1998年08月第4週(08/23-08/29)

【08月23日(日曜日)】<83.4キロ>

昼食:肉野菜炒め定食
水分補給:りんご100%ジュース500ml

体重は横ばいだったのである。昨晩あれだけ豪遊というか豪食したというのに、太らなかったのは大いに意外だった。しかし、朝起きた時におなか周りがどよーんとよどんだムードあり。どうやら「いつでもふとったるぞ」と一物含んだ爆弾小僧はちゃんと仕込まれてはいるようだ。この様子だと、今日一日はいくら体を動かしてもぜんぜん体重が減らず、その結果明日の朝はどん、と太るというパターンになることだろう。今からこころの準備。

今朝起きてみると、時計はちょうど9時を指していた。また朝食食いそびれるの巻。食いそびれるのは別に構わないんだけど、どうしてこういうシチュエーションっていっつもいつも「ぎりぎりアウトのタイミング」なんだろう?たとえば、10時頃に目が覚めて「ありゃ、朝御飯・・・」というのはほとんどない。あるといえば、いつも朝食時間ぎりぎりの時間とかジャスト終了時間とか。被害妄想か、これって?

中華料理屋で肉野菜炒め定食を食べた。「野菜」ということで、カロリーがさも低いようなイメージを抱いてしまうが、実はそれほどローカロリーでもないということは最近になってようやく知った。考えて見りゃ、当たり前の話。テフロン加工のフライパンで野菜だけをじゃっじゃっと炒めたのならともかく、油を入れた中華鍋でスープやら醤油やらいろいろ投入しつつ炒める上に、肉だって入っているんだから。こうやって考えていくと、食べ物において「これなら食べて大丈夫」っていう免罪符的存在ってのは非常に少ないものだ。こんにゃくとか食べてるしか、安穏とした食生活や許されないのだろうか。

隣町の商店街をぷらぷらと歩いて、いろいろ戦利品を獲得してきたけどそのうちの一つがりんごジュース。100円ショップに「韓国あかすりグローブ」を買いに行ったのだけど、ちょうど「ミニッツメイド100%ジュース」の500ml瓶が売られていたのだ。ジュースなんて水分補給じゃなくてカロリー補給のツールだ、なんて思っている僕だけど、なんか気がついたら買い物かごのなかに3種類投入してしまっていた。「100%ジュースだからいいかなあ」という、全く持っていいわけにも何にもならない事を考える。50%だったらダメで、100%だったらオッケーだなんてルールはどこにもありゃしないのに。

昨日2リットル分ジュースを購入し、今日も1.5リットル分ジュースを購入し。これじゃ、お店を始めたって不思議じゃないくらいのジュースストックになってしまった。一体いつこんなジュースを飲むってんだ?

戦利品として面白いモノを入手した。顔面引き締め用サウナ布、とでも形容しようか。これを顔に巻き付けていると、小顔にへんしーん、という事らしい。ダイエット日記格好のネタだ、と思いしばらく躊躇した挙げ句、購入。正直言って、レジでお会計するのが相当恥ずかしかったぞ。

顔面引き締めツールを買ったのは薬局だったんだけど、その薬局には「ダイエット関連コーナー」が相当広く確保してあった。見ると、まああるわあるわ。ダイエット薬なんて腐るほど売られているのだな。僕が以前通信販売でハメられた、一カ月1万円の高価なクスリなんてばかばかしくなってくる。2千円程度出せば、同様のモノが薬局で買えたのだから。

ダイエット薬のパッケージは様々で、「私たちOLも推薦します」なんて箱いっぱいにスリムなOL?の写真が並んでいるものだとか、「バストサイズは変えずに、痩せる」とか。どうやったら胸の脂肪だけ残して痩せる事ができるんだか、全く持って謎だ。たっくさんあるダイエット薬を眺めていると、現代科学というのは肥満を完全に克服してしまったのではないかと勘違いしてしまいそうだ。現実にはデブってのは腐るほどいるのにね。・・・ということは、この薬たちはほとんどが効果がないか、あっても微少だということなのだろう。まあ、肥満ってのは病気ではないので、薬を飲んだら劇的に改善されるほうがおかしいんだけど。

さっそく家に帰って顔面を引き締めてみた。わはは、鏡で見ると相当間抜けな顔だ!こりゃ傑作だ。思わず鏡に見とれてしまった。

<本来、ここに「使用前」「使用後」の写真があったのだが、現存せず>

ついに、念願のカセットコンロ購入。2480円也。今まではアウトドア用のEPIガスストーブを使ってきたんだけど、安定が悪いために調理中にフライパンが床に飛び降り自殺、って事が何度も発生した。フライパンだけの投身自殺ならまだ許せるけど、その中身まで連れ添って、ってのはカンベンして欲しい。しかも、アウトドア用というだけあって、ガスカートリッジが結構お値段が張る。しかも、専門店に行かないと手に入らない。これじゃいかん・・・ということで、カセットコンロ購入と相成ったわけ。

しかし、どう考えてもカセットコンロを買い込むなんて、「部屋でお酒飲みまっせぇ」という宣言を大々的に行っているのに他ならないワケで、ちょっと考えさせられる。しかも、加熱調理が容易になったので、いくらでもお酒のつまみは作りたい放題。これじゃ、自然と料理意欲がかき立てられて、どんどん料理をつくって、どんどん食べて、どんどん太って、という構図は必然。さて・・・。

買い物かごに食材を詰め込んでレジに向かったとき、明らかに「こりゃやりすぎだ、ピックアップしすぎた」という意識が強く働いた。何か、見極めたというか「これだ!」という方向性が見えたというか。いままで一週間、迷走していた食生活にようやくstopがかかったというか。サトリみたいなものを感じた。よし、これで最後にしよう。明日から改心してマジメにダイエットに励もう。今月末までに82キロ台前半に返り咲こう。なんか妙に素直な気分になり、たくさんの食材を買い物袋に詰めて帰宅した。

【08月24日(月曜日)】<84.2キロ>

朝食:ししゃも4匹、揚げ豆腐、ご飯、おみそ汁
昼食:韓国風筑前煮、スパゲティサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:牛丼大盛、生卵、生野菜
夜食:100%果汁ミックスジュース500ml

サトリを開いた以上、体重がまたもや84キロ台に転落してしまったことなど全く意に介する必要はないのである。常に遠くを見据え、「ふふ」と薄笑いを浮かべつつ、ナニゴトにも動じない。これぞ、サトリの境地なり。なに、昨日の今日だ、太ってあたりまえだ。でも、「あ、このままじゃあダメだな」というサトリを開かせてくれた「体重増」だから、文句はいいっこなし。教祖様として崇めたっていいくらいだ。

この朝食メニューを見たとき、思わずシェフの陰謀を考えてしまった。昨晩いやというほど頂いたししゃもが、朝食の食卓にも登っていたからだ。うーん、ししゃも自体はおいしいんだけど、二食続けて食べたいというほど美味ってもんでもない。ちょっと食傷気味だ。

しかも、どう考えても自分が焼いたシシャモの方がおいしいんだからたちが悪い。まあ、そりゃそうだ。自分がシシャモを調理するとなるとフライパンを使うという「邪道」な調理法なんだけど、焼きたてをパクつくことができるということで、まずかろうはずがない。しかし、寮の食堂の場合は随分前に焼いたししゃも。保温器にて保存されたヤツが「やあどうもどうも」と登場することになる。こっちの方がおいしいと思う奴前に出てこい!味覚の狂った舌を引っこ抜いてやるから。

最近めっきり唐辛子づいてしまって、会社で食事を一緒に採る同僚からも変態扱いされるようになってしまった。量的には決しておおくない食事をいかに充実させるか食べた気にさせるか、を考えた結果唐辛子ファンになったにすぎない。しかし、そういう涙ぐましい裏話は他人に分かるはずがなく、やはり横から見ていると相当奇異らしい。

おみそ汁にはほぼ必ず七味唐辛子を投入。こうすると、ただ単に「ご飯のお共」に存在から一気に「おかずの一品」に昇格できるのだ。そのスパイシーさが、激しい自己主張をしてくれるからだ。さらに、おかずとなる一品にもぱらぱらと七味を・・・これで味のインパクトがぐっと強まり、おかずとしての存在意義が倍増する。

さらに、最近マスコミじゃ「唐辛子ダイエット」だとか言ってるらしいし。まあ、体調崩さない程度ならばばんばん唐辛子を投入するのは悪い事じゃない・・・かな。ちょっと医学的に見てどうなのか、素人の僕にはわかりかねるので知恵持っているヒトはご連絡ください。

帰宅時間が遅くなった関係もあり、牛丼屋で牛丼を食べて帰った。以前も、「大盛り食べたらおなかいっぱいになって難儀した」という事を日記で書いたと思うが、今回も全く同じ目に遭ってしまった。やっぱり、大盛りは多いわぁ・・・。学生時代の胃袋サイズをどうしても基準にしてしまうため、毎度毎度大盛りを頼んで玉砕してしまっている。

そういえば、すごく久しぶりに生卵を食べた。ああ、生き返る・・・と思わず恍惚の表情。

「戦利品」として嬉々として買ってきたジュースをそろそろさばいていかないとマズかろう、ということでコップにたっぷりの氷を張って、ジュースをちびりちびりと飲んだ。うーん、なかなか愉快愉快・・・となるはずだったんだけど、さすがにここ最近全く飲まなくなった甘いジュースなだけに、途中でうんざりしてしまった。口直しに烏竜茶も飲んだ。寝る前にこうしてがぶがぶ水分を採るから、翌朝の体重がイマイチなんだけどなあ。

【08月25日(火曜日)】<84.0キロ>

朝食:??
昼食:かぼちゃコロッケ小2個、シュリンプサラダ、ご飯、豚汁
夕食:ほっけ1/2匹、広東風焼きそば、ビール2000ml

微減。助かったぁ・・・。昨日一昨日と、あれだけ「サトリを開いた」だのなんだの、キリストやブッダもびっくりな事を口走っていたのでここで痩せてくれないとさすがにマズかったのだ。もうこの際、「なんだよ、この程度の痩せ幅かよ」という鋭いご指摘は無視させてもらうことにしよう。

朝食、何を食べたか忘れてしまった。最近このパターンが多いなあ・・・。朝食食べた時の記録ってのは、その日のお昼にメモされる。要するに会社のお昼休みだ。しかし、どこかお客さんのところに行っていて外出中であるとか、ばたばたしてしまっていてそれどころじゃないとか、そういう時は朝食に何を食べたかメモをとり忘れてしまう。その結果、「あれ、この時の朝食ってなんだっけ?」となってしまうという構図。

夕食に関しては比較的覚えているのに、朝食は忘れてしまうのはなぜだろう、と考えてみると朝食ってのは「あっさりめの和食」で「量はそれほど多くなく」というモノがほとんどなのだな。だから、バーンとしたインパクトに欠けていて、後になってみると何を食べたか覚えていないのであろう。昔の日記に「朝御飯を忘れてしまうのは頭がまだぼーっとしているからだ」なんて書いているけど、そりゃきっと間違い。ぼーっとしているのは四六時中なんだし。

ロクなメニューと遭遇できず、結局お昼は上記の通りのメニュー構成になってしまった。大いに不満だけど、まあ仕方がない。一緒に食事をした同僚は、ご飯大盛+豚汁+納豆をもりもり食べていた。あ、こっちの方がなんだかゴージャスに見えるのは気のせいだろうか?

以前、「ヒトはけんちん定食だけで生きていけるか?」という企画を実施したことがあったけど、これからは毎食お昼を豚汁+ご飯+納豆のみにして、「ヒトは豚汁のみで生きていけるか」ってやってみるのも愉快かもしれない。

帰宅途中にスーパーに立ち寄ったら、ほっけが1/2匹で100円のセールをやっていた。「こりゃしめたもんだ」とさっそく山積みになっているほっけをトングでつかもうとしたら・・・あれ、凍ってる。がちがちに凍っているから、ホッケ同士がくっついてしまっているのだ。これにはさすがの僕も途方に暮れてしまった。「えいえい」とほっけを引き剥がそうとするとめりめりといやな音がして、魚にあるまじき引き裂かれ方で身がちぎれていく始末。仕方がないので、底の方にあった大きめのほっけをあきらめ、すでに解凍されているものの小振りなほっけを山積みのてっぺんから頂戴することにした。

それにしても、この日は調子に乗りすぎた。ビールを2リットルも飲んでしまった。「何をやってるのだ、僕は」という驚きと、「こんなに飲めるだけの胃袋を持っていたんだ、僕は」という180度ずれた驚きとに包まれた。それにしても、手品じゃないんだから2リットルも飲むなよなぁ・・・。明日の体重に全部はねっかえってくるんだから。

【08月26日(水曜日)】<83.8キロ>

朝食:ほっけ小1/2匹、かまぼこ、ご飯、おみそ汁
昼食:さんま蒲焼き2匹、サラダ、豚汁風野菜煮込,ご飯
水分補給:アイスコーヒー(砂糖入)2杯
夕食:さんま塩焼き一匹、謎のおかず、ご飯、おみそ汁、キウィ1個

有言実行ってのは、ダイエット!?日記のテーマなのである。だからこそ、日曜日の夜に「痩せるぞ!」と宣言した以上実現されるのである。実現されないなんてこれっぽっちも思わない。わはは、体重が痩せるとかくも自信満々になれる。

とここまで書いていて、ふと「そういえばビール規制を宣言したときは一週間も持続できなかったなあ」と、己の有言不実行ぶりを思い出してしまった。ま、こういうのはケースバイケースって事で・・・。

まあ、93キロ台復帰というのは今までの事を考えると喜ばしい事でも何でもないんだけど、とりあえず「復活宣言」をする格好の材料だ。ようやく「痩せてやろう」という気にさせられる、そんなトピック。

朝食。な、何なんだ?昨晩ほっけ食べたのに、何でまたほっけが出て来るんだ?・・・シェフめ、図ったな!?

つい先日だって、ビールのつまみに食べたシシャモが翌朝の食卓に出されるという「悲劇」を味わったばかり。その事件勃発から間髪おかず、今度はほっけときたもんだ。これを狙っていると言わずしてなんと言おう。

大体、朝からほっけってあり得るかぁ?ほっけってのは脂がのったお魚。居酒屋の定番メニューになっている事からわかる通り、ほっけは夜食べるもの。決して朝食べるものじゃあない。それなのに何で朝に出てくるのだろう。案の定、食べてみると朝っぱらから憂鬱になるような濃い味わい。うーん、朝食べるお魚じゃないよぉ・・・。朝はアジの干物とかししゃもとかカレイとか、そういう白身魚が良い。あ、あれれ。ほっけも白身魚だっけか。

ほっけなんてのは半身でも結構なお値段する代物。朝ご飯代金が150円であることを考えると、どう考えても割に合わない気がするのだけど。とまあ、考えれば考えるほど「シェフが僕の食生活をウォッチしていて、いやがらせをしようとしているんじゃなかろうかしらん」という冗談で思いついた事が信憑性が増してくるようなこないような。

でも、ふと気づいたことがあった。そういえば、昨日スーパーでほっけを買い求めたのは一匹100円と非常にお安かったから。その前日にししゃもを買ったのは、これも安く売られていたから。ということは、ひょっとしてシェフも全くおなじ店で食材調達を行っていて、お互い「おっ、今日はこの魚が安いじゃないか」と同じ事を考えて同じ魚を買ってしまった、という事が考えられるわけだな。アホくさ。

お昼はサラダバーのある社員食堂だったので、例のごとく「これでもか、これでもか」とサラダを詰め込む。サラダはカロリーが低いのでたらふく食べてもいいんだ、なんて勝手な解釈をしているからなんだけど、サラダの量に比例してドレッシングの量も増えるわけで、実は相当なカロリーをドレッシングから摂取しているんじゃなかろうかと不安ではある。しかし、こういう時はお得意の「見なかった振り」してごまかすに限る。

打ち合わせが連続していくつもあったので、その都度コーヒーを飲んだ。いい加減コーヒーにも飽きたので、普段はやらない砂糖投入を行い、味に変化を持たせてみた。なかなかいいカンジだった。

しっかし、お客様のトコロに打ち合わせに行くと、出されるモノというのは大体きまっている。コーヒーもしくは緑茶。これ以外のものってどういうのがあるだろう?

僕が今までで経験した事があるのは、ホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、ジャワティー、緑茶、麦茶、アップルジュース、ミネラルウォーター(ペットボトル)ってところだ。アップルジュースが提供されたというのは非常に面白い。これは、ある電機会社の研究施設を見学しに行ったときに出されたモノ。研究所、ということで常にお客さんが出入りするような場所ではないトコロだったから、こういうイレギュラーな飲み物が出たのかもしれない。

と、ここまで書いていて「ありゃりゃっ!」ととんでもない事に気づいた。この研究施設を訪問したのは、実は明日・・・8月27日じゃないか。なんと、明日のでき事を今日書いている。こんな日記、見たことがない。どうやら僕には超能力が身についてしまったらしい。

そういう事にしておいてください。

そろそろ新サンマのシーズンだと思っていたのだけど、今日出てきたサンマは脂が全然のっていなかったために味はいまいち。やっぱりサンマは目黒に限る。

さて、ここで一品「謎のおかず」が登場。あまりに謎すぎて、形容できなかった。だから、「謎のおかず」という名称でお茶を濁してみたりなんかする。どうやら「鶏肉の中ににんじん等の野菜とチーズを詰めたもの」らしいんだけど、味が複雑すぎて「これが肉である」という事さえ理解しづらかった。「鳥肉」というのもあくまでも推測の域を越えず、「たぶん・・・鶏じゃないかな」な始末。いやあ、ここまで悩ましいおかずも珍しい。

ひょっとしたら味覚が馬鹿になったんじゃなかろうかしらん、と心配になって周りの連中に「この料理、何?」と聞いてみたけど、まともに答えられた人は一人もいなかった。よかった、やっぱり謎のおかずだったんだ。

【08月27日(木曜日)】<83.0キロ>

朝食:さつま揚げ、筍と挽肉と春雨の煮物、納豆、ご飯、おみそ汁
昼食:鶏のぴりから煮、メンチかつ、ご飯、おみそ汁、香の物
水分補給:アップルジュース小さな紙コップ1杯
夕食:ビール1000ml、とろろそば、唐揚げ弁当

謎のおかずにアテられたのか、それとも宿敵キウィをこりもせず食べて案の定喉が激しくイガイガして苦しむハメになったからなのか、体重がすっと痩せてくれた。ありがたい事もあったモンだ。やはり、寝る前の水分補給を押さえるとかくも痩せてくれる。

それにしても、自分でも感心するくらい朝ご飯をきっちりと食べているなあ、とお膳を前にして思わず嘆息。たった数日、律儀に朝ご飯食べただけで感心しちゃうんだから、今までがいかに堕落した食生活だったかという事がわかる。

今だと、「わあ寝坊した、朝ご飯食べるか朝風呂はいるかどっちにしようか」というシチュエーションだと、朝ご飯食べるのを優先させてしまう。朝風呂、といったって夜に風呂に入らないのだから24時間以上体を洗わない事になる。それでも朝ご飯を食べるのだから・・・

ただし、朝ご飯をまともに食べるようになったのが7月なんだけど、それと連動してか体重が全く減らなくなったのも事実。朝食のカロリー増加分が体重にどう影響しているのか、全くもって謎。悪い方に転がっていなければいいんだけど。

まあ、ここらへんは考えても無駄。お医者さんが言ってる通り、きっちり三食食べて健康な生活を送る事こそ、ダイエットの近道だと信じて邁進するしかあるまい。

午前・午後共にお客様のトコロにいかねばならなかったので、久々に会社外で食事をとることにした。それにしても、普段社員食堂で「あの皿はカロリーが高くて、こちらの皿は・・・」と算数の授業に等しい事をやっている自分としては、外食になってカロリーが明示されていないメニューを目の前にすると頭に血が上ってしまう。「わあ、カロリーが計算できない、やばいやばい」という意味で頭に血が上るんじゃなくて、「計算ができないのなら好きなモノ食べたっていいよね」という興奮があるから。結局、この日は居酒屋の「デイリーランチ」を食べた。

見た目はものすごくカロリー高くて量が多そうに見えるメニューだけど、実際は「ぴりから煮」とメンチかつが一つの皿に盛られており、量的には大したことない。そこらへんは誤解の無いように。

さて、午後は大船にある某電機会社の研究所訪問。

もう前日の日記でバラしてしまったけど、供された飲み物はアップルジュース。これには少々面食らった。この研究所では常にアップルジュースが提供されるのか?それとも、日によって違う飲み物が出るのか?なんて考え込んでしまい、危うく本業を忘れそうになった。 寮の近くに、夜10時まで営業しているスーパーがある。いつもお酒のつまみはここで購入しているんだけど、今日はそのスーパーすら閉店してしまっている時間に帰宅。そんなに夜遅くならお酒なんて飲まなければいいのに、「いやあ今日は一日お疲れさまでした、って事で」なんて適当な理由をでっちあげて、コンビニ弁当をつまみにいっぱい・・・いや、いっぱい飲むことにした。

【08月28日(金曜日)】<83.2キロ>

朝食:??
昼食:いもの天ぷら(小皿)、コーンサラダ(小皿)、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール1000ml、お刺身少々、怪しげな肉、くみ上げ豆腐

何も昨晩のビールが悪いと言うつもりはない。大体、昨日の体重が一気に痩せすぎだったんだ。だから、今日こうして体重が増えたのも「自然の理」なのかもしれない。ビールのせいかもしれない。それは神様しかわかりゃしない。

でも、どうしてそこまでビールを弁護しようとするかねえ?ビールが悪い、ビール飲むのをやめろ、って論調になれば、ビール断念するのにね。他人に厳しく自分に甘く、ビールは辛口ってヤツだな。

何を食べたか忘れてしまった。うっかりしていると、朝ご飯って何を食べたのかすぐに忘れる。夕方くらいになって「あっ、朝ご飯何食べたかメモってないや」と気づいたときにはすでに遅いんだから。

帰省から復帰直後は相当食生活が乱れていたんだけど、ここ最近は落ち着いてきたようだ。昼食がこれだけ節制できていても特にストレスを感じないのだから。

以前、イモの天ぷらは満腹感を提供するありがたいメニューだ、と言うことを熱く語った事があったと思う。こういう「ダイエットに頼りになるメニュー」ってのを数個見いだしておけば、何かとラクだ。僕の場合、「いもの天ぷら」「鉄火丼」あたりが満腹感とカロリーとのバランスに秀でているナイスガイだ。

つくづく、最近はなっとらんと思う。ビール飲む頻度がどーのこーのというのはさておいて、おつまみのレベルが高く・・・いや、おつまみのカロリーが高くなっていることがなっとらんのだ。

春先のダイエット日記を見て見たまへ(明治時代風)。お酒のつまみはお刺身、油揚げ、豆腐・・・と至って和食然としたモノが主流だった。毎日が痩せる日々だったので、「うおおお、お酒のつまみだってローカロリーィ!」とやる気満々だったのだな。しかし、創業の輝かしいコンセプトは今いずこ、なんとただれたお酒のおつまみを食べている事よ。

一番の影響が、EPIガスストーブの登場だ。ダイエット日記スタート当初は、コールマンのガソリンストーブ(通称「ノドン2号」)が存在していた。しかし、室内でガソリンを扱うのは非常にデンジェラスだったので、あまり使われることはなかった。さらに、使っているうちにガソリンが漏れるという恐怖のアクシデントが発生、スクラップと化した。

そんな中、5月に登場したEPIガスストーブが流れを変えた。ガスストーブで取り扱いが簡単なため、重宝した。しかし、フライパンと相性が悪く、つるつる滑って調理中にフライパンの中身をぶちまけるといった事が多々発生。便利だったしお酒のおつまみを変革した功労者ながらも、その地位はそれほど高くなかった。

そんな中、8月にデビューしたカセットコンロはおつまみ業界を震撼させたのだ。安定感抜群、ランニングコスト抜群、火力抜群。もう、言うこと無しなのだ。しかも、炒め物というのはお総菜を買ったりお刺身買ったりするよりも安いコストで食材調達ができる。そんなこんなで、どんどん炒め物系・・・つまり肉料理系・・・におつまみがシフトしていったわけだ。

と、まあこういうワケ。でも、この現状を良しとしている事はない。いつも「わあ、いかんなあ、いいのかなあ」という事を考えてはいるのだけど、一度あつあつの肉野菜炒めなんかをビールのつまみで食べたりすると、もう油揚げや豆腐をつまみにいっぱい、って気がしなくなってしまう。それが、現状。

今日はそういう自分自身に警鐘、ということで豆腐をセレクトしてみた。でもそれじゃイマイチなので、肉売場の片隅に売られていた何の肉かすら判別しづらい味付け肉をセレクトしてみた。

この手の味付け肉ってのは言うまでもなく賞味期限ぎりぎりの肉をたたき売りするためのものなんだけど、実際に焼いてみるといかに肉としてダメなものかがよくわかる。炒めているウチにゲル状になってしまうとか、そういう輩のなんとおおいことよ。100グラムあたりの単価が安いからって、うかつにこの手の肉に手を染めるというのは自殺行為以外の何者でもないことを肝に銘じないといけないだろう。

【08月29日(土曜日)】<83.8キロ>

朝食:ちゃんぽん、ファンタオレンジ
おやつ:柿ピー少々
夕食:ビール中ジョッキ4杯、おつまみ
夜食:カフェオレ250ml、ぽっきー数本

なんでこんなに太ったんだろう、と昨晩の事を振り返り振り返り悩んでみると、どうも昨日の日記に記載されていないメニューがあることに気づいた。長崎ちゃんぽんだ。これ、昨晩よせばいいのに作って食べたんだっけ。鍋の中にはまだ半分ほど残ったちゃんぽんを発見。そうか、これが原因か。

飲み物が無かったのでぬるいファンタでちゃんぽんを頂いた。つくづくまずい。冷たく冷えているときは、ファンタオレンジ飲んで「うーん、無果汁だけどなんとなくオレンジっぽい味がするな」って気にさせられるんだけど、ぬるいと「うわ、なんだこの薬は?子供用の風邪薬か?」って思わずにはいられない。

お昼はキャンセル。そのかわり、柿ピーナツが余っていたのでそいつを頂いた。この柿ピーナッツ、寮のすぐそばにある酒屋で買ったもの。コンビニだと100円で十分な量の亀田の柿ピーナツが買えるというのに、ここで買った柿ピーナツは220円もした。メーカーだって見たことがないものだった。一体これは何だ、隠れた名品か?と期待して正座して食べてしまったが、味は普通というよりイマイチなでき。何だぁ、こりゃあ!

この酒屋、限定生産品であるキリンの「ブラウマイスター」を常に販売しているお店。発泡酒系なんて一切売っていない、と味にはこだわっている・・・と思われるんだけどなあ。おっかしいなあ。

池袋にある「100円で生ビールが飲める」お店に行った。「サービスタイム」と称して午後6時までなら100円、というお店は結構あるけど、オールタイムで100円というのはなかなかない。・・・という話を、以前したことがあったっけ。今回は、またそのときとは別のお店。池袋は居酒屋激戦区なのだろうか、100円で中生いっぱいを楽しめる店がいくつかあるのだ。

いつも僕がひいきにしていた100円ビールのお店は、どうもビールを薄めたかなにかしているらしく味がおかしかった。苦みが全くなく、なんだか砂糖入れたみたいな甘さがあるのだ。「うーん、安かろうまずかろうだな」なんてビールをごきゅごきゅ飲みながら痛感したものだっけ。

でも、今回襲撃したお店はそんなこともなく、ごく普通のビールが出てきて少々びっくり。いや、何も「普通のビール」で驚く必要なんてないんだけど。

お店は、すでにビールがぶ飲みして酔っぱらった連中がたくさんいた。おかげで、通路を通りすがった酔っぱらったワカモノに握手を求められる始末。何のこっちゃと思いつつ、こっちもまけてはいられないわいとばかりに,強くその手を握りしめてやった。お互い大馬鹿たれだ。

オールナイトの映画を見よう、という暴挙を企画したため、徹夜となった。ビールを豪快に飲んだ後だし、こりゃどう考えても寝るに違いない、と上映開始直後はとりあえず不安がってはみたが、お尻が痛かったために寝るどころじゃなかった。なぜって?そりゃそうだ、お客さんがいっぱいで通路に座って見ていたんだから。

結局、映画を4本立て続けに見て映画館を出たのは朝の5時。やれやれ・・・。

(つづく)

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