2000年11月03日
【店舗数:059】【そば食:129】
長野県南安曇郡穂高町
久保田百寿、もりそば
この日三軒目として、「あすみ」に向かった。やまにからそれほど遠くないところにお店がある。それにしても蕎麦屋が多い。
ここは、店の外観からマニアックさは全然伺われなかった。よくある「郊外の主要幹線道沿いにある大型蕎麦店」といった風情だ。
入り口に、銀河高原ビールののぼりがたなびいていた。ちょっと俗っぽい感じ。
「こだわり系」の蕎麦屋だと聞いて訪れたのだが、あまりそういう印象は受けない。非常に肩の力が抜けているような気がする。
まあ、一軒目が「北アルプスの絶景を眺めながら:安曇野翁」で、二軒目が「田んぼのど真ん中の一軒家:やまに」という特殊なシチュエーションだったので、三軒目にしてようやくごく普通の蕎麦屋にやってきたということか。
店内は結構広かった。
これだけ客席数が多いということは、それなりにお客さんも来るということだろうか。安曇野、侮れないぞ。
お品書きを見てみる。挽きぐるみの「田舎」と、「九一」の蕎麦の二種類によって構成されていた。
そろそろ、参加者のなかでももりそば系からの離脱者が出始めた。今日、これで3枚目の蕎麦。さすがにちょっと食傷気味だ。
舞茸そばなんぞに惹かれるわけだが、お値段が1400円と結構なハイソサエティなものであり、見なかった事にする。おとなしく、一番安い田舎のもりそば650円を注文。
ただ、浮かせたお金はきっちりとお店に還元しまっせ、ということでお酒とつまみも注文しておいた。蕎麦が今日3軒目・・・あ、「キムチそば」を入れると4軒目か・・・のと続く形で、本日お酒も三杯目。
久保田百寿。徳利はともかくとして、ビールグラスが出てきたのにはちょっとなえた。
ただ、冷や奴が酒肴として最初から用意されていたのは好印象。しまった、別におつまみを注文しなくて良かった。
お酒のつまみとして別途注文していたのは馬刺。蕎麦屋で馬刺があるというのも非常に興味深い。桜肉そばなんてメニューにないので、完全に酒肴用として入荷している食材だ。
そういえば、桜肉って加熱調理したもの、見たことも食べたこともないな。火を通すとマズくなるのだろうか。これちょっと宿題事項にしておこう。
馬刺でお酒を飲んでみたが、微妙に合わない気がする。うーん、かといってビールにも合う気がしない。焼酎ロックくらいが良かったか。
では、あらためて。「すいませーん、焼酎をロッ・・・」
さすがにそこまで酒びたしになろうとは思わなかったのでやめた。
ぶれまくっているが、おろしそば。
ぶっかけで食べるスタイル。
こちらは、九一のせいろそば。二枚重ねで出てくる。なかなかのボリュームだ。
おろしそばが辛かったので、相当ダメージを受けている人。
「食べ終わったら、そば湯で割って飲むといいよ、辛味が和らぐんじゃないか」
という勧めに従い、そば湯割りをしてみたら
「辛さで舌がしびれている時に熱いの飲んだら、ますます辛さが増幅されたじゃないか!」
とのこと。ご愁傷様です。
おろしそばの辛さと格闘しているのを、なま暖かく見守る人たち。
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