1998年10月第2週(10/11-10/17)

【10月11日(日曜日)】<81.0キロ>

朝食:焼きそば
昼食:にせほうとう
夕食:赤ワイン1本、にせほうとう、とらふぐ皮

体重は予想外にも81キロジャスト。まあ正確に言うと81.0キロと81.2キロの間を行ったり来たりして、かろうじて81キロ・・・かな、という状態。そうだとしても、こういう値をキープできたというのは昨日の体重がインチキではなかったということに他ならない。「案外やるじゃん、俺って!」と思わず叫んでしまった。結局いきつくところは自画自賛なところが、おかでんのおかでんたるゆえんってことだ。

ただし、勝ってカブトの緒を締めよと昔から言うではないか。ここでぐっとこらえてこそ真のダイエットぞ、ということで朝と昼の中間くらいに、昨晩の残りの焼きそばを食べた。これで朝食兼昼食、ってことになるに違いない。

ちなみに、この焼きそば・・・あらためて夜が明けてみて食べてみると相当おぞましい味わいを誇っていた。酔った勢いで、ニラ一束を丸々投入したまではまだ良い。さらにガーリックパウダーをこれでもかと投入し、スパイシーじゃなくちゃおいしくないとばかりにあらびきコショーとトウガラシの粉末をだばだば投入しているんだから・・・おまけに、具の肉は「こてっちゃん」使用。温め直すのは面倒だとばかりに冷めたままで食べたのも災いしたようだ。やはり、人間酔ったときにおいしい料理を作るってのは不可能なのだな、と再認識。

だから、一度「料理の鉄人」で最初に料理人全員にテキーラでも何でも飲ませておいて、酔っぱらった状態で料理作をやらせるってのを実現させたら、絶対に面白いと思う。肉をローストしようとして、間違って自分自身がローストになってしまうヤツとか、塩と砂糖を間違えて入れるという前近代的ギャグそのまんまをやらかしたり。

焼きそばを食べたことにより、お昼ご飯は食べずに済むはずだった。しかし、昨晩感じた「何かおかしい」という感情はまんざら間違ってもいなかったようだ。無性にほうとうが食べたくなり、ストックしてあった食材をおもむろに引っぱり出してほうとうを作り出してしまった。

そもそも、今日の朝ご飯兼昼ご飯兼夜ご飯という位置づけて購入されていたほうとうの食材なんだけど、朝ご飯が焼きそばだったということもあって宙ぶらりんになっていたのだ。だからまあ、今晩の食事かなあと思っていたのだが・・・「野菜が傷む」とか都合のいい理由をでっちあげて、そそくさと調理にとりかかった。

それにしても相当な食材を用意したものだ。ごぼう、にんじん、白菜、豚肉、油揚げ。昼間っから何をやってるんだか。で、ほうとうに欠かすことができないカボチャなんだけど、調理が面倒なので用意しなかったという。だからまあ、「にせほうとう」なんだけど。にせものついでに、味噌味のはずがしょうゆ味に化けたというおまけもついた。

で、でき上がったものはどうも胡散臭そうだったので、また例のごとく一味唐辛子とあらびきコショーを投入。しかししかし、これがひょうたんからコマってヤツで、スパイシーでとってもおいしいではないか。うむ、病みつきになりそうだ。

気がついたら、ずるずるずるずるとおいしさに任せて4杯も食べてしまった。しまったぁ、いくらなんでもこりゃやりすぎだ。しかし、いつもなからここで嫌悪感が襲ってきて「ああ、食べたモノ吐いた方がいいのかしらん」なんて拒食症的な思考回路になってしまうんだけど、今日は「いやあおいしかったなあ」という満足感の方が強くて、そんな気にはならなかった。やっぱ、一週間に一度くらいはこういう歯止めがなくなるくらい食べるってのはいいのかもしれないなあ。

寮の食事を無断キャンセルし、スーパーに出かけてビールのおつまみ探し。寮を出る直前、食堂からいい匂いが・・・あっ、今晩はカレーなのだな。激しくココロが動揺し、5分以上食堂の前で立ちつくしてしまった。ああ、食堂でおとなしく食事をするべきなのだろうか・・・否!否とよ、おかでん。ここでカレーなんてもりもりたべたら、朝+お昼のダブルパンチも加えて救いようがないぞよ。ここはおとなしく・・・といっても、お酒を買いに行くんだけど・・・カレーは断念せねば。

しかし今度は寮の玄関を出たところで、食堂の換気扇から出てくる香ばしい香りに足止め。また悩んでしまった。結局、ギムネマ茶を煮出すのに必要なカセットコンロのカセットボンベがもう切れそうだったので、今日買わないといけないという義務感に迫られて、ようやく重い足をスーパーの方に向けた。お酒がからんでいるのにこんなに足取りが重かったのはいつ以来の事か。

さて、お酒といっても家にもどればまだにせほうとうがたくさん残っている。ということで、軽いおつまみを探し求め、見つけたのが「とらふぐ皮」。とらふぐの皮がおいしいのかどうかはともかくとして、珍しそうだったので買ってみた。しかし、珍しいモノはやっぱり珍しいわけがあるのだな。はっきり言って、500円近い買い物したわりには満足感なし。結局にせほうとうをつまみにワインを1本あけてしまった。

明日は目が回るほど忙しくなりそう。あーあ。

【10月12日(月曜日)】<80.8キロ>

昼食:シチューもどき(小皿)、サラダ(小皿)、納豆、ご飯
夕食:牛丼大盛、生卵

朝起きたら、体がだるい。あれれ。いや、二日酔いのだるさ、ではない。皮膚の表面近くがだるい、と言おうか。あ、顔もだるい。・・・じゃない、顔がはれぼったいんだ、顔がむくれているんだ。こんな事って何カ月ぶりだ?顔がむくれる、なんてのは体重が90キロ以上あった時、前日夜寝る直前にお菓子食べたり甘いジュース飲んだりしたとき、って相場が決まっていた。それが何を今更・・・。

やっぱり、昨日は食べ過ぎたから、かあ?「やばいなあ、自業自得だよなあ」と思いつつおなかをさすってみたが、それほど張っているという感じではない。そりゃそうだ、いくらなんでもいまだに消化できないほどの量を寝る前には食べていないモン。さて、こうなってくるとどれだけの体重に落ち着いているか、というのが注目されるわけだが。

あれっ。あれれっ。今日二度目のびっくり。起床してからたったの10分で2度も驚くなんて、今日は朝から大変だ。体重が80.8キロだったのだ。そう、自己最高記録タイ。昨日と比べて200グラム減。なんでこうなるのかな?昨日は全体的によく食べたし、今朝だって珍しく顔がむくれている。これだったら、体感体重としては81.6キロはくだらないと思っていたのに。やっぱりいまだに自分の体ってのはよーわからん。ひょっとすると、昨日は一日中部屋で楽器を吹いていたのが良かったのかも?

「風船ダイエット」というのをご存じか。風船をいっきに膨らませるという行為が、体温を高めて新陳代謝を活発にするのだそうな。なるほど、確かに原理的には間違っていないと思う。じゃ、それを風船にするんじゃなくて楽器だって同じ効果はあるはずだよね。じゃ、僕が昨日一日中楽器を吹いていたって事は・・・おっ、ダイエット効果、ばっちりって事かぁ?

ま、信用はしないけどね。体温があがるほど思いっきりぷーって吹いていないから、ダイエット効果あるわけがない。

最近、すっかりサラダが「小皿」ものになった。小皿サラダが150円、ちょっと大きい皿のサラダが200円也。別にお金をケチっている訳ではないんだけど、大きい方のサラダは普通の野菜サラダの上にマカロニサラダだとかポテトサラダといった「ちとカロリーに難あり」なヤツがのっかっているので敬遠しているのだ。お皿が大きいということで野菜の量もちょっと多い、ということはドレッシングをかける量も自然と増える。・・・ということで、やっぱりカロリーが高くなる。サラダだからカロリー低かろうなんて甘い考えでむしゃむしゃ食べていたら、実は100kcal近くあった・・・なんて事があったとしたら、喜劇だ。さすがにこういうところで面白くてもしょうがないので、小皿を意図的に選んでいるということ。

いや、そもそもサラダを毎日食べるようになった理由を振り返れば当然といえば当然なのである。カツやら何やら、カロリー高い料理食べて満腹感を勝ち得ていたのをやめ、小皿料理中心に切り換えた時に「腹の足しに」という事で採用されたのがサラダ食だったからだ。かりそめの満腹感がこれで得られる。そういう存在。しかし、今現在そんな涙ぐましい努力をしなくてもいいくらい、お昼の食事は少なくても平気になってしまった。だったら、小皿サラダで十分なのである。どーせ、生野菜をそこそこ食べたところでこっちが希望するほど栄養補充できるわけないんだろうし。

どう考えても終電近くまでお仕事しなくちゃいけないムードだったので、会社近くの吉野屋で食事をした。「けんちん定食」を食べるのはよくあったが、牛丼を吉野屋で食べるというのは非常に久しぶりだ。

なぜ吉野屋の牛丼が敬遠されていたか、というと、単純に僕は松屋の牛丼の方がおいしいと感じていたからだ。しかし、その旨をある日先輩に告げたところ、「味覚おかしいんじゃないの、吉野屋の方がおいしいに決まってるじゃないの」とけんもほろろに言われてしまった。これは一体どうしたものか。僕の味覚がホントにおかしいのであろうか。それを実証するために、今晩トライを試みてみた、という次第なワケだ。

さて、注文したのは牛丼の大盛り。ここ最近、松屋で大盛りの牛丼を頼むたびに「しまった、量が多すぎた」と後悔するアレである。相変わらず学習能力がないらしく、また今回も大盛りを注文してしまった。

生卵を牛丼にかけて、さらさらと頂く。さらさらさら。ごちそうさま。・・・ん、なんだなんだ、満腹感があまりないような。

量が少なかったかというと、確かに松屋と比べると若干少な目だったかもしれない。しかし、かくもあっさりと食べ終わってしまうとは思ってもいなかった。激しく動揺。そういえば、なんでこんなにさらさらと食べる事ができたんだ?

しばらく空になったどんぶりを眺めて検証してみたが、どうやら今回食べたご飯が水分含有量が多かったからではないか、という結論に達した。非常に食べやすかったのもそのせいだろう。松屋の場合、水分少な目でちょっとぱさつき気味にご飯が炊かれているので、食べるのにちょっと苦労させられる。この差が満腹感に違いを与えた?

だとすると、やっぱり僕は松屋の方がいいなあ。まあ、松屋がいい、と推奨するのは、牛丼うんぬんというよりも「気分次第では定食にシフトできる」という点にもあるんだけど。

案の定仕事が長引き、終電一歩手前の電車でのご帰宅と相成った。とぼとぼと家路を急いでいると、激しく喉が乾いている自分を発見。そういえば今日はあまり水分補充をしていない。途中ジュースでも買おうかどうしようか悩んでしまったが、「いやいや、のどが渇いている時こそギムネマ茶をきゅいーんと飲む、これがまたたまらんに違いない」と気を取り直して我慢。

最近、ギムネマ茶ばっかり飲むようになったので不燃ゴミが減って非常によい。何で減ったかというと、ペットボトルが無くなったからだ。以前は、お茶やらオー・プラスやら、ペットボトルがどんどんゴミとなって出てきたものなんだけど。うむ、お茶を煎れるというのは環境にも良いのだな。

家に帰り、体重計に乗ってみたら80.6キロだった。わっ、瞬間最大風速だ。きたっ!やっぱり水分制限したのが正解だったか?この体重だったら、明日朝は確実に80.4キロは実現できる。ひょっとすると80.0だとか夢にまで見た79キロ台とかもあり得るかも?夢は膨らむ、どこまでも。

【10月13日(火曜日)】<80.4キロ>

朝食:にせほうとう残党
昼食:薩摩揚げ、わかめサラダ(小皿)、ご飯、おみそ汁、アミールS
夕食:かつお・はまちのお刺身、たらこスパゲティ

昨晩が遅い帰宅だったというのに、今朝は始業1時間前に出社してまたお仕事というハメに。おかげで今日は睡眠不足で顔がむくれてしまった。二日連続、不愉快な朝。せめて体重こそは・・・なんて期待して体重計に乗ってみたが、こちらは80.4キロ。瞬間最大風速および自己最高体重(正式記録)の両方を一度に達成。

しかし、実はあまりうれしくないのだな。だってそうじゃない、昨晩からたった200グラムしか減っていないのだから。まあ、昨晩の「80.6キロ」から今朝の測定までの時間はたった5時間程度しかなかったけど、もう少し色気のある数字でも良かったような気もするのに。ま、ぜいたくな悩みってところか。やせりゃいいや。

まだにせほうとうがゲリラ活動を行っていたので、完膚無きまでやっつけてやった。作ってから結構な時間、常温保存されていただけにデンジェラスではあった。こういうとき、唐辛子やら胡椒やらでスパイシーに仕上げてある料理というのは困る。腐りかかっているかどうかのジャッジメントができないからだ。まあ、この日記を書いている今現在何も問題が無かったのだから、とりあえずオッケーだったんでしょう。

体重減少記念。料理だって相当気合いいれてます。1年前の自分がこの日記読んだら「そんな馬鹿な!」って卒倒するに違いないくらい、淡泊な料理でお昼ご飯をクリアしてみせた。

夜、寮に帰り着いてお手洗いに行ったら、おっそろしくデカいゴキブリを発見!ぞっとするくらい黒光りしている、代物。お手洗いの電気をつけつつ、洗面台に会社帰りの荷物を置こうとしたその場所にゴキブリがいたので「わああっ」と叫んで荷物を落っことしてしまった。我ながら情けない。

しかし、情けながっていては始まらない。「よし、今までの総決算だ、ぶっころしてやる」と急にむらむらと怒りがこみ上げてきたおかでん、慎重に荷物を置いてそろそろとゴキブリに近づいていった。

今までへっぴり腰だった僕が今回に限ってなぜこんなに強気なのか。それは簡単、洗面台に薬用石鹸のポンプが置いてあったからだ。洗剤や石鹸がゴキブリには非常に有効、ということは聞いていた。これならば僕の積年の大怨をはらしてくれようぞ、というわけ。

「思い知れ!」と叫び、ゴキブリに向かって薬用石鹸を噴射。ゴキブリが逃げ回る前に、「これでもか、これでもか」とどんどん薬用石鹸を投下してやった。ゴキブリが苦し紛れにこっちに飛んできやしないかという事にびくびくしながら。

結局、あっというまに敵の動きはにぶくなり、沈黙してしまった。勝った、勝ったのだ!「ざ、ざまあみろっ」との捨てぜりふを後に、洗面所を後にした。勝ったとはいえ、ゴキブリと遭遇したというだけでなんかいやーな気分ではあったけど。

さっぱりしたものが食べたかったので、お刺身を食べた。その後、スパゲティを食べるという非常に混沌とした食事だったけど、まあいいか。

【10月14日(水曜日)】<80.6キロ>

昼食:鶏のしぐれ煮、練り物をあぶったもの、ごま豆腐、ご飯、おみそ汁
夕食:肉野菜炒め、ご飯、玉子スープ、もやし、漬け物

ふむ。昨日と比べて200グラム増量。まあ、昨晩お酒飲んでるしあまり文句は言えないか。ただし、自分自身としては80キロ台に今自分が居る、という事実だけでぽーっと舞い上がってしまっているので、この際81キロ台に逆戻りしなけりゃ、いくら太ろうがどうしようが全然平気だったりする。

そりゃそうだ、つい半月前まで82キロ-83キロあたりを3カ月もの間放浪していたんだから。81キロ台でも思わず顔が緩みそうだというのに、80キロだなんてもうワタシどうすりゃいいの、な世界。煮て食うなり焼いて食うなり好きにしてっ!

もう朝からハイテンション。やっぱり体重がぐんと下がると人生に張り合いが出てくるな。調子に乗って、出勤時間が迫っているというのに昔の体重グラフを引っぱり出していろいろ検証してみた。

今月の頭では82キロ程度の体重が、今ではここまで落ちたのだから、これすなわち2週間で1.5キロ減ということになる。つーことは、一カ月で3キロのペース。おお、全盛期の頃と一緒だ。

しっかし、全盛期・・・4月とか5月とか・・・ってのはこれだけの猛スピードで痩せていってたんだねえ。あらためて感心。停滞期3カ月を味わってしまうと、今のこの痩せ方ってのが異常に見えてしまう。もちろん、痩せる余地がたくさんある昔ならいざ知らずこの期に及んでここまで痩せる、というのは異常と言えば異常なんだけど。

朝ごはんを食べなかったからか、午前中はどうも元気が出なかった。外部で打ち合わせをやっていたんだけど、頭が働かなくてほとんど発言できず。うーん、やっぱり朝来ご飯は食べなくちゃ駄目だ。

ということで、お昼ご飯をもりもり食べたかったのだけどやっぱりここはぐっとこらえて。久しぶりのお昼ご飯の外食となったけど、至って和風でおとなしめなヤツをセレクトしておいた。もちろん、もっとおとなしめの定食も存在したんだけど、満足感が得られつつカロリー低めをば、ということでこれ。メニューを決定するまで5分近く、汗をだらだら流して悶絶してしまった。ダイエットをはじめてから、優柔不断の度合いが強くなったなあ。

お昼時もそうだったけど、またもや猛烈に腹が減った。寮に戻れば食事があるんだけど、我慢ならずに会社そばのいつもの中華料理屋で定食を食べた。時間はまだ午後7時前。ここで少々ご飯食べたって、明日の体重測定まであと12時間もある。いくらこのお店がボリューム満点な料理を出すからといって、12時間もあれば問題はあるまい。

最近身につけた知恵、だ。腹を空かせて寮に帰るくらいだったら、さっさと会社近辺で食事を済ませてから帰宅した方が良い、ということ。通勤に片道1時間。寮に帰ってから食事となると、1時間遅い食事となる。さらに空腹は倍増、ついつい食べ過ぎる・・・翌朝、どーん。お粗末、というわけ。これだったら帰宅前にどこかで食事を済ませて、空腹をいやしてからゆっくりとご帰還遊ばす方がいいにきまってる。うん、僕もダイエットを重ねてきてようやく賢くなってきたぞ。

帰宅直後に体重を測ってみた。なんと、80.6キロをマーク。一体これはどうしたことか、食後まだ1時間しかたっていないのに80.6キロとは!要するに、胃袋の中の食べ物重量を引くと、純粋なる体重ってのはほぼ80キロジャスト程度だろうというわけ。おお、来た来た来たぁぁぁぁっ。

こうなると、がぜん元気が出てくる。今日はギムネマ茶を丹念に煮だし、濃いめをずずずっと頂いた。明日はついに念願の80キロジャスト実現、かぁ?

しっかし、この体重を測ったのが午後8時だというのに、寝る前の午前1時になっても体重は横這い。そりゃ確かにギムネマ茶を1杯頂いた分重量は増えたのはわかっているけど・・・一抹の不安。ダイエット!?日記ホームページにも、「明日の体重の結果にこうご期待!」なんてデカい事書いちゃったからなあ、引くに引けないんだよなあ・・・。

【10月15日(木曜日)】<80.0キロ>

朝食:魚(何の魚だろう?)、キャベツのだし汁煮、ご飯、おみそ汁
昼食:すずきの照り焼き、わかめとキャベツの酢の物、ご飯、おみそ汁、浅漬け
夕食:ビール1500ml、カリフラワとブロコッコリと牛肉の炒めもの、ナゲット、焼きうどん少々

でたーっ。80キロ、ジャストぉぉぉ。これであともうちょい、たったもう一息頑張れば待望の79キロ台突入、80キロ台よさらば、という事になる。わおーっ。やはり、こういう区切りの地点に到達するっていうのは「自己最高記録地点突破」の中でも特に感慨深いものがある。

だってそうじゃない。このダイエットでの「区切り」ってのは、「100キロ」「94キロ(ダイエット10キロ)」「90キロ」「84キロ(ダイエット20キロ)」しか味わっていないんだから。これを喜ばずにいられるかっ!今晩は絶対祝杯をあげよう。(太らない程度、にねっ)

80キロになったという事は、ひょっとすると天下のWHOも僕の事を肥満とは認定しないレベルかもしれない、ということで家庭用大辞典「マイドクター」をよいしょよいしょと引っぱり出して確認・・・。標準体重の10%-20%増体重=軽度肥満。あれれっ、僕の標準体重は約70キロであることを考えると、77キロ以下が「中肉中背」レベルなのか。っつーことは、まだ僕は「軽度肥満」の域を脱出できていにゃいという事に。うみゅ、ダイエットの道はまだまだ険しい。

ただ、80キロ台からおさらばできれば、僕自身のプライドっていう点では当初の目的は達成されたことになる。本格的に「ダイエットの終了」という事が視野に入ってくるようになった。

ホームページ部分で、昨日づけでこんな事を発表した。「ダイエット最終目的地点である75キロを、ダイエット!?日記web連載開始から満一年を迎える来年1月18日までに達成させる!」。さて、あと5キロを3カ月で達成できるかどうか。宣言したはいいが、今こうして書いていて気づいたけどこれって1カ月で2キロ近く痩せないとイカンって事なのだな。やばい、えっらい宣言しちまったなあ・・・無理に決まってるじゃないか、こんなの。

そうそう、うっかりしていたが、今日の体重が80.0キロということは早くて今晩あたりで「今月のノルマ」を達成できる可能性もあるということだな。自分自身としては結構高いハードル設定のつもりだったんだけど、案外すんなりと事が運んでいるのでびっくり。少なくとも食べ放題に行って83キロに足をつっこんで締まったときはさすがにやばいと思ったけどなあ。

さすがに昨日の事例もあるこっちゃし、今日は朝ご飯をきっちりと頂戴しておいた。頭の中で納豆を連想し、その納豆で口の中につばをためつつ食堂に向かったというのに朝食には納豆が無かったので、相当失望。まあ、需要と供給ってのは常にアンバランスだからこそ、経済ってのが成り立つワケでして。

納豆と言えば、先日・・・昨日だったかな?・・・すさまじい目に遭った。通勤電車に乗っていると、すぐ真向かいのおっさんがものすごく納豆臭かったのだ。いや、単純に納豆そのものが臭っているならば、「あらおいしそう」なんだけど、多分そのおっさんは納豆を朝食べて、そのねばりけが口の隅っこにでも残したまま家を出たのだろう。そんなこんなで、非常に異臭を放っているのだ。納豆そのものの臭い+おっさんから発せられているという嫌悪感でそれはもうタマランものがあった。生命の危険を感じたので、あわてて背中を向けたのだがそれでも時々臭ってくる。駅に到着するまでの15分がいかに長かったことか!

そういえば朝ご飯もお魚だったが、お昼ご飯もお魚になってしまった。カロリーの事を考えると、自然自然とこうなってしまう。しかし、本日の大本命だったさばのみそ煮が実は420kcalもあることが判明し、ちょっとショックだった。すずきよ、お前だけが味方だ。ちなみに、本日食べたこのすずき定食はトータルで617kcal。

80.0キロ到達記念ということで、ギムネマ茶の効能について再検証してみたいと思う。最近の僕のパターンとしては、会社から帰宅後ギムネマ茶をやかん(900ml)に作ることにしている。で、寝るまでにマグカップ(300ml)1杯。翌朝、朝ご飯の後に残りを飲む。たったこれだけ。しかし、これだけの行為がかくもダイエット効果があるとは、販売元だって考えはしなかっただろう。もちろん、ギムネマ茶効果よりも日々の精進ってのが要素としては強かったとは思うけど、ギムネマ効果が全くなかったとはとても思えない。大なり小なり、必ず効果はあったものと確信している。

ギムネマ茶発動が9月27日(日曜日)。この日の体重が82キロちょうど。それから二週間半で2キロ痩せたというわけだ。しかも、途中食べ放題で食い散らかすといったイレギュラーなでき事があったりしたにもかかわらず、だ。体重棒線グラフをずずいと眺めてみると、ほとんどリバウンドらしきものをしていない。多少の増量はあるものの、200グラム程度でありずばッと体重が減っている。過去にもこのようなストレートな痩せかたをしたことがあるだろうか?無いような気がする。

この間の食生活そのものは、特に目新しい事はやっていない。どちらかといえば、夕食がカロリー過多気味。逆に太ってもいいくらいだ。朝食抜きの日が比較的多かったという特徴があったにせよ、それにしてもここまで痩せるとは。

「懺悔の部屋」の方でエンゼル☆ハニーから「キダチアロエが良い」というたれ込みを頂戴したので、今月末くらいからお試ししてみてもいいかな、なんて考えている。痩せる痩せないはともかくとして、このダイエット!?日記の話題作りとして、ね。

最近、帰宅する時に非常に眠気を感じるようになった。いったいどうしたというのだろう。眠い上に腹が減るから、自然自然とお酒飲む気力がなくなり、会社のそばで食事を済ませて寮にかえるという生活にシフトしているのだ。決してお酒が飲みたくないというわけではない。

「どうしてこんなに眠いのだろう」とぼんやり考えながら、家路を急いでいたら体の内面がほてっているのに気が付いた。風邪の直りかけの時、悪寒が走ったり暑くなったり、の「ほてり」だ。ひょっとして、原因はこれか?

ようするに、名探偵おかでんの推理はこうだ。ギムネマ茶を飲むことにより、新陳代謝が高まった。だから、体温が高まった。よって、劇的に痩せた。しかし、新陳代謝が高まったことにより体への負担が強くなり、強い眠気を誘う、と。これで全てに筋道が通る。

だとすると、眠いというのは「体がガンバっている」証拠。ありがたく拝命しないといけないのだな。ははーっ。

さて宣言通り、ビールをしこたま用意して料理もしこたま用意した。しっかし、飲んでいてもどうもおいしくないのだなあ。どうしてだろう。スカーッとしない。作った料理そのものがいまいちの味わいだった、という致命的な欠点があったとはいえ、どうもこの煮え切らなさは何だろう。そういえば、ここ最近「ビールビールっ!」とにこにこしながらビールを飲む事ってめっきり減ってしまった。昔と違って、財布具合を気にせずにいつでもビールを飲めるようになってしまったので、「ハレの飲み物」ではなくなったからだろうか。だったら飲むのをやめりゃいいのに、とつくづく思う。いやほんと、気分的には飲まなくて全く構わない。しかしやめられないということは、ある程度は中毒になっているのかもしれない。しっかし、ビール大瓶2本強を一週間に3,4度飲むくらいで中毒になるとも思えないけどねえ。

なんか不愉快だったんだけど、その不愉快は体重計に乗ってみて増加。81.4キロ。こりゃどうひっくり返っても79キロ台突入は不可能だな。まあ、帰宅直後に測った段階で80.2キロと今朝よりも太っていたのだから、どうしようもないのだけど。

そりゃそうだ、会社から戻ってきて、夕食までの間ってのが体重の「瞬間最大風速」。この時が一日で一番体重が低いんだから。

【10月16日(金曜日)】<80.4キロ>

朝食:焼きうどん残り、ナゲット3個
昼食:さつま汁、まぐろのぶつ切り刺し身、コロッケ1個、浅漬け、ご飯
夕食:肉ニラ定食

案の定、太っていた。「けっ、やっぱりなあ」とあきらめの境地。まあしゃあない。この程度なら許容範囲ってことにしておかなければ。

しっかし、おっかしいよなあ。昨日は外をうろうろしていた事もあり、1万3千歩くらい歩いていたのだ。消費カロリーは610kcal程度。一食抜いた程度の価値ある行動だったというわけ。それで、「こりゃ明日は痩せるわい、しめしめ」と値踏みしていたのに。まあ、歩いた程度で痩せようなんて思ったら、1日1万歩を1カ月やらにゃならんことは承知しているけど、ちょっとくらいは効果があるかと思うのが人情ってもの。しかし、現実は人情を超える、ということをあらためて思い知らされた。

昨晩の残りの焼きうどんがフライパン上に残されていたので、結構な量があったものの丸ごといただいた。1.5人前くらいはあっただろうか。具はきのこ、マッシュルームなど。冷凍品を使った。「カロリー0」に惹かれて・・・。しかし、ソースに該当する調味料を持ち合わせていなかったので、みりんとしょうゆだけで味付けをしたが、これがあまりおいしくない。特に、一晩あけてみるとうどんが固まってしまいさらにおいしくなくなっていた。水分が飛んでもそもそしたうどんを出勤までの短い時間で必死に平らげた。おかげ相当おなかいっぱいになってしまった。しかし、朝からこんなに食べるなんて、犯罪行為だ。朝の段階で、明日の朝の体重が恐怖。

お昼は外食。お客さんの帰りに、居酒屋の定食を食べた。サンプルがないまま、目に付いた「さつま汁定食」を注文したのだが、出てきたのは相当ボリュームいっぱいの料理だった。一言に「さつま汁」といっても、入れられている容器はうどんを入れてもおかしくないようなサイズ。これにコロッケやらお刺し身やらつくのだから、驚異だ。

非常においしかったし、お得だったということで個人的には二重丸なお昼ご飯だったが、いかんせん朝ご飯食べ過ぎ+お昼ご飯食べ過ぎ、というダブルの悲劇を味わってしまい、さらにブルーになってしまった。ああああ、明日これで太らなかったら奇跡だぜ、絶対!

会社に帰社する途中、店頭に体脂肪計を置いているお店を発見したので、試してみることにした。ちなみに、2週間前に測定したときは体脂肪率19.8%だった。お昼ご飯食べてちょっとたった時間、ということで測定条件は2週間前と同じ。さて、結果は・・・。おおっ、体脂肪率17%。減った、減ったぁ!体脂肪も13キロちょっと、ということで前回より2キロ以上減っている。ということは、2週間前に測定した時から2キロ痩せているのだけど、この痩せた分ってのは全てが脂肪だった、ということが明らかになった。要するに、筋肉が落ちて体重が減ったのではない、ということ。至って健康に痩せたという事なのだな。今日の朝昼の食事はなかなか悲しいでき事ではあったが、この結果で少し救われた気がする。この調子でもっともっとがんばらなくちゃ!

例のごとくといってはなんだが、会社そばの中華料理屋で早めの夕食。夕食を食べる時間が早ければ早いほど、量を多めに食べても翌朝に影響が少ないということがわかったので、最近はすっかり会社そばで食べるのに抵抗がなくなった。

朝の体重ってのは一番周辺環境から受ける誤差が少ない。だから、このダイエット日記も「朝起きてトイレ行った直後」の体重をその日の「正式体重」と認定しているわけだ。しっかし、そうは言ってもやっぱり前日に何を食べたかによって相当体重が変わってくるのだな、と最近は認識している。一番てきめんなのは水分。いくらノンカロリーだからといって、寝る前にぐいっとマグカップいっぱいとか飲むと、翌朝にその重さは反映されてしまう。もちろん、汗や尿として出ることは出るんだけど、それではカバーしきれないものが多分にあるのだろう。

ってぇことは、さっき述べたとおり「夕食は早ければ早いほど、翌朝の体重にとって好都合」というわけだ。たとえば7時すぎに夕食を食べた場合、翌朝の測定まで12時間もの猶予があるわけだ。その間6,7時間、睡眠というエネルギー消費が少ない時間をはさんだとしても、この12時間はとてつもなく大きい。その間にほっといたってカロリーは使われるんだから。

今まで、「寝る前二時間は、食事をしてはいけない」という知識はもっていたものの「まあそれはあまり関係ないんじゃないかな」なんて考えていた。でも実際はそうじゃないのだな、と最近認識を改めた。ただ、僕の場合は極端で、「夕食は早ければ早いほど良い」と拡大解釈してしまっているんだけど。

まあ、24時間で食べる食事は3回。そのタイミングをどうずらすか、というだけであって、ある意味サギでもある。そりゃそうだ、体重測る前はできるだけ時間空けたほうがいいにきまってるんだから。

でもサギとは知りつつも、ヤルのが僕のダイエット方法。いくら胡散臭い数値とはいえ、低い体重が出たらうれしいじゃないの。そのうれしさが、明日のダイエットの活力になる。何の問題があろうことか。ウソも方便。

【10月17日(土曜日)】<80.0キロ>

昼食:パン2個、低脂肪牛乳500ml
夕食:ビール1000ml、ワイン1本、ピザ1/2枚、お刺身盛り合わせ、シチュー

体重、またもや80.0キロ。どうやら一昨日の80.0キロってのはかませ犬の体重じゃなかったのだな。ちょっと優越感に浸る。さて、それはいいとして、次なる課題は今月のノルマである「瞬間最大風速79キロ台」実現しなくちゃいけない。いくら今月ぐいぐいと痩せているとはいえ、ノルマ達成できなけりゃどうしようもないのだ。朝起きた段階で80.0キロ、ということは今日にでも実現は可能なはず。よっしゃあ、やるぞ。

しかしだ、さすがに夢にまで79キロ台ってのは遥かだ。イスカンダル星なみに遠い。宇宙戦艦ヤマトはワープが使えるからいいけど、こちとら生身の人間であるから、そんな愉快なコトができるわけが無い。あとたった200グラム、痩せるだけで80キロ台からおさらば、ってのに体重計はびくともしない。

体重計と根競べしていたけど、結局おなかが空いてしまったのでお昼ご飯と相成った。根競べはおかでんの負け、と相成った。ちっ、あともうちょいだったのに。

久しぶりに牛乳を飲んだ。うむ、おいしい。しかし、ここ最近飲む牛乳はすべて低脂肪。だから、本当の牛乳ってどんな味がするのかさえ忘れてしまったような気がする。そういえば、チーズなんてのもここ最近クチにしていないなあ。毛唐じゃないんだ、乳製品なんて食えるかってんだ、ケッなんていう気はさらさらないのだけどねえ。

お昼ご飯を食べたことによって、体重は80.6キロまで上昇。うむ、まあ一歩一歩が精進だ。

昨日購入したMIDI機器をいじり倒し、たくさんダウンロードしてきた音データを整理しているうちに夜の10時すぎ。洗面所でばったり出会った友達が部屋にきて、パソコンをいろいろ見せているうちに11時。ようやく「あ、メシ食べなきゃ」ということで食事はじめたのが、11時半近く。ああー、せっかく「夕食は早く食べないとダメだな」というコトを悟ったばかりだというのに。しかも、よしゃいいのにこの日に限って食べる食べる。自分でシチューなんぞ作ってみたけど、これがまた最高においしいものだからばくばくたべてしまった。食べるってことは、要するに飲むってこと。飲むほうも絶好調。結局、夜中の2時すぎまで飲んで食べて、の大宴会となってしまった。

こういうときってのは、食べている途中で「あかん、もうこりゃ明日は確実に太るわ」と察知し、「ならば毒食らわば皿まで、じゃあああ」とぷちんと切れてばくばく食べちゃう。いやもうタチが悪い。ブレーキかけるタイミングで、さらにアクセル踏み込んでるんだもん。通行人何人かひき殺しちゃうよ、これじゃ。

(つづく)

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