手打ち蕎麦 おお野

2007年07月17日
【店舗数:225】【そば食:399】
埼玉県蕨市中央

季節の野菜天ぷら、せいろ、冷酒純生

おお野

所用で蕨市に行くことがあった。

蕨ってなんて読むんだ、と思うが、日本の駅の親切なところは駅名表示のところにひらがなが書かれているということだ。「わらび」と読むのが正解。

ちょうど昼飯時だったが、用事があったのは住宅地の中。近くに警察署とユニクロは発見したが、どっちも食べ物屋じゃないし・・・と思ったら、「手打蕎麦 おお野」という看板を発見。こりゃ渡りに船だ、早速おじゃますることにしよう。

街頭にはでき合いの「そば」と染め抜かれた幟がはためいているのが俗っぽくて気になるが、まあいいや。

一枚板の看板

住宅地の中にあるし、あまり期待はしていなかったのだが看板は本格的。上手いんだか下手なんだかわからない字で「おお野」と書かれている。「お」の字が、判別できるすれすれだ。「す」が歪んだ?と勘違いしそうになる。

お昼のおすすめ

入り口に「お昼のおすすめ」というボードが掲げられてあった。「おそばとご飯のセット」だそうで、ご飯は数日おきに変わる「日替わり」ならぬ「数日がわりご飯」だ。一日七食限定、という非常に微妙な数字が惹かれる。

多分、「サービス品ですからモウ、これ以上出しちゃうとウチも赤字なんスよ」っていうところから「七食限定」にしたんじゃなくて、炊飯器の容量の問題とみた。三合炊きの炊飯器なのだろうか?

店内の様子

店内の様子。あら油断していました。もっと庶民派な蕎麦屋なのかと思っていたら、表札よろしく気合いが入っている内装でござんす。うなぎの寝床状態に細長く逆L字型になっている客席。マンションの一階にテナントとして入っているので、厨房が客席を圧迫している。だから逆L字型。

そんな関係もあって、二人掛けの席が何席か用意されていた。僕みたいに一人で訪れる人間にとってはありがたい。四人掛けの席を一人で占拠するのは非常に気まずいからね。

和風モダン、とでも言うべき内装だが、お手洗いもこしゃれた作りで蕎麦屋っぽくない。店主の意気込みが伝わってくる。
ケータイメール会員募集!
実際にケータイに入れてみた
モダン、といえばご時世だなあと思ったのがテーブルの片隅にあった「ケータイメール会員募集!」という広告。携帯メルマガなんてのもやってるのね。蕎麦屋っぽくねぇー。でも、今のご時世蕎麦屋であってもこういうインテリジェンスさが必要なのだろう。

今度いつ訪れるかわからないし美味い蕎麦が出てくるかどうかもわからない、お店のメルマガを登録する気はさすがにしなかったが、印刷されている二次元バーコードを携帯カメラで取り込んでみた。

すると、ちゃんとこのお店の内装の写真などが紹介されているサイトに繋がった。ほー。感心することしきり。ただし、今まさに見ている店内の光景を改めて携帯電話の画面で見るのもなんだかイケてない。というかパケ代損した。

お酒

お酒を注文したら、こんな器で出てきましたよーという写真。

ラグビーで、グラウンドで倒れている選手に駆け寄ってヤカンの水をかける・・・という光景がよく見られるが、そのヤカンを思い出してしまった。

では気付けにぐいっと。頭からかぶるなよ、これは飲むもんだ。

季節の野菜天ぷら

季節の野菜天ぷら。酒肴として頼んだ。

「季節の」という言葉がつくとめっぽう弱い。「旬の!」でも同じく。日頃暑い寒いくらいしか季節感を感じていないので、せめて味覚で四季の移ろいを楽しもうじゃないか、というわけだ。楽しむ、というより「季節感の無い生活をしていてすいません」という罪滅ぼしみたいなものだ。

人間誰しもそういうツボってのがあるわけで、たとえば「コロッケ」として売っても大して売れなかったが「サクサクコロッケ」「できたてコロッケ」と改名したら売れる。「サクサク」であるかどうかはこの際どうでも良い。ネーミング命。「サクサクコロッケ」で売れなかったら、「お肉屋さんのコロッケ」でも良い。「コロッケ」という料理名に付加価値を与えることが重要。
せいろ
せいろアップ
一日七食限定、というごはんを見てみたかった気もするがせいろだけ頼む。
そば湯

というわけで、というまとめの接頭語を使いつつ、そば湯で終了。

そば湯はポタージュ状の「そば湯用に別途作りました」というものだった。