
湯島の行列ができるカフェ「みじんこ」でホットケーキを頼んだら、積み木みたいなのが出てきた。
ホットケーキというと、どちらかというとお好み焼きの系譜に近い調理法だと思っていたけど、これは全然別物。
例えるなら・・・ええと、最近立ち食い蕎麦屋などで見かける、茶筒型をした巨大なかき揚げ。
僕がホットケーキをイメージするのは、子どもの時に読んだ絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」だ。

どういうストーリーだったか全く覚えていないけれど、積み上がったホットケーキの絵を見て「美味しそうだなあ、いいなあ」と憧れたのだけは強く印象に残っている。三つ子の魂百まで。マジでそう思う。だから幼児教育ってちゃんとやらないと。
というわけで、僕は、写真のような「きれいな円筒形をしたホットケーキ」を見るとソワソワする。異次元のものを見ている感覚だ。
思えばホットケーキって、随分地位が向上したものだ。昔はもっとざっくばらんな食べ物だったけど、今じゃこのお店のように綺麗にそびえ立っていらっしゃる。他にも、パンケーキという名前のもと、フルーツやクリームがふんだんにデコレーションされたものもあって、そういうお店は行列が絶えない。
庶民の味から、ここまで地位が上がった食べ物ってそんなに多くない気がする。ジャパニーズドリームだ。
(2022.11.20)
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