うどとフキ、山わさびをまとめて調理する

「ふるさと納税」で山菜5種類が届いた話の続編。

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「うるい」は玉子炒め、「うど」は新芽の部分を天ぷら、「タラの芽」も天ぷらに調理して食べた。

残りの山菜も、早く調理して食べないといけない。山菜はアクが強い食べ物なので、時間を空けると風味が悪くなる。

左端は、「山うど」を鶏肉、玉ねぎ、にんじんと一緒にケチャップ炒めにしたもの。

せっかくのうどなのに、ケチャップ炒めにすると風味が消えてしまうのでは?と心配してしまうが、ケチャップと醤油の味にも負けない、山菜独特の力強い香りがあって存分に楽しめた。とても美味しい。

真ん中はローストビーフ。右下に、「山わさび」をおろし金ですり下ろしたものを用意したので、山わさびとソースでローストビーフを食べる。おろしたての山わさびは鼻に響く香りと、日本のわさびとはちょっと違う味があって楽しい。

弊息子タケがローストビーフが肉であることに気づき、椅子から身を乗り出してローストビーフを食べたがった。しかし、まだ2歳の彼にこの低温加熱調理の料理を食べさせるわけにはいかないので、我慢してもらうことになった。涙をポロポロ流して悔しがる彼。

作戦失敗だ、子どもの前でローストビーフを見せるんじゃなかった。慌ててキッチンの奥に隠した。

調べてみたら、ローストビーフは子どもが3歳以上になってからでないと食べさせるべきではない食事なのだそうだ。

せっかくちょっと高いローストビーフを買ってきたので、また明日にでも食べよう・・・と僕は考えていた。するといしが、「わたし、今日仕事かなり頑張ったので、ローストビーフを今日食べちゃってもいい?」と言う。「いいよ」と僕が答えると、彼女はキッチンに行き、しゃがみこんでむしゃむしゃとローストビーフを全部食べちゃった。

号泣する2歳児、ローストビーフの大半を隠れて食べる妻。それを唖然として見ている僕。どうなっているんだこの家族は?

写真右上はフキを砂糖と醤油で煮たもの。日本におけるフキ料理の定番だ。えぐみは全然なく、常備菜としてとても優秀なものができた。タケはこれを食べようとはしないので、大人だけの食べ物だ。

彼は肉と揚げ物には猛烈に反応し、初見の食べ物でも「食べたいよぅ」と言う。一方で、緑色のもの、特に野菜と推測されるものに関しては「まずは食べてみて、美味しいかどうか確認しよう」ということさえしない。見ただけで拒否する。

子どもがフキを好きになるとは思えないので、今この瞬間に彼がフキを食べないことは別に構わない。しかし、今後どのタイミングで彼にこういう癖の強い食材を食べさせ、美味しさを学ばせるか、親としてそのタイミングが難しい。

最後に、写真右下に写っているのはウドの皮を剥いたものをきんぴらにしたものだ。砂糖、醤油、酒、みりんで味付けをして、炒めながら煮たものだ。皮の部分なので歯ごたえがしっかりしているが、噛むことで山菜ならではの草っぽい味が感じられ、うっとりさせられた。なかなかウドの皮を食べる機会がないので、これは良い体験となった。

僕は山菜をあれこれ調理することができて、楽しかった。

そろそろ、時期としては実山椒が食料品店の店頭に並ぶ。そうなると、実山椒のつくだ煮を作ろうと思う。これもまた、自家製ならではの美味しさがある料理だからだ。

(2023.05.24)

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ローストビーフは半生なところが乳幼児によくないのだから、もったいないけどさらに両面焼いてしっかり茶色くしてしまえば・・・
    そうしたら、おかでんさんもローストビーフではなくなったけど一緒に食べられましたよ。

  • ネーマさん>
    最近は、タケ様が食べられない食材を食卓に出す際に、彼には「見た目が似た、違うもの」を出すことにしています。もし僕らがローストビーフを食べるとすると、彼には何を与えようかな?とりあえず色は違うけれど、豚こま切れ肉を炒めたものを与えれば彼は満足するかなーと思います。

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