天久利 新橋店(03)

2000年05月25日
【店舗数:—】【そば食:100】
東京都港区新橋

穴子天丼

天久利を訪問するにあたって、蕎麦の善し悪しというのは大した問題ではない。揚げたての天ぷらに遭遇できるかどうか、これにかかっている。極端な話、天ぷらが揚げたてでニッコリ幸せなできだったら、麺とつゆはマズい某店のものでもいいや。

おっと、もの凄い譲歩を今、しませんでしたか?マズい某店って、ひょっとしてあのお店の事では・・・。

まあ、でも、そんなもんなんである。蕎麦喰いとしては風上に置けない野郎かもしれないが、やっぱり天ぷらの華やかさというのは、捨てがたいものがある。見た目の豪快さもさることながら、香り、食感、そして満腹感。いずれを取っても、プレゼンテーションが上手な食べ物だ。

その点、我らが蕎麦というのは、プレゼン下手。蕎麦の風味はもともと儚いものであって、仕方がないのだが・・・。しゃーないから、やれルチンだ、やれ動脈硬化を防ぐだ、みのもんたが思いっきりテレビでネタにしそうな事ばっかりで一般消費者にPRしとる。地味だなー。

そうこうしているうちに、「ダッタン蕎麦の方がもっとルチンが多いぞ」なんて言われはじめて、普通の蕎麦がますます地味になっちゃったりなんかするかも。頑張れ、蕎麦。

品種改良して、蕎麦の香りを強くするって事はできそうだが、無いのですかねそういう遺伝子組み換え蕎麦。何だったら、蕎麦の香りの制汗デオドラントや香水があってもいいくらいなのだが、そういうニーズはないようだ。

ってなわけで、今日は丼ものに挑戦。美味い天ぷらを前にしては、ご飯ものでも蕎麦でもどっちもイカす。今回くらい、蕎麦屋で蕎麦を食べないでもいいだろ。

今、これを書いていて「しまった、今回は蕎麦食ってないじゃん」という根本的な事に気が付いた。記事にする意味がない。

今更、「ちょっとタンマ、この回無し」ってすると、このコーナーの記事をイチから採番しなおしになるので、とりあえずこっそりこの記事はイキにしておきます。

穴子天丼、美味かったです。美味かったんですが、穴子というもともと脂っぽい食材の天ぷらで、揚がってからやや時間が経っていた奴だったので、油が回っていてちょっとくどかったな。アブラアブラしていた。略してアブラブラ。

こういうとき、つゆがある蕎麦だと、にじみ出た油をこれ幸いと、つゆにドブンと漬けてしまって、つゆの美味さUPにできる。ご飯ものだと、タレが濃いこともあって、アブラブラはそのまんまダイレクトに口腔内に広がってしまう。

やっぱり蕎麦は偉大だ、って事で本日はおしまい。

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