肉撃を前に我に返った

大阪王将で創業55周年記念ということで、期間限定メニューの「ニンニク肉肉肉チャーハン」が発売となった。

https://www.osaka-ohsho.com/news/2023/1219.html

面白そうなので、この商品を食べに行った。

僕自身は、大阪王将で食事をすることは人生でほとんどなく、これで4度目か5度目か、というレベルだ。

単品スープ付 1,280円
肉 半撃 890円
肉 倍撃 1,980円

とメニューにあったので、問答無用で「肉 倍撃」を頼んだ。こういうとき、手加減をするのは良くない。それにしても、チャーハン1杯を頼んで2,000円近くするとは驚きだ。いくら肉の量が多いということで納得しているとはいえ、若干緊張する。

肉倍撃を頼んだのは、事前情報として「ポスターの料理写真と、実際に出てきた料理の盛りが全然違う」という話を聞いていたからだ。新しいメニューということもあって、厨房が混乱していたようだ。各方面からの指摘を受けて、量の過不足については是正されたと聞いている。

で、「是正されたらしい」という情報を聞いてから僕はこの料理を食べに行ったのだが、写真がまさにその「肉 倍撃」。

確かに肉が多いのだが、いっそのことチャーハンが完全に肉で隠れる盛り付けにしてほしかった。

チャーハンが肉の隙間から見えていると、なんだか量が少ないように見えてしまう。

あと、ポスターによると「チャーシュー」と銘打っているが、あんまりチャーシュー感のない肉だ。肉がここまでゴロゴロとトッピングされていると、思わず「スーパーで肉を買ってきて、自分で炒めて冷凍チャーハンの上に乗せたほうが安くて旨いのでは・・・」という身も蓋もないことを考えてしまう。

トッピングの量が多すぎるのもよし悪しだ。量が多くて安いならまだしも、量が多くて値段が高いのだから、なおさら。

で、1,980円のこのチャーハンを食べてみたのだが、まさに「肉とチャーハンを食べている」以上でも以下でもなく、食べ始めた直後から「俺、一体何をやっているんだ?」と自問自答してしまった。

この料理に関しては、料理を告知するポスターを見て「おお、すげえ!」と思ったところがワクワク感のピークで、あとはどんどんワクワク感が低下していくという、珍しいパターンだった。味が悪いとはいわない。大阪王将は何も悪くないのだけど、49歳の僕が、この料理を前にいろいろ内省させられた。

(2023.12.22)

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