手打蕎麦うどん 玉川本店

2002年02月10日
【店舗数:123】【そば食:217】
長野県山ノ内町渋温泉

冷奴、蕎麦味噌田楽、生ビール

これからここに掲載する記事は、おかでん、及び同席したメンバーが黒歴史としたお店の顛末である。ただ、客観的に見てわれわれに否がないわけでもなく、人によってこの件の解釈は異なるだろう。なお、この記事をもって当該店舗を糾弾するつもりは全くなく、あくまでも「蕎麦喰い人種行動観察」として、このお店を訪問したという記録のため文章化したということをお伝えする。

玉川外観

渋温泉はこじんまりとした温泉地だが、外湯が9つもあることから宿泊客は積極的に外湯巡りを楽しみ、そのためすてきな温泉街が形成されている。外湯は宿泊者のみ利用可となっているが、100mおき程度の距離で外湯が並び、しかもそれぞれの泉質が異なり効能も違うため、非常に楽しい温泉だ。ぜひお薦めしたい。

そんな渋温泉の中で暖簾をさげる蕎麦屋が、玉川。温泉街の目抜き通りに位置し、外湯巡りをする人はほぼ必ずこのお店の前を通る。

「自家製粉」がこだわりの蕎麦屋で採用されるようになる前から、このお店は電動石臼を導入し自家製粉に取り組んでいたらしい。そのため、地元新聞の記事になったり、グルメ雑誌に掲載されているお店である。

名物は、蕎麦を注文した人だけが一人一品限定で追加注文できるそばプリンやそばソフトクリーム。

ここからの文章は、記憶間違いによる記述を避けるため、同席していたしぶちょおからも当時の模様をヒアリングし、再現する。一部、形容表現を用いているため主観が入ってしまっているが、状況を再現するために必要最低限のものにとどめ、かつ公平に判断して間違っていない表現を選んだつもりだ。

・われわれは4名で、夜9時過ぎに玉川に入店した。

・注文を行ったのち、おかでんはメニューをデジカメで(フラッシュ無し)撮影した。

・メニューを撮影している様を、奥さんと思われる女性が店の奥から眺め、こちらの様子をうかがっていた。

・おかでんがビールのつまみ用に注文した田楽、冷や奴をデジカメで撮影した。

・奥さんがわれわれのテーブルまでやってきて、「何をやってるんですか?」とややきつい口調で問うてきた。

・おかでんは「写真撮影です。食事の写真を撮るのが趣味なんです」と回答。奥さんは「そうですか」と不愉快そうに言い、立ち去った。

・しばらく経った後、ばばろあが注文したざるそば、しぶちょおが頼んだ山かけそばが到着した。この二つの蕎麦の写真もおかでんは撮影した。

・その様子を奥から見ていた奥さんが一度厨房に引っ込み、しばらくしたらご主人が厨房から出てきた。

・ご主人はわれわれのところにやってくると、「何やってるんですか!」と叱責する口調で問うてきた。

・おかでんは「何やってるんですかって・・・??ええと、写真を撮っているんですが」と状況がわからず、困惑した回答。

・ご主人、強い口調で「失礼だと思わないんですか?そんなことやっていいと思っているんですか?誰の許可をとって撮影しているんですか?周りのお客さんに対して迷惑がかかるじゃないですか」と威圧的な疑問形の発言。そのほかいろいろわれわれを叱責する発言があったが、記憶が曖昧のため記述を省略。

・おかでん「写真撮影禁止ですか。すいませんでした」と謝る。ご主人、引き下がる。

・以降、デザートのそばプリンなどを配膳してもらう際、お会計時においても、店側はわれわれに対する不快感を隠そうとせず、われわれは萎縮して店を後にすることになった。一例を挙げると、しぶちょおが奥さんに「ここの蕎麦は二八ですか?」と質問したら、奥さんが「七三です。・・・まぁ、素人さんには違いが分からないと思いますけどね」と鼻で笑う態度をとられた。

呆然とする人々

玉川で撮影した写真は、お店側の事情もあるだろうから掲載中止。そのかわり、玉川のすぐ隣の宿に戻ってから、先ほどうけた仕打ちに放心した状態のわれわれの写真を。ちょうどこの時、テレビでは「プライベートライアン」が上映されていて、その激しすぎるドイツ軍の砲撃を見ながらストレスを発散させた。

こういうとき、食い下がるのがしぶちょおで、引き下がるのがおかでん。しぶちょおがご主人の言ってることに対して相当カチンときていて、反撃開始寸前だったので僕があわてて謝罪してその場を取り繕った状況。

写真撮影を好まないお店があるのは当然のことだ。ご主人がやめてくれ、というのであれば、お客はそれに従うべきだろう。とはいっても、なぜこのような威圧的な態度で臨まれなければいけないのか、理解できずに困惑してしまったのが今回のでき事だった。困惑は、時間とともに怒りに変わる。一体何だったんだろう、あの事件は。

しぶちょお(及びひびさん)はこの件についてこうコメントしている。

玉川に対するわれわれの感想としては、

・撮影禁止ならば事前にメニューにでも表記して欲しい。

・基本的にわれわれは他のお客に迷惑をかけるような写真撮影はしていない。(フラッシュも焚かないし、店内の雰囲気を撮る場合も第三者は一切入れていない)

・当時、お客はわれわれのほかに一組だけ。われわれはそちら方向への撮影は全く行っていない上、そのお客もわれわれと店主とのやり取りを聞いて「別に迷惑にはなってないのにねぇ」と話をしていた。

・店側としては、撮影されては困るものがあったのかもしれない。メニューの撮影に殊のほか反応していた。(金額確認等を後日行う際にもメニュー撮影は必須なのだが・・・)

・それならそれで、他の客がいることを理由にしないではっきりと「いやだからやめてくれ」といって欲しい。

・これまでに、web上で変なことをかかれて困っていたことがあったのか?。(そんな記事見たこと無いが)

・あくまでも観光地での記念撮影レベルでの事に対し、アレだけ神経質になる理由がわからない。

・観光地であれば、写真をとるお客も多いと思うがすべての客に対してああいった対応を取っているのだろうか。

・とすれば、あの対応は観光地そのもののイメージダウンになる。(威圧的命令口調での撮影禁止指示に加え、撮影を止めてからのその後の対応も酷かった)

不思議なのは、普通であれば「申し訳ないんですが、当店では撮影禁止なんですよ。写真撮影、やめて頂けませんか?」という「お願い」形式でやんわりとお客の行動を抑制させると思うのだが、いきなりがつんと来られたことだ。ひょっとしてわれわれは店内で無粋な発言(他店の蕎麦屋批判など)をしたりしたか?と、退店後に「反省会」を開き当時の様子を検証したが、そのような話はしていないし、態度も取っていない。何がいけなかったのだろう?

お店側がこのような接客をすれば、お客さんは不愉快だし周りのお客さんも不愉快。やめさせたい行動(今回の場合は写真撮影)をストップさせるお店側のメリットより、お店の印象を悪くするデメリットの方が遙かに大きい。それを計算の上で、なおかつあの態度を取ったのだろうか?さっぱりわからない、理解できない。

結局僕は、このお店で「アサヒプレミアムビール」をジョッキで飲んで、田楽と冷や奴のつまみを食べ(うっかりして、豆腐料理がダブってしまった)ただけで終わりになってしまった。蕎麦屋で蕎麦を食べなかったのは初めてだ。何だか、げっそりして食欲が失せたのと、店に対する抗議の意味を込めて蕎麦を注文しなかったのだった。

蕎麦及びデザートの味について、味わっていない僕に変わってしぶちょおからコメントを頂いたが、この状況で批判的なコメントを掲載したら「店に対する嫌がらせ」みたいに見えてしまう。好意的なコメントだけ抽出して、掲載する。(しぶちょお、わざわざコメント書いてくれたのにすまん)

・風味はそこそこにある。
・基本的には蕎麦粉自慢の蕎麦。観光地で他に目立つお店も無いことからお客が来る。

(コメント7つ中、2つのみ抜粋して掲載)

以上