
東京カルチャーカルチャーで開催された温泉ランキングの発表会。
行ってみたら、会場前には長蛇の列でびっくり。そんなに人気があるのか・・・と思ったら、実はそのほとんどが業界人だった。ランキング上位の施設の人が招かれていたり、報道関係者だったり、その他温浴施設関係者が団体で訪れていた。

僕のようにチケットをわざわざ買ったのはごくごく少数だった模様。10名もいなかったのではないか? お陰で、僕はステージ真正面のカウンター席に誘導された。席には「予約席」という札が出ていた。
状況が把握できるまで、僕は「何で予約席なんだ?」と困惑しっぱなしだった。
そんな、業界関係者慰労会&懇親会の意味合いが強いイベントのため、フリーフード&フリードリンクなのに前売り券2,300円だった。激安!!
まさか飲み食い自由とは思っていなかったので、かなりびっくりした。何かの間違いじゃないのか?と。
ベスト50の発表は今年で8年目だというが、「@nifty温泉」というサイト自体を知らない僕にとっては、よくわからないことだらけだった。 対象となる施設の基準がわからない。 採点方法がわからない。 採点している人がわからない。

どんどんランキングが発表になるのだけど、「へー」としか言いようがない。 正直、退屈。住所と店名だけで、どう盛り上がれと?
てっきり、全国の味わい深い温泉が紹介されるのかと思っていた。つまり、名湯・秘湯の類だ。 しかし実際は、ランキングのが関東近郊の日帰り入浴施設で占められていて、あてが外れてしまった。
温泉チャンピオン・郡司勇さんがゲスト出演するということもあって、マニアックな温泉が中心だと思っていたのだが、実はものすごく俗っぽかった。 ランキングは、@nifty温泉のサイトを参照。
僕が住んでいる自治体からも2つの日帰り施設がランクインしており、そこからしても「えー?」という感じだった。あれがランクインするほどの温泉だっけ?と。
他にも、上位にランクインした施設で僕が訪問したことがいくつもあったが、「いや、それはちょっと」という感想を僕は持った。 「たまの休日、近場の温泉施設に家族みんなでレジャー感覚で訪れたいよね」 という観点でのランキングなんだろう。だから、施設の綺麗さとか、設備の充実っぷりというのが評価軸としてとても重要になっているっぽい。 僕が期待した評価軸とは全然違う。
でも、僕のような「渋い温泉がいい」という人や、今回のランキングのように「家族でも訪れることができるし、綺麗なところがいい」という人、いろいろな人がいるというのが温泉の「懐の深さ」であり面白いところなのだろう。そう思えば、今回のランキングはとても興味深かった。
すべてのランクが発表になったあと、会場では業界関係者同士による名刺交換会が始まった。僕は関係ない話なので、とっとと帰った。
(2013.12.17)
コメント