1999年02月第2週(02/07-02/13)

【02月07日(日曜日)】<80.2キロ>

昼食:昨晩のペンネの残り物、そば
夕食:回鍋肉、皮付きじゃがいもと手羽先の煮物、白身魚のみりん漬け、ご飯、おみそ汁

「こりゃ81キロ台で安定かいな」と憂鬱な気分になっていた今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか・・・おっと、他人行儀なニホンゴを使ってしまった。ちょっとばかり、背筋がしゃきんとしてしまう。そんな体重が今日の体重だ。

そうだそうだよ、この感触。ようやく「いつものホームタウン」に戻ってきた、って感じなんである。約束の地カナンなんである。ここ最近、痩せても太ってもそれほど感動はない日々を過ごしてきた。1月なんて、予想以上に体重が減った時期があって痩せるたびに「おいおい・・・大丈夫かよ」なんて思っていたものだ。そんな中、今日の体重は実に素直に感動する事ができた。思わず「この感動をまず誰に伝えたいですか」「ふるさとの母親に伝えたいです」という王道のヒーローインタビューを連想してしまった。

しかし、数十秒たって脳内のエンドルフィン分泌が一段落したところでふと我に返ると、過去の実績から考えると今日の体重は全然タイしたことはないことに気がついた。今月のノルマってなんだったっけ?1月の平均体重79.3キロを越える、だったよねえ。こんなところで喜んでいたら、いつまでたってもノルマ達成はできそうもない。

しかし、どう間違ったら今月はノルマが達成できるというのだろうか。シミュレーションをエクセルでおこなってみたところ、どうやら明日から2月いっぱい、ずーっと79.0キロをキープすればよいらしい・・・って、無理にきまってるじゃないかそんなの。

この日、数カ月ぶりに寮の夕食にありついた。たまにはこういう日があってもいいかな、とゴハンを食べながら思った。

【02月08日(月曜日)】<79.8キロ>

朝食:ハムエッグ、ぶりの味噌焼き、ご飯、おみそ汁
昼食:若鶏の香草揚げ、もやしのカレー風味、冷や奴、ご飯、おみそ汁
夕食:ビール700ml、しめさば、さばの竜田揚げ

日曜日の夜中、コーヒーを飲みながらいろいろ作業をしていたらやたらとトイレが近くなってしまった。利尿作用が働いたらしい。その甲斐あって、たった4時間の間に体重が1キロも減るという偉業達成。うーん、やっぱりコーヒーの威力は偉大だ。

そのためか、今朝は79キロ台に帰り咲き。ようやくダイエット日記らしくなってきた。80キロ台でへいこらしているようでは、12月の頃と何ら進歩が無いわけだから。よしっ。

先週、鉄板焼き食べ放題に出かけて以来食生活が大いに乱れてしまった。それから数日間というものは、乱れた食生活を元通りにするためのリハビリ期間だったような気がする。

結局、ダイエットにとって一番怖いのは「食べ放題で食べまくる」ということではなく、その後に訪れるぐちゃぐちゃの食生活、っていうことだ。このダイエット!?日記を読めばわかるとおり、食べ放題後は「一日4食」食べるといった様相を呈している。おなかをぱんぱんに膨らませないと、気が済まない状態になっているのだな。戦後じゃないんだから、胃袋の大きさで満足の度合いが上下しちゃ、いけないよなあ・・・と思いつつ、ついつい。

ダイエットやってる人全員にいえることだけど、「ついつい」という表現をよく使ってしまう。まずダイエットを志すのであれば、この便利な「ついつい」というコトバを使わないようにすることから始めればいいのだろうな。

【02月09日(火曜日)】<79.4キロ>

朝食:あんかけ豆腐、ほうれんそうとちりめんじゃこの和え物、納豆、ご飯、おみそ汁
昼食:ほうれんそう肉炒め、おから、冷や奴、白菜の浅漬け、ご飯、おみそ汁
夕食:牛丼、生卵、生野菜サラダ、おみそ汁
夜食:ポテトチップス、牛乳1000ml

体重はようやく79キロ台で定着の構え。でも、この体重でさえ先月の平均体重より上回っているのだから、たちが悪い。こうなったら献血するなりなんなりなんなりで体重強制減をねらうしかないのかぁ?

・・・ってなことをいってるそばから、夜食としてポテトチップスを食べてしまった。夕食が早かったということもあるんだけど、コレじゃ痩せるわけがない。これで痩せたとすれば、胃袋の中に四次元ポケットが仕込んである以外あり得ない。

以前はポテトチップスが好きで、何かいいコトした時のご褒美として、親からポテトチップスをねだるくらい好きだった。だけど、ここ数年間ポテトチップスは食べることなく過ごしてきた。チップスターに浮気をしていたからだ。パソコンをいじりながら食べるには、チップスターのように油分が浮き出ていない方がよい。

と久々の邂逅だったポテトチップスだけど、油っぽくておいしくなかった。すっかり味覚が変わってしまったらしい。こりゃ、正直あんまり食べたくないあじだなあ・・・

さらば、ポテトチップス。コドモ時代の好物が、また一つ僕の前から消えていった。

【02月10日(水曜日)】<80.4キロ>

朝食:ピーマンともやしの炒め物、きんぴらごぼう、納豆、ご飯、おみそ汁
昼食:三品揚げ定食(チキンコロッケ、エビフライ、ヒレカツ、ご飯、おみそ汁
夕食:UTG
夕食その2:牛丼、おみそ汁

またもや80キロ台復帰。まあ、昨晩あれだけ飲み食いしちゃえば仕方がないか。やっぱり、食べ放題敢行以来の食生活大混乱は直っていないらしい。今日だって、飲み会の後に牛丼を食べるという大失態をやらかしてしまった。

飲み会の一次会で、しこたまビールを飲んでしまったのがいけなかったらしい。ビール以外はほとんど手をつけなかったのだけど、そのビールを飲むペースが他を圧倒していたようだ。どう見ても他人の二倍もしくは三倍のペースで飲んでいるのだ。これじゃ、一次会でふらふらになってしまっても仕方がないわなあ。

そもそも、このビールを飲むペースというのは一番太っていた頃に培ったもの。今、体重が3/4になってしまい飲めるお酒の量だって減ってしまっている・・・というのに、ペースだけは相変わらず。いや、それどころかスピードアップしてしまっているくらいだ。1時間半で42.195キロ走るようなもんだ。20キロ地点くらいでリタイアするにきまってる。

そんなことで、みんな二次会の飲み屋に入っていったのに、僕だけ入り口でみんなを見送り、ぼーっとしてしまった。「中に入ってもいいけど、もうお酒が入る余地はないなあ、ちょっと夜風にあたってからお店に入ろう」って酔っぱらった頭なりに考えたからだ。

結局、渋谷の街をしばらくうろうろしているうちに、なぜか「松屋」に引きずり込まれてしまい、気がついたら牛丼を食べていた。よった勢いで七味唐辛子を「どうだぁー」とばかりに大さじ10杯分以上入れて、もりもり食べた。辛さに耐性のある僕でさえ、そのあまりの辛さに目をしばしばしてしまった。

で、さらに気がつくと電車に乗って一路家路へ。あーあ、またやってしまった。二次会の会場で「おかでんはどこへ行った?」と心配してくださったみなさま、本当に申し訳ありませんです。

【02月11日(木曜日)】<81.2キロ>

昼食:明太子おにぎり、レタスサンド
夕食:カルビ焼き肉、ご飯、おみそ汁、生野菜サラダ

朝起きると・・・というより、早朝。のどの渇きで目が覚めたら、やっぱりめがねをかけたまんま寝てしまっていた。つくづく不思議なんだけど、背広とワイシャツはちゃんと脱いでいる(といっても脱ぎ散らかしているだけだが)のに、どうして最後のめがねを外すコトができんのかなあ。以前、「東京メガネ」というメガネ屋のCMで「メガネは顔の一部です、だから東京メガネ」って歌が流れていたっけ。顔の一部なもんだから、はずすという意識が働かなかったのか?

体重は・・・もう言うまい。はー、こりゃなあ・・・

お昼ご飯は、外でお酒を飲んだ翌日の定番。そう、「酔った勢いで買ってしまいましたご飯」なんである。今日の被害者は、明太子おにぎりとレタスサンドだ。たまたま押し掛けたコンビニで弁当類が売り切れていたから、この二品で済んだ。弁当がたくさん置いてあったら、この倍くらい買い込んでいたかもしれない。酔いが醒めてからあらためて考えてみると、ぞっとする。

夕食としてカルビ焼き肉定食を食べたが、油っぽくて食べているうちにうんざりしてしまった。先日のポテトチップスにしてもそうだが、どうも最近油っぽいものが鼻について仕方がない。その割には、カツやら唐揚げってのは平気で食べているから不思議だ。あ、そうか。お酒のつまみとして食べる時は油っぽくてもいいんだな。それ以外のシチュエーションでは、ダイエットっていうのが頭の片隅にあって、自然自然と敬遠してしまうというわけか。

そういえば、太っていた昔からそうだったけど、霜降りの牛肉ってあんまりおいしいと思ったことは無いなあ。まあ、そんなお肉にありつくコトはほとんどなかったんだけど、たまーに「ありがたや、ありがたや」と平伏しながら食べた霜降り牛が案外おいしくないので、「あれれっ」っという感じだった。なんかわざとらしい味、って感じで。牛脂と赤身の肉を一緒に食べているような感じ。いや、まさしくそのまんまなんだけど。

ということで、今では霜降りを敬遠しているんだけど、これはこれで安い肉を買う・食べるという格好の理由になるので、財布具合としては非常によろしかったりする。

そういえば、一時は極端なまでに油っぽい料理をさけていたような・・・去年秋から、ダイエット前と全く同じメニューの食事に復帰してしまっている。やはり、ダイエットが1年も経つと、スタート時の理念を継続できないのかねえ。

【02月12日(金曜日)】<80.8キロ>

朝食:炒り卵とキャベツの炒め物、納豆、ご飯、おみそ汁
昼食:生ビール中ジョッキ、ホタテとチキンのフライ、冷や奴、切り干し大根、ご飯、おみそ汁
夕食:UTG

研修センターに行ってみて驚いた。いつの間にかこのおかでん様が「セクハラ大魔王」扱いされているではないか。どうやら、水曜日のUTGで女の子に抱きつくようなそぶりを何度と無く見せたらしい。あちゃー。マツモトキヨシのCMのような心境だ。「覚えてないんですぅ」って。

根は小心者の僕、さすがに参ってしまいため息三昧。相手の女の子には謝ったけど、相手いわく「えー、覚えてない」だって。まあ、このコトバが僕を気遣ってのコトなのかホントのことなのかはわからないけど、どっちにせよ後味が非常に悪かった。

それにしても、セクハラをすると目の敵にされるのは女ではなく男、ってのがこの世の中の不思議なところだ。「セクハラしやがって、男の敵だ」みたいな目で見られる始末。うーん。

この日は研修最後の日、ということでお昼ゴハンを食べに行った連中10名ほどで、こっそりビールを飲んだ。「最後だからこれくらいのコトをやってもいいでしょ」ってことで。まあ、中学生や高校生が親や学校に隠れてお酒を飲むのと同じ心境だ。

でも、味なんて大しておいしくないのだな、お昼からビールを飲んでも。「うひひ、昼間っから禁断の味!」と喜ぶ年代でもないし。「うーん、ビールはビールだ」と当たり前なコトを納得して終わった。

夜。この日は職場に戻ってお仕事をしようと思っていたんだけど、「研修最後」という免罪符の元渋谷の町に引きずり出されてしまった。かといって、こちらはセクハラ謹慎処分の身。みんなが「飲めばいいのに・・・」という中、一番末席におとなしく座って一人ちびちびとビールを飲んだ。水曜日と比べて、1/3程度の量だ。

いつもよりもペースを落としてお酒を飲んだが、「なるほどこれが飲み会なのか」と今更ののように感心してしまった。一人でお酒を飲んでいる「宴会myself」状態が非常に多かったため、他人とペースをあわせつつ・他人と話題を楽しみながらお酒を飲むというコトが苦手になっていた自分。それにようやく気づいて、「ゆっくりお酒を飲むのがただしいのか・・・」と納得したわけ。大学一年生じゃないんだから、そんなことくらいとっくに気づいていろよ、って言われそうだけど仕方がない。

体重が減って、飲めるアルコール絶対量が減少している今だからこそ、飲み方ってのを再認識せにゃなるまい。

この日は深夜バスに乗って、スキーに行くことになっている。飲み会の席からそのままバス乗り場に向かい、一路スキー場へ。

【02月13日(土曜日)】<測定結果なし>

夜食:サンドイッチ
朝食:たこ焼き6個
昼食:ビール2杯、ポテトサラダ&ツナサラダ、ビーフカレー
夕食:UTG

途中の高速サービスエリアで、夜食を食べる。お酒が入っているから、熟睡できるかと思ったのだけど眠れない。「どこでも眠れる」っていう人がいる反面、僕は全然そういうのは苦手。眠い眠いと言いつつ、寝られずに苦悶。

苦悶しているうちに、バスは妙なカーブを描き出した。あれっ、高速に乗ってまだ間がないのに・・・と思って、窓の外を見るととんでもないインターチェンジに到着していた。スキー場の最寄りのインターから100キロ以上も離れている場所だというのに。どうやら、高速代金をケチるために下道を走るらしい。なんとも貧相な話だ。消灯時間になってしばらくしたらインターを降りるあたり、ますますセコい。

さて、スキー場に到着したわけだけど、まあここはプライベートの話なのであえて深くはふれまい。ただ、一ついえるのはウェアのポケットに入れていたデジタルカメラをどこぞにおっことしてしまい、紛失してしまったというコトだ。あーあ・・・7万円・・・。

スキーセンターで、お昼時全員がそろうまでの間ビールを飲んで過ごした。サラダバーで、「これでもか」と重力の限界にまで挑んだサラダをおつまみにして。リフトのところに、「サッポロビール」という広告がでかでかと存在してるのをみて「ばっかばかしい、こんなくそ寒い中ビールなんて飲むやついるのか?」って鼻でせせら笑っていたのだが、その自分がミイラ取りになってしまった。

周りを見渡してみると、結構な数ビールを飲んでいる。ちなみに、350mlの缶ビールで500円。紙コップの生ビールで600円。東京ドームの売り子さんから買うよりは安いけど、それでも通常価格の倍以上なんだからばかばかしい。しかし、それを2杯も飲んでしまった某Oでんはもっと馬鹿だ。

スキー場の飯は高くてまずい。これ、全国共通だ。冬のシーズンしか営業していないから、調理師が不慣れなのと、「今こそかきいれ時!」とお店が荒稼ぎに鼻息が荒いのと、ほかに食べるところ無いからなぁ、というスキーヤーとの需要と供給バランスでこんな不条理なコトが平然と行われているわけだ。

しかし、今回お邪魔したスキー場は、料理の値段はちょっと高めであるにしろ、ボリューム感があって「うーん、ガマンできるぞ!」という状態だった。しかも、味もそこそこときたもんだ。「やるな!」ということでお店にビールで乾杯。

ビールで心地よくなって、参加者全員で食堂にて居眠りしていたら、店員にたたき起こされて追い出された。うみゅ。

帰りのバスは、「また下道をずっと通るのか」と監視していたらちゃんと最寄りのインターチェンジを利用した。さすがに人目につくとまずい、と思ったのだろうか。

晩飯代わりに、寮近くの居酒屋で慰労UTG。「102チーズ」「手羽先餃子」といった謎の料理がレシピにあったので、注文してみた。でてきたモノをみて、一同「あー」と納得。

102チーズ:「とうふチーズ」と読むらしい。豆腐の上にとろけるチーズとトマトソースをかけてあるピザ風。
手羽先餃子:外見は手羽先の唐揚げそのまんま。しかし、肉の隙間に餃子種を詰め込んであって、食べると餃子の味がする。

ふー、それにしても食べ過ぎだよ。飲み過ぎだよ。いくらスキーで体力を使ったとはいえ、これはあんまりだよなあ。まあ、いっか。・・・と開きなおるあたりが、「ダイエット!?日記」のダイエット!?日記たるゆえん。

(つづく)

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