編集後記2026年01月期

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1月の編集後記を書かなければ、と思い立った。

重い腰を上げたのは、1月中に我が家で起きた「重大事項」だけは、何としても記録に留めておくべきだと判断したからだ。

一人目である弊息子タケの時は、「赤ちゃんとは、これほどまでに未知の生命体なのか!」という僕自身の驚きと発見が筆を動かしていた。

しかし、今回の二人目ちゃんについては、おそらく毛色の違う話になるだろう。

主役は、赤ちゃんそのものではない。

一人目と二人目の間に流れる空気感、親対子という世代間の力学、そして家族が4人になったことで発生する「パズル」のような調整事象。それがこれからの話題の主軸になるはずだ。

ぶっちゃけて言えば、僕は「二人目ちゃんがどうした」ということよりも、「二人目に対してタケがどう反応し、どう変わっていくか」という方に、より強い興味を抱いている。

この「パズルのような事象」こそが、実は子育ての本質ではないかと思っている。

部屋の割り振りはどうする?保育園の送り迎えの布陣はどう敷く?教育資金という名のキャッシュフローをどう捻出する?

さらには、子どもに対するスタンスの微妙な夫婦間乖離を、いかにしてすり合わせ、着地させるか。話題には事欠かない。

しかし困ったことに、この手の話題はブログという媒体と、驚くほど相性が悪い。

親子や夫婦間のリアルな駆け引きを書くことは、僕個人の記録としては極めて有益だ。

だが、それを不特定多数の目に晒せば、ある人には「ハラスメントだ」と映り、ある人には「贅沢な悩みだ」「教育がなってない」とネガティブな反応を呼び起こす。

「捉え方は人それぞれ。いちいち相手にしていられない」と割り切りたいところだが、世の中にはわざわざ「お前の文章は不愉快だ」と凸撃してくる御仁が一定数存在する。

それを読むこちらの気分も当然よろしくないので、結果として「当たり障りのない話」でお茶を濁す方向にバイアスがかかる。

ずいぶん昔、「お前の文章は小金持ち自慢で厭味ったらしい」というお便りをいただいたことがある。

投稿主の懐事情など知る由もないが、なぜ僕が会ったこともない他人の金銭感覚に歩調を合わせ、文章を調整しなければならないのか。冗談じゃない。

僕はただ、僕の収入に見合った生活を送り、それを淡々と記しているだけだ。ブログ用に見栄を張っているわけでもない。頼むから、自分の物差しを勝手に僕に当てて文句を言ってこないでほしい。

このサイトを始めて26年。前身を含めれば30年近い月日が流れた。

インターネットで文章を書き続けてきた「最古参」の部類に属する僕が行き着いた結論は、あまりにも身も蓋もないものだった。「本当に書きたいことは、チラシの裏に書いておくのが一番良い」だと。

マネタイズを狙うわけでも、自分をブランディングしたいわけでもないのなら、迂闊な本音など晒すものではない。

かつてネットには、自身の知識や体験を共有し合う「互助会」的な温もりがあった気がする。

しかし今のご時世、そんなものはもはや不要なのだろう。僕のやり方が、ただ時代遅れになっただけのことだ。

それでも、チラシの裏に書いておくのは保管の点で面倒なので、やっぱりブログという媒体を活用していくつもりだ。

(2026.02.01)

コメント

コメント一覧 (2件)

  •  本当に書きたい事はチラシの裏に書いておくのが一番良い・・・

     悲しい哉、此のネット社会なのでおっしゃる通りだと思います。色んな主観を持った人が世の中にいる訳ですし
    各人に合った=それぞれの人に耳障りの良い文章などは有り得ないですからね・・・

     残念ながら、昔の「互助会」的な温もりを此処で提供は出来ませんが、陰ながら応援します。

  • ばびぶべバサラさん>
    チラシの裏、という表現は2ちゃんねる時代、つまりゼロ年代の表現ですね。
    今なら捨て垢でXかヤフコメで書く、というのが良いのかも。

    noteというプラットフォームが出来て、個人の情報発信ってどうなったんだろう?
    もはや、検索で個人の記事、特に日記的なものが見つかることはほぼなくなってしまったので、noteがどんな世界なのか全然わからない。流れてくるnote記事は真面目な内容ばかりだ。

    はてながまだゼロ年代の雰囲気を残しているので、あの世界が続いてほしい。

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