布恒更科(01)

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2000年02月03日
【店舗数:021】【そば食:033】
東京都品川区南大井

もり

蒲田で仕事だったので、その一駅前のJR大森駅で下車。名店と名高い布恒更科に行ってみることにした。

行ってみることにした、っていったって、ついさっき「竹泉」でそばを食べたばかり。まだ胃袋の中でそばがにょろりにょろりと、消化される時が来るのを待っているというのに一体何をやっているのだか。竹泉meets布恒更科。胃袋で歴史的な邂逅ってモンだ。まあ、胃袋の中で何が起きようが、知ったこっちゃないことだが。

布恒更科外観

布恒更科は大森の住宅地と商業地が微妙に混ざり合ったような場所の裏道にある。事前に地図を見たとき、「こりゃ迷うかもしれないな」と不安になってしまうくらいだ。しかし、実際に行ってみると迷うこと、なし!遠目でもそば屋と分かる作りをしていたからだ。そこだけ、いきなり古くさい建物であり、しかも店の前に植樹がなされている。遠くからでもこの緑が目に付くので、「あああそこがそば屋だな」と気づく仕組み。

訪れたのは、昼の1時半過ぎだったので、お客はほとんどおらず。仲居さんが3名ほど、暇そうにくつろいでいた。しかし、それほど広くもない店で3名も仲居さんがスタンバイしているという事なのだから、きっと1時間ほど前は激戦と呼ぶに相応しい混雑状態だったに違いない。

店内は、薄暗く作られていてしっとり、まったりとした雰囲気だ。「まあまあとりあえず落ち着いて」と店に言われているような気になる。そのせいか、ちょっとくつろいでしまった。すぐ次の仕事があるというのに!やばい。

メニューは、表現は悪いが「やたらとある」。今回は時間が無いからおとなしくもりそばだけを注文したが、「よォーし、今日はお酒でも飲んじゃおっかなぁ」という気分だったら、お品書きを前に悶絶してしまいそうだ。そばだけでも種類が多いし、そばがきは3種類もあるし、天ぷらは海のもの山のもの、10種類以上あるではないか。こりゃ困ったとお品書きから顔を上げると、壁にまた別のメニューが短冊に書かれて張られているし。これはいかん、今度は夜に来なくては。昼では、このお店の醍醐味(だいごみ)の半分も理解できないかもしれない。

さて、本日の布恒更科代表選手として登場頂いたもりそば。やってきましたが・・・すんません、味覚えてません。直前に会社から携帯電話に連絡が入り、いろいろやりとりがあったもんでそれどころじゃなくなってしまったもんで。しかも、そんなこんなやっている内にまともにそばを食べている時間さえ怪しくなってしまって、もう本当にずるずると勢い良くすする羽目に。

そばって、ずるずるッってすすれば空気が口に含まれて、そばのいい香りが口腔内に広がって・・・っつーのが本当のおいしい食べ方なんだろうが、今回の僕の食べ方は「空気含ませずとにかくそばをすすりあげろ」という、振りかぶり無しのピッチングみたいな事をやってしまっていた。これじゃ、味も香りも分かるわけがない。

このお店、各机の片隅に火消し壷みたいなものを常備している。何事かと思って開けてみたら中には山盛りの天かす。ご自由にお使いください、ということらしい。ならば、と「竹泉」での反省もどこへやら、ぐわしとそば猪口に大投入。ああ、この瞬間からそばの味がごま油の味になってしまった!

結局、ばたばたしていたので写真すら撮りそびれる始末。味もわからん、写真も無い。何しに行ったんだかさっぱりこれではわからんぞ。



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