大橋屋(02)

2009年04月17日
【店舗数:—】【そば食:414】
埼玉県戸田市本町

天ぷら、鴨肉の鍬焼き、せいろ、獅子の里 食べてこそよけれ、ヱビスビール

大橋屋外観

春です。

山菜の天ぷらを食べたくなった。天ぷら専門店に行くと高くつくし、スーパーのお総菜売り場にある天ぷらには山菜系はない。そうなると、蕎麦店で注文するのが一番手っ取り早い。そんな動機で、蕎麦店を訪問することにした。

その前段階として、家でたらの芽、ふきのとうなどを天ぷらにしてみた。しかし、古い油を使ったために煙がもうもうと立ちこめ、煙探知機が作動するありさま。滅多なことはするもんじゃない。あと、自宅での天ぷらは、少量ずつ揚げていくので「できたてをその場で食べる」事ができないのがイタい。やはりうまい天ぷらは外で食べるに限る。

とはいえ、「山菜天ぷらはじめました」なんてのぼりを立てているお店があるわけがない。だから、適当に入ってみることにした。外れたら仕方がない。

そこで候補になったのが、戸田公園にある「大橋屋」。今回で二度目の訪問だ。前回訪問した際、二度目は無いと思ったお店だったが、なぜか今回セレクトされた。というのも、時たまこのお店の横を通るのだが、相変わらず駐車場にはほどよく車が停まっているし、他ナンバー(戸田市界隈は大宮ナンバーなので、それ以外)の車を見かけるからだ。気になるじゃねぇかこの野郎。

というわけで、5年ぶりとなる大橋屋訪問と相成った。

エビスの瓶

窓側に面したカウンター席があるのがうれしいお店。窓の外は駐車場なのだが、竹垣を作ったり竹を植えたりして、適度に視界を妨げているのがよい。一人でふらっと訪れても、この竹を眺めつつひとときを過ごせるのは快適だ。

今日は車ではなく公共交通機関での来訪なので、麦酒を頂きますよと。ヱビスを注文。このお店、生ビールも扱っているので、「瓶」と注文する必要がある。

天ぷら

お目当ての天ぷらだが、お品書きには「天ぷら」と「あなご天ぷら」の二つ。「精進天ぷら」や「山菜天ぷら」といったものは無かった。ちょっと残念。ただ、「天ぷら」には「えび・野菜三種盛り合わせ」と書かれているので、「野菜」にちょっと期待。

店員さんから「塩または天つゆ、どちらがよろしいですか?」と聞かれた。わざわざ選択肢が用意されているのか。ご丁寧というか、やり過ぎというか。「えっと、どちらがお奨めですか?と聞いたら、「どちらもお奨めです」とキリッと自信にみなぎる回答。ああそうですか。

最近飲食店で多いんだよな。「お奨めは?」と聞くと、「どれもお奨め」と答えるのが。もちろん、自信が無ければメニューに載せないだろうが、とはいってもメリハリってもんがあるだろうに、と思う。なんだか、「どれもお奨め」と答える事が格好いいと勘違いしている店員さんが多くないか?「私個人の好みでよろしければ」などと質問にある程度応えようという姿勢が欲しい。

一応塩を選択。揚げたての天ぷらをさくっと食べるには塩かなあと。実はあんまり好きじゃないんだけど、カッコつけてしまった。

出てきた天ぷらは、海老、鱚、茄子、ししとう。あれ、山菜が一つもなかった・・・。まあ、これは仕方がない。「野菜三種」のはずだったが、お魚であるキスがその場に鎮座。お前は野菜なのか?でも、野菜よりも当然コストがかかっているし、扱いも難しい食材なのでありがたいといえばありがたい。

塩で頂く。・・・うーん、おいしく塩で天ぷらを食べるコツってなんだろうね。毎回、「塩辛いゾーン」と「全然味がついていないぞゾーン」の差が激しく、釈然としないのですよ。上から塩をパラパラと振りかけて食べた方が良いのかしらん、と思ってしまう。何か秘訣がありそうだ、今度ネットで調べてみよう。

鴨ネギ

お次は、鴨肉の鍬焼き。

鴨といえば冬の食べ物。去りゆく冬を惜しみつつ食そうと思った。

冷酒

清酒も頼んでみる。何種類かあったが、郷の誉や越乃影虎といった飲んだことがあるお酒が並んでいたので、見たことも聞いたこともない「獅子の郷 食べてこそよけれ」というお酒を注文した。一合600円。なんだこのネーミングは。

お品書きに書かれている口上によると、「料理の鉄人『道場六三郎』秘伝の蔵元」と書かれている。おい、秘伝が露呈してしまっているぞ。駄目じゃん。生産地表示によると、「石川県山中」と書いてある。なるほど、道場六三郎氏の故郷だ。単にそういうことね。和の鉄人、担ぎ出されちゃったな。

ただ、後で調べてみたら、実際に道場氏のお店でこのお酒は供されることがあるらしい。山中温泉は、「我が故郷が産んだスーパースター」として道場氏をバックアップしており、その関係もあるのだろう。

もり

もりアップ
せいろ。550円。
5年前訪問したときは500円だったので、50円の値上げとなっている。とはいえ、550円でこの量というのは十分に安い。立派なものです。

周囲のお客さんが何を頼むか、それとはなしに聞いていた。結構「日替わり御膳」だとか「かつ丼」といったオーダーがあったようだ。普段使いの食事処としても愛されているようだった。

さて、お店を後にしたおかでんだが、山菜が食べられなかった件についてはどうしたものか。天ぷら、鴨、蕎麦と食べてしまったら、さすがに蕎麦店ハシゴは無理だ。今日はひとまずご帰還願おうか。また出直しだ。

というか、大人しく「天丼 てんや」で春季限定の天丼でも食べた方が良さそうな気配。