ノンアルコールビールをしれっと飲む@豊洲オクトーバーフェスト2014

2003年だったかに日本でも始まった「オクトーバーフェスト」。

ドイツにおける秋のビール祭りを模倣したものだが、年々その規模は拡大の一途をたどっている。今じゃ、全国ツアーになっていて、春先から10日ほどの会期で全国を転々を回っている。

春なんぞに「オクトーバー」のお祭りをやるのは全く変なのだが、うまいビールが飲めればそれでいいか。

オクトーバーフェスト

東京界隈では「やりすぎ」と言えるほど開催されていて、お台場、日比谷、駒沢、豊洲、大井、幕張、大井、芝、日比谷、お台場と行われている。

同じ場所で二回やっている場合もあり、正直むちゃくちゃだ。

1カ所10日開催と仮定した場合、年間100日ほどは東京近郊でオクトーバーフェストが開かれているという異常事態。

オクトーバーフェスト

オクトーバーフェストはものすごく値段が高い。日本では殆ど流通しないドイツのビールを、生で取り寄せ、そのブランドオリジナルのジョッキで提供する。だから、ビールそのものが1,000円以上するものばかりだし、ジョッキのデポジット代も1,000円以上する。

つまり、一杯のビールを飲むだけでも2,000円以上はしてしまうという有様。

そして、ソーセージをはじめとするつまみ類も、激しく高い。3,000円を超えるメニューも平気で転がっているくらいだ。 それでも客がやってくるのは、今の日本、イベントを欲しているからなんだろう。

サッカーW杯の試合後に渋谷スクランブル交差点に人が群がるように、何か盛り上がるきっかけを常に人々は求めている。それはSNSの普及と切り離せないと思う。

最近、夏フェスがはやりだ。 でもあれは、音楽好きが増えたからではなく、単にイベントを楽しみたい「にわか」が増えたからだと言われている。 また、主催者側も昔のようにコアなファン向けだけではなく、にわかにも受けるような取り組みをするようになった。 にわかが世の中を(表面的に)動かす。それが顕著な21世紀。

ノンアルコールビール

そんな中、オクトーバーフェストも開催される。 楽しかった。僕はビールを全く飲まなかったけど、ノンアルコールビールでなんだか酔っ払ってしまった。

これもノンアルコールビール

(2014.07.14)

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