2002年01月13日
【店舗数:---】【そば食:202】
長野県松本市深志
十割そば

「へべれけ紀行」の「濃ゆい世界へようこそ」の時に、僕は友人達に「浅田」の蕎麦を紹介した。彼らは蕎麦にそれほど詳しくはない人だが、それでも「うわあ、凄いなあ、おいしいなあ」と大喜びして食べていたものだ。それから約1年後、同じメンバー+αでまた長野の蕎麦を食べ歩くことになった。
スキー好きな奴らは、蕎麦を食べるついでにスキー場で滑ってくる予定。スキーを滑らない人たちは、ずっと僕と行動を共にし、おかでん推薦の絶品蕎麦屋巡りをするというプランだ。
この企画を持ちかけた友人は、「まずはぜひ浅田に行きたい」と力強く依頼してきた。望むところだ。長野でいい蕎麦屋さんを巡ろうとするのに、浅田を除くわけにはいくまい。
今回、僕はこんなプランを立てた。
初日:浅田→野麦→安曇野翁→安曇野泉郷泊
二日目:スキー組は妙高高原に行く→ふじおか→若月→帰宅
アワレみ隊の蕎麦食べ歩き企画のように、一日4軒も5軒も蕎麦屋巡りをするわけにはいくまい。適当な店の数に押さえて置いた。
さて、まずは松本市街にある「浅田」へGO。今回、6名からなる旅行団となっており、わざわざレンタカーでワンボックスカーを借りてきての現地入りだ。
店の前の駐車場に車を止めようとしたが、運転しているやつはまだこの車に不慣れであり、ちょっと苦労していた。車幅感覚がつかみきれいない様子だった。そんな時、店内から店主が駆け出してきたのにはわれわれ一同驚いた。「いいですよ、はいそこまっすぐです。そのまま、そのまま。大丈夫です。私にぶつかるつもりで、車を下げてきてください」と身を張った車さばき。一同、この応対には激しく感動。確かこの方、前職はホテルマンだったと聞く。さすが身のこなし方が素晴らしい。

今日のお目当ては限定食の十割そば。開店とほぼ同時に入店となったので、ありがたいことに全員が十割そばを食べることができた。一度に6人前も消費しちゃって、すいませんです。
人数が多かったこともあり、お座敷席で料理ができるのを待つ。ビールと、突き出しのあげそばでまったりとした一時。

そしてこちらが十割そば。
食べた人から順に、「うわぁ、美味いなあ」「はぁぁ、これはいい!」という感嘆の声が漏れる。おっと、写真を撮っている場合ではない、僕も早くありつかなくては。
ずずずぃ。
くはぁ。これはいいです、とっても良いです。普通の二八でも十分に美味いというのに、これはさらに洗練された感じ。この十割を食べるためだけに、店の前で開店待ちしてもいいくらいだ。
「せっかくだから、二八と食べ比べをしてみようかしらん」
という欲望に駆られたが、この後まだ蕎麦屋行脚は続く。ここは一枚を頂戴するだけでがまん、がまん。
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