そば処 深泉

2004年03月14日
【店舗数:158】【そば食:280】
栃木県那須郡那須町

もりそば

深泉

「1カ月に1000km、車で走る」事を目標にしている。しかし、ノーマルタイヤしか履いていない事もあって、冬の季節はこのノルマが達成できず、うだうだした日々を過ごしてきた。

3月に入ったので、どこか久々に遠出でもするか・・・。

そう考えたとき、真っ先に思いつくのが「蕎麦」と「温泉」のキーワードだった。どっちも満たしてくれつつ、日帰りドライブのしがいがある場所とはどこか?地図をにらんでいたら、もうそりゃアンタ那須に行くしかないでしょう、という事になった。

いや、那須に美味い蕎麦屋があるかどうかなんて知らない。調べたこともない。ただ、「鹿の湯」という那須湯本温泉の風呂にはぜひ入ってみたかったし、あの辺りの北海道を連想させる雄大な景色と道路は非常にドライブ向きだ。そこそこおいしい蕎麦に出会える事ができればめっけもん・・・と、webであれこれ調べてみた。

この地域の蕎麦屋については、情報量がそれほど多くはなかった。人口がそれほど多くない土地とはいえ観光地だから、情報は転がっていると思ったのだが決定打不足。結局、数少ない情報の中から営業時間や位置関係で、3つほどピックアップした。

まずは、深泉というお店だ。那須インター出口からすぐのところにある、好立地のお店。昼間しか営業していない上に、売り切れじまいだというので開店と同時に入店することにした。

しかし、気合いが入りすぎて、11時30分の開店より相当前に到着してしまう気配だった。蕎麦屋の前で開店待ちをするのもイマイチなので、一つ手前の西那須野塩原インターで高速を降り、そこから下道を走ることにした。

気持ちの良い高原ドライブを楽しんでみたのだが、結構沿線には蕎麦屋がある。いや、「結構」という表現がそぐわないくらい、蕎麦屋が多い。意外とこの地は、蕎麦が盛んらしい。看板だけ道路に出ていて、店は雑木林の奥に引っ込んでいるようなお店も見られ、がぜん好奇心がかき立てられる。この辺り一帯を、集中的に食べ歩くときっと面白い発見があるだろう。

途中、「ザ・チーズガーデン」というチーズ専門店で時間をつぶし、頃合いを見計らって深泉へGO。

もりそば

開店と同時の入店だったので、お客は自分一人しか居なかった。窓際のお座敷にあがらせてもらい、もりそばを注文する。

このお店は、メニューが非常に少ない。お酒は扱っているのだが、酒肴になるものが鴨の薫製程度しかない。あと、冷たいそばと暖かいそばが、2-3種類。

何でこんなに表現が曖昧なのかというと、あんまり記憶にないからだ。ズバリ言うと。

開き直ってしまったが、実際そうだ。蕎麦を注文して、食べて、ごちそうさまでした、とやるまで要した時間はせいぜい10分。お酒を飲みながらくつろぐのと訳が違い、お店そのものに対して印象が非常に薄くなってしまう。

「まあ、この蕎麦喰い人種は蕎麦屋ガイドじゃないし、いいか」なんて思いつつ、記憶しようという事すら放棄してしまっている。

ま、それはともかく肝心の蕎麦。

一口食べた瞬間、蕎麦の香りが口の中に広がる。前日食べた「ぐらの」の蕎麦が、もぐもぐやると蕎麦の香りが広がる「遅効性」なのに対し、こちらの蕎麦は即効性ありだった。麺は堅めで、食感が楽しい。うん、遠路はるばる来た甲斐があった。こういうおいしい蕎麦を食べに来たんですよ僕はぁ。

700円、という値段設定の割にはボリュームが相当あるのもうれしい。遠慮無く、ずるずるっと蕎麦をすすり上げる事ができるので、そのおいしさを堪能できる。

しかし。

うーん、印象薄いんですよね、やっぱ。お酒を飲まない蕎麦屋だったからだろうか。

蕎麦、おいしゅうございました、以上。

って感じで。一人で訪れたせいもあって、何だか立ち食い蕎麦屋で蕎麦食べました、って感じなのだ。胃袋を満たした事に意味があって、そのシチュエーションはこの際どうでもいいや、みたいな感じだ。

もったいないなあ・・・。

おそらく、開店直後でお客さんが居なかったこともあって、「客層を観察する」「多くのお客さんが注文している料理は何だろう、と調べる」といったプラスアルファの面白みが今回、足りなかったというのも印象を薄くした原因だろう。

やっぱりもう少しお客さんがくるまで待ったほうが・・・あの、すいません、鴨くんせいとお酒を・・・

やめなさい、アンタ車を運転してるんでしょうが。

あー、こういうところでも、「一人で訪れた」弊害が。独り身の限界なんですかねぇ、この辺りは。とほほ。

まあ良い、今日は蕎麦食べ歩きの日だ。もう一軒、行ってみますかね。

お会計を済ませて外に出たのは、11時50分頃だった。そのころになると、次々とお客さんがやってくるようになった。駐車場を見ると、県外ナンバーが多い。どうやら、結構な有名店らしい。

今後、誰かを伴って那須に遊びにきた場合、「ここは手堅く美味いものを食べさせてポイントを稼ぎたい」というならば、ここ「深泉」は妥当だと思う。ただ、あまりに手堅すぎて渋いお店なので、判断が分かれるところだが。

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