いずみ付属そば打ち体験館

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2000年02月14日
【店舗数:—】【そば食:050】
山梨県北巨摩郡大泉町

自作もりそば

いづみに付属のそば打ち体験館

あれよあれよという間に、2日連続でそば打ち体験。そこまでしてそば打ちを勉強してどうするの、開業でもするのかと馬鹿にされそうだけどみんなやる気満々だからしょうがない。

そば打ち体験は大抵、「3-4人で4000円」といった価格設定がされている。しかしこれは、3-4人のコンビでないとそば打ちができませんよ、という事を言っているのではない。

あくまでも打ち上がった蕎麦が3-4人前になるよ、というだけであり、一人でばりばりそばを打ったって構わない。複数人で交替しながらそば打ち体験、それはそれでわいわいと楽しいものだけど「雰囲気を味わう」程度の事しかできないのはもったいない。

で、ぜひお薦めしたいのは、友達と複数名でそば打ち体験をするのであっても、一人4000円をばしーッと現生キャッシュで支払って(別にクレジットでも何でも構わんが)、そば打ちのAからZまでを自分一人でやることだ。こうやって初めて、そば打ちをやったという実感が得られるってえもんだ、てやんでぇ。

ただし、それに気づいたのは今回のそば打ちの後。ってなわけで、今回は前回同様みんなで顔をつきあわせて「おい、それは力が強すぎるぞ」「もっと早くやらんかいコラ」なんてぐちゃぐちゃやっとりました。

そば打ち体験をするのはわれわれのグループだけだったという事もあり、スパディオ体験工房よりも懇切丁寧に教えてもらえた。しかし、懇切丁寧故に「既に僕ら経験者だもんね、ひととおりは蕎麦作ったしおいしかったもんね」という奢りを見事に粉砕してくれた。いかにまだまだ技術が未熟か、と言うことを思い知らされたわけだ。

特に悔しかったのが、先生が実際にそばを打つ手つきと、われわれに教えてくれる手つきがちょっと違っていたといこと。どうやら、われわれには「初心者向け」のやり方を教えてくれているらしい。プロのテクニックはお前らにはまだ早い、ということなのだろう。すいません!たった一回のそば打ちで慢心しておりましたァァと捏ね鉢に頭を突っ込んで深く反省。

今回は二八そば。前回よりも2割蕎麦粉が増えて一歩前進なのだ。しかし、さすが初心者仕様というか、蕎麦粉が増えて打ちにくくならないように水分多めにして打つように指導してくれて、やりにくい感じはしなかった。ただし、水を多くすると言うことは、イコール「蕎麦のコシが無くなる」という事であり、非常に残念な事ではあるが己の実力を考えればこの措置もやむを得まい。

さて、さすがに2日連続ということで蕎麦切りもスムーズに行き、いよいよ試食タイム。早速できたての麺をゆでる事にする。

何でも、今朝方女性一人でそば打ちをやった人がいたらしく、「食べきれないので」と残していった蕎麦があるとのこと。

「あんたら若いんだから食べるでしょ、その残ってる麺も投入するゥ?」

と師匠から打診されたので、何の考えも無しに「ははーッ、頂けるものは何でも頂戴するであります」と赤の他人の蕎麦もどばーっと投入。

すいません、子供の頃から「怪しいモノは食べちゃいけません」としつけられてきたんですけど、蕎麦を前にするとうっかり気がゆるんでしまいました。>遠い故郷におわす母君

しかし、たった一人でそば打ち体験して去っていったって、一体どんな女性なのだろう。

銀河鉄道999のメーテルみたいな人ではないのか」
「いや、きっと失恋旅行中では・・・」
「2月だしな、陰気な気分になってもおかしくないぞ」
「この後、『もう思い残すことはないです』って自殺なんてするんじゃないだろうな、おいっ」
「それは無いだろう、蕎麦は『これからお側でお世話になります』って意味で引っ越し蕎麦送るじゃん」
「あの世への引っ越し・・・」
「うーむ」

いずれにせよ、われわれが妄想たくましゅうしていたのは「若い女性がちょっと額に汗を浮かべながら蕎麦を打っていた」というほのぼのシチュエーションであって、オバチャンが打ったということは全く想定していなかった。だから、できあがった蕎麦を眺めながら「若いエキスはええのお」とかオヤヂな事を冗談でしゃべっていたが、今 あらためて考えると「若い女性」であった保証など一つもないわけだ。思いこみというのは怖いもんだ。

人生二度目の手打ち蕎麦

見知らぬ人の打った蕎麦が我等が蕎麦と混ざってしまった時点で、そば打ちの成果を評価しようがなくなってしまったんだけど・・・ま、いっか。何しろ、「(きっと若いであろう、いやそうに違いない)女性が蕎麦を打った」んだから。

肝心のお味はどうだったか。そりゃ、おいしかった。二八蕎麦とはいえ、スパディオほど香りもコシもない仕上がりになってしまったけど、それでも平均点以上のでき。これはもう、蕎麦打ち技術の稚拙さを補って余りある蕎麦粉パワーに違いない。

小淵沢の蕎麦粉。伏兵だけど、案外手強いヤツかもしれない。



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