越後湯沢→東京 国道走破サイコロの旅【本編】

2003年04月18日(金)

前から、運任せの旅をしてみたいという気持ちが強かった。

雑誌やテレビで知った観光地をトレースするのも楽しいが、自ずと行く場所が限定されてくる。

ディスカバージャパン。

まだまだ、自分が知らない場所・知り得ない場所ってのがあっちこっちに有るはずだ。そういう場所にたどり着こうとすると、「旅の計画」が全く存在する余地のない企画にしなければならない。「風任せ」でハンドルを握って旅にでても良いが、それでも自分自身のアンテナにひっかかる情報をもとに移動するわけであり、結局ありきたりな旅になってしまうおそれが大きい。

だったら、「風まかせ」ではなくて、「運まかせ」の旅をしてみてはどうだろうか。

そういう結論になったのだった。そもそも、おかでん自身はマゾ的な企画モノは大好きだ。頼まれもしないのに山手線立ち食い蕎麦耐久企画をやってみたりする。今回も、本人の意思とは無関係な耐久レース的旅をやってみたくなったのだ。

運といえば、サイコロ。こればっかりは、サイコロの神様が出目を決めてくれる。本人の意思が介在する余地はない。・・・インチキをしない限りは。では、車とサイコロを結びつけてはどうか、ということで「出た目で行き先を決めていくドライブ旅行」にしようという流れになった。ただ、むやみにサイコロを振ってもきりがないので、「進むルートは全て国道」であり、「国道の分岐点に到着するたびにサイコロを振って、出た目で進路を決める」事にした。

最初は、お江戸日本橋からスタートし、サイコロ100投目までの間に東京に戻ってこれるか?という企画にするつもりだった。しかし、どこに行くか分からないという非常に不安な企画であることからなかなか踏ん切りがつかず、気が付いたら季節は冬。「ノーマルタイヤの車なんで、遠出はできんなあ」ということで企画そのものが塩漬けされてしまった。

しかし、そんなこんなで季節はもう春。

そろそろ、動き出してもいいんじゃないのかサイコロの旅。

そんな事を路傍に咲くタンポポの花をケトバしながら考えていたら、ちょうど越後湯沢に会議のため出張との報あり。しかも、金曜の午前中いっぱいで現地解散というだという。午後はフリー。ならば、金曜午後から越後湯沢を出発して、日曜日の夜までに東京に戻ってくるという企画ができるではないか。

塩漬け企画、ようやくこれで日の目を見ることができる。

当日は、会議参加者のほとんどが電車で越後湯沢入りしているというのに、自分だけは関越自動車道を一路北上し、越後湯沢入りとなった。こんなところで事故っても労災でねぇなあ、なんて思いながら。

そして、予定通り金曜日お昼、会議はつつがなく終了して身柄は釈放された。会議に出席していた人々から、「頑張ってこいよ」「事故だけは気を付けろよ」と餞別のコトバを頂戴し、越後湯沢駅で今生の別れ。

さて。サイコロまかせの旅、行ってみましょうかね。

国道走破サイコロの旅-レギュレーション

1.ただ単に車で国道をひた走る企画である。

2.国道が分岐する/交差する地点に到着したら、その道筋一つ一つにサイコロの目を割り当て、サイコロをふる。出た目の国道が次の進路となる。これを、ひたすら繰り返す。

3.金曜日午後越後湯沢駅を出発し、日曜日午後までに東京都内に入ることができればこの企画はクリア。見事サイコロ運に勝利したこととなる。

4.敗北条件としては、(1)行き止まりの国道に突っ込んでしまった場合 (2)日曜日正午時点で、とてもじゃないが運任せでは東京に戻ることができそうもない場所にいる場合 のいずれか。この場合は、速やかに企画を打ち切り、東京に護送。

5.「今来た道を逆戻り」という選択肢は今回は設定しない。

6.通過中の国道の近くに観光名所がある、食事どころがあるという理由で国道から離脱することは禁止。ひたすら国道を進むべし。ただし、宿泊(野宿)をするためにやむを得ず脇道に入ることだけは許可。

一体どこに向かう事になるのかがさっぱりわからないので、車の荷台には野宿ができるようひととおりの装備を積み込んでおいた。温泉地とか観光名所で無事一泊、なんて甘っちょろいことは考えない方がいい。

さて、これから始まるレポートは、実際に車を運転しながらしゃべっていたコトバをICレコーダーに録音したものをそのまま掲載します。後から装飾したわけではない、生の声でその時の緊迫感をお楽しみください。

越後湯沢のスタート地点

読者に重大な注意:ここから先は、ドライブ地図を片手に読み進めてください。地理感が無いと全く面白くありませんし、話中に国道の号数がたくさん出てきます。地図を見ながらでないと、これから先を読む意味がないと断言しても良いです。

はーい、越後湯沢駅前です。今回の旅の起点は、ここ越後湯沢って事になります。愛車アワレみカー2号も、ここにこうしてスタンバイOK。ガソリンも問題なしとなっております。

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