十日町そば

2000年01月14日
【店舗数:006】【そば食:009】
東京都新宿区四谷

野菜かき揚げそば大盛り

十日町そば

四谷駅の近くに立ち食いそばでもおいしいお店があるという情報を複数の情報ソース経由でキャッチした。情報源が複数なのだから、ほぼ間違いなく正解だろう。早速、会社帰りに自転車を転がして行ってみた。探すこと数分、見つけたそば屋は非常に怪しかった。

青地の看板に赤く「十日町そば」という毛筆書体の文字。その周りには電球がちかちかと点滅しているではないか。どうみても、これはそば屋の看板ではない。さびれたキャバレーの看板だ。かろうじて、看板の下に「そば屋っぽい」のれんがかかっているので、納得はしたが・・・もし、「おいしい」という情報がなかったら絶対この店は素通りしただろう。実際、僕は入店するのにしばらく躊躇してしまった。

中に入ると、外見のいかがわしさとは打って変わって、清潔な感じのお店だ。縦長な作りで、立ち食いそばかと思ったらカウンターに沿って椅子もある。これなら大丈夫、と安心して野菜かき揚げそばを大盛りにして注文。

「そば屋で憩う」にもこのお店は紹介されているのだが、そこでは「他の天麩羅も全てぱりっとしていて・・・」と記述されている。この記述を読み間違えて、てっきりオーダーが入ってから天麩羅を揚げているのかと思っていたのだが、カウンタにすでに揚がっている天ぷらが山積みになっているのを見て失望してしまった。まあ、てめぇで勝手に読み間違えて勝手に失望しているんだから、誰にも文句は言えない話だ。でも、ぱりっとしていたかというと、そうではなかったと思う。率直な感想としては、天ぷらは特に評価するようなものではなかったと思う。

そばは、細め。十日町そばと名乗るからには、多分布海苔つなぎなのだろうが結構コシがある。細いくせに、熱いつゆの中でもがんばっていた。ああ、これはおいしいなあ。

正直、最初の店構えで想像した味とは比較できないくらいおいしかった。ただ、暖かいそばを食べたので、そばそのものの味をよく理解できなかった。次に来るときは、絶対にもりそばを注文しなければ。

この後、新宿通りを自転車で走って自宅に帰ったが、途中にあちこち見受けられるそば屋に正直、げっそり。そば屋行脚をするのであれば、こういった店を次々とお試ししていかないといけないのかなあ・・・と不安になった。

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