉強になった、という事で納得することにしよう。

夕食。例のごとく、品数が多すぎてわけがわからなくなってしまった。だから、これ以外にもいろいろ食べた、という事だけは確実。それにしても、「一日30品目食べると健康に良い」なんてよく言われるけど、覚えきれないくらいの品数の料理を食べないと、30品目なんて採れないものなのだな、としみじみ。ちなみに、この日は40品目まで勘定したんだけど頭が混乱してしまい、数を数えるのを放棄してしまった。

【08月14日(金曜日)】<83.0キロ>

朝食:オムレツ、????、ご飯、おみそ汁
昼食:ご飯、ちゃんぽんうどん
おやつ:わらび餅、なし、ぶどう他
夕食:フランス料理コース、赤ワイン、ビール

冷房ががんがんに効いた部屋で寝る、というのが寮住まいでの日常だっただけに、帰省してからずっと冷房なしで寝るというのはなかなか苦痛だ。しかしようやくこの頃クーラーなくても大丈夫になってきた。クーラーが無いと、当然寝ている間にかく汗の量は増える。だから、痩せる。・・・こういうもっともらしいようなそうでもないような、あいまいな事を考えるようになって、クーラーなしでもまんざらでもなくなった。

クーラーなしは別に構わないんだけど、ダニに足首をやられてしまい痒くて仕方が無い。くるぶしのところを、数センチ四方の中で13個所も血を吸われるというもうやられたい放題の状態になってしまった。蚊だったら、刺した当人を部屋中探し回り、スプレーで弱らせ、「このやろぉぉぉ」ぱちん、とやってうっぷんを晴らすことが可能。だけど、ダニの場合目に見えるか見えないかのサイズだし布団や畳の中に隠れちゃうしでほんとタチが悪い。復讐ができないから、うっぷんはたまる一方だし痒さにおいては蚊の上をいくし。ダニ専用の虫刺されの薬が出たら、そこそこ売れるんじゃなかろうかしらん。

帰省して最初の2,3日は、お袋さんは僕の顔を見るたび、「痩せたねえ・・・」とこちらの自尊心を大いに満足させるセリフを吐いてくれたんだけど、そろそろ見慣れてきた頃になると、徐々にその「痩せた」という感動も薄れてしまったらしい。「でも、痩せたって言ったって、今までが太りすぎだっただけなんだから」なんて憎まれ口を叩き出すようになってきた。ああ、僕は親の教育を誤ったのだろうか。ここで「痩せた、痩せた」を連発しておけば、子である僕は鼻高々になり、「よし、もっと頑張っちゃる」というやる気が出たのだがねぇ。「大したことない」的な発言されると、やる気が出にくいではないか。

親戚の家におじゃましたのだが、従兄弟5名女の子に囲まれてしまい頭に血が上り、ついついいろいろ間食をしてしまった。まあ、頭に血が上ったはウソだけど。

やはり会う人会う人に「どうやって痩せたのか」と問われたけど、いざそういう質問に回答をしても、全然納得してもらえないのだな、これが。「インターネット上に日記をつけて・・・」という口上あたりで、どうやら理解の範疇を越えてしまうらしい。「寝る前2時間前は食べるのを控える」だとか、「りんごだけ食べた」とか、そういう「誰でも簡単にはじめられまっせ」というレベルのダイエット話じゃないと、ピンとこないらしい。そういう事を考えると、僕のやっているダイエット方法ってのは「インターネットダイエット」ということで、新ジャンルかもしれない。一冊本を書けば、印税生活も夢じゃない??

最近、この日記は一週間まとめて週末に書く事が多くなってきて「ダイエットに対する効果」というのは激減した。このごろ読者数が増えてきて、「日記楽しく読ませてもらってます」といったメールももらうようになって、そういう点では「インターネットダイエット」の下地は十分にできてきたんだけど・・・いかんせん、昔のように日記の毎日更新ができなくなってしまっているため、「これを食べたら周りのヒトになんと馬鹿にされることやら」というひやひや感がなくなってきているのだな。今は、ダイエットの為というより、こんな私的な日記を楽しみにしてくれている読者の為に更新している、という感じだ。やはり、無理してでも毎日ダイエット日記を更新するようにしなくちゃ、いかんのだろうかなあ・・・。

兄貴がようやく帰省してきて、一家そろったという事でお食事に出かけた。フランス料理だったんだけど、ああいうスタイルはやっぱり好かんわぁ。いや、和食にしろ洋食にしろ、どれでも好きじゃないんだけど一品一品持ってくる、ああいうヤツ。食べ終わったら間髪入れずに次の皿が出てくればいいんだけど、そんなのは神業に等しい。大抵数分は待たされるワケで・・・この間、何やってればええのん?僕ってば。

次の料理まで待たされる、というのには二つの要素がある。一つ。同席している人たちが食べ終わるまで、店員はお皿を下げない。だから、まず同席しているヒト全員が食べ終わるまで待つことになる。二つ。お皿が下がってから次の料理がやってくるまでの間、やはり待つことになる。机がぱかっと開いて、中から各自の目の前にウィーンって音と共に料理がせり上がってくる、そんな20年前のSF的なサーヴの仕方ならともかく、給仕が一人一人に皿を配って回るためにこれがまた時間がかかる・・・。間が持たないのでお酒に逃げたいところだけど、この手のお店のお酒は相当高い。さらに、財布のヒモは親が握っているため、「あ、おにいさんお酒もう一本追加ね、ついでに焼き鳥も塩で3本ほど頂戴」なんて事は口が裂けても言えない状態。正直生き地獄だ。

料理ごとに時間がかかる、ということはひょっとすると少量の食事でも満腹感が得られるのかもしれない、なんて考え、自分の頭の中ではちょっとした実験の扱いだった。しかし、実験結果から導き出された結論は・・・「うう、まだおなかが空いていらぁ、ラーメンか何か食べたい!」だった。フランス料理食べた後にラーメン、じゃあ、せっかくのフランス料理が泣くってモンだけど空腹なんだから仕方がない。やっぱり、僕は白いご飯をいかに多くもりもりと食べるか、が満腹の度合いに直結する性格なんだろうなあ。

【08月15日(土曜日)】<83.0キロ>

朝食:??
昼食;ビール大ジョッキ2杯、焼きそば定食
夕食:宴会料理
夜食:ビール750ml

500グラム単位の体重計だから、もう何がなんだかわかりゃしない。「あ、また83キロなのね」とあっさりと体重計は無視。わずかにちら、ちらと83.5という電光掲示が見え隠れしているところをみると、大体83.2キロとかその程度なんだろうけど。

お袋さんから「あまり家の食生活について書くな」と釘を刺されてしまった。考えて見りゃ、確かにそうだ。寮の食事だとか外食とかを克明にインターネット上に公開したって別にかまやしないだろうけど、実家での食事内容を克明に公開したら・・・「おかでんさんのお母様って、ロクなもの食べさせてないのね」とか「この不景気のご時世だってのに、おかでんのところってなんだよあの羽振りの良さは。粛正せねば」とか、頭がイカれてるヒトからどんな事を思われるかわからんし、お袋さんのご近所づきあいだっていろいろ弊害はあろう。・・・あるわけないって?まあ、そりゃそうなんだけど、お袋さんの不安もわからんでもない。

ということで、今日の朝食は何を食べたかという記述は避けた。というのはウソで、何を食べたかうっかりメモを取り忘れてしまい、忘れてしまった。

このダイエット!?日記が寄生させてもらってる、「オンラインお笑い研究所」のオフラインミーティングに参加。このオフ、僕がビール好きだという事もあってか気がついたら毎回毎回お昼っからビールを飲み倒すというのんべぇなオフ会になってしまっている。で、今回もご多分に漏れず・・・ビール!ちなみに、この時点での参加者は6名だったんだけど、手元にあるレシートを参考にしてみると。

焼きそば定食、カルビ丼×2、冷やし中華、週代わりランチ、生大ジョッキ、黒生中ジョッキ、ヱビス中ジョッキ、ハーフ&ハーフ小ジョッキ、黒生小ジョッキ、ヱビス大ジョッキ

以上が消費されていた。ありゃ、僕が何を飲んだかこれだとバレバレなんだな・・・。ただ一人二杯飲んで、ただ一人大ジョッキを飲んでしまった。ここらへんの写真は研究所の方に掲載されているので、一度見てみるのも一興。

無国籍料理のお店に入ったんだけど、さて無国籍とはこれ如何に。なんだか、「スタミナの定義とは?」に次ぐ僕の永遠のライバルになりそうな予感さえする、そんないかがわしさが満点なのである。

そもそも、料理に国籍なんてあるのか、なんてところから議論をはじめ出しちゃうともう止まらない。カレーは本当にインド料理なのか?日本のカレーとインドのカレーは似て非なるモノだから、カレーだって日本料理じゃないのか、いや、もともとインドの料理を日本人にあうようにアレンジしたんだから、これぞ無国籍料理じゃないのか、なんて。

ひょっとすると、よく会社の食堂で僕が食べている「中華風サラダ」「ミモザ風サラダ」といった、「風」がついている料理も無国籍料理なのかもしれない。だって、「中華サラダ」じゃなくて「風」がつく、ってことは「中華っぽいけどそうじゃない要素もあるよサラダ」といってるわけで、それはさらに突き詰めると「中華っぽいけどちょっとだけ和食のテイストも入っているし、あっ気づかないかもしれないけど実はこっそりとブラジルの味わいもあるのだなこれがサラダ」という事になるからだ。ああ、文章が長すぎてワケがわからんようになってきた。素人が椎名誠風の文章を書くとこうなる、という典型例だな。

で、出てきた料理はどうだったか、というと・・・うん、普通の料理。まあ「無国籍料理」を名乗っちゃダメと言う法律ができたとしたら、「創作料理のお店」とでも名乗っちゃうんだろう。そんな料理。ごくありきたりな料理にちょっと一工夫が加わっている、そういうワケだ。なるほど、こういうのを「無国籍料理」と言うのだな。無国籍料理、という言葉を額面通りにとらえたとすると、「ヴィダーインゼリー」のような既存のカテゴリに当てはまらない食べ物などがそれに該当するのかな、なんて深読みしていたんだけど大ハズレだった。

夜通しトロンボーンを吹く事になっているので、ビールを購入した。いや、ビールじゃなくても良かったんだけど楽器にたまる唾を捨てる缶が必要だったのだ。昼間っからビール三昧でもういい加減ビールには飽き飽きしていたんだけど、それでもついついビールに手が伸びてしまうこの性格が悔しい。飲んだビールは敗者の味がした。

(つづく)

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