「昔ながらのオムライス」って僕の好みではない

オムライスという食べ物に郷愁と愛着を持つ人は多いようだ。

だからこそチェーン展開するオムライス専門店があったりもする。

オムライスではないが、オムライスの中身であるチキンライスを題材にした歌も、90年代にヒットしたっけ。

でも、僕はあんまりオムライスが好きではない。オムライスって、そんなに美味しい食べ物だったっけ?と思っている。

オムライスと聞いて真っ先に頭に思い浮かぶのが、ケチャップの酸味だ。チキンライスは濃いケチャップ味で、オムライスの上にはこれでもかとケチャップがかかっている。トマトの旨味よりも、酸味が強くて、べちゃついて、あれが僕にとって口に合わない。

だから、ナポリタンも同じ論理であまり好きではない。

ただ、ケチャップがしっかり加熱されると甘みがでてくることはよく知ってるし、バターを多く使っているとバターのコクとトマトのうまみが合体して相当にうまくなることも知っている。だから、「なんでケチャップをそのままオムライスにぶっかけるんだろう?なんで加熱しないんだろう?」といつも思っている。

最近でこそ、ホワイトソースがかかったオムライスだとか、デミグラスソースがかかったオムライスといった多種多様なオムライスがメニューに存在している。とはいえ、やっぱり定番のオムライスといえば「ケチャップどばー」なものであり、これが定番ということは日本人に愛されている証拠なのだろう。

なので、僕の嗜好と多くの日本人の嗜好は違う、ということだ。どっちが馬鹿舌だとか、そういうことを言うつもりはない。

この日入った洋食屋さんでは、1プレートでお店の定番がざっと食べられますよ的なメニューがあった。こういうメニューには目がない僕は、頼んでみることにした。

プレートには、ハンバーグ、ナポリタン、エビフライ、オムライス、キャベツの千切りが盛られていた。オムライスは、わざわざ「昔ながらのオムライス」という名前がついていた。

食べてみた。うん、なるほど、まさに僕の好みとあわないオムライスだった。でも、食わず嫌いだとか、食物アレルギーがあるわけではないので、「これはこれで久し振りの味だ」と最後まで楽しんで食べることができた。

とはいえ、お会計が2,000円くらいしたので、さすがにもう一度このお店でこのメニューを頼むことはないだろう。それにしてもメシ代、高くなったものだな。大きなエビフライ2匹があるので、「まあしょうがないか」と思うのが正しいのか、「いやー、だとしても高いなぁ」と思うのが正しいのか。人手不足の時代だから、外食代は今後もっともっと高くなるのだろう、きっと。

(2024.08.22)

コメント

コメント一覧 (2件)

  • そういえば"ますゐ"にオムライスあったなぁ。きっとおかでんさんの嫌いな「昔ながらの(ケチャップどぱーっ!)のやつなんだろうなぁ。まあでも今日のお昼はそれ行ってみるか。と思い念のため"ますゐ メニュー"でググってみたら830円もすんのね(いつの写真画像か不明)。広島もいい値段するようになりました。
    ということで本日のランチはきっとサービスとんかつ430円です。はい

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