2001年03月04日
【店舗数:—】【そば食:172】
長野県北安曇郡池田町
ざるそば、田舎そば、大雪渓
安曇野翁、2回目の訪問。
あたりは一面の雪景色。4人が乗り込んだプジョーは悲鳴を上げてお店までの坂道を上っていく。スタッドレスタイヤを履いてはいるものの、坂が急である上に凍結していた。タイヤが空転する寸前でなんとかお店の前まで到着。 スタッドレスタイヤの能力と車のトルクが試される蕎麦屋だ。
窓から広がる冬景色を楽しみながら、銘酒「大雪渓」を頂く。
大きく切り取られた窓からの景色は、一面の銀世界。とてもまぶしい。そのおかげで、店内の隅々までが明るかった。
「こういう明るい部屋だと、チリ一つでも落ちていたら気になるから、かえって掃除しやすいよな」
と全然蕎麦屋とは関係のないことを思う。
安曇野翁は、窓から先に広がる安曇野平野と、常念岳を愛でつつお酒を一献するのが、本当にふさわしい。冬になると、その「ふさわしさ」が1.2倍アップした感じだ。すなわち、「よくできました」が「たいへんよくできました」になったようなものだ。
そんな中で、お酒もそこそこにそばが出てきた。このお店の場合、「お酒を飲み終わった頃を見計らって」ということはとくにやっていないようだ。あっ、それは僕だけしかお酒を飲んでいないからか。お酒を飲んでいない他のメンバーに対する配慮ってやつですかね。すまんすまん、すぐにお酒を飲み干します。
冷たいときにも、暖かい部屋で冷たいお蕎麦を。
これがまたいいんだなあ。
暑い時、冷房を効かせた部屋で鍋料理でビール、っていうシチュエーションが最高に素晴らしいのと一緒。その逆バージョンだな。
外に広がる銀世界。そして、口腔内に広がる蕎麦世界。
うん、今回も堪能しました。安曇野翁、四季の移ろいとともに再訪したいものだ。
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