まだ東京には1,000円ランチビュッフェの店がある(どうやって採算を取っているのだろう??)

数ヶ月前、「東京のビジネス街の中枢・大手町に1,000円ランチビュッフェのお店があった」という記事を書いた。

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このサイトにしてはページビューが多い記事だったので、「へえ、本当!?」と思って記事をクリックした人がいたのだだろう。

今回この記事では、他にも1,000円ビュッフェのお店があった!という驚きを共有したい。

僕自身は、ビュッフェ巡りを連載記事にして書く予定はないし、激安ビュッフェにさほど思い入れはない。でも、偶然発見したこのお店には正直言って興奮させられたし、今どき絶滅危惧種なので記事にした。

ちなみに、東京界隈のビュッフェレストランについては、確か東洋経済オンラインで連載記事が掲載されていたはずだ。興味がある人は調べてみるといい。

今回訪れたお店は「超兄貴」というお店。新橋駅からほど近い場所にある中華料理店だ。

「超兄貴」と聞くと、僕の世代の人間でサブカルに詳しい人なら「PCエンジンで発売されたシューティングゲームの名前」と即答するだろう。ガチムチのマッチョが主人公という暑苦しいビジュアルで、ゲーム内BGMも独特。メディアミックス展開で、田丸浩史(ラブやんなどでお馴染みの漫画家)によるコミック版もある。

・・・と、何らかの関係があるのか?と思ったが、よくわからない。店内にいた店員さんは中国語で会話をしており、90年代のゲームタイトルをヒントにしたようには見えない。

店内にボディビルダーの写真や絵が飾ってあるようなこともなかった。

夜は中華居酒屋になるようだが、ランチ時間帯は「中華ランチバイキング」をやっている。まごうことなき、1,000円。

ときどき、「お店の中に入ってみるまで、本当にビュッフェがあるのかどうかわからないので不安」というお店がある。しかしこのお店は本当に素晴らしい。店頭の立て看板に、わかりやすく、きっぱりと書いてある。

「日替わり中華メニュー10種類以上ご用意」と書いてあるのも良心的だ。ビュッフェだと思って中に入ったら、メイン料理を選ばないといけないハーフビュッフェあったり、サラダバーだけ用意されている、ということもあるからだ。

恐ろしいことに、ランチアルコール1時間飲み放題が1,000円だ。飲み放題食べ放題で2,000円。これは安い。

なお、この「ランチバイキング1,000円」は2025年2月末までの値段になる。3月からは1,100円に変更する、と店内に張り紙があった。

ホテルのビルの2階にお店がある。

1階はコンビニ、2階は喫茶店のルノアールと、この超兄貴。

入店と同時にお会計。席は自由。

値段相応なのかどうかはわからないが、ちょっと見かけない客席の配置に「おっ」と思わず声が出た。

ずらっと並ぶ机と椅子。まるで学食のようだ。いや、最近の学食はまったく知らないので的外れかもしれないが、こうやって隣の席と机がくっついているのは、珍しい。

奥に座ると、出入りが面倒だ。山盛りに料理を盛った状態で、座っている人にぶつかってしまったら悲劇だ。

コの字型カウンターに料理が並ぶ。

サラダ、デザートの杏仁豆腐(っぽいもの)以外に10品前後料理があったと思う。

サラダと杏仁豆腐以外をお皿に盛り付けた状態。

普段ならご一緒するはずがない料理同士が相席になっている。

右側に細長いくぼみがある。おそらく箸を入れる場所なのだろうが、このお店の箸はもっと長く、このくぼみに収まらなかった。なので使い道がなかった。

この細長いくぼみに杏仁豆腐を入れようか、とも思ったけど、さすがに見た目が貧相すぎるのでやめた。

それにしてもフライドポテト、おそるべし。中華バイキングなのに登場するのか。安くて便利な料理だから使い勝手が良いのだろう。で、それに対してうっかりお皿に盛ってしまう自分自身が悔しい。ビュッフェにおいて、ソーセージとフライドポテトはついつい手にしてしまう、悪魔の食べ物だ。

お茶碗にはチャーハン(のような、味付けご飯のようなもの)が盛られているが、白米もある。

味は日本人好みの中華で、ガチな味付けではない。味は悪くないので何一つ文句はない。

ただ、満たされた感がないまま、「まあこんなものかな」と食べるのを終えた。ビュッフェならではの「よっしゃあああ、食べたぁぁぁ」という感じにどうもなれなかった。

たぶん、チャーハン(のようなもの)ではなく、白いご飯を選び、しかもそれを大盛りにし、ご飯をどんどん食べ進めるためにおかずをバクバク食べる!というやんちゃな食べ方だと満足できたのだろう。

チャーハン(のようなもの)だと、ご飯もおかずもどうもはかどらず、中途半端なフィニッシュになってしまった。作戦失敗だった。

でも、駅から近い上に値上がりするとはいえまだ1,100円だ。何度でも再訪して、このお店の楽しみ方を模索することができる。

(2025.02.18)

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