一茶庵 かしはや

2000年06月05日
【店舗数:050】【そば食:102】
長野県長野市南千歳町

田舎そば、もりそば

一茶庵かしはや外観

アワレみ隊にて、粟島視察旅行に行った帰り道。長野駅で、解散となった。解散間際に、「せっかくだから長野界隈で飯でも食って帰るか」という事になり、裏道をあちこち探索してみた。

「とりあえず飯でも」となったとき、しかも旅の最後を締めくくる食事のとき、どういう店を選べば正解だろうか?中途半端に、居酒屋のお昼のランチを食べるのも何か違う気がする。かといって、男3名でパスタをくるくるフォークにまいて食べるというのも変だ。

案の定、イマイチ3人の意見が合致しないまま、路地裏をウロウロしっぱなしだった。

そのウロウロ歩きの時に気づいたのが、周囲が蕎麦屋だらけだという事実だった。一体何軒蕎麦屋があるんだ?と不安になってくるほど、蕎麦屋に充ち満ちていた。きっと、お昼時になると、人通りの雑踏の中から「ずぞぞぞぞっ」「ちゅるちゅる」と蕎麦をすする音が長野市街をこだまするのだろう。すごい土地柄だ。さすが、「信州そば」の本場だ。

そういうシチュエーションなので、何となく「蕎麦屋でいいかぁ?」という気になってきた。信州そば、っていったら、ホラ、有名じゃん。旅の最後、旅先で名物を食べて帰った、っていったらビシっと締まるじゃない、って感じで、蕎麦屋に入ることになった。

では、どこに行けばよいのやらということになるのだが、ぶらぶらと路地を歩いていたところで発見されたお店に、なんと無しに入ってみることにした。至って適当だ。

店名を「一茶庵かしはや」と言う。

三色そば

ここでは、三色そばが名物らしい。一番粉のさらしな蕎麦、二番粉+三番粉ブレンドのもりそば、挽きぐるみの田舎蕎麦の三種を合い盛りにしてくれるとのこと。店員さんもそれを強くお薦めしてきたのだが、あんまりさらしな蕎麦を食べたいとは思わなかったので、田舎そばともりそばを単品で頂くことにした。

写真下が田舎そば、上がもりそば。明るさの関係もあるが、実際に青々とした蕎麦は見るからに美味そうだ。

田舎そばは、太めに切られた麺がどうだどうだと自信満々な趣。もりそばの繊細さとの対比が楽しい。なかなか楽しめました。

味は、とりたててコメントなし。

実は、当日書き残していたお店訪問時の手記には、店名と食べた料理名しか残されていなかった。しかも、店名もいい加減で、「小松庵なんちゃら」と書き残されていた。店の名前、間違えとる。

おかげで、店先の写真だけで店名を調べる羽目になり、webによる調査には1時間を要してしまった。ようやくこのお店が「一茶庵かしはや」だと判明した時点で、おかでんとしてはなにやら達成感を強く感じてしまい、あとはもうどうでも良くなってしまい今この文章を書いているありさま。すいませんです。

小松庵、と書いてあったから、「あれぇ?総本家小松庵にこの時期行ったんだっけ?」とクビを捻ってしまっていたところだったのだが、店が見つかって良かった。もし、見つからなかったら、そのまんま池袋の総本家小松庵に行ったことにされてしまい、有りもしないメニューの料理を食べていた事になっていたかもしれない。危ないところだった。

注:総本家小松庵には「田舎そば」というメニューは存在しない。

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