そば処 出羽香庵(03)

2006年02月23日
【店舗数:—】【そば食:372】
東京都千代田区霞が関

大板そば

最近霞が関ビルで仕事をすることが多い。月に最低2回は訪れている。そんなとき、お昼ご飯はどうするかな・・・とふと思い浮かぶのが、出羽香庵だ。霞が関ビルのちょうど真向かいにあるので、当然のことながら最有力候補になる。しかし、12時過ぎになると、人が大行列を作っているのでがっかりする事が多い。行列を作ってまで蕎麦を食べたいという気にはなれない。

このお店、山形県のアンテナショップ「ゆとり都」の1テナントとして入っているに過ぎない。しかし、かくも長い行列を見てしまうと、まるで出羽香庵の来店客目当てにお店が軒を連ねているような、そんな印象を受ける。

この日、打ち合わせが思ったより早く終わったので11時50分くらいにお店の前を通過した。とりあえず行列具合だけ確認して、相変わらず混んでいるだろうから別のお店で食事をとろう、と考えていた。あれ、でも今日は行列が一人しかいないではないか・・・。ならば、食べるべし。大板そばを、食らうべし。

大板そば、1,200円。自動券売機に1,000円を入れて、それでもまだお金が足りないので100円玉2枚を投入して購入する蕎麦。高いけど、それなりにボリュームがあるので値段相応だ。美味い蕎麦を食べられるんだから、文句はない。しかし、さすがに板天そば(板そば+天ぷら)1,600円には手がでない。野太い味の蕎麦なので、天ぷらをカリカリ頂きながら蕎麦を手繰ると、おいしいのだけど。過去一度だけやったことがあるのだが、大変においしゅうございました。しかし、さすがに昼食にお酒も飲まずに1,600円も支払うのは僕個人の金銭感覚からしたらやりすぎ。今日はおとなしく1,200円の大板そばで我慢。

いや、我慢するならば900円の板そばにすればいいんだけどね。でも、中途半端が一番よくない。食べ終わったあと、「んー、まだ小腹が空いているなあ。じゃああともう一軒」なんて余計な事をやりかねないからだ。蕎麦の場合、特に危険。だからこそ、1,200円とはいえガツンと大板そばを食せば、もう胃袋も脳みそも「二軒目に」なんていうよからぬ発想を抱く事は無くなるはず。

ガツン。

うーん、やっぱり量が多いね、大板そば。女性だと食べきれない量だ。食べ始めは、このお店の蕎麦独特のぶっとい蕎麦の香りと味わいに圧倒され、大変に満足度高い。しかし、食べ進むにつれ、味覚嗅覚共に鈍感になってしまい、最初の魅力が薄れてしまうのであった。これ、前回訪問時の記録にも指摘されていた事だが、相も変わらず進歩していないねえ、僕。

結論。出羽香庵の蕎麦は美味い。しかし、美味い蕎麦だからといってやたらと量を食べれば良いってもんじゃない。

そういえば昔、このお店は「板そば」よりもさらに量が少ない「せいろ」が600円くらいであったような気がするのだが、メニューから消えていた。厨房の都合で、「板そば」系にメニューを絞り込んだのだろうか。

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