さらし奈乃里(13)

2000年06月10日
【店舗数:—】【そば食:104】
東京都板橋区前野町

精進天ぷら、茄子の揚げ出し、鱚天もり、ビール、お酒

今日は、13時頃に入店した時点でおかでん一人だった。相変わらずの客数の少なさだよなあ、と思う。まあ、住宅地のど真ん中にあって、車一台通るのさえ難儀するような場所の蕎麦屋だ。いくら蕎麦好きといっても、ご近所でない限りはこの店にはたどり着けない。マイペースでお店を経営していくしかないだろう。

と、思っていたら、途中で家族連れ6名がやってきて、その後はおかでん同様につまみを傍らに酒をちびりちびりと呑んでいる蕎麦人種1名、中年夫婦1組がやってきた。決して大繁盛ではないが、初めて訪問した今年の2月頃の閑古鳥とは大違いだ。やっぱり、いいお店はどんな場所でもきっちりとお客さんがつくのだろう。うれしくなってしまった。

このお店を初めて訪問した頃は、「こんないいお店が潰れちゃいかんので、積極的に訪問してお金を投下しなくちゃ」と、さながら絶滅危機種の動物を保護するかのような気持ちでいた。しかし、そんな考えは激しく傲慢でした。申し訳有りません。ワタクシごときがどうにかしなくても、良い店は勝手に羽ばたいて行きますです。

ひとしきり反省。

お店の経営の事ばっかり考えながら時間を過ごしたので、オーダーミスをしてしまった。お酒のつまみ2品、及びお蕎麦、その全てが揚げ物系の料理になってしまった。

もうこうなると、蕎麦の香りを楽しみにきたんだか、ごま油の香りを楽しみにきたんだかわからない。湯桶のそば湯を全部飲み干しても、まだごま油のまったりこってり感が口の中から離れなかった。もう少し注文を考えなくちゃ。

それにしても、鱚天もりかぁ。先日、稚あゆ天もりを食べたな、初夏ですなぁと思っていたら、もう夏の海魚の王様・鱚の登場ときたもんだ。さらし奈乃里は、季節感溢れるお品書きが毎週でてくるから、楽しい。

秋になったら、サンマの塩焼きなんか出てくるかもしれん。蕎麦屋でサンマ?もし、そんなキテレツな料理がお品書きにあったら、ちょっと興奮するかもしれない。

移りゆく季節を楽しめるお店、それがさらし奈乃里。