1999年03月第3週(03/14-03/20)

【03月14日(日曜日)】<80.6キロ>

昼食:やきそば
夕食:冷や奴、豚肉のごまだれがけ、ごぼうとにんじんの煮付け、ご飯、おみそ汁

体が無性にだるかった。いろいろ作業はするものの、どうも体が動かない。おい、昨晩食べた「スタミナ」はどうなった。全然効果なしではないか。

やっぱだめだよなあ、世の中「スタミナ」がつく料理が氾濫しているけど、ここいらで一発JAROか何かにいいつけて粛正してもらわないと。医学的にスタミナが付くと認定された料理以外は、「スタミナ」を名乗ってはいけないと言った具合に。

結局、うつらうつらとしているうちに、夜が明けて月曜日になってしまった。げっ、11時間も寝てたのか・・・でも、やっぱりスタミナ不足。

【03月15日(月曜日)】<80.6キロ>

朝食:油揚げ、ししゃも3匹、納豆、ご飯、おみそ汁
昼食:かじきまぐろの照り焼き、もやしの酢の物、ご飯、おみそ汁
夕食:野菜炒め定食

なんか最近、かじきまぐろを食べている機会が多い気がする。料理を選択する際、当然カロリー計算をしているわけだけどその結果だろうか?かじきまぐろなんて、スーパーの鮮魚コーナーでメジャーな存在ではないような気がするのだが、なぜか僕の食生活では欠かせない存在になりつつある。

魚をいろいろ食べているうちに、「魚=低カロリー」という安直なイコール関係はとても構築できないな、って事に最近になって気づきだした。ダイエット初めてから1年以上立つのに、何を今更・・・って感じだけど、現実がそうなんだからしょうがない。

大体、時をさかのぼること1年前くらいは「魚を食べる」という行為自体に抵抗があったんだから。社員食堂で魚料理をセレクトする、という事態が発生すれば、それ即ちネガティブな行為だった。肉こそすべて、だったんである。魚は嫌いじゃないし、お刺身なんて好んで食べたものの「肉と魚、さあどっち」と言われたら問答無用で肉を選んでいたというわけ。これを、「魚セレクトしても悪くはないなあ」という認識に切り替え、最終的には「肉食べるよりも魚食べた方がさっぱりしててええわい」って認識にしていった。この嗜好の変化はダイエットに直結している。ダイエットを志す諸君、まず自分の食習慣を改めたまへ。量を減らすのはその後だ。

・・・えっと、何の話だったか。そうそう、魚のカロリーの話だった。たとえば、さばとまぐろの赤身、どっちがカロリー高いと思うか?もちろん、まぐろの赤身!って思うことだろう。いやいや、それが違うのである。1かんあたりのお寿司でカロリーを見てみると、さばで59.2kcal、マグロ赤身で44.9kcalなんである。見た目と現実はかくも違うモノなのだ。しかも、いわしに至っては63.1kcalと、驚くべきカロリーを誇る。なんとはなく、「白身=カロリー低い」「赤身=カロリー高そう」っていうイメージを持っていた人は、その認識を改めねばなるまい。

ちなみに、この昼食時に摂取したカロリーはトータルで440kcal。まるで病院食なみの低カロリーだった。魚ってのはやっぱ、ええわ。

夜。いつもの中華料理屋でレパードリーを増やそうという事になり、初チャレンジの「野菜炒め定食」に挑戦。定番である「肉野菜炒め定食」とどう異なるのか、とわくわくしてそのご尊顔を拝ませてもらったら、こっちの予想と反するものが登場してきたので、頭が混乱してしまった。

「肉野菜炒め定食」と「野菜炒め定食」の差は150円のお値段差。これはきっと肉が入っているかいないかの違いなのだろうとばかり思っていた。しかし、でてきた野菜炒めには肉が入っているではないか。おいっ、これは「肉野菜炒め」と呼ばないのか!?豚肉を食べないイスラム教の人が、肉なしを当て込んで注文した場合どうしてくれるんだろう。

しかし、よく見ると肉の量が極端に少ない。肉の端切れをちょちょいと投入した程度だ。どうやらこれが「肉野菜」と「野菜」の境界線らしい。これ以上は肉を投入できませんよ、っていうことか。あと、食べていて気がついたのだがやたらともやしが多い。モヤシ炒めに近い、野菜炒め。どうやら、「肉野菜炒め」でいうところの「野菜」と、「野菜炒め」でいうところの「野菜」っていうのは似て非なる存在らしい。し、しらなかった。

この日、定食にはいつもついてくる杏仁豆腐が「味付けのり」に化けていた。時々、こういう事があることを考えると、どうやら「今日はストック切れ」っていう日があるらしい。「野菜を切らしました」とかいうのならわかるが、杏仁豆腐を切らすなんて実に奇妙なお店だ。

さらに奇妙なのが、杏仁豆腐と味付け海苔1パックが等価として語られているということだ。どう考えても、杏仁豆腐の方がお金かかっているような気がするんですけど。味気ない海苔をぱりぱり食べながら、ちょびっとむなしくなったりする。

【03月16日(火曜日)】<80.6キロ>

昼食:春巻き2本、海草サラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:コーンラーメン
晩酌:ビール700ml、オーシャンサラダ、いかそうめん、スモークサーモン

最近、夕食を二回食べる事が時々ある。夕食をたくさん食べるという行為自体が町内引き回しのうえはりつけ獄門の刑に相当するんだけど、それに加えて寝る前にお酒を飲むときがあったりするので達が悪い。

そこで、ちょっとばかり発想を変えることにした。「ビールを飲もうとするから、ついついおつまみ類・・・というより食事・・・を買わなければならないのだ、だったらウィスキーを飲めばいいじゃん」と。

現に、昨日は日記更新に間に合わなかったので記述がないけど、晩酌としてウィスキーとピーナツをいただいた。家に帰り着いたのが深夜の1時を回っていたので、それからの晩酌だ。飲む必然性なんて全くないんだけど、仕事に疲れすぎてしまったから「これにておしまいっ!」というメリハリを無性につけたかった。だってそうじゃない、仕事から帰ってきてすぐ寝て、目覚ましでたたき起こされたらまた仕事・・・ってなったら、ホント仕事オンリーって感じで。それだけは回避したかったので、「今日はもう仕事やんないかんね、自由時間だかんね」という意味合いを込めてのお酒というわけだ。

しかし、普段はめったに飲まないウィスキーのこと。どれだけ飲めばちょうどいい案配かわからんものだから、ついつい大量に飲み過ぎてしまった。あとは寝るだけ、というシチュエーションなのにちょっとやりすぎ。700mlのボトルが半分近く空いてしまった。寝たのは午前3時半。

・・・と、ここまでは昨日の話。ここから先が今日の日記に該当する内容。
さすがに朝起きたら、二日酔いになっていた。べろんべろんに泥酔しない限り二日酔いなどとは無縁の生活を送っている僕にしてみれば非常に珍しい事態。気持ち悪い中、「おお、さすがはウィスキーだ」と妙に感心してみたりなんかする。ベッドの中で呆然としていたら、出社時間になってしまい朝食を食べ損ねた。

夕方、ラーメンを食べた。「さすがにラーメンいっぱいだけで夕食終了、とはなるまい」とたかをくくって、帰宅途中に夕食の買い出し。しかし、満腹感が持続してしまい結果的にはこの買い出しは蛇足となった。どうやら、背油たっぷりのスープが満腹感を持続させたらしい。なるほど、油ってのは重要だ。

ダイエットで油を抜くのは間違い。ちょろっと油を摂取していれば、満腹感が持続して結果的に食事の量と回数を減らすことができる。「ダイエットするならば油モノを減らそう」っていうのはカロリーで考えると間違ってはいないんだけど、必ずしも減量の最短コースではない、てこっちゃ。

さて、そういうシチュエーション下においての食材買い出しだったので、「せっかくだから普段食べないモノを」ということを念頭に置いた。で、買ったのが「オーシャンサラダ」「スモークサーモン」「いかそーめん」というわけだ。

先日、サラダについて考察したばっかりなので、鮮魚コーナーに置かれていた「オーシャンサラダ」なる代物が目についた以上買わないわけにはいかなかった。今までいろいろなサラダを食べてきたけど、ここまでスケールがデカい名称のサラダは初めてみた。なにしろ、「大洋」なんだから。

で、中身はといえば。いか、カニカマボコ、にせ数の子をほぐしたもの。これらをマヨネーズであえたものだった。あれっ、野菜がいっさい入っていない。これでは「サラダ」の定義は?急に不安になってきた。「このどこがサラダなんだ」とわさわさと探してみると、糸ミミズ程度キュウリの千切りが発見された。あ、野菜発見。これで、「サラダ=野菜」説は守られた。しっかし、それにしてもほんとにサラダの定義って野菜でいいんだろうか。どうも、マヨネーズが使われていればなし崩し的にサラダ扱いされているような気がしてならないんだけど。

ちなみに、「オーシャンサラダ」はまずかった。気を取り直して以下そーめんを食べたら、これはこれで生臭くて気持ち悪かった。最後くらいはきっちりと、とスモークサーモンを食べたら、あまりの塩辛さと中途半端なスモークから来る生臭さでやっぱり気分が悪くなった。結局、生命維持に支障をきたしそうなのでサーモンは残してしまった。

このデスマッチは失敗じゃあ!と、昔「ファイアーデスマッチ」で酸欠状態になって試合放棄してしまった大仁田厚は叫んだ。その気持ち、ちょっとだけなら今の僕にならわかる気がした。

【03月17日(水曜日)】<80.6キロ>

朝食:いわしの一夜干し、高野豆腐、ご飯、おみそ汁
昼食:あこう鯛の塩焼き、トマトサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:ビールしこたま、サラダ、焼きそば、えびフリッターなど
夕食2:火吹きコーンラーメン

あこうだい、というのはてっきり「赤穂」の「鯛」だとばかり思っていた。明石の真鯛ってのが有名だから、そこからそんなに遠くない赤穂だって鯛がおいしいかろう、程度の認識だった。しっかし、文明の進歩ってのは人間の無知を即座に教えてくれるものだ。この日記を書いていて、「あこうだい」を漢字変換しようとしたら「赤魚鯛」と認識したのだ。なるほど、赤い魚の鯛、だったのだな。なんでぇ、たいしたことないお魚じゃん、とがっかりする反面一つ賢くなった事に対するヨロコビがごちゃまぜになったりする。

ちなみにこの日のあこう鯛の塩焼き、カロリーにして200kcalちょっと。なかなか喜ばしいカロリーだことよ。

この日はアメリカンレストランにて友達と打ち合わせをかねて夕食。友達が飲むものだとばかり思って1.8リットルのビールピッチャーを頼んだのに、友達は一滴も飲もうとしなかった。結局、全部僕の胃袋の中に収まってしまった。まさか自分でもそんなに胃袋におさまるとは思っていなかったので、軽いショックだった。なんせ、ピッチャーを頼む前にすでに中ジョッキを2杯飲んでいたんだから。

教訓だな。気持ちのいい友達と楽しい会話をしていると、ビールがぐいぐい飲めちゃう。結局この日は、2.5リットル以上のビールをたった2時間程度で空けてしまったんだから・・・。

その割にはあまり食事をしなかったので、帰りがけに久々に「味噌一」ラーメンにて辛いラーメンを食べた。あまりに久々だったので、その辛さにうんざりしてしまった。やはり、辛いモノ絶ちをしてしまってから急速に辛さに対する抵抗力がなくなってしまったらしい。インフルエンザと同じだ、ある程度体に抵抗力を付ける「予防接種」ってのをやっておかないと、ひどい目に遭う。

【03月18日(木曜日)】<80.8キロ>

朝食:ハムサラダ、がんもどき、ご飯、おみそ汁
昼食:青梗菜といかのあんかけ、きのこサラダ、ご飯、おみそ汁
夕食:中華丼、玉子スープ

昨晩あれだけむちゃな事をやったから、今朝はさぞ重くなっていることだろう・・・と思っていたら、200グラムしか体重が増えていなかった。あれれ、一体どういう事だろう。

考えているウチに、昨晩はやたらとカフェインを飲んでいたな、という事に行き当たった。昨日は外出先での打ち合わせと打ち合わせの間が中途半端にあいていたため、都合2回喫茶店に籠もってノートパソコンでお仕事をしていたのだった。で、お客様のトコロに顔を出せばコーヒーが出されるわけで、午後いっぱいひたすらカフェイン接種。おかげでトイレがものすごく近かったが、そのせいで体重が減ったのだろう。うむ、やっぱりカフェインは恐るべき存在だ。

夕食で食べたのは中華丼。定食に走りたい気持ちを抑え、「まだ見ぬメニューへのあくなき探求心」とやらを振りかざして注文してみたわけだ。で、でてきた中華丼は・・・いや、別にゲテモノだったとかそういうんじゃなくって、「ふーむ」としばらくその光景を眺めてしまうものだった。

別に珍しいものじゃないんだけど、カレーみたいに「白米部分」と「ご飯の上にあんがかかっている部分」が分けられていたのだ。つい先日、この「ダイエット!?日記」で「カレーを混ぜてから食べるのが良いのか否か」って議論をしたばっかりなわけで、この中華丼は非常に興味深い存在だった。

まず白米を一口。うむ。意を決して、あんの部分にれんげを向かわせてぱくり。口の中で白米とあんがまざりあって・・・あちち、口の中をやけどしてしまった。カレーと同じ認識じゃ、ひどい目に遭うことをうっかりしていた。

そんなこんなで「味のコントラスト」を試してみたんだけど、案外普通であり何も感慨深く無かった。「で?」っていう感じである。どうしたことだろう、これは。やはり、カレーのように辛い香辛料系の味ではないので、白米との味の差がはっきりしないようだ。天使と悪魔、っていうほどその違いが明確じゃないのが災いしたらしい。中華丼に関しては、白米部分とあん部分の分離ってのは必要なさそうだ。

ちなみに話は脱線するが、会社で中国上海出身の友達に、「ねえねえ、中国に中華丼ってあるの?」って聞いたことがある。彼いわく、「そんなのあるわけないじゃない、日本に日本丼ってある?ないでしょ?」だって。なるほどねえ。

【03月19日(金曜日)】<80.6キロ>

朝食:??
昼食:わかめサラダ、豚汁、ご飯
夕食:UTG

それにしても、体重がここまで横這いってのは過去に例がない。全体的に見て横這い傾向にある時期でも、毎日の体重ってのは常に変動するものだ。前日に飲み過ぎた、って事になれば数百グラム増え、やれコーヒー飲み過ぎたってなれば逆に数百グラム減る。それが、ここ最近はびちーっと80.6キロで統一されているではないか(一日だけ80.6キロという日があったが)。まるで、ポマードでびっちりと七三分けにしたオッサンみたいなんである。どう考えてもフレッシュな感じがしない。

この日の版もUTG。社員食堂で飲んだのだけど、「ここのレモンサワーを飲むとてきめんに酔う」って事がわかりつつも「レモンサワーください」だって。意識しながら飲んだので前後不覚の事態にはならなかったものの、やっぱり相当酔っぱらってしまった。電車、乗り過ごし・・・。

いや、正確に言うと乗り過ごしたというワケではない。降りるべき駅についた時に、なぜか隣の乗客が肩を叩いてくれて、「ここじゃないんですか?」と言ってくれたのだ。なんでここで降りるって知っているんだろう?不思議でしょうがない。ただ、はっと目を覚ました僕は、その駅がどこだか一瞬わからなかったために「はあ、どうも」と曖昧な返事を返してそのままやり過ごしてしまった。数秒後、「あ、ここで降りないと・・・」とようやく気がついたのだけど、「わっ!わっ!ご、ごめんなさい!降りますぅ」ってばたばた駆け下りるのはなんとなくみっともなかったので、「まあいいや乗り過ごししたれ」って事にした。

結局、タクシーのお世話になったのだが・・・例のごとく、タクシーの運ちゃんに「あ、このお客さん酔っぱらってるな」と思われたくないっていう気持ちが働いてしまい、「さも僕はしらふですよ」とばかりにべらべらとしゃべってしまった。回らないろれつを必死に補正しつつ。おとなしくしてりゃ、酔ってるか酔ってないかなんてわかりっこないのに、不思議だよねえ。

結局、この日は春闘シーズンまっさかり、って事で「もうかってまっか」的な話に始終。酔っぱらいがタクシーの運ちゃんにする話しとはとても思わないが、こういう「堅い話題」の方がしらふに見えるだろう、という思慮が働いたものと思われる・・・ばかばかしいけど。

【03月20日(土曜日)】<80.6キロ>

昼食:ハンバーグ定食
夕食:さつま汁、ご飯、ほたて、さざえ他、ビール350ml、ワイン1本、にごり酒2合弱

寒いとわかりつつ、キャンプなんである。マゾとしか言いようがない。最近あったかくなりましたねーなんて春空を見上げつつのたまっていたのもつかの間、キャンプ当日になるやいなや冷たい雨が降る。

あまりに寒いので、とてもバーベキュー気分なんかじゃない。ということで、体が単純に暖まるものとしてさつま汁を作った。ついでに、スーパーでさざえ5個500円、ほたて5個500円を買ってきてあぶって食べた。

ほたてなんぞ、殻ごとあぶったことがなかったので見よう見まね。おかげで、上下を逆にして網の上にのっけてしまいおいしい汁をみんなこぼしてしまった。無知がなせる技よ。

寒さ対策として、ホットワインを作った。熱燗のワイン版とでも言おうか。ちょっとゲテモノっぽく思われるかもしれないが、案外これがおいしい。しかし、野外ということもあってワインを湯煎するわけにもいかない・・・となれば、やかんにワインをどぼどぼとあけて、そのまま火にくべるという事しかやりようがなかった。「ああ、なんか背徳の香りがする」とか言いながら、ワインをやかんに移し替えた。

ワイン大煮立ち、ってシチュエーションを想像しただけで悲しくなってしまうので、火から相当遠ざけてやかんをおいていたら、ぬるすぎるワインができあがってしまった。これはこれで中途半端すぎておいしくない。やかんの位置をこまめに変えるという非常に戦術的なひととき。

この日、ビール350ml、ワイン1本、にごり酒2合ほど頂いたのだが、これと全く同量だけを一緒に参加した女の子が飲んだ。以前も、キャンプやら旅行のたびにこの日記に登場しているうわばみ娘なんだけど、それにしてもすごい飲みっぷりだ。普通、ワインを丸ごと一本あける女の子なんていやしないぞ。それに加えてにごり酒とビールを飲んでいるんだから、神秘としかいいようがない。体なんて僕の2/3程度しかないのに、一体どこに吸収されているんだろう。

こういう飲みっぷりのいい女の子を見ると、拍手を送りたくなる。いやあ、すばらしい。いやね、でも「がはは」とか大笑いしながらぐいぐい飲むような勝ち気な女の子が酒豪でもあんまりうれしくない。「ちぇっ、女の子なんだからもうちょっとおとなしく飲めよな」みたいな感じがする(あっ、こんな事書くと田嶋陽子センセイに怒られるかな?)。だけど、「えっ、この人が・・・」っていうのがくいくい飲んでいる様ってのは、「おお、すごいすごい」って素直に感動してしまうのだな。相撲で、小兵が大柄な力士を投げ飛ばすみたいなもんだ。

12時過ぎ、キャンプファイヤーを終えてテントに引き下がったら、待ってましたとばかりに猫が2匹ほどかまど周辺に集まってきた。どうやら、さざえとほたての殻が欲しくてしょうがないらしい。

(つづく)

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