2000年02月11日
【店舗数:025】【そば食:045】
山梨県北巨摩郡小淵沢町
野沢菜天ぷらそば
小淵沢の駅に戻ってきても、まだ他のメンバーは到着していなかった。さてどうしてものか、と駅のベンチでぼんやりしていたら、目の前にある立ち食い蕎麦屋がこちらにおいでおいでをしているではないか。
いや、店員が実際に手招きしているわけでは当然ないのだが、そのメニューが気になってしょうがない。「野沢菜天ぷらそば」だって。野沢菜、というキーワードが「ああそうかここは東京じゃないんだもんな」と、ふと自分を黄昏の旅人に引き戻し、「そうか、では旅先の味覚に触れてみるのも悪くなかろう、泡沫の想い出のために。フッ」とかなんとかいいながら、すり足で立ち食い蕎麦屋に水平移動。さっきもりそば食べたばかりだというのに。
野沢菜入り、ということで興味を引かれたのだが、小麦粉と油のインパクトが強すぎて普通の野菜かき揚げを食べているような感じだった。野沢菜を食べている気にはならなかった。ひょっとしたら、塩辛い野沢菜をそのままかき揚げにしてそばつゆに浮かべたら、塩分+塩分ですごく塩辛くなるに違いないという判断から、「脱塩野沢菜」を使っていたのかもしれない。まさかそんなことは無いとは思うが・・・。でき立てのかき揚げだったら、もう少しインパクトがあったかもしれない。
そばそのものは、さっきのお店よりはおいしかったが、品川駅のあずみ野の立ち食い蕎麦よりは劣る感じ。小淵沢で蕎麦の生産が行われているかどうかは知らないが、せめてこういう場所なんだから、東京よりはおいしい蕎麦を出して欲しい。この考えは我が侭だろうか?ぜいたくなのだろうか?
ちなみにこのお店、ジャンボあなご天ぷらそば500円也が売られていた。あなご、長さが30センチくらいある。長ければいいってもんじゃなかろう、これでは丼に押し込むのに苦労しそうだ。一体どういう形で丼に盛られるのか興味があったのだけど、穴子のデカさに恐怖し結局野沢菜天そばを食べたのであった。30センチの天ぷらなんぞ食べていた日にゃ、確実に体重が太る。
この日食べた野沢菜天そば、お値段は390円でした。さすがに、安い。ちょっとうれしくなってしまったよ。
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