銀座の「トラットリアコダマ」を再訪する(2024年4月)

銀座にあるレストラン「トラットリア コダマ」は僕が大好きなお店だ。

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↑で記事にした3日後に、妻子を連れてまた食べに行ったくらいだ。良いお店・良い体験を独り占めするのは寂しいので、できるだけ「Wow!」を共感し、後に「あのとき食べたのはすごかったね」と語り合える仲間がほしい。僕が結婚して最大のメリットだと思っているのは、そういう「できごとの共有」をこれまでもこれからも一緒に分かち合える人が傍らにいる、という喜びだ。もちろん離婚をしないという全体だけど。

ただこのお店、こじんまりしたお店だし、とても繁盛しているお店だ。お昼は11時から開店しているのだけど、11時半の時点で「ただいま満員」の張り紙が店頭に貼ってあることもある。

こちらの暇な時間と、お店の都合とがピタッと合致するタイミングというのは結構難しい。

この日、トラットリアコダマを訪れてみたら、昔はなかったショーケースが店頭に置いてあった。

「ランチお弁当テイクアウト ALL800円」「ソーセージお惣菜テイクアウト ALL500円」などと書いてある。えっ、そうなの?

これなら、お店が満員なのでしょんぼりして引き返す必要がない。しいあも店頭のお惣菜、遠目からでもボリューム感がすごいのがわかる。おいおい、コダマまたやっちまったぞ。銀座でこの値段は安すぎだろう?

しかもパンが無造作に袋詰にされ、山盛りになっている。これが1束で300円。廃棄処理間近なのか?というくらいの大盤振る舞いすぎてびびる。

ちなみにコダマのパンは十分にうまい。こうやって山積みのワゴンセール扱いにされるようなパンではない。

これだけでもいくつも買いたくなる。

しかも仰天したのが、「切り落とし生ハム」も店頭で売られていたことだ。こちらはなんと400gで500円。

生ハムでなんでこんなに安いのか。

びっくりしすぎて、買うのを忘れてしまったくらいだ。

「こりゃあすごいことになったぞ、後でしっかり吟味して買うものを決めよう」と思っているうちに、他のお惣菜やパンに夢中になってしまって生ハムを忘れてしまった。惜しいことをした。

で、大興奮しながら買い求めたお惣菜がこれ。

左が麻婆豆腐、右がぐるぐるソーセージ。これだけのぐるぐるソーセージが500円で売られているというのは信じがたい。

いや、増粘剤使いまくりの謎のソーセージならともかく、ここはハムやソーセージを売りにしているお店だ。そんなお店が提供しているソーセージなので間違いはない。

どうしてこれが500円なのか。にわかに信じがたい。

そしてこれが「ランチお弁当テイクアウト800円」。

なんと二段重だった。

上段はチキンソテーにマッシュポテト、そしてブロッコリー。下段はライスにミートスパゲティ、そして大ぶりなソーセージ。

どれも味がうまい。パスタのコシがしっかりしているところなど、細部にまで美味しさが感じられるのが恐れ入る。

こんなのが銀座のど真ん中で売られているのだから、一体何がどうなっているのやら。

物価高人件費高で大変だと思うので、無理のない範囲で続けてください。ほんと、良いお店は持続してナンボです。無理して持続できずに閉店するお店は本当に悲しいので、値上げしてでもこのお店は続いていってほしい。

(2024.04.03)

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