特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

大学時代、4枚組レーザーディスクのコレクターズボックスを購入し、アホみたいに見まくったアニメ映画「王立宇宙軍」。よく考えてみると、自分の人生の中で一番多くの回数観た映画だった。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

坂本龍一が音楽監督を務めた、という切り口から入った映画だけど、この映画の細部にいたるまでに作りこまれた世界観がものすごく、今見ても驚かされる。何しろ、「地球に良く似た異世界の、1960年前後くらいの時代」を表現するために、ありとあらゆるものを一から創造しているからだ。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

文字や数字を作っているのは当然として、服、建築、小物、食べ物、動物、機械、文化、宗教、何から何まで作りこんでいる。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館
特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

そしてそれら「見たことがないもの」がむちゃくちゃなファンタジーではなく、ある程度は「実際にありそうな感じ」のものに落ち着いているバランス感覚が絶妙だ。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

そんなわけで、今回のように美術館で展覧会を開き、当時さまざまに作りこんだ設定資料を公開すると、それは単にアニメ好き向けの設定資料集の域をこえ、アートの世界に達しているのだった。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

資料は額装した状態で、アートとして売って欲しい。心底そう思った。もちろん、複写で構わない。原本は大事に今後も一元管理して欲しい。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

館内は大胆にも写真撮影がOKだったため、ほぼ全ての資料の写真を撮影することができた。細かい書き込みがたくさんある資料なので、家に帰ってから落ち着いて読むにはちょうど良かった。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

会場の一角で、映画上映をやっていたのでそれを観るのに2時間。美術館内を見て回るのに1時間(じゃ足りなかったけど)、さらに山賀監督じきじきの作品説明が1時間。合計4時間もこの美術館に滞在した。こんな体験は初めてだ。

特別展「王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで」@八王子市夢美術館

やっぱり、自分が燃えた作品の展覧会というのは、いいものだ。これまでたくさんの美術展を見てきたけど、それとは全然違う熱の入りようだった。

(2018.10.13)

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