さらし奈乃里(09)

2000年04月30日
【店舗数:—】【そば食:090】
東京都板橋区前野町

蕗きんぴら、板わさ、もり大盛り、ビール、熱燗

最近、レギュラーメニューの他に、壁に張り出された臨時メニューが増えてきてうれしい限りだ。季節を意識したメニューがうれしい。この日は、蕗きんぴらというメニューがあったので注文してみることにした。

ううむ、渋い。大人の味だな。こういうのを食べていると、俄然お酒が頂きたくなる。さっそくお酒にシフト。しかし、「大人の味にはお酒が合う」というイコール関係を頭の中で構築してしまうと、何となくビールがお子様向けって感じがしてくる。ビール愛好家としては哀しい。確かに、ビールってジャンクフードに良く合うお酒なので、お子様チックといえばお子様チックなアルコールではある。

いや待て、一番お子さまチックと言えば、やっぱりサワーを置いて他に無いだろう。学生時代、よく飲んだなあ。甘いを美味いと勘違いしているんじゃないか、ってくらいぐいぐい飲んでいたけど、今となっては「よくもまあ、あんなジュースまがいな飲み物ばっかり飲んでいたもんだ」と呆れる。料理に合わないだろ、あの味だと。しかし、ふと遠い目をして大学時代の自分の居酒屋ライフを振り返ってみると、ポテトフライだとか焼きそばだとか、ジャンキーなおつまみばかり頼んでいたんだよな。なるほど、それだったらサワーでも違和感が無い。転じて、今この年になってみると、こうして板わさだの蕗きんぴらだの、地味で渋いおつまみを相手に一献やっとるわけだ。酒の嗜好性が変わった、というよりも食べるものが変わったということなんだろう。

究極的には、「そば湯だけを肴に酒を飲る」というのが悟りの境地なのかもしれないが、そこまで求道する気は起きないなあ。

と、そんな事を考えながらお酒をくいくい飲んでいたら、オーバーペースになってしまった。昼間っから飲み過ぎ。ちょっとふらふら。

この日、14時頃にお店を訪れたのだが、中年夫婦ひと組居て、若い女性が鍋焼きうどんを食べていて、そして自分の3組だった。14時過ぎでこれだけ居るということは、ひとときよりも大分繁盛してきたんじゃなかろうか。ま、ここの蕎麦の味だったら当然の流れで、とてもいい傾向だ。もっともっと繁盛してくれた暁には、メニュー増やしてくれないかな。そばがき欲しいし、玉子焼きはお昼の営業時間でも提供して欲しいし。