徳善院蕎麦 極意

2000年11月04日
【店舗数:064】【そば食:134】
長野県上水内郡戸隠村

ざる盛りそば、戸隠の野菜天ぷら盛り合わせ、お酒

極意外観

15時を過ぎると、さすがの戸隠も人の数が減ってきた。お昼時、1軒、2軒と蕎麦を食べ歩いた人たちが「もうおなかいっぱい」とおなかをさすりながら家路についたのだろうか。

でも、そういう時間帯こそチャーンス、とばかりにうごめくのがわれわれ。懲りもせず、飽きもせず、本日4軒目の蕎麦を探し求めていた。

中社すぐ側にある「うずら家そば店」に狙いを定めていたのだが、戸隠食堂から戻ってきたら麺切れだか何だかで、新規の行列を打ち切っていた。ぐはっ。

戸隠の蕎麦屋は、営業開始が8時とか9時とか、めっぽう早いかわりに終了する時間も早い。16時になればばたばたと店が締まり始める。これはいかん、うかうかしていたら「ラストの一杯」が食べられなくなる。

結局、うずら家の斜め向かいにあった「徳善院蕎麦 極意」というお店で蕎麦を食べる事にした。ここも行列ができていたので、順番待ちリストに記帳する。

極意店内

戸隠神社中社にお詣りしている間に順番が飛ばされてしまったので、もう一度記帳しなおし。そんなこんなで、実質は1時間待ちくらいでようやく入店できた。

このお店は、宿坊もやっているらしい。だから「徳善院」といったお寺的な名前になっているわけか。恐らく、宿泊した信者に蕎麦を振る舞っているうちに、好評のため蕎麦屋として切り出して営業を始めたのだろう。それにしても「極意」と名乗っちゃうのは相当な自信だ。

揚げそば

突き出しという形で、揚げそばが出てきた。かりんとうのように太い。漬け物ではなく、揚げそばというのが面白い。

太いのをがりがりかじる。

戸隠の季節の天ぷら

お酒の肴として、「戸隠の季節の天ぷら」を注文してみた。

こういう名前のつけかたは、旅情をくすぐるというか、なんというか。ついつい手を出してしまう。

たとえば、たんなる「野菜天ぷら」だったらあまりそそられないと思う。しかし、これが「季節の天ぷら」と季節感を出したら、全く同じ内容でも「おっ?」と興味を抱く。さらに、「戸隠の」と地元の地名を入れることで、「ここじゃなくちゃ食べられませんよ感」を演出して、ますます興味を惹いてしまう。別に戸隠の野菜や山菜が美味いかどうかなんて、この際どうでもいいことだ。

なんかネーミングにはめられてるよなあ、と思いつつ、オーダーしてしまう意思の弱さ。

ちなみに、もっとこの商品を売りたければ、名前に別の要素を継ぎ足す事だろうな。あとは、食感を形容する「サクサク」「パリパリ」を入れるか。「サクサクな戸隠の季節の天ぷら」どうだ。これに、さらに希少価値を演出するために「特製」を入れてみたらもっと売れそうな気がする。「特製サクサクな戸隠の季節の天ぷら」・・・長すぎるな、ここまで長いと逆に誰も注文しないような気がする。では、フランス料理っぽく「特製サクサクな戸隠の季節の天ぷら、紫蘇の葉を添えて」

もうやめとけ。

揚出豆腐

おかでん自身は食べなかったのだが、揚出豆腐を食べている人もいたので、掲載。

ざる盛りそば

ざる盛りそば。

味は全然印象に残っていない。取り立てて褒めるべき味ではなかったのは記憶として残っている。

蕎麦の脇に、小皿が添えられていてちょっとした付け合わせがある。ただ、写真がぶれていて、今となっては何を食べたのか覚えていない。

ピンぼけの写真同様、記憶も曖昧になってしまっていた。

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