ブラックダイヤモンド ディスタンスカーボンFLZがまた修理送りに

1年前に購入した、ブラックダイヤモンド製アルパインポール「ディスタンスカーボンFLZ」。

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それ以降、多くの山に連れていき、こいつにはずいぶんと山歩きの助けになってもらっている。

ポールが3つに折りたため、使わないときは40センチ弱の長さまで圧縮できるというのはとても快適だ。日帰り用の25リットルザックの中にもすっぽりと収まる。ポールなんて、使わないときは邪魔でしかない。小さくなればなるほど、快適さは高まる。

多くのポールは伸縮式で、縮めても60センチ以上の長さにしかならない。そうなると、ザックの脇からニョキッとポールが突き出ることになり、公共交通機関においては凶器になりかねない。

また、僕のように今後毎年北海道や九州の山に遠征することを考えている人は、飛行機に乗る際に長いポールは考えものだ。短いにこしたことはない。

ただ、ポールをZ字型に折りたたむための機構はどうしても壊れやすくなる。

一年前、修理したばかりだというのに、また壊れた。代理店のロストアローに連絡しなくちゃ。

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写真だと黄色い紐がダランと伸びているが、こうなっていてはいけない。ポールの先端に小さなピンがあって、そこで紐を固定しているのだけど、ピン穴の部分が割れて折れてしまっていた。

この製品はカーボン製だ。カーボンは一般的なアルミ製のポールよりもはるかに軽いのだけど、壊れるときはバキッと割れる。アルミだと「ぐにゃっと折れる」のに対し、カーボンは「割れる」。

この1年、毎月登山をやっていたとはいえ、またポールの先端が破損して修理送りになるというのは参った。自分の使い方に問題があるのは間違いないだろうが、1年に1回壊れると困る。

このポールは2本1セットで売られている。たとえばモンベルのポールは1本単位のバラ売りなので、1本壊れたとしても買い直しがきく。でもブラックダイヤモンドは2本1セットなので、「しゃーない、修理に出すしかないか・・・」ということになる。諦めて別のポールを買い直すには勿体ないからだ。

人間、一度贅沢を覚えると元には戻れない。この「ディスタンスカーボンFLZ」は2本ペアで360グラムを切る。1本で約180グラムだ。おい、清酒1合と同じ重さだぞ。こんな軽さに慣れてしまうと、今更アルミポールは重たいしモッサリしてるし、使いたいと思えないのだった。

ただ一方で、驚異的な軽さと引き換えに強度が低い(メーカーの名誉のために言っておくが、使い方が悪い僕においては、ということは強調しておくが)ので、壊れやすくもなる。どこかで妥協しなくては。カーボンは軽くて最高!と喜んでいたのでは、今後も相当な出費を伴いそうだ。

(2024.08.26)

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