子どもの頃から、大人たちに「たぶん若白髪体質」と言われてきた。どうしてそう思われたのか、根拠はよく覚えていない。でも実際に若白髪だった。
大人たちは「若白髪の人はハゲないから」とフォローしてくれた。これも根拠がよくわからない。
いずれにせよ、僕は30歳の頃には白髪染めを使い始めていた。染めないと老けて見えるほどの白髪だったのかどうか、今となっては記憶が定かではない。でも、酒びたしの日々で顔がむくんでいた時期だったので、白髪があるとみっともないと感じていたのだと思う。
いずれにせよ、ときどき思い出したように自宅の風呂場で白髪染めをする生活を送ってきた。こういうのは一度やり始め得ると、やめ時が難しい。
それでも白髪染めをやめたのは、持ち家を手に入れたからだ。賃貸と比べてその愛着たるやすごく、家中のあらゆるものを汚したくない・傷つけたくないという気持ちが強かった。白髪染めは風呂場を汚す最たるもので、こんな危険物を我が家に置きたくはなかった。
白髪染めを使ったことがある人ならよくわかると思うが、並大抵の汚れとは比較にならないほど、飛び散って壁や床に付着した白髪染めのシミは落ちない。カビキラーを吹き付けてしばらく放置しても、全然汚れを落とせないくらい強力だ。時間が解決するだろうと放置していても、いっこうに色が薄くならない。本当に始末に負えない、難敵だ。
でもだからこそ、頭皮をしっかりと染める。
家の購入を機に白髪染めをやめ、ヘアカラーに切り替えた僕はその染色力の弱さをひたすら嘆く日々だった。
ヘアカラートリートメントは、白髪染めほど気合を入れなくても白髪ケアができるものだ。髪の毛が乾いているときに使うもの、シャンプー後に使うもの、と商品によって若干特性が異なるが、大抵は髪にヘアカラーを5分から10分程度揉み込んで、その後洗い流せば良いとされる。その際、ビニール手袋をはめるとか、周囲への飛び散りを心配する必要はあまりない。
商品によって、「1回目から黒くなる」と謳っているものもあるし、「数回使っているうちに白髪が目立たなくなってくる」というものもある。ただ、僕があれこれ使ってみた感想としては、「染まる」を謳う商品は、手も染まるし風呂場の壁も染まる。緩やかに染まるタイプは、手や壁を洗い流せばきれいな状態に戻せる。
あと、どの商品が自分の髪質に合うのか・染まるのか、というのは本当に千差万別らしい。Amazonのレビュー欄を見ると、「ようやく染まる商品に出会えた」と安堵のコメントが投稿されているすぐ下に「全く染まらない、役に立たない」と真逆のレビューを書いているパターンを数多く見かける。また、色落ちしてきた時の髪の色が「紫色になった」という人、「赤くなった」という人、「茶色くなった」という人、いろいろありすぎて全然参考にならない。
中には、「色落ちしたときに髪の毛が緑色になった」という口コミもあって、びびる。(昆布など植物由来のトリートメントを使うと、緑色になる場合があるらしい)
仕方がないので、僕もあれこれ試してみたが、決定打となる商品には出会えなかった。安く済ませたいので1,000円以下の商品しか使ってこなかったせいもあるのかもしれない。
テンスターのヘナを使ったカラーコンディショナーは僕がもっともよく使った商品だ。染まり方と、後始末の際の汚れの落ち具合のバランスが良かった。
サイオスも、まあまあ使っていた。
定番のヘナに飽きてきて、「実はまだ見ぬカラートリートメントの猛者がいるのではないか」と別の商品に浮気して、やっぱりだめで、ヘナに戻る際の中継点みたいな形で使われていた。ヘナほど安定して僕の髪質には馴染まなかったが、もうちょっとうまい運用をすれば化けるんじゃないか、ビシッといくのではないか、という予感があったからだ。
じゃあ、ヘナを安く使えるようにしたい!ということで粉末ヘナを買ってためしてみた。しかしこれは僕にはあわなかった。洗面所周辺に粉が舞い散るし、ペーストにするのが手間だし、粉の量をケチるためにシャバシャバのペーストになり、時間がかかる割には染まらないし。僕のようなけちくさい人が使う商品じゃない。
カラートリートメントは、白髪染めみたいにバチッと色が染まらない。髪の毛を油性マジックで黒く塗っただけのようなものだ。どんどん色が落ちていき、数日おきに使い続ける必要がある。
風呂場で髪の毛を洗った直後は、頭から薄墨のような黒い色の水がしたたり、風呂場の床にポタポタと垂れたり、バスタオルがどす黒くなる。そういうのを見るたびに、「ああ自分は何を無駄なことをやっているのだろう」と虚しくなる。
入浴時に5分10分程度髪の毛をケアするだけだから、週に2~3回ならどうということはない手間のように感じるだろう。でも現在の僕は、2歳の子どもと一緒にお風呂に入っているため、頭をカラートリートメントで染める暇がない。
また、少しでもしっかり髪の毛を黒くしたいし、脱色までの時間を稼ぎたいために、トリートメントを髪に施して放置しておく時間がどんどん長くなっていった。3時間、4時間はザラだ。そうなると、手軽さが全然なく、むしろトリートメントをすることが苦痛だった。その4時間近くの間、頭がうっかり何かに当たらないよう、注意を払い続けないといけないからだ。
今回、己の50歳を記念して眼鏡を買い替えたのだが、これを機に髪の毛や服装について少しイメチェンしても良いと思っている。なんなら、髪の毛を伸ばしてパーマを当てるとか、ひげを生やすとか、そういうのもありだ。
でもさしあたって、一旦白髪染めで髪の毛を黒くすることを考えた。「見た目をどうにかしよう。じゃあまずどうする?」と考えたとき、真っ先に思いついたのが日頃不満に感じていたカラートリートメントだったからだ。
上の写真は、カラートリートメントを使っている状態のおかでん。眼鏡は2024年最新版だ。
ぱっと見はそんなに白髪が目立つほどではないけど、僕自身は結構気になっている。先日、久しぶりに会った友人から、「おかでんさんおしゃれですね、髪の毛が紫色で」といわれて苦笑してしまった。おしゃれで紫色になったのではなく、トリートメントが抜け落ちてきたからだ。なので、この髪の毛を近くで見るとかなり変な色だ。紫色っぽかったり、黒かったり、白かったりするからだ。赤っぽく見える場所もある。
スマホのカメラで撮影すると、おそらくAIが補正するようで、白髪は少しだけ目立たなくなる。
↑一週間ほど、カラートリートメントをサボった時の例。髪の色がすっかり赤茶色になっている。また、頭全体がまるで光を反射しているかのように白くなっている。実際は髪の毛が艷やかなのではなく、単に白い。
↑登山中の写真。登り始めと下山完了の写真を見比べると、頭髪の色が変わっていることがある。汗で色落ちするからだ。この写真だと、髪の毛が赤っぽく見える。
また、温泉旅行に行くと、髪の毛の色がてきめんに変わる。お風呂に何度も入るから、色落ちしてしまうからだ。旅の終わりに、「ああ、楽しかった!」という記念写真を撮ると、大抵髪が白くなっていて老けているのでとても残念な気持ちになる。
意を決して白髪染めに復帰した写真。年齢不相応に黒くて「ん?違和感があるぞ?」とは思うが、トリートメントで苦労していた時代と違ってカチッと黒くなってくれたのは本当に嬉しい。
しかし、自宅の風呂場で白髪染めをするに当たって、相当緊張した。トリートメントのように「散っても、シャワーで流せば大丈夫」ではないからだ。散ったらアウト、散ることを前提で考えるなと何度も何度も唱えながら、慎重に白髪染めをした。久しぶりなので、緊張を強いられた。
白髪染めとして今回使ったのは、泡タイプのものだった。
多くの白髪染めは、染料を専用のクシの上に絞り出し、そのクシを使って髪の毛を染めていく。この時問題になるのが、3mmのバリカンで刈り上げている僕の横や後ろの髪の毛だ。この短髪をクシで撫でると、ピンピンと髪の毛が染料を周囲に飛ばしてしまう。
しかも、たちが悪いことに、飛んだ染料は、飛んだ直後は殆ど色が目立たない。「あっ、飛んだ!」とすぐに掃除できれば壁の汚れは少なくて済むのに、気が付かずにしばらく放置されるので、しっかりと黒く染まる。
なので、クシを使わないタイプの白髪染めが欲しい、と思っていた。泡タイプなら多分ピンピン飛ばないと思うのでちょうど良かった。
素手で白髪染めを触るわけにはいかないので、ディスポの手袋も買った。ニトリルゴム製の、肌にピッタリサイズの手袋だ。病院とか食品工場で使われているやつ。
白髪染めを買うと、大抵同梱でビニール手袋がついている。しかしブカブカしたやつが一般的で、細かい手の動きに不向きだ。あと、一回使った手袋を再利用しようとして風呂場の片隅に一時的に置いたりしたら、その場所が染まったりする。手袋は使い捨てにして、必要ならまた新しいのを使うつもりでいたほうが汚れを防げる。
今回白髪染めの利用を自分なりにOKとしたのは、ヘアカラー用の洗剤が売られていたからだ。もし壁に散っていたのを発見した際は、これでアフターフォローすることにした。成分を見ると、次亜塩素酸ナトリウムが主成分のようだ。ハイターと成分に大差がなさそうなので、わざわざお値段が高いこの商品を選ばなくてもよさそうだ。でも、ものは試しで一回買ってみることにした。
浴室には、既に散っていたトリートメント染みがあったので、この商品を試してみた。・・・まあ、想像はしていたいが、染みに吹き付ければすぐに黒ずみがにじみ出るようなことはない。液はサラサラしていてすぐに下に流れ落ちてしまうので、ティッシュペーパーを壁に当て、その上からこの薬液を吹き付けてパック状態にした。そして30分ほど放置してから洗い流すと、まあまあ染みがきれいになった。
ここまでして白髪染めを自宅でやらなくても・・・とパートナーのいしは呆れて言う。「散髪屋さんで染めてきてもいいんですよ」と言ってくれる。しかし僕の場合、3週間に1度ずつ散髪にいかないといけない髪型なので、その都度散髪屋さんで白髪染めをやってもらうとなるとお金も時間もかかってしまう。散髪はQBハウスで済ませ、白髪染めは自宅でやったほうが都合が良い。
今後も、ヒヤヒヤしながら自宅で己の髪の毛を染めていく所存だ。
ちなみに、僕自身は数年前にナチュラルな髪の毛に戻すつもりだった。髪を黒くするのが面倒だったからだ。しかし、いしが「せっかくだから少しでも若さを維持するように頑張って欲しい」と言うので、白髪を染めるという苦労をやっている。
いしは僕よりも干支が一回り下の年の差がある。若い彼女のためにも、僕は「もう歳だなぁ」などと年齢を言い訳にした発言や態度をとらないようにしなければ、と思っている。
(2024.02.24)
コメント
コメント一覧 (5件)
「若白髪の人はハゲないから」、は初耳ですが、「ハゲは白髪になりにくい」は聞いたことがあります。根拠は知らん。
自分はと言えば…たしかに40過ぎるまで白髪は2、3本有るか無いか、でしたね、たしかに。44の今でももみあげ付近にチョロチョロ…くらい。でもアレな話でアレですが(?)鼻毛は割と真っ白です。
父方母方ともハゲの家系ですが実際60近くまで黒々してる者が多いです。
何か統計的なデータとか、調べれば出てくるのかもしれませんが調べたところで髪が生えてくるわけでもなければ黒くなるわけでもないので…
毛染めではないですが浴室の汚れや染みは気になりますよね。次亜塩素酸ナトリウムの濃度で言えば、そこそこ気軽に使える範囲ではキッチンハイターがいちばん濃いようです。他にはジアノックやピューラックスといった製品もありますが、あれはほぼ原液みたいなものですから使い方を誤れば一発で素材を痛めますし、なにより小さな子供のいる家庭には置きたくないです。何かいい方法見つかりましたらまた記事にしていただけますと助かります。
一平ちゃん>
人によって白髪が出始める場所というのは違うようで。女性の場合はどうなんだろう?
僕は最近、腕時計をはめているあたりの産毛が白髪になってきた。
・老後、介護を受けるときになったときの配慮として陰毛は脱毛したほうがいいですよ
・脱毛するなら、毛が黒いうちじゃないとだめですよ
という話を耳にするのだけど、実際どうなんだろう?こういう売り文句で脱毛を売るって、時代の流れだなーと思う。老後不安を意識した脱毛。
「脱毛することが介護を受ける上での配慮」っていうのが全く意味わからないんですが…
職業として介護をする立場ですが、陰毛の有無とか気にしたこともないですし、「有るから」もしくは「無いから」何かメリットデメリットがあるなんて思ったこともないです。不潔になりやすいとか、臭いの元になるとか、そういうことなんでしょうか?見た目が見苦しいとかそういう話じゃないですよね?
…と思って調べてみたら、まあ納得できるようなできないような理由が出てきましたが。
皮膚科の医師の見解なんかもあるようですから、あながち「美容クリニックがそれっぽい理由をつけて顧客を増やそうとして捻り出したデタラメ」というわけでもなさそうですね。でも、羞恥心を我慢してそこまでやる必要性、あるのかなあ。
この件についてはちょっと同僚の意見も聞いてみたいと思います。それから、看護師の観点からはどうかとか。もしかしたら人によって考え方が違ったりするかもしれないので。興味深いお話ありがとうございました。
一平ちゃん>
コメディカルの人たちが陰毛脱毛をどう考えているか、ぜひヒアリングして教えて欲しい!
そりゃあ、無毛のほうが楽だとは思う。
男性の場合、ヒゲも生えてくる。そっちも脱毛されてりゃ、介助者はもっと楽だろう。
いずれ、遺伝子操作された人類というのは出現すると思う。でも「頭が偉い」「目鼻立ちがかっこいい」とかいうのは倫理的にまずいので、「生まれつき、体毛が薄い遺伝子なら倫理的にいいんじゃね?(そのかわり、ハゲだけど)」という判断が下ったりして。
おかでん隊長殿
返信遅くなりすみません。どうしたら簡潔にまとめられるのかがわからず途方に暮れておりました。
結果、「簡潔にまとめられない」という無能っぷり。
結構長くなりそうなので私的にメールさせていただこうかとも思ったんですが、こちらで出た話ですのでお返事もこちらに書くのが筋かなと思い…
お時間に余裕がありすぎる時に目を通していただければ幸いです。そんな時無いか。
ヒアリング対象は一般人1名、介護職員3名、看護職員2名の計6名です。
経験年数は介護職3名とも15~20年前後、看護職2名はおそらく25~40年前後(?)
質問内容は以下の通り。(質問4については看護職員のみ)
Q1. 介護脱毛という言葉を知っているか?もしくはその行為を知っているか?
Q2. 知ったきっかけは?
Q3. 介護脱毛について各々の立場(介護職としてor医務的な見地)からどう考えるか?必要だと思うか?
Q4. 知り合いから「介護脱毛をしようかと思うのだけどどう思う?した方がいい?」と尋ねられたらどう答えるか?
以上の質問について、それぞれの答えは以下の通り。
一般人①(というかウチの母)
A1. 言葉は知らない。/そういうものがあるということは知っている。
A2. テレビで見たことがある。
A3. 心情的に抵抗はあるが、将来介護を受ける上で迷惑をかけるのであれば受けても良い。
ただ、体毛には皮膚を保護する役目もあるはずなのでそれを不可逆な形で無くしてしまうことについては不安もある。特にアレルギー体質なので、化繊や刺激となるものが体毛ごしでなく肌にべったり接触するようになることで、アレルギーや皮膚トラブルの元になるのでは?と心配。
介護職①(自分・男性)
A1. 言葉は知らない。/今回ここで目にするまで介護脱毛自体知らなかった。
A2. 無回答
A3. デリケートゾーンに関しては必要を感じない。ただし、日々時間に追われながら介護する中で「髭剃り」と「入浴後の髪の乾燥」にかかる時間は馬鹿にならないので、髭は薄い方が、髪は短い(男性なら少ない)方が楽だなとは感じる。でも永久脱毛までしなくてもいいと思う。
介護職②(男性)
A1. 言葉は知らない。/今聞くまで知らなかった。
A2. 無回答
A3. 介助(排泄介助、入浴介助等)をする上でわずらわしいと思ったことがない。脱毛までしなくても良いと思う。
介護職③(女性)
A1. 言葉は知らない。/介護に備えて脱毛するケースがあるということは知っている。
A2. ママ友から聞いた。(ママ友がどうやって知ったかは不明)
A3. 必要ないと思う。
看護職①(女性)
A1. 言葉は知らない。/介護に備えて脱毛するケースがあるということは知っている。
A2. 忘れた。
A3. 医務的、医療的な処置をする上で必要がある(体毛が邪魔になる)場合は剃毛すればよいだけのこと。普段からツルツルにしておく必要はない。
A4. 必要ないと思うけどしたければすれば?止めはせんで、と言う。
看護職②(女性)
A1. 言葉は知らない。/介護に備えて脱毛するケースがあるということは知っている。
A2. 看護に関する情報誌で目にした。
A3. (医療処置をする上で体毛、陰毛が邪魔になるケースについて)点滴の針をテープ固定する時に、毛深い方はテープが浮いてしまって貼りつかないことがある。そういう時は毛を剃るか、ぐるぐる巻きにする必要がある。また排尿障害があり、尿道から膀胱までチューブを入れでバルーンバッグに出す必要がある方の場合、一時的にチューブを挿入して導尿するケース(チューブをすぐに抜く)であれば問題はないが、留置カテーテルを入れて生活を送る方の場合は月に1回程度の頻度でチューブを交換する際に毛が絡まりついてしまい、チューブを抜く時に痛い思いをされるケースがある。
A4. わざわざ止めはしないが必要ないと思う。体毛には皮膚を保護する役割もあるし。
結果として、聞き取り対象は少ないものの業界人全員が「必要ないでしょ」という見解でしたね。
また、5名中5名ともが「そもそもその辺りの毛って、年とったら薄くなるしなぁ」と異口同音に言っていたのも面白かったといえば面白かったでしょうか。
それと、テープ固定の話で思い出したこととして、これは介護には関係なく私たちにもいつ降りかかるかわからない話ですが、AEDを誰かに使用する、もしくは自分が使用される際に、あまりにも胸毛が濃いと粘着パッドが貼りつかないケースがあるという話を思い出しました。対処法としては、AEDにはパッドが2組入っているので、1組目を貼り付けて「バリッ」っと胸毛を剥がし(ガムテープで脛毛を剥がすあの要領ですね。イタタタ…)2組目で本来の使い方をする、と聞いたことがあります。このあたり重要な話なのにうろ覚えなので、救急救命講習を受けられる機会があれば確認しておいていただけると助かります。